2021年5月31日 月曜日
今日、年長の赤コースは合同保育の時間を使ってリトミック遊びをしました。くま組、きりん組でクラスの大きな円を作ると「おとうさん歩き」から始まりました。今までに教師に言われてきたことを意識して向き合っている子ども同士で「つま先を使うんよ!」などと言い合いながら取り組んでいました。学年で集まった時に一度した「ハート歩き」(円を半分に分け、真ん中から小さな円を2つ作る歩き方)を入れてみましたが、かなりの完成度に1人ひとりが考えながら移動しているんだと感心しました。
その後は隊形自由、お題自由のリトミックです。言われたお題をイメージし、「おばけ歩き」と言われればおばけのようなリズムを取り、歩くのです。それぞれの感じ方、イメージは違いますが、そこでいいものを見つけると真似をして取り入れることができるということもとてもいいところだと感じました。終始笑顔で、曲が終わっても「もう1回やらないの?」「またしたい!」と自然と出てくる楽しい時間でした。
またまた、、、と思われるかもしれませんが、次は絵本を作ってのリトミック!前回の合同で絵本を使ってのリトミックをした第2シリーズ目。子ども達は、絵本を真剣に見ながら主人公のパンダの真似をするのです。本を読み進めていく私ですが、前から見た子ども達の表情は、写真を撮って見せたいぐらい(必死すぎて撮れませんでした、、、)可愛くてパワフルでとても子ども達らしい表情でした。
2021年5月30日 日曜日
梅雨に入り雨が降ったり、曇ったりとすっきりしない天候が続いています。そんな中でも子ども達のパワーは全開です。幼稚園には先生たちが準備した遊びのスペースがたくさんあります。テラスで遊んでいると、見かねた古森先生から「プール室にも楽しい遊び場があるよ」と声をかけてもらいました。早速行ってみると、そこにはカート、滑り台、ジャングルジム、ファンタジースペースなど、子どもたちの遊びたいものがたくさんありました。カートに乗ったAくん、Bくんは最初は広いところを走っていましたが、排水の鉄板の上を走ると音が鳴ることに気づき、2人でカートに乗りその上を走り始めました。いつもなら行き止まりになると道を譲ってほしいとアピールするのですが今日は自然の流れで、そのまま反対になり、2人で飽きることなく鉄板の上をカタカタ走って楽しんでいました。
またジャングルジムでは上手に友達のいない場所を見つけて登っていました。上までいくと、そのまま横に移動したり、一人で降りてきたりと思いのままに登ったり、降りたりしていました。ジャングルジムについているブランコもテラスにジャングルジムを出して遊んでいるときは、譲り合う事ができず、時々、トラブルになり取り合いになっていましたが今日は、保育教諭に「ブランコ・・・」と自分なりの方法で伝えてきました。その事をブランコに乗っている子ども達に「Cちゃんがブランコしたいって言ってるよ」と話すと、しばらくブランコに揺られながら「いいよ」と代わってくれました。Cちゃんも「ありがとう」と素直に言葉がでていました。
また幼稚園児が園庭で遊んでいた木のはしごで作ったアスレチックに興味深々のDくん。どうしても渡ってみたいと触ったり、足をのせてみたりとアピールしていました。内心、私達も「どうかな?」と不安でしたが、自分でしっかり安定する場所を見つけて、途中で立ってみたり、座ってみたりと身体を使って遊んでいました。楽しそうに遊ぶDくんを見て、次々子ども達がやってきて、はしごの上に行列ができました。子ども達の表情は真剣です。その表情を見ていると頼もしささえ感じました。一度渡りきると、「もう一回」とまた友達の後ろに並び順番を待っていました。最初は「ちょっと無理かな?」と思っていましたが、子ども達のやる気はそれ以上でした。
古森先生から「環境さえ用意すれば、あとは子ども達がどんどん遊びを広げていくよ」と教えていただき、全くその通りだと実感しました。そして子ども達は集中して遊んでいるとトラブルも起こらないし、自然と会話も出てくるんだなと思いました。また譲り合ったり協力しあったりする姿も見られました。
日々の保育の中で環境の出し方、与え方の大切さを改めて感じました。子どもたちが一日一日成長していることを嬉しく思いました。これからも子どもにとって大事なものは何かを考えながら、保育をしていきたいと思います。
2021年5月28日 金曜日
