2023年9月30日 土曜日
まだ残暑が厳しい日が続いていますが、朝・夕は過ごしやすい季節になり山から吹いて来る秋風を感じながら、子ども達は機嫌よく遊んでいます。特にさんさんらんどの機関車の遊具が大好きな子ども達は、みんな慣れた様子で機関車のいろいろな方向から登って行きます。網の所では、小さな足がすっぽりはまって動けなくなっていたり、網に靴がはまって脱げてしまってそのまま靴が刺さったままだったり・・・いろんなハプニングがありますが、そんな事を気にせず遊んでいる姿がどれも可愛くて、面白くて、ついつい笑ってしまいます。
夢中になって遊んでいる子ども達は、年長さんが鼓笛隊の練習を始めると、一時停止。足を止めて真剣に見ている子もいれば、手拍子を始める子もいます。年長さんはまだ練習が始まったばかりですが、それでもひよこ組の子ども達は目を輝かせて見ていました。こんなに幼い子ども達が、お兄ちゃん・お姉ちゃんがしている事を吸収している姿は目を見張る物があります。保育園児1.2歳児は鼓笛隊をするのは、まだまだ先の事ですが、この子達にとって年長さんは大きくて憧れの存在なんだろうなと思います。そんな保育園児達も10月28日の運動会に向けて、お部屋で曲を流して踊りを練習している所です。毎日楽しそうに手足を動かして踊る姿は、とっても可愛いです。運動会まで約1ヶ月ありますが、遊びの中で楽しみながら練習(?)していきたいと思っています。
最近、お部屋ではソフトブロックやマグネットブロックでよく遊んでいます。ソフトブロックでは長~く繋げて電車を作ったり、いろんな形をくっつけて飛行機を作ったりしています。この時期の子ども達は1人遊びが多いのですが、中には友達と一緒に作っている姿も見られ、平行遊びから少しずつ関わりも見られるようになり、見ているとほっこりする姿です。マグネットブロックを出した時は最初、同じ形を何個も重ねているだけの子が多かったのですが、今では同じ形を重ねていても色を見て「にじ!」と教えてくれたり、立体の形を作る事が出来るようになり、帽子を作ったり、いろんな形をくっつけて、ぶら下がっているブロックが足に見えると「たこ」を作ったりしていて、その想像力に毎日びっくりさせられています。それにつれて見立て遊びが出来るようになり、自分が作った物を言葉で伝えられるようになってきています。毎日友達や幼稚園のお兄ちゃん・お姉ちゃんの遊ぶ様子を観察して、真似てみたり、気付いたり、周りから色々な刺激を受け、吸収しながら成長しているんだと改めて感じました。これからもいろんな事を体験したり、経験したりしながら成長していく姿を見守っていきたいと思います。
2023年9月29日 金曜日
来週から10月です。まだまだ気温は高く、暑い日が続いていますが、子どもたちはかけっこをしたり踊りを踊ったり、運動会の競技を楽しんで練習する姿が見られます。
そんな子どもたちを横目で見ながら教師たちは運動会に向けての細かい計画を話し合いながら進めています。
衣装もほとんど出来上がり、今日は自分で作ったパイナップル帽子を被って踊ってみました。実際に付けて踊ってみると本当にたくさんのパイナップルが動いているようで、とても可愛いらしくて嬉しくなりました。
そして、昨日のブログにもあったように、今日は年中、年少、プレ年少の子どもたちが工事の壁に絵を描きに行きました。いつもは各学年に分かれて幼稚園まで歩いて行くのですが、今日はたんぽぽ組さんも一緒に歩いて行くというのです!しかし、たんぽぽ組さんだけで歩いて行くのは少し不安なので、「今日は年少さんが一緒に手をつないで歩いてくれない?」とたんぽぽ組の先生から頼まれた年少児たちは、「いいよ!」と元気いっぱい応え、手をつないで幼稚園に行くことになりました。入園当初はお兄さん、お姉さんに手をつないでもらって歩いていた年少児でしたが、今日は自分たちがお兄さん、お姉さんになるとわかると、一気に表情が変わり、入園してから半年経つと年少児もお兄さん、お姉さんになれるのだと感心しました。「今日は僕たちがお兄ちゃんだね~」「ついて来てね」と言いながらつい最近まで自分たちがやってもらっていたように、道路側は年少児が歩き、たんぽぽ組さんが転ばないようにゆっくり歩いて行くことができました。
