幼稚園の日記(ブログ)

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2014年6月8日 日曜日

帽子をかぶってテラスに行くと目の前は園庭が広がっています。園庭で遊んでいる幼児達を見た幼児達は真正面に見える砂場へ向かって走っていきました。普段は園庭の周りで遊んでいる幼稚園児の様子を見たり近寄って行ったりしているのですが、今日は砂場へ直行です。Aちゃんはいつものようにかごの中から小さなスプーンやカップなど気に入ったものを見つけると早速砂を入れ始めました。カップの中に砂を入れてトントンとカップの上をたたき、砂がたくさん入るように押さえています。幼稚園児が遊んでいる様子をよく見ていて真似して同じようにしているのでした。又Bちゃんは大きなスコップを持ってきて砂場の真ん中で砂をすくって山を作り始めました。まだたくさんの砂をすくうことができないので、少しづつ少しづつ山ができていきます。山を作っていたBちゃんのスコップの跡には穴ができていました。すると、Cくん・Dちゃんもスコップを持ってきてその穴の砂をすくい始めました。最初は1人で掘っていた小さな穴でしたが幼児達が集まってくると少しずつ穴も大きくなりました。それを見ていたAちゃんもスプーンをスコップに変えてやってきました。そしてその穴をのぞき込み、「大きいね」と言いながら同じように砂をすくい始めました。するとBちゃんは大きくなった穴の中にぴょんと入っていました。隣りで見ていたCくんもそのあと穴の中に足を入れて遊び始めました。みんなで穴の中をのぞいたりスコップを入れたりしてとても楽しそうでした。

その姿を見ていると幼稚園児が友達と協力して山を作ったり川を作ったり穴を掘ったりする姿と同じように見えますが、幼稚園児は同じ目的をもって協同的な作業を楽しんでいるのですが、1・2歳児は興味が同じで一人一人が自分の思いを楽しんでいるのです。しっかり幼稚園児の様子を見て真似しているんだと思いました。2歳児は見たもの経験したことをすぐに取り入れて自分なりの遊びにしています。日々の遊びの中で呼吸することの多い幼児期の生活を大切に保育をしていきたいと思います。

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コメント (「砂場であそぼ」  ぴよぴよ 檜垣美恵子 はコメントを受け付けていません)

2014年6月6日 金曜日

今日は梅雨の合間の”晴れ”とはなりませんでしたが久々に子どもたちが元気いっぱい戸外で遊ぶことができました。今にも泣きだしそうな曇り空とは真逆の三葉っ子たち。大好きな戸外で遊べるということでみんな笑顔で、体を思いっきり動かしたり、雨が降っていつもと違う園庭での遊びを楽しんだりしていました。

パンジーの鉢の周りにうさぎ組、ひつじ組の子どもたちが集まっていました。近くを通りかかると「見て!毛虫!!」と声をかけられて覗いてみると「ツマグロヒョウモン」の幼虫がパンジーの葉を食べていました。毛虫じゃないことを伝えるとどんなチョウになるのか気になってきた子どもたちは図書館に行って図鑑で調べることにしました。探していたツマグロヒョウモンの写真はありませんでしたが、チョウの飼い方が載っていました。うさぎ組、ひつじ組が一緒に飼おう!という声があがり、教師が飼育ケースを出すと、中をきれいに掃除したり拭いたりしていそいそと幼虫を入れる準備を始めました。

それぞれが幼虫は何の葉が好きか考え、芽かきをしたリリコの葉や、ままごとコーナーから白菜やキャベツを持ってきてケースに入れていました。パンジーの葉にいる幼虫を最初は恐る恐る指を伸ばして触れようとしていた子どもたちが、自分たちで幼虫の新しい家を準備しているうちに親しみをもち触れるようになっていました。お部屋に持って帰ると飼育ケースを囲み子どもたちが観察していました。そのとき!目の前で幼虫がみどりのうんちをしたのです!!その瞬間、「わっ!!」と歓声があがり大興奮!幼虫のうんちは緑色だと知った子が見ていなかった友達に教える姿が見られました。

