2008年11月28日 金曜日
雨上がりの今朝の園庭は、紅葉が陽の光を浴びて一段と輝いていました。そんななかで、紅葉に負けないくらいキラキラと輝く目で今日も楽しい事探しをする子どもたちの笑顔でいっぱいでした。
昨日から、29日より点灯するイルミネーションの準備を子どもたちと一緒にしました。箱の中からひとつひとつ出てくるサンタさんやトナカイを見ながら、「まっかなお鼻の♪」 「ジングルベル♪ジングルベル♪」と自然に歌が出てきます。「クリスマスって楽しいんよね!」 「早く来ないかな。」と会話がはずみ、うきうきわくわくしながら、ツリーの飾りつけをしました。そして今朝、たんぽぽ組のR君が、「サンタさんにお手紙書いてきたよ。」と、封筒に入れたお手紙を大事そうに持ってきてくれました。「お手紙書いたけど住所が分からん。教えて!」というR君に、「幼稚園に来てくれるサンタさんだったら、古森先生に聞いたら知ってるかも?」と言うと、「ダメ、おうちに来てくれるサンタさんじゃないと!」と言いました。ちょっと困った私は、「じゃ、古森先生に聞いてみるね!」と、副園長の名前を勝手に出して(?)その場は納めましたが、R君の夢を壊さない様な答えを出してあげたいなと、知恵をふりしぼっているところです。
さて、たんぽぽ組では、今日避難訓練の写真を貼り、アルバムを作りました。副園長のアドバイスから、みんなが同じ台紙を使わず、白いアルバム台紙に写真を1枚貼ると、そこから子どもたちの自由な発想でステキなキャンパスへと変わっていきました。
Sちゃんは、写真を見ながら、ホース、窓、タイヤと、細かく描いて色も丁寧に塗っていました。またR君は、「火を消すけん、お水がいる!」と言って、折り紙を切って貼っていました。また、Yちゃんは、包装紙を細かくちぎってきれいに並べて貼り、Sちゃんは、写真のまわりに並べて貼って額縁のような模様を作っていました。
同じ素材でも、こんなにひとりひとり違ったステキな世界が広がっていくのです。作品作りの時にも、驚きと感動の毎日でしたが、このアルバム作りでもひとりひとりの表現力のすばらしさに感動しました。本当に子どもたちって、この小さな体にどれだけ果てしないパワーを持っているのでしょうか。すごいですね。
そして、今日は赤コースのアイススケートがありました。今日は、出発を年中、年長と大きく時間差をつけたことで、たっぷりと氷の上で楽しむことができました。年長さんは、昨日同様、殆どの子が立ってすべる事ができていました。また年中のW先生は、スケートにちょっぴり(自信がなく?)子どもたちと一緒にはいはいから始めました。帰る頃には、立てる様になりましたが、「近づかないでね・・・。」と、まわりの子たちにお願いをしていた様です。そんな中で、氷の上をスイスイ気持ちよくすべる年中さん、年長さんの姿も沢山見られました。たっぷりとアイススケートを楽しんだ子どもたちは、満面の笑みで「ただいまぁ。」と帰ってきました。今晩、おうちで楽しかったアイススケートの話題が出てくることでしょう。
明日、29日5時から、イルミネーションの点灯式を行います。5時から7時まで、ぜんざいを振る舞います。よろしかったら、どうぞ、皆様おそろいでお越しください。
2008年11月27日 木曜日
「先生スケート楽しみやね」「手袋がいるんよね」と前日から、とても楽しみにしていた子どもたち。今朝登園してくると、「僕、この前スケート行ったんよ」「滑れるようになるかなー楽しみやね」と、いろいろな会話がとびかっていました。
迎えに来た大きないよてつスポーツセンターのバスに乗ってアイススケート場に着くと、「わーついたついた」と歓声があがり、早速手袋をはめて、スケート靴にはきかえました。古森先生からアイススケートをするための注意を、静かに聞きました。その中で、転んだら危ないので友達や役員さん、先生とも手をつながないで一人で滑ることや、氷は絶対削らないこと、転ぶときは、おしりはクッションみたいにやわらかいのでおしりから転ぶことなど、一つひとつの約束ごとにしっかりとうなづいていました。