幼稚園に着くと、工事現場を仕切っている白い壁面には昨日年長さんが描いた運動会の絵が広がっていて、その絵を見た子どもたちは、「すごーい!」「早く描きたい!」と目を輝かせていました。中には「これ運動会なんでしょ」と運動会を意識する子もいて感心しました。着いた時はちょうど年中さんが描いている途中で、自分のクラスの帽子を被った自分を描いている子、かけっこをしているところを描いている子など、どんどん運動会の絵が出来ていました。
いよいよ年少児たちが描く番になりました。年長さん、年中さんが描いた絵の上に重ねて描かないように注意しながら思い思いに自分の顔を描いていき、「これはがんばれしてるところ!」「僕はパイナップルのポーズを描いたよ」と教えてくれました。年長さん、年中さんと同じように描けたことが嬉しかったようで、「早く運動会したいね」と言う子もいました。出来上がった工事の壁は、とても明るくカラフルで楽しい壁に変身していました。
みんなで描いた絵のように、来週も楽しい運動会になるよう練習していきたいと思います。
2023年9月28日 木曜日
夏休みが先日終わったばかりのようですが、気付けばもう9月もあと2日でおしまいです。各学年運動会に向けていろいろ活動をすすめています。
もちろん!年中児も日々目標を持って取り組んでいます。9月の中頃、はじめて古森先生に踊りを見てもらったときに、各担任が点数をつけました。ぱんだ組2点、ひつじ組3点、りす組4点、うさぎ組5点!(ちなみに100点満点中です・・・)なんと厳しい採点!ですが、子ども達には身近な数字で分かりやすい点数で、次は7点目指す!次は10点目指す!と日々目標を決めて頑張っています。各クラスそれぞれに良いところがあるので、4クラスで練習をするときには、お互いに刺激をうけ、気持ちを高めあいながら競争心も持ちつつ頑張っています。そしてなんと!今 100点満点中15点にまでなることができました!すごい!すごい!横指さしで並ぶときには、友達の肩まで手をあげてすることを教えてもらったので、言わなくてもできるようになってきて、とても得意げな顔で「Mちゃんもう少し上やない?」「僕の肩はもっと上だよ!」と隣を意識しながら頑張っています。
毎日幼稚園が出来ていく様子を見ながら、「工事のおじちゃん達すごいな〜」「僕たちも頑張って大きい幼稚園作るぞー!」とやる気いっぱいの子ども達です。
そしてそして!年中児が今、とっても楽しみにしているのは「ねぶた祭り」です。各クラスアイデアを出し合いながら作ったねぶたがやーっと今週の火曜日に形になりました!ですが・・・いろいろハプニングもありました。ぱんだ組は2階の保育室で作ったのですが作ったねぶたが大きくて大きくて・・・重くて重くて・・・やっとのことで1階まで降ろしました。よーし!さんさんらんどまで持って行くぞー!と入り口のドアから出そうとすると、あらま!!挟まってでません!!「仕方ないか」と子ども達が大きすぎる分だけ外してやっとのことで幼稚園の外に出すことができました。いろいろな壁にぶつかりますが、その度に子ども達は考え、ああしよう!こうしよう!と協力し合えるようになってきているので、所々で成長したなと感じる場面があります。
「ねぶた祭り」というアイデアをくれたのはもちろん古森先生なのですが、それをクラスみんなで考え、材料を集め、本当に素敵なねぶたが仕上がってきています。仕上がりは当日をお楽しみに!毎日練習の度にどこかが壊れていますが、そこは自分達の手作り!!「直せばいいんだよね〜」と壊れた所を直すことも楽しみながらしています。
降園前、クラスで踊りのポイントを押さえているとくま組の先輩の可愛い小さな先生達がニコニコしながらこっちを見ていました。「上手だね」と声をかけてくれたので、子ども達はとても嬉しそうにしていました。すると先輩達が「私達もできるよ!見ててね!」と年中児の前でお手本をしてくれました。(実は先輩達も昨日古森先生に教わったばかりだったのですが)その手はピーンと伸びてキレがあって、とってもかっこよくて!ぱんだの子ども達も負けじとピーンと手を伸ばして踊りはじめました。
異年齢児との関わりは、このようにあらゆる場面で子ども達の刺激になるのです。やっぱりかっこいい年長さん!見習って年中さんも今日から負けないように頑張ります!!