先日、年長児の持ってきたカニの死で命について考えました。今回はツマグロヒョウモンの幼虫を育てることで子どもたちと共に命を大切にしていきたいと思います。

今日は青コースの子どもたちが手作り給食を頂きました。「ブンドウ豆入りピラフ、きのこのソテー、生姜焼き、フキの煮物、ブロッコリーサラダ、りんご」です。品数も多く、子どもたちの大好きなピラフやお肉が入ったお皿を見て「やったー!」と大喜びでした。年中フロアーではフキが人気でお汁まで全部飲み干すほどでした。毎回あたたかい、心のこもったお料理を頂けることに感謝しておいしく頂きました。

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コメント (「梅雨の合間の・・・。」         うさぎ組 富田瑞穂 はコメントを受け付けていません)

2014年6月5日 木曜日

 まだ、子どもが登園していない園庭で耳を澄ますと、「ぽたん♪ぽたん♪」と雨だれがバケツの中に落ちる音が聞こえました。日中は、子ども達のにぎやかな声で聞こえない音も、朝早くなら聞くことができるのです。

 そこにやって来たのは、幼稚園で1番早く登園してきたすみれ組のTくんです。雨だれを使って、何か楽しい遊びはないかなと考えた私は、フリースクールの風鈴で使った空き缶を持ってきました。「Tくん!先生と一緒に雨だれを捕まえようや!」と誘い、二人で空き缶を使って雨だれを捕まえることにしました。空き缶を雨だれの下にかざすと少し高い音で「ぽたん♪」少し間をあけて、「ぽたん♪ぽたん♪」と不規則なリズムで音がして、私はTくんと顔を見合わせて、にっこり!楽しくなりました。空き缶に響いた音は、とても可愛らしくリズムも面白かったのです。

      

 その様子を見て、登園してきた子ども達が集まってきて、色々な大きさや形の空き缶で、雨だれを捕まえ始めました。空き缶が違うと、雨だれが跳ねる音が違うことに気づきながら楽しんでいました。そうこうしていると、雨は止んで、いつの間には雨だれも落ちてこなくなりました。まだまだ遊び足りない年長児達は、どうにかして雨だれの代わりになる物はないかと考えました。くま組のAくんは、缶を目掛けて高い所から水を落とします。色々な方法を考えて試してみますが、なかなか思うように音は鳴りませんでした。そこで、らいおん組のKくんが考えて持って来たのは、色水作りで使うシャンプーの容器でした。みんな上手く鳴るのか半信半疑で見ていましたが、Kくんが力を入れてノズルを押すと、水が勢いよく1滴飛び出して、「ぽたん♪」と音が鳴ったのです。子ども達は大喜びで、容器をみんなで交代で回しながら楽しんでいきました。Kくんは色水作りを通して、容器からは丁度良い水の量が出て、力を入れてノズルを押すことで勢いよく水が飛び出ることを知っていたのです。そして、それは高い屋根から落ちてくる雨だれと同じではないかと考えたのでした。Kくんの色水遊びの経験から考え出した発想力や予測する力には、大人である私も脱帽でした。

      

 自然物を使って楽しい遊びを見つけ出すことは、三葉っ子達の得意分野です。しかし、自然が自分達の思い通りにならないこともあります。そんな時、創意工夫をして生活や遊びの中に取り入れていくことができる子ども達の素晴らしさを実感させられた出来事でした。

今日は、赤コースの手作り給食の日でした。メニューは、「カレーピラフ・野菜のかき揚げ・ふきの煮物・ねぎのぬた・蒸かしジャガイモ・ソラマメとトマト」です。先日、ジャガイモ掘りで収穫したこともあって、食べれることを喜んでいた子ども達は、たくさんの種類の野菜をおいしく頂きました。ちなみに、今日の具材であるグリーンピースとふきは、卒園生のお母さんからの差し入れで、ねぎはさんや市場の藤岡さんから頂いたものです。たくさんの人達からの心温まる食材でできた給食は、とてもおいしい給食でした。

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コメント (「あまだれぽったんぽったんたん♪」 くま組 丸山利夫 はコメントを受け付けていません)

2014年6月4日 水曜日

今日は朝から一日中雨が降り、梅雨入りしたことを実感しました。登園してくる子どもたちの中には長靴を履いてくる子がたくさんいました。泥場の前では長靴を履いたさくら組のSくんが副園長に「みてみて!ながぐつできたよ!」と何度も教えていました。しかし、せっかく長靴で来たのに屋根の下でしか雨を感じられないと気づいた副園長が傘を出すことを提案してくれました。テラスと泥場を繋ぐように傘立てを置いて、雨の中を傘をさして通れるようにしました。すると、早速傘が出ていることに気づいたひつじ組のTくん、Rちゃん、Yくんが傘をさして雨の中に出で行きました。Rちゃんは「傘がグラグラしちゃうから走れないよ」と言いながらゆっくりと歩いていました。又、TくんとYくんは「水たまりがバシャバシャなる!!」と言いながら走っていました。年長児は屋根から落ちる水の量が異なる場所を見つけるとその下に行き、傘に落ちる雫の音の違いを楽しんでいました。