まずしゃがんで片手をついて、もう片方の手をついて、起き上がるよう立ち方を教えてもらって実際に練習もしました。そして、小さいリンクからハイハイしながら大きいリンクへ移動していきました。年長児は、去年の経験とプレオープンで先日行って今年は2回目であることから、すぐに立って滑ることができていました。年中児も、そんな姿を見ながら、教えてもらったように立とうとしていました、Yくんは、滑っていた方に「ゆっくりしゃがんで顔はまっすぐ向けたら滑れるよ」と教えてもらい、そのようにしてみると、少し滑れてとても喜んでいました。又「スケート選手みたいに滑れるようになりたい」と言っていたTくんや、「スイスイ滑れるようになりたい」と言っていたMちゃんも、いつのまにかリンクの端から端までいけるようになっていました。他の子たちも次々やってきて、「見て見て」と言って立てるようになったところや、滑れるようになったところを見せてくれました。帰ってからも「滑れるようになってとっても嬉しかった」「またスケート行きたい」「今度はもっと滑れるようになりたい」と昼食中も話題に花が咲いていました。明日は反対のコースが行きます。とても楽しみにしているようです。
2008年11月26日 水曜日
11月も後半になると子ども達の遊びも鬼ごっこや縄跳びなど体を動かす遊びに変わってきます。今日は、30日のサッカーの試合を前にしてエルピスのコーチの特別指導が入りました。その中で練習試合をすることになっていましたが登園してきた年少さんやサッカーのおへやをしていない子どもがビブスを着て一生懸命ボールを蹴っていました。そんななかいよいよあそびのへやの特別指導の時間になりました。試合が始まろうとするときにちゅうりっぷ組のS君がギブスを着てやってきました。しかし今日は年長児と年中児の試合で年少児はスピードについていけず危険だということで入れてもらえませんでした。S君のお兄ちゃんは年長児でサッカーに入っていました。三葉幼稚園ではたいていのことは年長児や年中児の中に入って遊べているのでS君は納得できなかったようです。泣いていたS君には理由を話して時にはできないこともあるということを分かってもらいました。試合はどの子も精一杯頑張っていて、優勝候補のチームに勝った、ぞう組、ぱんだ組のチームは大喜びでした。負けたチームは勿論「次は勝つ!」と益々競争意識が高まったようでした。
そして今日は子どもたちの大好きな手作り給食の日。朝来ると「今日納豆やろ。」「早く給食にならんかな。」と楽しみにしていました。駐車場の畑からぞう組の子達が料理に使うためのブロッコリーを採ってきました。さぁ!楽しみにしていた給食の時間です。大根の煮物を食べたAちゃんは「この大根が一番好き。」と言って何度もおかわりしていました。この大根はきりん組のkくんのおじいちゃんが昨日丹精込めて作ったものを子ども達のために50本も届けてくださったものでした。ぞう組が採ってきたブロッコリーは天ぷらの中に使われていておかわりをしたY君は「あれ?さっきと天ぷら違う。いっぱい野菜がはいっとる。」と気付いていました。野菜が苦手なA君も「これ食べてみる。」と食べていました。今日のメニューは他にたことたまねぎのかき揚げ、りんご入り納豆、芋たき、みかん、人参ご飯でした。芋たきの里芋はぺんぎん組のFちゃんのお家から頂きました。皆さんのおかげで子ども達は新鮮で美味しい野菜を今日も頂くことができました。三葉っ子達は寒い冬も温かくて美味しい食事で健康で過ごせることでしょう。
2008年11月25日 火曜日
今朝の園庭は、昨日の雨が木々や植物を潤してくれ、赤や黄色の落葉がとても色鮮やかでした。秋が深まると共に紅葉が広がり、いちょうの木々が日々黄色く色付いてきている様は目を見張るばかりです。
例年より落葉になるのが遅く、まだまだ桜の木には紅い葉が残っています。そんな中、来週予定している焼き芋の準備が始まりました。まずは穴掘りです。昨年は、桜の木の下で焼き芋をしたため、木の先が燃えて葉っぱが枯れてしまいました。そのことを覚えていたぞう組のT君とS君は、古森先生に「桜の木が去年燃えたから今年はどこに穴を掘ったらいい?」と聞きに行きました。すると古森先生は「桜の木の燃えない所にしたらいいよね。自分達で考えてみたら?」と答えてくださいました。早速T君とS君はいろいろな場所を考え「ここはどうかな?」とドームを指すと「じゃーままごとはどうするん?」「滑り台は?」と沢山沢山考えていく姿が見られました。結局、今までの場所に近いところで桜の木のない所を選び、みんなでビッグボスを移動したり、穴掘りをしたり落ち葉を集めたりしていきました。いよいよ12月1日から焼き芋開始です。お家にある新聞やアルミホイルを提供して下さい。