そして、踊りを踊っている間に、年長さんみんながクレヨンを持って階段を降りて行く姿を見ていた年中児達は「何するんだろう」と気になって気になって心中穏やかではありません。踊りが終わって急いで2階のテラスから覗いて見ると、年長さんが工事の壁に絵を描いていました。
「えー見たい!」とTちゃん。「ちょっと行ってみようよ!」とSくん。見に行ってみると、「わぁ!年長さんリレーしてる!」「運動会の絵だね!」と、年中児達が反応しました。「私達も描くよね!先生!クレヨン持ってくる?!」年長児が描き終えるのをワクワクしながら待っていました。これからどんどんできあがっていく幼稚園も子ども達が描く絵も、秋の運動会も!お楽しみに♪
2023年9月27日 水曜日
今朝早く、登園してきたちゅうりっぷ組のHくんとKちゃんが、家から大きな紙袋を持ってきて「先生!今日おっきいの持ってきたよ♪」と教師や友達にとても嬉しそうに見せました。どうも昨日のブログで手作りのパイナップル帽子を作ることを知った保護者が持たせてくださったようです。子ども達は友達が袋を持ってきているのを見て、自分も帽子を作らなければと気持ちが高まってきたようでした。中には自分の体と同じくらいの大きな紙袋を持ってきて、張り切って作ろうと大奮闘している子もいました。どんなパイナップルができるか楽しみです。
さて、幼稚園では「今、工事の車がどんどん入ってきて工事をしていて、とってもおもしろいよ。見に来てごらん」と園長が声を掛けてくれました。年少さん達はそれを聞いて、「見に行きたい!行こう行こう!!」ということで、年少組みんなで工事を見に行くことになりました。幼稚園に近づくと、Tくんが「あっ、何か音が聞こえる。何の音かな?」と言いました。そこで、みんなで立ち止まり耳を澄ませてみると、かすかに工事車両が動いている音が聞こえてきました。「何が動いてるんかな?」「ショベルカーやない?」などと話しながら、自然と足早になって歩きだしました。幼稚園には、工事の様子が一面に見える素敵なアクリル板の透明スクリーンがあるのです。このスクリーンは、園長が特別に工事の方にお願いして作っていただいたものです。子ども達は「わ~!すご~い!」「ショベルカーが動いてる!!」と顔を目いっぱい近づけて見ていました。そしてその後、二階のテラスに上がり、下を見降ろすと大きな穴を掘っていることやダンプカーの荷台に大きなコンクリートが積まれていることに気が付き、あちこちで「わ~!すごい!」「あれ見て~!大きいね!!」など口々に言い合っていました。
テラスから工事の様子を存分に見て楽しんだ後、ぱんだ組の部屋に行ってみると年長さん達が鼓笛隊の練習の準備をしていました。その様子を見た子ども達は「何をしているんだろう?」と物珍しそうに近寄って行ったその時、ドーン!!と大きな太鼓の音が鳴り響きました。迫力ある太鼓の音にみんなびっくりした様子でしたが、その後は練習をしている年長さんの様子を真剣な表情で見ていました。
そうしていると、今度は階段の上の方から音楽が聞こえてきたので、そ~っと会議室も覗いて見ることにしました。そこでは旗を持った年長さん達がかっこよく旗を振ったり、列になってポンポンを振って踊ったりする姿がありました。ここでも、年少児達はしばらく見入っていました。そんな楽しい時間を過ごした後、仮園舎に向けて歩いていると後ろから「ピッピッ。ピッピッ」と言う声が聞こえ、振り向くとTくんが「止まるよ~。ねぇ、止まってよ!!次は歩くよ!!」と年長児が練習していた様子を思い出して、友達と真似っ子をして歩いていました。今日は年長児の練習を少し覗いただけなのに、年少児にとって真似をしたくなる程、印象に残っているんだなと思いました。みつばっ子達はみんな仲間。やっぱり年長さんは、小さい子にとって憧れの大きな存在なのですね。
2023年9月26日 火曜日
「おはよう!」と元気に挨拶をして登園してきた子ども達。「紙袋持ってきたよ!」と満面の笑みで紙袋を見せました。
どうして紙袋かというと前日のブログにも少しあったように、年少児は運動会で『パンパカパーンパイナップル!!』という踊りで、身につけるパイナップル帽子を自分達で作ることになっていて、その材料が紙袋と緑の包装紙ということなのです。
