2024年9月24日 火曜日
朝晩涼しくなり、日差しも風も秋を感じるようになりました。戸外に出るとたくさんの松ぼっくりが落ちているのをめざとく見つけたたんぽぽ組さん。自然と「まつぼっくりがあったとさ~♪高いお山にあったとさ~♪・・・おさるがひろって食べたとさ‼」と口ずさんでいました。「お山じゃないけど松ぼっくりあったねぇ。」(小さいのをみて)「お猿が食べたの?」と話しながらポケットに入れたりお料理に使ったりとたんぽぽ組さんも秋に触れていました。
そんな今日、一昨日、昨日とお泊まり保育に行った年長さんは「おはよう‼」となんだか自信に満ち溢れた顔つきで登園してきました。「お母さんにお泊まり保育のことたくさん話したよ。」「お土産喜んでくれた。あのみかん餅美味しかったって。」「ママがね、偉かったねって。」「お土産のストラップは家族みんな同じなんよ。」「私がおらんかったけん寂しかったって~。」と嬉しかったこと、楽しかったことのお話がつきません。お家の人と離れて、どのお友達とも、どの先生とも楽しく過ごすことができ、またお家の方があんなにも盛大にお迎えしてくれて自分を必要とされていたこと、愛されていることを実感し、自信に満ち溢れた笑顔の年長さん。とても素敵でした。「一緒にお泊まり行ってくれてありがとう。」と付き添ってくれた教師一人一人にお礼の手紙を持ってクラスまで会いに来てくれて、こちらこそありがとうです。年少さんだった頃からのみんなの成長を間近で見ることが出来てとても楽しい2日間でした。
そんな余韻に浸っていたら・・・休みの間に幼稚園の駐車場の畑が大変なことになっていました。なんとナスもピーマンもたくさんなり、隣の畑まで入ってしまい、ナスは何本かは地面について泥で汚れていました。急いで収穫するとあっという間にざるいっぱいになっていました。そこで手をお皿にしてピーマンを何個かのせてもらうと上のピーマンがころころころと転がり落ちてしまいます。どうしようと思っていると、古森先生が近くにあった大きなさといもの葉を取ってきてお皿にしてくれました。大きい葉をお皿にすることができることを教わり、葉っぱのお皿からピーマンがこぼれないようにして、大事そうに抱えてピーマンを全部入れることが出来ました。ざるがなくても自然の葉をお皿に出来ることをまた1つ覚えました。
さてさて、もうすぐ10月。運動会です。外でもお部屋でも遊びながら、音楽をかけて踊っているたんぽぽ組さん。今日は園庭で赤・青・黄組の全員で踊ってみました。古森先生に「かわいい~!」「上手~」と言ってもらえて、とてもにこにこ笑顔になりました。すると今度はひよこ組さんとひよこ組さんの先生もお客さんになって見てくれました。またまたより一層笑顔になるたんぽぽ組の子どもたち。「ひよこ組にいた時より上手でびっくりしました。」「とてもかわいかったです。」と言ってもらえてとても嬉しくなりました。褒められると嬉しくなり、より元気に笑顔に、そして頑張れます。子どもたちと一緒に楽しみながら、踊りにかけっこに楽しんでいきたいと思います。
2024年9月3日 火曜日
今日から通常保育が始まりました。砂場やままごとコーナーなど、園内のいたるところで子どもたちの楽しそうな声が聞こえてきます。
うさぎ小屋の奥の松の木の下では、年長・年中・年少の子どもたち数人が集まって遊んでいました。何をしているのか気になって覗いてみると、鍋の中に松の葉を入れてパスタ屋さんごっこをしていました。ぞう組のHちゃんは、「パスタを茹でてるの!」と言って、鍋をかき混ぜたり、鍋の中で松の葉を広げたりして友達とごっこ遊びを楽しんでいました。年少の子どもたちもお兄ちゃん・お姉ちゃんの真似をしながら、手の平いっぱいに松の葉を探して、「あったよ〜!!」と言って運んできます。嬉しそうにいろいろな学年の子どもたちが自然に集まって、関わって遊ぶ姿を目にして、とてもいいなと思いました。
2学期からたんぽぽ組に新しい子どもたちが17名入ってきました。その中には朝、少し泣いて来る子もいますが、お部屋や戸外で遊び始めると次第に表情も明るくなります。砂場では、スコップで穴を掘ったり、水を運んだりダイナミックに遊ぶ姿が見られ、うさぎ小屋のところでは横に並んで、「うさぎさん、ごはんだよ〜!」と言いながら餌をあげている後ろ姿がとても可愛らしく思えました。4月、先にたんぽぽ組になった子どもたちも、ちょっぴりお兄さん・お姉さんになってきています。朝の荷物の片付けやいろいろなお手伝いもできるようになってきました。新入園の子どもたちも友達と好きな遊びをたくさん楽しんで、かっこよくて優しいお兄さん・お姉さんになっていくのがとても楽しみです。