子どもだけの運動会に向けて「どうすれば子ども達が主体的に遊べるのだろうか」「今年の子ども達は何が好きで何に興味があるんだろう?」「遊びの中で集団行動、個人の知恵やイメージが高まるときってどの場面かな?」等、教師達は日々話し合いの時間をもちながら保育を考えています。子ども達はキラキラしたいろんな表情を見せてくれて私達に毎日たくさんの発見や感動を与えてくれます。それに応えるために私達教師ができること、考えたり準備をしたり演出することです。今朝は、古森先生が私達にその姿勢を見せようと、倉庫の中を覗いて整理してくれました。箱の中の物をいろいろ出して必要な物をかためて出しやすいようにしていると奥の方から古い段ボールが出てきました。15年前まで使っていた「鈴割り」の鈴です。
「子どもの時にやってた〜!!」と驚いたのは西森先生です。早速出してみると子ども達が「なになに?!」と集まってきました。玉を投げて当てて鈴を割るんだよと教えると真剣な表情で玉を投げ始めました。一際命中率の高い玉が飛んで来たと思ったら西森先生をはじめ懐かしさを感じた先生達が夢中になって参加していました。それを一緒にニコニコ見ていた古森先生が「9:30頃から今日はこれで遊べないかしら?」とつぶやきました。それを聞いた私とSちゃんで園内放送を使ってみんなに知らせました。「9:30からお外で楽しいことが始まります!帽子をかぶって集まってください♪」
今日は倉庫に隠れていた歴史ある鈴割りと教師手作りの段ボールの亀さんで“カメさん競争”をしました。
私の不慣れな進行は年長さんに手伝ってもらいました。自分たちで考えて言葉を言ったり、マイクをもって「いっせーので!」と教えていないのに声を合わせて盛り上げたりする年長児はとても頼もしく嬉しく思いました。
今日は午前保育だったのでクラスを半分にわけてゲームに参加しました。自分とクラスの友達がしているゲームは“隣の芝は青く見える”現象でしょうか?とってもうらやましくてうずうずしていました。
子どもだけの運動会に向けた今日のお遊びが終わった後、古森先生に「どうだった〜?月曜日から何がしたい?!」と聞かれて口々に「鈴割り!」「カメさん!」「リレー!」「玉入れ!」と答えていました。「お部屋に帰って友達と先生と相談してみてね」と解散しました。相談の結果を職員会で話し合いましたが、子ども達の喜びようや夢中になって遊ぶ姿の報告ばかりで決めかねているのです…!月曜日、また子どもと一緒に考えてみます♪お子さんに聞いてみてくださいね。
2021年5月27日 木曜日
今日は、強い雨が降っていて、少し肌寒いなか子どもたちが登園してきました。いつもは所持品の始末を済ませると、外に飛び出していた子どもたちが、今日は当たり前のように、廃材あそび、ままごと、粘土、ブロック、お絵かきと自分の好きなコーナーを選び夢中になって楽しんでいました。そして…片付けが終わると今日は子どもたちに大仕事が待っていました。なんと…大事な手紙をお母さん、お父さんに届ける郵便屋さんに大変身です!!
「3枚も手紙があるのに大丈夫かな…?」と心配しながら、そのことを子どもたちに伝えると「やったー!今日はみんな郵便屋さんだ‼︎」「どんな折り方するの?」と目を輝かせてまだかまだかと、胸を躍らせて待っている子どもたちの姿がありました。1枚目は、今までに折ったことがある4分の1の折り方です。はしとはしを合わせるため、角をじっくりと見つめ慎重にズラしながら合わせようとする子、折り目がしっかりとつくように何度も「アイロン〜♪」と押さえている子、手紙1つ折るだけでも、子どもたちが考える機会があれば、1つ1つに大きな成長がつまっているのだと、子どもたちの一生懸命な姿を見て感じることができました。
2枚目は少し難しい三つ折りです。
いつもより大きいサイズの手紙に少し頭を抱えながら、慎重に何度も友達と確認しあって、なんとか全員折ることが出来ました。そして、3枚目をセットして、配達の準備は完璧です。「配達任せてねー!」と子どもたちの気合いは十分です。元気いっぱいの郵便屋さんは、しっかり届けられたかな…!まだまだ子どもたちの配達は続きます♪
ひつじ組のこあまちゃんには大ニュースがありました。
周りに置いてある他のクラスのこあまちゃんは、花が咲き、小さな赤ちゃんができ始めました。しかし、ひつじ組のこあまちゃんは小さなつぼみをつけたところで、花すら見えません。Eくんが「雨いっぱいだけど大丈夫かな?」とみんなで様子を見に行くことにしました。
すると、「あー!!!見て見て!」と子どもたちの指差すところを見ると、周りの緑のところが少し開き、黄色いつぼみが膨らんでいたのです!嬉しそうに見つめる子どもたちは、「おーい、いつ咲くの?」「がんばれ!あとちょっとよー!!」といっぱいこあまちゃんに、まるで赤ちゃんに話しかけるように、優しく声をかけ始めたのです。年中ならではの、可愛い場面に心がポッと温かくなりました。これからも子どもたちと一緒に温かい目と心で見守っていきたいです。
