幼稚園の日記(ブログ)

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2024年7月19日 金曜日

今日も30℃を越える暑い一日になりました。園庭では年長の男の子達が網を手にセミとりをしていたり、日陰にある泥場では年少児が年中児から作り方を教えてもらいながら大きな泥団子を作ったりしていました。また、砂場では年長児達が中心になり大きな川を作っていました。

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らいおん組のNちゃんは新しく買ってもらった大きなスコップで沢山の砂をすくって水路を掘っていました。「大きな川を作っているの?」と尋ねると、「そう。全部繋げていきたいんよ」と答えました。中央には大きな島が出来ていて、年長の男の子達が短いすのこを持ってきて川に入らなくてもいいようにと橋を架けていました。

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砂場の広さの半分くらいまで川を掘ったところでプールの時間になり年長児達は部屋に戻って行ってしまいました。しばらくして、砂場に戻ってみると年中児達が川作りの続きをしていました。ぱんだ組のHくんは「川を作るぞー!!」と周りの友達に呼びかけながら作っていました。何人かで分かれて水路を作っていましたが、水路に溜まっていた水が長くなった水路の先まで届かなくなり水がなくなってしまいました。そのことに気が付いたTちゃんが「水がなくなったよ!」というと、それを聞いたHくんとYくんがすぐに「俺が持ってくる!!」と言って鍋やバケツに水を入れて運んできて流し入れました。すると川がつながり「水が流れてきたよ。成功やね」とみんなで喜び合っていました。砂場全体に水路ができ水が流れると近くにいたプレ年少の子ども達も大喜びで川の中に入って走り回ったり、水汲み遊びをしたりし始めました。砂場の水は井戸水なのでとても冷たいので、たんぽぽ組のKくんは「冷たくて気持ちがいい~」と水の中を歩きながら涼しんでいました。そんな姿を水路を作った年中児達は笑顔で見守っていて感心するばかりです。

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その後たんぽぽ青組は、お道具箱の掃除をしました。教師が「お道具箱を持って来て」と声を掛けると、みんなすぐに自分のロッカーからお道具箱を持って来ました。お道具箱からクレヨンや帽子などを出して、汚れを拭きとりピカピカになったお道具箱を「先生きれい!」と嬉しそうに見せてくれました。掃除を終えてお道具箱を片付けていると、友達が片付けたお道具箱の名前が見えないことに気が付いたYちゃんが「はんたい!名前が見えなくなってるよ!!」と声を掛けて一緒に直してあげていました。新園舎が完成し生活や遊びを通して年長児や年中児の姿を真似したり、一緒にする中で教えてもらいながら経験を積み重ね成長しているたんぽぽさん。自分一人でできることが増え、困っている友達を見つけると世話をする姿も見られるようになってきました。一日一日知恵がつき心身ともに目に見えて成長していく満3歳児に驚き感心する毎日です。

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コメント (「大きな川を作ったよ!」 たんぽぽ組青組 澤近宏一 はコメントを受け付けていません)

2024年7月11日 木曜日

今日は朝から大雨で昨日までの夏日から一転梅雨に逆戻りの一日でした。

朝、プールを見に来ていた古森先生を見つけた年中さんは「何してるの?」と集まってきました。いつも古森先生がいる所には楽しい事があることを知っている子ども達は、今度は何をしてくれるのかな?と興味津々です。楽しい事が大好きな子ども心いっぱいの古森先生は、プールのそばのタライの中にあったカップをプールの中に投げ入れると、ひしゃくでそれをすくいながらそばにいた教師に「釣り竿持って来て~」と声をかけました。それを聞いた年長児が廃材で魚を作って放流しプールは釣り堀になりました。思えば何年か前まではプールを使って魚釣りを楽しんでいましたが、園舎の建て替えにともなってしばらくお休みしていたのです。大きなプールでの魚釣りは久しぶりで、子ども達もワクワクしてる様子でした。

流れるプールに廃材で作った魚たちが次々まわって流れてきます。その魚を釣り竿を使って、釣っていくのが難しく、子ども達も「つれーん」「難しい!」と言いながらも何度も挑戦しているうちにコツを掴んで釣れるようになっていきました。