2024年7月19日 金曜日
今日も30℃を越える暑い一日になりました。園庭では年長の男の子達が網を手にセミとりをしていたり、日陰にある泥場では年少児が年中児から作り方を教えてもらいながら大きな泥団子を作ったりしていました。また、砂場では年長児達が中心になり大きな川を作っていました。
らいおん組のNちゃんは新しく買ってもらった大きなスコップで沢山の砂をすくって水路を掘っていました。「大きな川を作っているの?」と尋ねると、「そう。全部繋げていきたいんよ」と答えました。中央には大きな島が出来ていて、年長の男の子達が短いすのこを持ってきて川に入らなくてもいいようにと橋を架けていました。
砂場の広さの半分くらいまで川を掘ったところでプールの時間になり年長児達は部屋に戻って行ってしまいました。しばらくして、砂場に戻ってみると年中児達が川作りの続きをしていました。ぱんだ組のHくんは「川を作るぞー!!」と周りの友達に呼びかけながら作っていました。何人かで分かれて水路を作っていましたが、水路に溜まっていた水が長くなった水路の先まで届かなくなり水がなくなってしまいました。そのことに気が付いたTちゃんが「水がなくなったよ!」というと、それを聞いたHくんとYくんがすぐに「俺が持ってくる!!」と言って鍋やバケツに水を入れて運んできて流し入れました。すると川がつながり「水が流れてきたよ。成功やね」とみんなで喜び合っていました。砂場全体に水路ができ水が流れると近くにいたプレ年少の子ども達も大喜びで川の中に入って走り回ったり、水汲み遊びをしたりし始めました。砂場の水は井戸水なのでとても冷たいので、たんぽぽ組のKくんは「冷たくて気持ちがいい~」と水の中を歩きながら涼しんでいました。そんな姿を水路を作った年中児達は笑顔で見守っていて感心するばかりです。
その後たんぽぽ青組は、お道具箱の掃除をしました。教師が「お道具箱を持って来て」と声を掛けると、みんなすぐに自分のロッカーからお道具箱を持って来ました。お道具箱からクレヨンや帽子などを出して、汚れを拭きとりピカピカになったお道具箱を「先生きれい!」と嬉しそうに見せてくれました。掃除を終えてお道具箱を片付けていると、友達が片付けたお道具箱の名前が見えないことに気が付いたYちゃんが「はんたい!名前が見えなくなってるよ!!」と声を掛けて一緒に直してあげていました。新園舎が完成し生活や遊びを通して年長児や年中児の姿を真似したり、一緒にする中で教えてもらいながら経験を積み重ね成長しているたんぽぽさん。自分一人でできることが増え、困っている友達を見つけると世話をする姿も見られるようになってきました。一日一日知恵がつき心身ともに目に見えて成長していく満3歳児に驚き感心する毎日です。
2024年7月11日 木曜日
今日は朝から大雨で昨日までの夏日から一転梅雨に逆戻りの一日でした。
朝、プールを見に来ていた古森先生を見つけた年中さんは「何してるの?」と集まってきました。いつも古森先生がいる所には楽しい事があることを知っている子ども達は、今度は何をしてくれるのかな?と興味津々です。楽しい事が大好きな子ども心いっぱいの古森先生は、プールのそばのタライの中にあったカップをプールの中に投げ入れると、ひしゃくでそれをすくいながらそばにいた教師に「釣り竿持って来て~」と声をかけました。それを聞いた年長児が廃材で魚を作って放流しプールは釣り堀になりました。思えば何年か前まではプールを使って魚釣りを楽しんでいましたが、園舎の建て替えにともなってしばらくお休みしていたのです。大きなプールでの魚釣りは久しぶりで、子ども達もワクワクしてる様子でした。
流れるプールに廃材で作った魚たちが次々まわって流れてきます。その魚を釣り竿を使って、釣っていくのが難しく、子ども達も「つれーん」「難しい!」と言いながらも何度も挑戦しているうちにコツを掴んで釣れるようになっていきました。
そして、大きなプールに魚が少なくなってきたのを見た年中さんのクラスで魚作りが始まりました。お部屋を覗いてみると、ハサミでトレーを切って足やヒレを作るとマーカーで色を塗ってカラフルな魚にしたり、トレーにヤクルトカップをたくさんくっつけてタコを作ったりと思い思いの海の生き物を作っていました。りす組のSくんは魚を作った後に自用の釣り竿を作っていました。次々作った魚を泳がせているうちに紙製の魚は水に溶けてしまうことに気が付いて、紙で作っている友達に「水に溶けちゃうよー!」と教えてあげる姿も見られました。また、プラスチックの廃材は水に浮かんで流れることが分かり、プラスチックの廃材を選んで作っている子の姿もあり、気が付いた事、学んだ事をすぐに生かしている年中さんに驚かされました。晴れの日のプール遊びを楽しんだ子ども達は、雨の日もプールで遊ぶ事ができて楽しい一日になりました。たくさんの魚達もできて「明日も雨かな~」と魚釣りがより楽しみです。
