幼稚園の日記(ブログ)

 Home /幼稚園の日記(ブログ)

2015年6月5日 金曜日

 どんよりと曇り空が広がっていた今日、子ども達が登園する頃にはポツ・・ポツ・・・と雨が降ってきていました。外に遊びに行こうとしていた子ども達からは「あー残念」「ひしゃくホッケーしたかったのにー」と、残念そうな表情が見られました。しかし気持ちの切替が早い子ども達。すぐに図書館下に集まり、色水作りや泥団子作りに夢中になっていました。

 先日、年少児のA君が「先生!大変!お花が毛虫だらけになっとる!」と慌てて教えに来てくれたので、急いでパンジーを見に行くと、そこにはツマグロヒョウモンの幼虫がたくさんいました。「これは毛虫じゃないんだよ。きれいなちょうちょうになる幼虫なんだよ。」と声をかけると、「育てたい!」という声が子どもから出てきたので、4匹の幼虫をさくらぐみで飼う事にしました。今日、朝早く登園してきたR君は、部屋に入ると虫かごをのぞきこみ「元気ですかー?」「おーい」と話しかけていました。昨日もたくさん葉っぱを入れていたのですが、今日はほとんど残っておらず、残っているのは緑色のウンチばかり。それを見た子ども達は「おなかがすいとったんやね」と急いで新しい葉っぱを探しに行きました。葉っぱを選んでいるとK君が「あ!赤ちゃんがおる!」と声をあげました。よーく見ると小さな小さな幼虫がくっついていました。「どこ?どこ?」と探していた子ども達も、見つけるとパァっと表情が変わり「可愛いね」「ちっさいね!」と口々につぶやき「大きくなるまで見守ろうね」と約束をしました。また、さくらぐみではカタツムリも飼育しています。私の知識不足でカタツムリの家の作り方が分からず、困っているのを見た、ぞうぐみのT君が、自分の図鑑を部屋に持ってきて教えてくれました。「エサはキャベツとかニンジン!ままごとの所にあるけんね。あと、カゴの中は霧吹きで湿らせんといかんよ」と色々な事を教えてくれ、その豊富な知識にとても驚きました。さくらぐみの子達は真剣な表情で話を聞いていました。ツマグロヒョウモンとカタツムリ。昆虫の成長に興味を持って、命の大切さなどを伝えていけるようにしたいと思います。

 今日は青コースが手作り給食です。黒豆ごはん、とりひき肉の団子、ひじきの煮物、キャベツのごま酢和え、りんごでした。「おいしい!」と口々に言って、たくさんおかわりをしていました。

≪本日の健康情報≫ 伝染病は出ておりません。

トラックバック
コメント (「小さな昆虫たち」      さくら組 尾崎優香 はコメントを受け付けていません)

2015年6月4日 木曜日

昨日、外で遊べなかった子どもたちは、「今日は外で遊べるね。」「砂場で山を作ろうよ!」と嬉しそうに登園してきました。

そんななか空からブルルルル…と音が聞こえてきて年少児が「おーい!!」とヘリコプターに手を振っていました。「ヘリコプターいるね。」と教師も空を見上げると雲一つない、一面青空でした。「空きれいだね。」と声をかけると年少児も気づいて「雲ないね。」と言っていました。そのやりとりを聞いていろいろな学年の子がいつのまにか空を見上げていました。Hちゃんはカバンを背負ったままだったのですがテラス前で草履を脱ぎながら「♪青い空に絵を描こう」と口ずさみお部屋に向かいました。自分の見た景色と歌詞がつながったんだなと思いながら、楽しそうに鼻歌を歌うHちゃんを見送りました。

テレビ視聴では幼児教育番組の「ミミクリーズ」という番組を見ました。その中の「そっクリー」というコーナーを見た子どもたちは、形の似たものを探すことに夢中です。この前ブログで紹介したとりのうんちとさくらの実の色もそうです。今日も。トマトのリリコを観察していると黄色の花がいくつも咲いていて子どもたちは大喜びしていました。ところが、葉っぱをかきわけ茎の根元を見ると雑草がたくさん生えているではありませんか!「あー!!」と気づいて草抜きをしているとふわふわの根っこがたくさんついていました。それを見て「くもの巣みたいだね。」とAちゃんがぽつりと言いました。

駐車場の畑に水やりに行くと、タチアオイの花弁が落ちているのを見つけ「泳ぎよるぽにょみたいやね。」とRくんが言いました。教師や大人が思いつかないような発想がたくさん出てきて、子どもたちと話しているととても楽しくなります。子どもたちのつぶやきや会話に耳を傾けイメージをどんどん広げたり、様々な知識をつないだりできるように、共感し、一人ひとりの思いを受け止めていきたいです。

今日は赤コースが手作り給食でした。・胚芽米・納豆揚げ・切干大根・春雨サラダ・キャベツの即席漬け・りんごです。お昼前から納豆揚げのいい匂いが園内に広がりみんな給食を楽しみにしていました。納豆が苦手な子も一口食べると、独特のねばねばがなく「おいしい!」と嬉しそうに完食する姿が見られました。暑い中、子どもたちのためにおいしい料理を作ってくださった副園長や調理師さんに感謝していただきました。

《今日の健康情報》

嘔吐下痢1名

手洗い・うがいをしっかりしましょう!