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そして、大きなプールに魚が少なくなってきたのを見た年中さんのクラスで魚作りが始まりました。お部屋を覗いてみると、ハサミでトレーを切って足やヒレを作るとマーカーで色を塗ってカラフルな魚にしたり、トレーにヤクルトカップをたくさんくっつけてタコを作ったりと思い思いの海の生き物を作っていました。りす組のSくんは魚を作った後に自用の釣り竿を作っていました。次々作った魚を泳がせているうちに紙製の魚は水に溶けてしまうことに気が付いて、紙で作っている友達に「水に溶けちゃうよー!」と教えてあげる姿も見られました。また、プラスチックの廃材は水に浮かんで流れることが分かり、プラスチックの廃材を選んで作っている子の姿もあり、気が付いた事、学んだ事をすぐに生かしている年中さんに驚かされました。晴れの日のプール遊びを楽しんだ子ども達は、雨の日もプールで遊ぶ事ができて楽しい一日になりました。たくさんの魚達もできて「明日も雨かな~」と魚釣りがより楽しみです。

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今日は、たんぽぽさんは3クラス合同で過ごし一緒に遊んだり、給食を食べたり仲良く過ごしました。黄組さんよりも少しだけ月齢が早い青組、赤組さんは準備や片付けを手伝ってあげたりと数ヶ月の差ですがちょっぴりお兄さん、お姉さんになってお世話をしてあげていました。

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コメント (「プールが釣り堀に変身!」 たんぽぽ赤・青組 藤原愛梨 はコメントを受け付けていません)

2024年7月5日 金曜日

今日は、34°Cを越える暑い1日になりました。暑くても戸外で元気に遊ぶ三葉っ子の為に、幼稚園にある全てのテントを出し、熱中症対策をしました。また、所々に日よけシートもつけて、少しでも日陰を作り子ども達を直射日光から守る工夫をしました。園長が「子どもは身長が低いから、地面の照り返しを直に受けやすく、大人が思っている以上に暑さを感じている」と毎年、教えてくれます。暑い夏を乗り切る為に、子ども達の為に何ができるのかを1番に考えて保育にあたっていきたいと思います。

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たんぽぽ組で育てていたミニトマトがようやく赤く色づきました。「トマトを収穫するよー!!」と声を掛けるとみんなが一斉にトマトのプランターの前まで駆けてきました。今日は、5個のトマトが収穫でき、嬉しさいっぱいの黄組さんは、出会った先生にトマトを見せて回っていました。収穫の喜びを感じた子ども達と一緒に引き続き、トマトの世話をしていきたいと思います。

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さんさんランドの横にある果樹園で育てている桃がハクビシンに食べられそうになっていたので、収穫してもらいました。今日は、その桃を食べよう!!ということで大きなタライに水と氷を入れて冷やしていたのですが年中の子ども達は、その様子をずっと見ていたようで「まだ~?」「もう冷えた~?」と待ち遠しくて仕方がなかったようです。その後、各クラスでおいしく頂きました。世話をして頂いた先生に感謝の気持ちをもち、時々、果樹園にも足を運んでみようと思います。

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7月7日は七タ!!ということで、三葉幼稚園の彦星と織姫の為に、調理師さん達が七夕給食を作ってくれました。黄組の子ども達は、「きらきら星」の歌が好きで、よく歌っているのですが、七夕そうめんの中に入っていた星の形の人参に気付いたようで、普段は野菜が苦手な子ども達もパクパクとおいしそうに食べていました。年長、年中児達は、短冊に願いを込めて七夕飾りを作って部屋に飾っていました。みんなの願いが叶いますように…。

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コメント (「暑い夏を乗り切ろう!!」 たんぽぽ黄組 竹本茜 はコメントを受け付けていません)

2024年6月25日 火曜日

朝、ままごとのコーナーに行くと、いつものように子どもたちが野菜を手慣れた様子で上手に切って料理を作っていました。りす組のYくんは、にんじんをいろいろな形に切ってコップに入れると、それをお玉で混ぜようとしますが、持っていた大きなお玉では混ぜることができません。そこで、Yくんはコップに入れることのできるぴったりサイズのスプーンを友達と探してきて、嬉しそうに混ぜて、野菜ジュースを作りました。そこにM先生が「この花も使っていいよ!」と言って落ちていた花を持ってきてくれました。その花を見て、Yくんは何かを思いついたようで、にこっと笑うと野菜ジュースが入ったコップのふちに飾りました。そうすると、おしゃれなお店で売っていそうなジュースになりました。一緒にままごとをしていた友達から「かわいい~」と言われたYくんは、嬉しくなってもう1杯今度は緑色のジュースを作りました。完成すると、「オレンジ色のジュースがみかん味、緑色のジュースが抹茶味なんよ。」と教えてくれました。ジュース屋さんになった気分のYくんに「このジュースは何円ですか?」と質問すると、「1つ100円・・・いや、200円です!」と言いました。そして、「先生、200円って分かる?100円が2枚いるんよ。」と、この前のこふき芋屋さんで経験したことを自慢気に教えてくれました。