それから、年中組さんは、チューリップの球根を・・・年少組さんはクロッカスを植えました。みんなで冬の間にどのように育つのか考えて、今までの経験から水や太陽の光をたっぷり受けて大きくなるに違いないと「大きくなーれ、大きくなーれ」と言いながら植えていきました。
そして年長組は、ヒヤシンスの水栽培をします。土栽培と違って根のでる所をリアルタイムで見ることができ、毎日室内で観察しながら1年生になる頃、甘く香るかわいいヒヤシンスが花を咲かせることでしょう。
干し柿作りも先日のフリースクールに負けないくらい盛んでした。2階のテラスに沢山の干し柿がつるされました。冬の訪れを感じる毎日です。
おもしろエピソードー
焼き芋の穴掘りの中から出てきた石を洗い「化石だー」と言って、何個も拾う幼児たち。「やっぱりかわいいなー」とほほえましく思いました。
2008年11月22日 土曜日
今日のフリースクールでは、「柿」をテーマに、縄をなう所から自分たちで体験していき、「干し柿」を作っていきました。好例の教師の劇では、「甘柿」と「しぶ柿」の違いや、しぶ柿を甘くする方法を説明していったのですが、以前、園でも経験のある子どもたちは、「干し柿にしたらいい。」とか、「皮をむがんといかん。」などと、手を挙げる姿も見られました。
みなさんは、「干し柿」の作り方を知っていますか?ここで作り方を教えたいと思います。 まず、しぶ柿のついた枝をT字になるように切ります。 次に、ヘタと枝を残して、できるだけ長く皮をむいていきます。(皮も食べれます。) 縄をなっていきます。長さは干し柿の数に応じて変えて下さい。 柿のT字になった枝を縄にはさみ込みます。(この時、長い皮は一緒にわらにつるしておきます。) 雨の当たらない、のき下などに吊るしたまま干して、時々手でもんで実をやわらかくします。 約2週間で食べられます。(押さえると、中心まで柔らくなったら食べごろです。) 今回参加して下さった保護者の方も、「干し柿作るのは初めて!」という方が多く、とても興味を持って取り組んで下さいました。特に、縄をなうコーナーでは、何度も何度もほどき直し、むきになって、子どもより真剣な姿も見られました。わらとわらをねじると同時に、手のひらでもねじっていくのが難しいようです。その横で、悠々と、「サッサッ。」と縄をなっていくぞう組のTちゃんの姿は、とても頼もしく見えました。他にも、保護者の手を借りずに、自分1人で皮をむいていた年少さん。皮を分厚くむいて、残って小さくなった柿を嬉しそうに見せてくれる姿は、とてもほほえましく思いました。親子で苦戦しながらも作る姿は、とてもあたたかくて、きっと甘くておいしい干し柿ができることでしょう。
そうしている間に、熟したしぶ柿を見つけた古森先生が、手で皮をむいて、「これ甘いのよ。」と言って、口へ入れてくれたのですが、思わず「甘い。」と言ってしまう程甘くて驚きました。今までしぶ柿を食べた事がなかったので、今朝、興味本位で熟していないしぶ柿を少しかじってみたのですが、舌がヒリヒリするほどしぶかった柿が、日光に当てるだけでこんなに甘くなるなんて思っていませんでした。お日様のパワーに今日は又驚かされました。「この柿もみんなにも食べてもらいたいね。」ということで、帰りに、「甘柿」 「干し柿」 「熟したしぶ柿」を並べて試食をしてもらいました。熟したしぶ柿を食べた保護者の中には、「どうやって作るんですか?初めてしぶ柿を干し柿以外の方法で食べましたが、おいしいですね。」などと言う声も聞かれました。
今日から約2週間。12月の6日辺りで、干し柿が食べられそうなので、毎日楽しみです。今日は家族の人数分の干し柿を持ち帰って頂きました。ご家庭で約2週間、テラスや軒先で見守ったり、時には手を加えておいしい干し柿にして下さい。
2008年11月21日 金曜日