傘の中で感じる雨のそれぞれが自然の息を感じることができるのだと思いました。雨の日はついつい移動手段に車を使ってしまいますが、私も傘をさして歩きたいという気持ちになりました。嫌な雨も自然や科学を感じたり、体験したり遊びを考えたり今しかない梅雨の時期を楽しみたいと思います。

 

そして今日の昼食時、昨日年長児たちが生石農園で収穫してきたびわが1人1個ずつ配られてきました。ひまわり組では1人1人お弁当のふたの上に1個ずつ配ると子どもたちは目を輝かせて、自分で一生懸命に皮を剥いていました。なかなか指がすべってはじめの皮が剥けない様子だったので「つめを入れてからむいてごらん」と言うとスーっと剥くことができました。その要領を覚えるとみんなスースーと皮剥きを楽しんでいました。

 

食べ終わったあとに残った皮と種を「おうちにもってかえって、おかあさんにみせてあげるんよ」とYくんが言うと、それと聞いたEくんとRくんも「ぼくもそうするんよ」と言ってお弁当箱に大切にしまっていました。びわはとても甘くて、美味しくいただきました。昨日のお土産で持ち帰ったたまねぎとじゃがいもも、早速肉じゃがやポテトサラダ、カレー、パスタなどにしていただいた話を子どもたちから聞きました。自分で収穫した野菜を食べる喜びを感じていて、明日と明後日の幼稚園の給食でいただけるのも楽しみにしています。大切に味わっていただきたいです。

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コメント (「傘をさしてあそんだよ!」    ひまわり組 濱本果穂 はコメントを受け付けていません)

2014年6月3日 火曜日

お天気が少し心配でしたが、今日は年長児は生石農園に玉ねぎとじゃがいも掘りに、年中、年少時は幼稚園の近くにあるさんや市場にじゃがいも掘りに行きました。出発する前に年少、年中児で手をつないでいると年中児は「まかせてね!」と嬉しそうに手を繋いでくれました。歩いていると途中で「カンカン。」と目の前を電車が通りました。すると「あっJRだ!」と上手に歩いていた年少児は列からはみでて見ていたました。

いよいよさんや市場に近づいていくと緑の葉をつけた桃の木が見えました。手を繋いでいたりす組のAくんは「桃が出来とるね。」と教えてくれました。年中の子供たちは先週さんや市場に散歩に行っていたので畑に着くと、「これはトマトだよ。」「あれはとうもろこしだよ。」と口ぐちに行って少し誇らしげに年少児に教えていました。そしてさんや市場では藤岡さんと一緒にヤギのメイちゃんとポンタくんが待ってくれていました。子供たちはメイちゃんを見た瞬間、「ヤギさんだー!」と嬉しそうに言っていました。じゃがいも畑に着いて一人人株ずつ掘るところを伝えると嬉しそうに葉っぱを持って準備をして待っていました。副園長が子供たちに「あそこに咲いている黄色の花は何の野菜かな?」と聞くと「きゅうり!」とすぐに答えてました。そして「畑の近くにある小さな花が咲いているのは?」と聞くと「スイカ!」とすぐ答えていました。すぐに答えている子供たちを見て先週見たことをしっかり覚えているのだと思い嬉しくなりました。そして「掘っていいよ。」の合図を聞くと早速子供たちは掘りはじめました。

しかし土が硬くてなかなか掘ることができません。お手伝いにきていた役員さんにも声をかけてもらいながら、やっとじゃがいもを掘ることが出来ました。お母さんいもがついたままのじゃがいもを見つけると、「何人の子供が生まれたのかな?」と言って数えている姿がとてもかわいいなと思いました。

 