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また色水のコーナーでは、年中さんたちが古森先生とN先生と一緒に何やら実験を始めていました。古森先生とうさぎ組のSちゃんがキッチンペーパーに花をはさんで、すりこぎで叩いたり、コロコロさせたりすると、花でキッチンペーパーが染まっていきました。面白そうなことをしていることに気付いた子どもたちが西洋朝顔の花を使って、染めることができるか挑戦していました。すると、キッチンペーパーにくっきり紫色の花が映り、朝顔の花が咲きました。朝顔のキッチンペーパーがテーブルに何枚も並んでいき、みんな満足そうでした。

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たんぽぽ組では、29日(土)の作品展に向けて、自分たちが作った作品を展示室まで運びました。壊さないように両手で大切に持つことを伝えると、みんな小さな手で一生懸命そろりそろりと持っていきました。たんぽぽさんになって初めての作品展。子どもたちも「早くパパやママに見てもらいたい!」と楽しみにしています。

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コメント (「お花が大活躍♪」 たんぽぽ赤組 森岡朋音 はコメントを受け付けていません)

2024年6月21日 金曜日

「うわ〜!」「きゃあ〜♪」「たのし〜い♪」昨日から始まったしゃぼん玉遊び。昨日ずーっと羨ましそうに見ていた年少さんがさっそく集まりました。年長さん・年中さんがしているのをみて、あーなるほどと真似っこから始まります。同じような廃材を持ってきて穴をあけてもらい、いざ吹いてみます。ヤクルトやヨーグルトの筒状になっている容器は、ぷ~っとしゃぼん玉がすぐに出来ました。そんななか、すみれ組のTくんは、納豆の四角い容器を持ってきました。ぷ~っと吹いてみるものの、すぐにパチンと割れてしまいなかなかできません。それでも何度も何度も挑戦し、息の吹き方、液をつけてそっと持ちあげることを身に付けていき、そっと長い息でゆっくり吹くと大きい大きいしゃぼん玉ができました。「できた!」と喜ぶTくんの嬉しそうな表情がなんともいえないかわいい表情でした。できたことを喜ぶ年少さん、遠くに飛ばしたいからと少し高いところから吹く年中さん、「息を早く吹いたら小さいのが出来て、ゆっくり吹いたら大きいのが出来るんよ。空気が違うからよ。」とそんな賢いことにも気付く年長さん。同じしゃぼん玉遊びでも様々な楽しみ方があります。さて、たんぽぽ組さんはというと…パチンパチンとお兄さん・お姉さんが作ってくれたしゃぼん玉を見て飛び跳ねていました。喜んでくれるもんだからお兄さん・お姉さんも何度も見せてくれます。その姿はまるでしゃぼん玉ショーのようでした。

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そんな時、「お芋を洗うよー!!」との声。すぐに子どもたちがかけよって洗い始めます。”これは何か始まるね。””きっと、いいことだよね。”とわくわくしながら洗っているのが表情から伝わってきます。「あー水遊びみたいでお芋を洗うの楽しかった♪」と何でも楽しめる子どもたちです。しばらくするとテントの下に設置された大きな鍋が火にかけられました。中にはたっぷりの水と先程洗った芋が入っています。始めは、洗った子たちや近くにいた子たちだけだったのが湯気が立ち上がってくるにつれて人だかりも増してきました。鍋はあつあつ!蓋の上でも芋が焼けるほどです。なんだかいい匂いもしてきました。茹であがった芋の水をとり、大きな鍋を揺すって揺すって塩をふり…「おいしそ~う!」食べてみたい気持ちが溢れます。でも、テントに表示された「こふきいもやさん ○○えん」には値段が書かれていません。ここで年長さんの値段交渉の始まりです。交渉するのは、もちろん古森先生へ。昨日の塩もみ野菜も作ってくださった三葉幼稚園レストランの名コックさん、古森先生です。”何円で買う~?”「100円で買えますか?」”今は値上がりの世の中、100円では難しいかなぁ。”「じゃあ190円はどうですか?」”うーん…”なかなか決まりません。”190円+10円は?”「200円!社長さん、200円でどうですか?」よし!200円に決まり。算数の計算も食べ物で分かるのが三葉幼稚園の子どもたちです。