 

トラックバック
コメント (「そっくり!!」          ぱんだ組 富田瑞穂 はコメントを受け付けていません)

2015年6月3日 水曜日

今日は朝から大雨が降り、園庭で遊ぶ子どもたちの姿はないものの、保育室からは雨の音に負けないくらい三葉っ子の声が響いていました。

バスが到着すると、次々と園児が登園してくるなか、ちゅうりっぷ組とすみれ組の子どもたちが教師用の靴箱のところで座ってなにかを見ているのをみつけました。

「なにしてるの?」と聞いてみると、Yちゃんは「ダンゴムシがね、さっきあそこにいたんだよ!」と教えてくれました。しかし、私が見た時にはダンゴムシの姿はなく、「あれ?いないよ?」と言うと、「あのね、向こう側に行ってしまったんよ!」と言って、ぐるっと回ってひよこ組の靴箱側に移動しました。すると、本当にダンゴムシが歩いていました。その場にいた子どもたちが「みーつけたっ!」と言ったので、Yちゃんは「かくれんぼしているみたいだね!」とわくわくしながら観察を続けていました。

最近、年少の靴箱やテラスでダンゴムシが散歩をしているのをみかけると、「またかくれんぼしようね」と話しかけている年少児の姿がとても可愛らしく感じました。

今日は、雨が降っていたので、ひまわり組の教室の前に絵の具コーナーを出してみました。すると、自分たちの教室でせいさくクレヨンをつかって描いた絵を次々に持ってきて、色ぬりを始めました。赤や青、水色など、たくさんの色を使って思い思いの作品を完成させていきました。

また、ちゅうりっぷ組の教室では、今日はいっぱい制作してほしいと思い、廃材を多く用意したり、大きいブロックを出したりして環境づくりをしました。すると、早速登園してきてみつけた子どもたちは、好きなものをテープでくっつけたり、はさみで切ったりして作り始めました。

毎日廃材遊びをしているRくんは、「太鼓を作ったよ!」といって今日はその太鼓を友だちと叩いて遊んでいました。

一方、大きいブロックのところでは、ブロックをきれいに一列に並べていたので「電車みたいだね!」と言うと、ちゅうりっぷ組の子どもたちが次々にブロックにまたがりました。そしてIくんが「出発しまーす!」という発車の合図に「先生も乗って!」と急いでUちゃんが声をかけてくれました。教師が入るといっぱいになって、後ろの子どもたちがドミノのように倒れると大喜びで、終始たのしい雰囲気のちゅうりっぷ組でした。

お昼ご飯まで時間いっぱい遊んだちゅうりっぷ組の子どもたちは、おうちのひとが作ってくれたお弁当をおいしそうにほおばり、お弁当箱をぴかぴかにして何度も何度も「おいしいね」とにこにこ笑顔で言っていました。

久しぶりの雨でしたが、子どもたちの元気はいつもと変わらず、また、保育室内で過ごすことでクラスの友達と遊ぶ時間ができました。

雨の日にはどうしたら子どもたちが部屋で楽しく過ごせるのかを朝、副園長に指導してもらって、環境をつくりなおしました。毎日、なにをしたら子どもたちが喜ぶか、楽しめるかを考え、これからも保育をしていきたいと思います。

 

今日の保健情報: ヘルパンギーナ 1名

園内では確認しておりませんが、家族に嘔吐下痢を発症

させている方がいらっしゃるようです。外出後や食事の

手洗い・消毒を心がけてください。

トラックバック
コメント (「ダンゴムシのかくれんぼ」 ちゅうりっぷ組 堀井美穂 はコメントを受け付けていません)

2015年6月2日 火曜日

最近、駐車場の野菜に年長児と水やりをする機会を多く持っています。子ども達一人ひとりがペットボトルに水を入れて駐車場に行って、ナス、きゅうり、ピーマンなど夏野菜いっぱいの畑に水をあげていると、ぞう組のR君が「ゴクゴク水を飲んでいるよ!」と言いました。自分たちの持っていたペットボトルの水がなくなると、水が入っているジョロを自分たちで持って支え合いながら、ペットボトルに水を入れました。その時です。実っているピーマンの横にとても小さな赤ちゃんピーマンがあることに気がつきました。それをみて子ども達は「かわいい?」と言って笑顔になりました。これから大きくなるのが楽しみです。