数日前のことです。「パイナップルの帽子を作るのに、幼稚園にある紙袋だけじゃあ足りないんだよね。」と子ども達に投げかけると「僕のうちにあるよ!お母さんに言ってみる。」との声が返ってきました。子ども達の自信満々の言葉に嬉しい反面、『まだ年少児…さすがに伝えられないだろう。』とも思っていたのですが、一人、また一人と日に日に紙袋が集まってくるではありませんか。年長さんくらいになると自分で伝え、自分で準備することも出きますが、年少児が出来ることに驚きました。三葉幼稚園では絶対伝えないといけないことは手紙などで伝えますが、今回のように子どもが伝え、子どもが準備をする機会をあえてとる時があるのです。教師の伝達を保護者に伝える練習ですので本人が伝えた時は待たせて頂けると嬉しいです。
そして、集まった紙袋を使ってパイナップル帽子作りが始まりました。園長からも「年少さんはイメージが持てると張り切って踊れるから!」と言ってもらった通り!帽子が出来上がるとパイナップル王子とパイナップル姫になり、笑顔いっぱいです。
作るにあたっては紙袋に緑系の包装紙や折り紙をちぎり絵のように貼っていくようにしたことで、一人一人の貼り方に個性がみられます。下地が見えなくなるまでしっかり貼る子、形合わせのように形を選んで貼っていく子、違う色を順番に貼っていく子、一人一人の思いのこもった帽子が出来ています。のりを乾かしている間も待ち遠しくて「僕の帽子はまだかぶれないか」と何度も言ってくるT君、自分で作ったものにはより愛着があるのです。クラスの人数の半分の子の帽子ができあがっていますが残りの半数はまだ完成していません。どんな帽子ができるのか、クラスみんなが揃ってパイナップルになって踊るのが楽しみです。
そして、もう1つ年少児には課題があります。それは、かけっこの時に名前を呼ばれたら、大きな声で返事ができることです。普段の生活の中で返事をする機会は多く、ほとんどの子が普段から大きな声で「はい!」と上手に返事ができています。いつものように「お客さんの前でもお返事しようね。」と約束して張り切っています。(年少児の本番は何が起こるかわかりませんが!)
『運動会頑張るぞー!おー!』の声も力強くなってきています。
2023年9月25日 月曜日
今朝、年長児達は「お泊り保育楽しかったね!」「お風呂が1番楽しかった!」「お土産喜んでくれて嬉しかった♪」と会話を弾ませながら登園してきました。石拾いや草抜きをしながら子ども達の間で盛り上がっていたのは、お泊り保育で買って帰ったお土産の話でした。「僕はお姉ちゃんとお父さんとお母さんにお土産を買ってあげて、喜んでもらったんよ!」「私のおじいちゃんは全部一人で食べてしまったんよ♪」等々、会話は尽きることがありません。お泊り保育で、お父さんやお母さんと離れてお泊まりができたことは、とても自信になったようで、どの子も先日よりたくましくなったように見えました。
成長と言えば、こんなエピソードがありました。運動会に向けて張り切って準備をしていた教師達に園長が「運動会の準備も大切だけれど、子ども達が幼稚園を楽しいなって思える環境を作ることも忘れてはいけないよ」と声を掛け、本園から仮園舎へ引っ越してきたブランコとジャングルジムを運動会のトラックの側に移動したのでした。すると、たんぽぽ組や年少組の子ども達は自分達の大好きな遊具が移動してきたことを喜んで、笑顔で遊び始めました。しばらく遊んでいると、こんなことが起こったのです。「先生!Yくんがかわってくれん!」「ひとりじめばっかりする!」と言い合いになりました。大好きな遊具なので、なかなか譲り合えないのは仕方ありませんが、それを見た園長は「みんなで仲良く使うためには、どうすればいいかな?みんなで考えてみたらどう?」と声を掛けました。
そして、今日のこと。ふとブランコに目をやると、長椅子に仲良く座って順番を待っている年少児の姿が見えました。近づいてみると「1、2、3・・・♪」とみんなで数を数えていました。どうやらブランコを10回こいだら交代するというルールを決めたようで、仲良く譲り合って使うことができるようになっていたのでした。数か月前まで家族としか接する機会がなかった子や保育園から上がってきた子、たんぽぽ組から進級した子等、様々な環境で育ってきた子ども達が、幼稚園という集団の中で仲良く生活することができるようになっていることに、子どもの成長の早さを感じるばかりでした。