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さてさて、「200円」というお金はあるかな?200円玉というのはありません。さすが今まで何度か経験している年長、年中さんはすぐに作り始めました。「100円と100円で200円!」200円玉がないということも分かっていました。そんななか…ちゅうりっぷ組のKくんは「お家にお金あるよ!」たんぽぽ組のKちゃんは「ママに持ってきてもらう。」Eちゃんは、「お母さんが来たらまた幼稚園に買いに行くね。」と…。それはそうだよねぇ。お店で売ってある物はお金で買うことを分かっています。お兄さん・お姉さんがお金を作っているのをみて、幼稚園での手作りお店やさんごっこは!?は、お金を作るんだねということを知りました。

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買うときは、「こふきいもください。」もう1つ欲しかったら、「おかわりください。」ということも知り、「こーふきいも」「おおきいも」「おふきいも」一生懸命言いました。その後の昼食では、「こふきいも!」「こふきいも!」と連呼し、あのおいしかった食べ物は「こふきいも」だということも学びました。遊びからたくさん学び、楽しめた1日でした。次またお店やさんが始まったら、このときのことを覚えているかな?どうするのかな?私もとても楽しみです。

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コメント (「開店!こふき芋やさん」 たんぽぽ赤組 清水祐子 はコメントを受け付けていません)

2024年5月27日 月曜日

新園舎に引っ越して、1週間がたちました。子どもたちは、したい遊び、楽しい遊びをたくさん見つけて元気いっぱい遊んでいます。

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砂場では、年長さんたちが大きなスコップで穴を掘ったり、じょうろに水をくんで流したりしていました。砂場で遊んでいたらいおん組のYくんは、水路を作って別の場所の水路につなげたかったようで、近くにいた友達に「一緒に掘って!!」と声をかけ、水が流れるように工夫しながら掘っていました。少しして、また砂場を覗きに行くと、子どもたちの人数も増え、一人ひとりが役割分担をしながら「ここを掘ったほうがいいんじゃない?」「ここにつなげてみよう!!」と言いながら遊んでいる姿がみられ、「さすが年長さんだな〜」と思いました。そんな中で、黙々と何かをしていたぞう組のMくん。「何をしているの?」と聞いてみると、「水が流れるトンネルを作りたい!」と言って、2つのといをトンネルのように重ね合わせていました。何度か挑戦して、上手く重なる部分を見つけると、そのといの周りに砂を置いて固定していきました。「壊れないように砂で固めてみたよ。」とにこにこ笑いながら話してくれるMくんの表情は自信たっぷり、まるで工事屋さんです。遊びの中で、これまでの経験を生かしたり、自分たちで新しいことを考えたり工夫したりする姿を大切に見守ったり、援助したりしていける教師でありたいと思いました。

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たんぽぽ組の子どもたちも本園での生活に慣れてきて、「外に遊びに行こう!!」と声をかけると、大急ぎで帽子を取ってきてかぶります。そして戸外に出ると、もう40年も幼稚園の子どもたちが遊んできた大好きなあひるの遊具で遊んだり、砂あそびをしたりしていました。今日も元気いっぱい遊んでいると、たんぽぽ青組のTくんが先週みんなで植えたトマトの苗をじっと見ていました。そして、あることに気付いたTくんは、友達や教師を呼んで、トマトを植えたプランターのところまで連れていきました。そして、「ここ!!」と指差しながら教えてくれたところを見ると、そこには小さな小さなトマトの赤ちゃんができていました。Tくんは赤ちゃんトマトを見て、「ちっちゃ〜い!」「赤ちゃんだね♪」と近くにいた友達に教えていました。そして、一緒に見ていた友達と隣のプランターを見ると、そこには今見ていたトマトよりも、もっともっと小さな赤ちゃんトマトがありました。一緒に見ていた子どもたちも「わぁー!!」と小さな小さなトマトに目を丸くしてのぞき込んでいました。