2021年5月26日 水曜日
昨日から子どもだけの運動会に向けて始まった運動会ごっこですが、昨日の運動会ごっこの終わりに「明日はリレーやかけっこもしようね。」と園長が声をかけてくれたことで、登園してきた子ども達は、「今日はリレーするんよね!」「早くしたいなー!」と話していて、運動会ごっこを楽しみにしていることが伝わってきました。又、テラスを歩いていたすみれ組の女の子たちは、「フレー!フレー!きりん!」と笑顔で言いながら、裸足になって園庭へと遊びに行く姿が見られて、子どもだけの運動会に向けて気持ちが高まっている様子がうかがえました。
たくさん収穫できたイチゴもそろそろ終わりを迎え、一昨日の雨の影響もあり、親株からランナーが伸びて、先には新芽が育っていました。そのことに気付いた園長から、ランナーが生長できるようにお引越しをすることを提案されると、荷台を出してきて早速年長児達がイチゴの引っ越しを始めました。その姿を見ていた年少児達が「なにしよるん?」と近寄って来ると、きりん組のYくんは、「イチゴの赤ちゃんが大きくなれるように、お家を引っ越ししよるんよ。」と優しく教えてあげていました。Yくんの実に分かりやすい言葉の言い回しには驚かされました。イチゴの収穫は終わりますが、これから継がれていくイチゴの生長を子ども達と観察していきたいと思います。
園庭では、昨日に引き続きリレーや玉入れが盛り上がっています。年長や年中がリレーや玉入れに夢中になっている傍の水汲み遊びのコーナーでは、年少児達が思う存分に楽しみ、おもしろい発見をしていました。園長が持ってきてくれたシャンプーのボトルからポンプだけを取り外したすみれ組のRくんは、形がぴったしはまると思ったようで、近くにあったペットボトルにポンプを取り付けました。すると、上手く水があがってきて、それがとても楽しかったようで何度もポンプを押してはコップに水を溜めて楽しんでいました。又、ペットボトルは透明でポンプが水を汲み上げる様子が見えることや光が屈折してポンプが歪んで見える不思議もRくんは楽しんでいるようでした。大人なら形が合わないだろうとしないことも子どもの柔らかい発想から遊びを生み出し、さすが遊びの達人の三葉っ子だなと驚かされっぱなしの教師達です。
運動会ごっこは今日も盛り上がり、お引越しゲーム、リレーにかけっこ。年長児のリトミックと子ども達が生き生きと活動する姿が見られました。来週からは、更に子ども達の気持ちが盛り上がるように子どもと一緒に子どもだけの運動会を創っていきたいと思います。
今日は今年度初めてのこあら保育でした。一人で登園してきた子ども達はままごとや粘土をして遊んだり、図書館2階のクリアボードごしから園庭を見下ろして幼稚園のお兄さんやお姉さんが走ったり踊ったりしているのを見たりしていました。泣いていた子もうさぎにエサをあげたり砂遊びをしているうちに少しずつ笑顔が見られるようになりました。又、砂場で穴を掘っていたKくんは、年長さんのリレーを見て「誰が一番になるんかな?」と一言。遊びながらも周りの雰囲気を感じながら楽しんでいるんだなと微笑ましく思いました。次回はじゃがいも掘りを予定しています。私たちもこあら組さんの登園を楽しみにしています。
2021年5月25日 火曜日
今日は、昨日雨で思いっきり遊べなかった分、みんなで外に出て遊ぶ姿がありました。玉入れの準備をしていると、何やら園長が面白いことを思いついたようで、高さの違う玉入れのかごを4つ作りました。たんぽぽさん用、年少児用、年中児用、年長児用と難易度の違う玉入れのゲームが出来上がりました。すると、ぞう組のY君が難易度順に竹の棒で1、2、3、4と番号を書いていきました。「1ができたら次は2…」と玉入れゲームをしていき、全部入った子は友達とハイタッチをしたり、「もう1回!」と言ってボールを集めたりしていました。
そこからもっと楽しくなった玉入れ遊び!園長がまた面白い遊びを思いつきます。「次は小さい組と大きい組で勝負してみる?」と呼びかけます。年少児用と年長児用のかごを使って年少・年中児対年長児で勝負をしました。結果は年少・年中児チームの勝ちでみんな大喜び!それを見ていた年長児が「年中さんもそっちにおったら勝てないよ」と呟き、今度は3学年それぞれの高さに合わせた3つのかごで勝負です。お兄さん、お姉さんに負けないように年少さんも自分より高いかごに向かってボールを投げていきます。年少さん同士でもしなかった子も、いつも世話をしてくれている大好きなお兄さん、お姉さんと一緒にすることが嬉しかったようで、「もう1回!もう1回!」と勝っても負けても何度も挑戦していました。