今日は、たんぽぽさんは3クラス合同で過ごし一緒に遊んだり、給食を食べたり仲良く過ごしました。黄組さんよりも少しだけ月齢が早い青組、赤組さんは準備や片付けを手伝ってあげたりと数ヶ月の差ですがちょっぴりお兄さん、お姉さんになってお世話をしてあげていました。
2024年7月5日 金曜日
今日は、34°Cを越える暑い1日になりました。暑くても戸外で元気に遊ぶ三葉っ子の為に、幼稚園にある全てのテントを出し、熱中症対策をしました。また、所々に日よけシートもつけて、少しでも日陰を作り子ども達を直射日光から守る工夫をしました。園長が「子どもは身長が低いから、地面の照り返しを直に受けやすく、大人が思っている以上に暑さを感じている」と毎年、教えてくれます。暑い夏を乗り切る為に、子ども達の為に何ができるのかを1番に考えて保育にあたっていきたいと思います。
たんぽぽ組で育てていたミニトマトがようやく赤く色づきました。「トマトを収穫するよー!!」と声を掛けるとみんなが一斉にトマトのプランターの前まで駆けてきました。今日は、5個のトマトが収穫でき、嬉しさいっぱいの黄組さんは、出会った先生にトマトを見せて回っていました。収穫の喜びを感じた子ども達と一緒に引き続き、トマトの世話をしていきたいと思います。
さんさんランドの横にある果樹園で育てている桃がハクビシンに食べられそうになっていたので、収穫してもらいました。今日は、その桃を食べよう!!ということで大きなタライに水と氷を入れて冷やしていたのですが年中の子ども達は、その様子をずっと見ていたようで「まだ~?」「もう冷えた~?」と待ち遠しくて仕方がなかったようです。その後、各クラスでおいしく頂きました。世話をして頂いた先生に感謝の気持ちをもち、時々、果樹園にも足を運んでみようと思います。
7月7日は七タ!!ということで、三葉幼稚園の彦星と織姫の為に、調理師さん達が七夕給食を作ってくれました。黄組の子ども達は、「きらきら星」の歌が好きで、よく歌っているのですが、七夕そうめんの中に入っていた星の形の人参に気付いたようで、普段は野菜が苦手な子ども達もパクパクとおいしそうに食べていました。年長、年中児達は、短冊に願いを込めて七夕飾りを作って部屋に飾っていました。みんなの願いが叶いますように…。
2024年6月25日 火曜日
朝、ままごとのコーナーに行くと、いつものように子どもたちが野菜を手慣れた様子で上手に切って料理を作っていました。りす組のYくんは、にんじんをいろいろな形に切ってコップに入れると、それをお玉で混ぜようとしますが、持っていた大きなお玉では混ぜることができません。そこで、Yくんはコップに入れることのできるぴったりサイズのスプーンを友達と探してきて、嬉しそうに混ぜて、野菜ジュースを作りました。そこにM先生が「この花も使っていいよ!」と言って落ちていた花を持ってきてくれました。その花を見て、Yくんは何かを思いついたようで、にこっと笑うと野菜ジュースが入ったコップのふちに飾りました。そうすると、おしゃれなお店で売っていそうなジュースになりました。一緒にままごとをしていた友達から「かわいい~」と言われたYくんは、嬉しくなってもう1杯今度は緑色のジュースを作りました。完成すると、「オレンジ色のジュースがみかん味、緑色のジュースが抹茶味なんよ。」と教えてくれました。ジュース屋さんになった気分のYくんに「このジュースは何円ですか?」と質問すると、「1つ100円・・・いや、200円です!」と言いました。そして、「先生、200円って分かる?100円が2枚いるんよ。」と、この前のこふき芋屋さんで経験したことを自慢気に教えてくれました。
また色水のコーナーでは、年中さんたちが古森先生とN先生と一緒に何やら実験を始めていました。古森先生とうさぎ組のSちゃんがキッチンペーパーに花をはさんで、すりこぎで叩いたり、コロコロさせたりすると、花でキッチンペーパーが染まっていきました。面白そうなことをしていることに気付いた子どもたちが西洋朝顔の花を使って、染めることができるか挑戦していました。すると、キッチンペーパーにくっきり紫色の花が映り、朝顔の花が咲きました。朝顔のキッチンペーパーがテーブルに何枚も並んでいき、みんな満足そうでした。