今日は、一週間ぶりの雨でした。バスの中では、「今日は、外で遊べんねぇ、、、」と残念そうに話す子に「今日は、昼から晴れるんよ!!!」と慰める姿が見られました。ちゅうりっぷ組は、今日はくま組の子どもたちが紙芝居を読んでくれると言うのでみんなで見に行くことにしました。くま組のお部屋は奥にあるので行ったことがない子が多く、「くま組ってどこにあるん?」と一つ一つクラス表示を見て探しながら行きました。くま組さんが読んでくれる紙芝居は、“いっすんぼうし”です。くま組の子どもたちは、5人づつのグループに並んで役ごとに声を変えて紙芝居を読んでいきました。お殿様の声では、お腹の底から声を出して「はっはっはっ」と本物のお殿様のような声を出していました。途中、紙芝居を持つ人が入れ替わる時S君が「次、代る!!!」と言って代わるのを忘れている友達に声をかける姿も見られ、練習2日目なのにすごなと思いました。難しい内容でしたが、子どもたちは鬼が出てくると「おにおにぃ♪」と嬉しそうに言いながら、真剣に見ることができていました。他の年長のクラスも紙芝居を練習をしていると言うことなので、これからいろいろなクラスの紙芝居が見られるのが楽しみです。
そして他のクラスでは、アルバム製作をしていました。。ぞう組では、写真を貼りその写真に合った画用紙・包装紙を見つけて好きなように飾りをつけていきました。タイトルも自分で考えて“どうぶつえんにいったよ”“えんそく”など様々で、全部自分で作っていきました。たんぽぽ組では、「お芋堀り、いろんなお友達としたね♪」と言って絵を描き、その周りをはさみで切ってアルバムに貼っていきました。
雨降りの日の幼稚園では、紙芝居を読んだり、パソコンで絵を描いたり、ごっこ遊びをしたりと室内ならではの遊びを楽しんでいました。
2008年11月20日 木曜日
今日はとても寒い1日になりました。風がピュピュと吹く度に、「キャ寒い!」と言って、体と体を寄せ合う子どもたちや、「寒いけん走ろう!」 「鬼ごっこがしたい♪」と言って、元気よく走り出す子、息をきらしながらも友だちを追いかけて行く子などの姿が見られました。いっぱい走ったあとは、「あったまったね。」 「気持ちいいね。」と言って、テラスの陽だまりでひなたぼっこをしていました。また、2階のテラスの所では、風の強さに注目したきりん組のS君が、広告で作った紙飛行機を飛ばしていました。「めっちゃ飛ぶんで。」と言って勢いよく飛ばしましたが、紙飛行機はくるっと方向を変え、S君の元に戻ってきてしまいました。「あれぇ?」と不思議そうに紙飛行機を見つめていると、そばにいたs君が、「風の向きやない?」と言って、風上の方から飛ばすといいのではないかと提案しました。そこで、園庭に出て、その言葉通りに飛ばしてみると、フワっと紙飛行機は舞い上がり、スイスイと進んでいきました。「すごいね!」と2人顔を見合わせて喜んでいました。
そして、今日は三葉幼稚園の子どもたちのために、劇団『バク』さんが来てくださいました。何日も前から楽しみにしていた今日の人形劇。ホルに上がると、かすかに歌が流れていて、それを聴いた子どもたちは、「何が始まるんだろう・・・。」と、ドキドキワクワクです。始めに、司会のお姉さんが出てきて手遊びをしてくれました。どんどん変わる声の調子や動きに合わせて、子どもたちは大笑い。手拍子をしたり、楽しく踊ったりしながら楽しみました。
そして、『劇場』は暗くなり、いよいよ人形劇の始まりです。今日のお話は、『みにくいあひるの子』。楽しい曲に合わせてあひるたちが行進して出てきて、すぐにお話に引き込まれました。鈍くてお調子者の主人公‘グレク’を中心に、お話はどんどん展開していきます。楽しいシンでは一緒に笑い、怖いシンでは泣き出してしまう子も・・・。シンに合わせて子どもたちの表情もコロコロ変わります。いじわるな‘こっこさん’というキャラクタが出てきて泣いてしまったりす組のSちゃんでしたが、最後の挨拶で再びこっこさんが出てくると、「あの人が怖かったんよね。」と言って笑っていました。 また、こあら組さんたちも、人形劇を観劇しました。Z君は、シンが変わってグレクがいなくなると、お母さんに、「グレクどこ行ったん?」と話しかけました。すると、「すぐまた出てくるけんね。ちょっと待っててみようね。」 「うん。」などと、親子の会話も聴かれました。最後は、グレクも仲間の白鳥と出逢うことができ、ハッピエンドでした。楽しかったお話に、子どもたちも拍手喝采です。お部屋に帰ってから、たんぽぽ組のR君が最初の歌をよく覚えていて、「あっひるの行進♪」と口ずさんでいる姿も見られました。
そして、「今日楽しかったね。」と、みんな、お話の内容を思い出しながらにこにこで降園しました。今日の楽しい公演は、子どもたちにたくさんの学びを与えてくれました。劇団『バク』のみなさん、今日は本当にありがとうございました。
コメント (「写真から広がる夢の世界」 たんぽぽ組 吉本多恵子 はコメントを受け付けていません)