その後も楽しいうんどうかいごっこは続きます。「次はリレーがしたい!」と言って年長児が自分達で準備をします。線を書く子、水を汲んでくる子、ジョウロで水線を引く子など役割分担をしながら準備をしていきました。その中でぱんだ組のY君がその様子を見ながら柄のついていないやかんを水の入ったバケツにブクブクと水を入れて年長児が持っているじょうろにやかんの口から上手に入れて手伝っていました。自分達で何でもする年長児の側で自分なりに考えて手伝っている姿はとても微笑ましく、又その行動に感心しました。
そして、楽しいうんどうかいごっこは続きます。リトミックで集まり、お引越しゲーム、応援合戦、朝楽しんだ玉入れも年長さんの進行で競争です。玉入れで笛が鳴っているのにまだ投げているクラスが違反となり罰として入った玉を何個減らすか審議となりました。このように教師も子ども達と一緒に大騒ぎで楽しみました。又、どんなお引越しゲームにするか年長児が自分達で考えて課題を出すなど子どもが自由に運動会の内容を考えながら進める姿が見られました。子ども達の「楽しい!」「やってみたい!」という気持ちが溢れていて見ていた教師も楽しい気持ちになるうんどうかいごっこでした。「明日はリレーしようね!」と笑顔で帰っていきました。明日はどんな楽しいことが待っているか楽しみです。
2021年5月24日 月曜日
今日の天気予報は雨100%。それでも朝は雨が止み、いつものように園庭で遊びの環境をせっせと用意して、いつもの遊びが始まっていました。しかし、そのうち雨がポツポツと降ったり止んだりし始め教師達は天候を気にしながらも、子ども達は雨などなんのその、藤棚の砂場やテントの中に移動した滑り台などで元気に遊んでいる姿がありました。
子ども達が登園し終える頃には小粒の雨が降りだしました。そこで、幼稚園にある傘を出すと、近くにいた年中の子ども達が気が付いて傘を広げて散歩をしはじめました。大人用の傘を子ども達がさしている姿を見た古森先生が、子どもでも使いやすい小さな傘を買ってくれました。
子ども達に「古森先生が傘を買ってくれたよー」と伝えると、目を輝かせ近づいて来ると「はーい!一つ欲しい」「わたしもー」とすぐに傘がなくなり「私も欲しかったー」と声が上がりました。その声を聞いたりす組のKくんやぱんだ組のHくんは「じゃあ一緒に使おうよ」と友達を誘い、一本の傘を二人でさして遊ぶ姿がありました。ひまわり組のEちゃんは透明な傘に当たりスーッと雨が流れ落ちる様子を観察していたり、りす組のTくんは傘を持っていない教師を見つけると駆け寄り「先生傘に入れてあげる」と腕をいっぱいにのばし屋根のある所に連れて行くなど梅雨の季節をそれぞれ楽しんでいました。
十分外遊びを楽しんだ年中さんは、土日で大きく真っ赤になっていたいちごを見に行くと大きないちごが4つと、中くらいのいちごが28個ありました。
その事を古森先生に伝え、大きないちごを年中さんで中くらいのいちごを他の学年が2つずつ収穫していいですか?と聞きに行きました。すると古森先生は、「古森先生はいいけど、年長さんや年少さん達にそれでいいか聞いてみたら」との事でした。そこで年中さん達に「どうやって聞きに行こうか?」と問いかけると「自分達で行って聞いてくる」という答えが返ってきました。年長、年少各クラスとたんぽぽさんやひよこさんにも聞きに行くことにしました。
りす組はきりん組とさくら組に聞きに行くことになりました。部屋に入る前に子ども達に「何を聞きに行くんだっけ?」と聞くと、「年中さんが大きいの一つで、皆は中くらいのいちご2つずつでいいですかって聞いてくる」と大きな声でMちゃんが言うと、近くの子ども達も口々に言いました。しかし、部屋に入りきりん組の前に立ったりす組は緊張してしまい伝える内容を忘れてしまうなどのハプニングもありましたが何とか自分達で伝える事が出来ました。次に行ったさくら組では、子ども達の緊張もほぐれて大きな声で聞く事が出来ました。
その後他のクラスから承諾を得た事を古森先生に伝えて収穫する事になりました。植物を栽培、収穫するだけではなく、他のクラスや先生達と分け合って食べ美味しさを共感し、喜び合える事を今後も大切にしていきたいと思います。
今日の給食は、パン、具だくさん焼きそば、コーンサラダ、リンゴ、牛乳でした。
コメント (「様々な表現遊び」 きりん組 大隅 咲 はコメントを受け付けていません)