たんぽぽ組では、29日(土)の作品展に向けて、自分たちが作った作品を展示室まで運びました。壊さないように両手で大切に持つことを伝えると、みんな小さな手で一生懸命そろりそろりと持っていきました。たんぽぽさんになって初めての作品展。子どもたちも「早くパパやママに見てもらいたい!」と楽しみにしています。
2024年6月21日 金曜日
「うわ〜!」「きゃあ〜♪」「たのし〜い♪」昨日から始まったしゃぼん玉遊び。昨日ずーっと羨ましそうに見ていた年少さんがさっそく集まりました。年長さん・年中さんがしているのをみて、あーなるほどと真似っこから始まります。同じような廃材を持ってきて穴をあけてもらい、いざ吹いてみます。ヤクルトやヨーグルトの筒状になっている容器は、ぷ~っとしゃぼん玉がすぐに出来ました。そんななか、すみれ組のTくんは、納豆の四角い容器を持ってきました。ぷ~っと吹いてみるものの、すぐにパチンと割れてしまいなかなかできません。それでも何度も何度も挑戦し、息の吹き方、液をつけてそっと持ちあげることを身に付けていき、そっと長い息でゆっくり吹くと大きい大きいしゃぼん玉ができました。「できた!」と喜ぶTくんの嬉しそうな表情がなんともいえないかわいい表情でした。できたことを喜ぶ年少さん、遠くに飛ばしたいからと少し高いところから吹く年中さん、「息を早く吹いたら小さいのが出来て、ゆっくり吹いたら大きいのが出来るんよ。空気が違うからよ。」とそんな賢いことにも気付く年長さん。同じしゃぼん玉遊びでも様々な楽しみ方があります。さて、たんぽぽ組さんはというと…パチンパチンとお兄さん・お姉さんが作ってくれたしゃぼん玉を見て飛び跳ねていました。喜んでくれるもんだからお兄さん・お姉さんも何度も見せてくれます。その姿はまるでしゃぼん玉ショーのようでした。
そんな時、「お芋を洗うよー!!」との声。すぐに子どもたちがかけよって洗い始めます。”これは何か始まるね。””きっと、いいことだよね。”とわくわくしながら洗っているのが表情から伝わってきます。「あー水遊びみたいでお芋を洗うの楽しかった♪」と何でも楽しめる子どもたちです。しばらくするとテントの下に設置された大きな鍋が火にかけられました。中にはたっぷりの水と先程洗った芋が入っています。始めは、洗った子たちや近くにいた子たちだけだったのが湯気が立ち上がってくるにつれて人だかりも増してきました。鍋はあつあつ!蓋の上でも芋が焼けるほどです。なんだかいい匂いもしてきました。茹であがった芋の水をとり、大きな鍋を揺すって揺すって塩をふり…「おいしそ~う!」食べてみたい気持ちが溢れます。でも、テントに表示された「こふきいもやさん ○○えん」には値段が書かれていません。ここで年長さんの値段交渉の始まりです。交渉するのは、もちろん古森先生へ。昨日の塩もみ野菜も作ってくださった三葉幼稚園レストランの名コックさん、古森先生です。”何円で買う~?”「100円で買えますか?」”今は値上がりの世の中、100円では難しいかなぁ。”「じゃあ190円はどうですか?」”うーん…”なかなか決まりません。”190円+10円は?”「200円!社長さん、200円でどうですか?」よし!200円に決まり。算数の計算も食べ物で分かるのが三葉幼稚園の子どもたちです。
さてさて、「200円」というお金はあるかな?200円玉というのはありません。さすが今まで何度か経験している年長、年中さんはすぐに作り始めました。「100円と100円で200円!」200円玉がないということも分かっていました。そんななか…ちゅうりっぷ組のKくんは「お家にお金あるよ!」たんぽぽ組のKちゃんは「ママに持ってきてもらう。」Eちゃんは、「お母さんが来たらまた幼稚園に買いに行くね。」と…。それはそうだよねぇ。お店で売ってある物はお金で買うことを分かっています。お兄さん・お姉さんがお金を作っているのをみて、幼稚園での手作りお店やさんごっこは!?は、お金を作るんだねということを知りました。
買うときは、「こふきいもください。」もう1つ欲しかったら、「おかわりください。」ということも知り、「こーふきいも」「おおきいも」「おふきいも」一生懸命言いました。その後の昼食では、「こふきいも!」「こふきいも!」と連呼し、あのおいしかった食べ物は「こふきいも」だということも学びました。遊びからたくさん学び、楽しめた1日でした。次またお店やさんが始まったら、このときのことを覚えているかな?どうするのかな?私もとても楽しみです。
コメント (「自信も笑顔もいっぱい‼」 たんぽぽ赤組 清水 祐子 はコメントを受け付けていません)