さて最近、テラスのあちこちに紫色のとりのうんちが落ちています。「どうして紫色なのかな?」「なんで紫色をしているのかな?」とその疑問を子ども達に投げかけてみることにしました。副園長にヒントをもらい、教師たちが片付けないようにまずはテープでそのうんちを囲むことにしました。するとその様子に気づいてやってきたのは、ひしゃくでホッケーを楽しんでいた年長の男の子達でした。ひしゃくが環境に出た時に興味を持ったこの年長児たち。やはり、よく遊んで、よく気がつく子ども達。さっとテラスに来て「これってなんだろう」「カタツムリのうんちかな?」「何かの実がつぶれたのかな?」と思ったことをどんどん話していました。「あっ!!」とぞう組のR君が走って行ったのは、桜の木の下でした。桜の実がつぶれた色とよく似ていて、手に持ってまたテラスに走ってきました。指についた実と、うんちを並べて「似ているかな???」と比べていました。するとそこに、らいおん組のK君がやってきて、「これも似てる!」とたちあおいの花弁を持ってきて、見せました。

 

子ども達の生活の中で「似てるかな?」「同じかな?」と感じた気持ち、疑問に思ったことが、素直にすぐに言えるのはさすが「三葉の子ども達!!」と感動しました。

そしてAくんが「カタツムリのうんちかな?」とつぶやくと、ひよこ組で飼育しているカタツムリを持って来ました。するとらいおん組の子ども達が図鑑を持ってきて、「ニンジンを食べると、オレンジのうんちをする」と書いてありました。それを見て今度はままごとコーナーへ野菜を取りに行き、カタツムリの容器に入れてみました。すると、みるみるうちにカタツムリ達はたくさん触覚を動かし元気に動き始めました。そしてさらにカタツムリの図鑑を見ていると、カタツムリがつなわたりをすると書いてあるではありませんか!!さっそ糸を準備して、果たしてカタツムリが糸を渡るのか試してみることにしました。しばらく見ていると、カタツムリは、くるっと身体を回して逆さまになってそのまま進み始めたのです。長い目でちょんちょんと周りが安全か確かめながら、ゆっくりゆっくり進んで行きました。子ども達は「おうちが重そう」「サーカスみたいだね!」など言いながら、真剣に応援しながら見ていました。

 

生活の中でふと目をやったり、足をとめてみるとおもしろいことがたくさんあります。教師がいつでも手を出しすぎるのではなく、子どもが自分から気づく力を養えるように、教師も感性を豊かにしてかかわっていきたいと思います。

トラックバック
コメント (「なんのうんちかな?」 うさぎ組二宮永実 はコメントを受け付けていません)

2015年6月1日 月曜日

6月になり、元気いっぱいの子どもたちは、半袖・半ズボン、ミサトッコ草履のスタイルで登園してきました。最近暑くなってきたので、水くみ遊びを今日から環境のひとつとして出すことにしました。子どもたちは、ペットボトルの小さな口に他の容器から水を移し替えるのが楽しく、年少から年長まで夢中になって遊んでいました。私たち教師の反省でもあるのですが、子どもたちの気づきや発見を大切にしないといけなかったのに、少し環境づくりで手を加えすぎてしまったという所があります。初めての水くみ遊びだったので、大きな器から小さな口の入れ物に水を移し替える楽しさや、慎重に水を移し替えている時の集中力などを大切にすること、転ばぬ先のつえは転ぶ前の気付きや対応・転んで気づくことがあることを、今日の反省会で教わりました。子どもたちが自分で気付いて発見したり、経験したことを生かしたりすることが出来る環境作りをしていくことが生きる力につながることを改めて反省しました。

ぺんぎん組のAちゃんは、朝登園してきてトマトのリリコを見に行きました。Aちゃんが「先生!リリコのお花が咲きそうなんよ!」と言ってきたので見に行くと、白い花びらが少し顔を出していました。他にも蕾があるのを見つけ、「ここにもあるよ!見て!」と嬉しそうでした。あとから来たBちゃんは、「お花の茎の所白い毛が生えていて面白いね、早くトマトできないかな」などと話しをしていました。今日は、年長児も畑を見て、ナスの花が大きくなっていることや、キュウリの背が高くなっていることに気付くことが出来ていました。自分たちで植物や動物を育てるということに意味があるので、子どもの気付きを大切にして、一緒に成長を見守っていきたいと思います。

クラスの中では、作品展に向けて廃材を使って作品作りをしています。E君は、道路と車を作った後、トンネルを作ろうかな、駐車場を作ろうかなと考えていました。子どもたち一人ひとりの発想を大切にして、作品展に向けて援助していきたいと思います。

今日の給食は、胚芽パン、ポトフ、ニラ味噌きゅうり、バナナでした。いっぱい遊んだ子どもたちは、ポトフやニラ味噌きゅうりのおかわりをして、美味しそうにお腹いっぱい食べていました。

 

《今日の健康情報》 風邪・体調不良・ヘルパンギーナ1名

トラックバック
コメント (「気づくことの大切さ」                ぺんぎんぐみ  重野華 はコメントを受け付けていません)