さて、クラスを見て回ると運動会で身に付ける物を作ったり、友達と協力して大きな物を作ったりして運動会に向けての活動が進んでいました。園内にも年長児の鼓笛隊の太鼓や鍵盤ハーモニカの音が響き始めました。お泊り保育を経験し、一回り成長した年長児達がこれから運動会に向けて更にたくましくなっていく姿が楽しみです。
2023年9月24日 日曜日
幼稚園児達が屋外遊ぎ場で、毎日運動会の練習をしているここ数日間。
本園舎のテラスや園庭はももの貸し切りで使える時間があります。
まだまだ残暑が厳しい日中ですが、時折吹いてくる風は秋の気配を感じます。
それをいち早く察したトンボ達が子ども達の頭の上を飛びかい、その風景も心が癒され、秋を感じながらの大好きなテラス遊びの時間は、日々長くなっています。
「もも組さん!テラス行くよ。」のかけ声で、あわてて帽子を取りに行き(友達の帽子を持ってくる子もいますが) 頭に被せてのアピールが始まります。
一方で帽子の苦手な子は 「帽子なんかいらなーい。早くお外で遊びたい。」とばかり。
被せても被せてもすぐにポイと投げすててます。
我先にと移動し始め、その姿にも頼もしさを感じます。
そして、この移動に気配を感じた低年齢児も、自分の力で行こうとハイハイしたり、ヨチヨチ歩いたりして一生懸命、後を追いかけていくその姿は、乳幼児が集団の中で自ら育つ、正にその姿に 他ならないと誇りに思うと共に可愛いく、保育教諭達は、何度も振り返り「こっち、こっち、こっち」と手を叩きながら見守っています。
テラスに着くと透明のアクリル板の向こうにショベルカー等の大きな動機が動いているのが見え、いつの間にか見える一番近い場所まで行っています。
手洗い場につかまり立ちをして、食い入る様に見ているH君やK君を見ると、この環境に感謝する日々です。
ボールを転がして追いかけている子。
バスケットらしき遊びを楽しんでいる子。
長椅子の上でミニカーを走らせている子。
ホワイトボードに磁石を貼っている子。
テラス前の人工芝の上を「よーいどん」をしている子。
各々が好きな遊びを見つけられています。
そんな中でここでも日々成長しているなと感じる嬉しい場面がいっぱいあります。
ついたての端と端に立って「いないいないばぁー」をして笑い合い 関わって遊んでいる子、また、Rちゃんは8月9月入園の子達より少し だけ先輩ですが、脱いでいる帽子を渡したり、ボールを取ってあげたり、泣いている子の側に行ったりとお姉ちゃん風を吹かせています。
入園して間もない子達は、保育教諭のだっこや膝の上が一番 安心できる落ち着く場所だったのですが、少しずつ慣れてくると、自分の興味のある場所や物で安心して遊べるようになってきます。
Nちゃんは 豆イスが大好きで泣いていてもそこに座ると友達から渡される玩具を受けとったり、ひっぱって移動したりしてホワイトボード前に行き、磁石を貼り付けて遊んでいます。
F君はタライの中が好きで、入ると にこにこしてその周りで遊んでいる友達を見ています。
保育教諭が、タライの中にミニカーを入れてかき混ぜるとミニカーが動くのを見て手足をバタバタさせながらご機嫌でした。
それを見ていたY君がタライの中に次々とボール、ブロック、絵本を入れ、かき混ぜていました。
そして最終的には自分も入りこんで楽しんでいました。
1歳児の遊びは真似っこから始まっていきますが、次第に自分なりに考え、大人では思いつかない事に繋がっていきます。
その姿にはいつも笑いと共に感心させられます。
集団生活の中では、大人が教えることは1つ1つですが、子ども集団の中で自ら学び教わることは多様であることを実感する毎日です。
三葉幼稚園の末っ子のもも組が、安心して過ごせるように、事務所近くにお部屋をしていただき、三葉大家族のひとりとして古森先生を始め、沢山の先生に声をかけて頂き、感性が育っています。
園外から帰ってきた年中・長さん達の「ただいま」の声を聞くと言葉にならない子も、身振りで喜んでいます。
もう少し涼しくなったら、屋外遊ぎ場まで散歩に出かけ頑張っている お兄さんお姉さん達に会いに行きたいと思います。
コメント (「で~きた♩できた♩」 れもん組 今川未貴 はコメントを受け付けていません)