一方年長児はバスに乗って生石農園に行きました。穴があいているじゃがいもや、緑になっているじゃがいもを見て「おひさまにあたって緑になっているんだよ。」と教えてもらいました。そして畑の近くの松友さんには、じゃがいもは茎が膨らんでできたものがあることと、さつまいもは根が膨らんでできたものであることを教えてもらいました。そしてたくさんあったじゃがいもは年長児が一生懸命掘ってくれました。また、玉ねぎはたくさん出来ていたので、一人一株どころか何個も何個も掘って持って帰ってこれました。

また畑にはたくさんのビワがうれていました。「好きなだけ食べていいから、自分で皮をむいて食べてね!!」と言われて大喜び!!園にもたくさん持って帰ってくれました。今日は子供たちが玉ねぎとじゃがいもをお土産として持ち帰りました。帰りには「お味噌汁にいれてもらう。」とつぶやいていました。年長さんのお土産のビワは明日みんなでいただきます。

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コメント (「じゃがいも掘りに行ったよ!」 すみれ組二宮永実 はコメントを受け付けていません)

2014年6月2日 月曜日

今朝、副園長がマーガレットの木の枯れた花の刈り込みをしていると(実は以前から副園長が私達に呼びかけていてくれたのですが、いっこうにやろうとしなかったのでとうとう・・・なのです)年長さん達がはさみを持って、お手伝いに来てくれました。副園長が刈っているのを見ながら、パッチンパッチンと枯れた花を切っていきます。「こうして枯れた花を切ってあげるともう一回お花が咲くんだよ」と話してもらうと「またきれいなお花が咲くといいね」と話し、なごやかな雰囲気の中「マーガレットの散髪」をしていました。

刈り取って落とした花は、年少さんが小さなくまでを使って、集めてくれました。

         

さて今日から6月!!ひよこ組さんは、今月から6人になりました。5月入園のK君とS君は、お友達が増えた事が嬉しくてたまりません。毎朝トマトのリリコに「おはよう。りりこちゃん」と声をかけてお水をあげているS君は、さっそく新しい友達H君とMちゃんにひよこ組のトマトのある場所を教えてあげていました。

   

朝、ちょっぴり泣いていたH君も、S君に誘われてにっこり!ジョーロでお水をあげていました。

また、ひよこ組のみんなでイチゴのプランターを見ていると、副園長が大変なことに気づきました。

せっかく赤く熟したイチゴの様子が何だかおかしいのです。実は、教師達がイチゴが土に触れると腐ってしまうといけないと思い、黒いビニールを土の上にかけていました。

そのビニールをめくってみると土がカラカラに、乾いていたのです。どうやらお水を根でなく、葉っぱにあげていて、お水をあげてもあげても水は、土に染み込まなかったのです。

副園長は「あら大変!イチゴがのどが渇いて大変!ひよこさんお水あげてくれてる?」とひよこさん達は大きな役割を頂いたのです。

皆張り切ってそれぞれジョーロやらペットボトルに水を入れてイチゴの根元にお水をあげていました。

「イチゴさん、のどが渇いとったから、喜んでるね」と話しながら何度も水を汲みに行っていました。

そのとき、K君が、水道の口から水を入れているお友達に「もったいないけんここでいれるんよ」といい、ドロ舟にたまっている水をペットボトルの中にブクブクと入れ始めたのです。

それをみたS君も「もったいない!」と言ってドロ舟の水を入れていました。

こんな風に子ども達の生活そのものが学びです。

         

私達教師は、気づいたことを子ども達に伝えていくこと・知らせていくこと、そして植物も動物も飼育する以上は、先日のカニのようにそのものの命に責任を持つことなのだと、今日も職員会議で話し合いました。

ひよこ組のR君は、初日で少し泣いていましたが、帰ってからお母さんに「イチゴがのど渇いとったからお水あげたんよ」としっかりお話したそうです。

なんと嬉しいことでしょうか。私達教師の喜び・感動は、こういうところにあるのです。

私達自身、毎日子ども達から学ぶことばかりです。こんな素敵な子ども達と過ごせるこの時間を大切に学んでいく瞬間を逃さないようにしていきたいと思います。

   

今日の給食は、☆パン・野菜たっぷり焼きそば・野菜サラダ・オレンジジュース☆でした。

いっぱい遊んだ子ども達は、焼きそばやサラダのおかわりをして美味しそうにお腹いっぱい食べていました。

   

   

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コメント (「命を育てるということ」         ひよこ組   吉本多恵子 はコメントを受け付けていません)

2014年6月1日 日曜日


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