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2ヵ月前に入園したばかりの今年満3歳になる小さなたんぽぽさんたちでも、いろいろなことに日々、気付いています。幼稚園のお兄さん・お姉さんは、たんぽぽ組の子どもたちにとって何でもできて、楽しいことをいっぱいいっぱい知っている憧れの存在です。そんな幼稚園児達の姿から私たち教師もたくさんのことを学んでいきたいと思うばかりです。

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コメント (「赤ちゃんトマト、みーつけた!!」 たんぽぽ赤組 森岡 朋音 はコメントを受け付けていません)

2024年5月23日 木曜日

 新園舎生活になり4日目。靴の脱ぎ方、靴箱、保育室をどの学年も覚えてきました。シールを貼り、かばんを片付け一番に戸外に駆け出してくるのは年長、年中さんです。昨日のこと、園庭にできている三輪車用道路を走り出した年長さんに「あれー大変!バイクの人ー!ヘルメットかぶらないと大変よー!」と古森先生。「おまわりさんにつかまっちゃう~!」とM先生に教えてもらい、子どもたちは「あぁ、そうだった!!」と急いで大林組さんからいただいたヘルメットを取りに行きました。そんなことがあった今日、、、子どもたちはちゃんと覚えていました。言われなくても自分でかぶり、忘れていた子も友達がかぶっているのを見て気付きます。バイクはもちろん、今は自転車もしっかりヘルメットを着用しています。それを見て「朝、自転車で幼稚園に来る時にお母さんもかぶっているよ。」と言っている子もいました。こうして子どもたちは自分の身を守ること、社会でのルールを身につけていくのだなと思いました。ヘルメットをかぶって運転する子どもたちのかわいいこと。見ていてとても楽しい気持ちになりました。

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 その時です。ままごとコーナーからとてもいいにおいがしてきました。ぞう組・きりん組の子どもたちがせっせと忙しそうに働いていました。「あー、雨が降ってきそう。パーティーの準備がまだ終わっていないのに!!」「あー、間に合わない!!」と料理しているのでした。昨日、自分たちで取りに行ったびわ。傷があったり黒くなったりしても大丈夫!そのびわはままごとコーナーで大活躍です。一人ひとり分担していて「これはスープだから水を入れて混ぜるよ。」「これはびわジュースだからコップについでね。」と言っていました。そんな中びわを潰している子がいたので何を作っているのか聞くとジャムにしているとのこと。びわは潰していくうちに色が変わり汁も出てきて、ねっとりとしてきました。料理が終わると自分で運び、「もう!使った物は洗っていかなくっちゃ、キッチンがいっぱいになるー!」と急いで洗ったり、びわの皮や種も「ママがいつもこうやって1つの所に入れているよ。」と入れ物を用意し、一ヶ所に捨てたりしていました。テーブルを拭き、キッチンを片付けながら「まだ食べちゃだめよ。ちゃんとキッチンを片付けてから。」の声も聞こえます。テーブルに全員座ってパーティーの始まりです。「かんぱ〜い!!」自分でとったびわを使った料理は絶品です。「昨日のびわね、お母さんがすごく美味しくて嬉しいって言ってた。」と話しながらの今日は素敵なパーティー。びわが出来るまでの袋掛け、収穫、びわの色の変化、どのくらい汁がでるのか、、、びわからたくさん学びました。お家の方の様子もよく見ていて、いいお父さん・お母さんになるな〜と、とてもほほえましく思いました。

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 たんぽぽの部屋に上がると今日は年中さんが駐車場にびわをとりに行っているのが見えました。先生と「おーい!頑張ってねえ。」、「危ないけど頑張ってね。」「ありがとう。」等と声を掛け合いながら収穫する様子が見られました。その後年中さんがびわの木を持って「くるくる回してとってください。とったら調理室に持って行ってね。」と来てくれました。「くるくる??」と首をかしげるたんぽぽさん。くるくるとびわをまわすと上手に実がとれるのでした。

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 「くるくる」の仕方を年中さんがして見せてくれ、今日とったびわを自分で食べました。「美味しかった?」「うん!」「甘かった?」「うん!!」この「うん!」の中には美味しい、甘い、ありがとう、、、たくさんの気持ちが詰まっているのだろうと思いながら、ほっぺを赤くしながらうなずく顔から嬉しい気持ちが伝わってきました。花のまま冬を越して実ったびわからこんなにも楽しいあたたかい一日を受け取り、幸せな気持ちになりました。

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コメント (「びわから広がる世界」たんぽぽ赤組 清水祐子 はコメントを受け付けていません)