2024年10月12日 土曜日
もも組では10月から3人の新しいお友達が入園してきました。初めての集団生活で、慣れない環境にまだまだ涙が出る事もあるのですが、少しずつ保育教諭や周りの環境に慣れてきた様で安心して離れて遊んでいる姿が見られるようになってきました。そんな中、4月から登園している先輩K君が新入園が泣いている事に気が付きました。そして、その子の近くへ行くと顔を覗き込んで心配そうにしています。どうするのかそっと見ていると、近くにあった磁石のブロックをその子に渡してあげていました。すると、泣いていた子が泣くのをやめて、K君と顔を見合わせてケラケラ声を出して笑い始めたのです。K君も入園当初よく泣いていたのですが、その時友達にしてもらった事を覚えていたのかな?と感動しました。まだまだ1歳。まだまだ赤ちゃん。と思いがちでしたが、少しずつ保育教諭の言っている事ん理解出来るようになってきたもも組の子ども達。毎日いろんな事を見て吸収している1歳児には驚かされる事ばかりです。昨日出来なかった事が次の日には出来るようになっていたりする事が多々あるので、毎日が発見ばかりで楽しく過ごしています。
また、新年度になって入園した子ども達は最近までハイハイの子どもが多かったのですが、今ではほとんどの子が歩けるようになったり、他の子ども達ももうすぐ歩けそうになってきています。そこで、できるかな?と思いつつ、トランポリンや巧技台を出してみました。すると、トランポリンではとりあえずよじ登って座って、感触やクッションを確かめます。そこで、自分も!とやってみようとし始めました。ジャンプはまだ難しく上下に揺れているだけなのですが、本人は跳んでいるつもりで得意そうなとってもいい笑顔を見せてくれました。Hちゃんは、保育教諭に手を持ってもらって足をバタバタ動かして大喜び。Mちゃんは、両手いっぱいのぬいぐるみを持って来て、ぬいぐるみにトランポリンをさせてあげていました。それぞれがそれぞれの遊び方、楽しみ方をしていました。巧技台は台が少し高いのですが、それをものともせず、簡単に登って堂々と立って「どうだ!」とばかりの得意顔の子どもの姿には笑ってしまいました。降り方もそれぞれで、慎重におしりから降りる子、勢いで降りる子、毎日いろいろな姿を見せてくれる子ども達に癒しと元気をもらっています。これからもたくさんの事を発見して、お兄さん、お姉さんになってきたもも組の子ども達とたくさん笑って過ごしたいと思います。
2024年9月7日 土曜日
9月に入り、まだ残暑が厳しい日が続いていますが、朝・夕は過ごしやすくなってきました。
9月から5名の新しい友だちが増え、にぎやかな2学期のスタートになりました。初めて保護者から離れて、新しい環境に足を踏み入れた5名の子どもたち。右を見ても左を見ても知らない人と見慣れない場所なので、涙も出ます。しかし、ふと泣き止めて周りを見ると、珍しい道具やおもちゃが・・・。順応性のある子どもたちは気になるものがあると手を伸ばし、自然と泣くのを止めて、触ってみたり、叩いてみたり、そして同じくらいの幼児が遊んでいるところに目を止め、手を伸ばし、同じような事をしてみたりしはじめます。そして、また時々、ふと思い出して、また涙が出てしまったり・・・と、泣いたり、笑ったり、遊んだりを繰り返しています。
少しだけ先に入園した幼児たちは、ちょっとお兄さんお姉さんになっているので、泣いている友だちを見つけると、顔を覗いたり、よしよしと頭をなでてあげたり、自分が持っている玩具やボールを「どうぞ」と渡してあげている子もいて、その行動は「入園した時は、泣いていたのになぁ・・・」と成長を実感させられる瞬間です。
今日もこんな場面が見られました。ホワイトボードの所で、先輩のKくんがカラー磁石を拾って、ペタリとくっつけていました。すると、新入園児のHくんが横に座って同じようにカラー磁石を拾ってホワイトボードではない壁にくっつけようと、何度も押し付けては落ちてくるのを拾って、押し付けることを繰り返していました。「くっつかんねぇ~~」と声をかけつつ、ホワイトボードにちょっとくっつける手助けをすると、「あれ?」と不思議そうに保育教諭を見て、くっついた磁石が嬉しかったのか、ニコッと笑いました。
新入園児のOちゃんも、先輩Mくんの磁石遊びの隣に行って、同じように真似してくっつけていました。
「子どもは子ども同士で学び合う」と、以前、古森先生が言われていたように、遊びの手本も子どもから学び、楽しみ方も子どもから学び、少しずつ成長する様子を見守りたいと思いました。
遊びだけでなく、何でも大人の真似をしたい幼児達には、少しずつ身のまわりの事や、できる事、自分でやってみようとする姿を見守り、「出来た!!」が積み重なって、元気な三葉っこになれるよう、成長の手助けをしていきたいと思います。
2024年8月17日 土曜日
今週はお盆という事で少人数保育となりました。登園してきた子ども達はいつもの様に笑顔で園生活を楽しんでいます。幼稚園児も少人数なので、朝の涼しい時間に“今だ‼︎”と砂場で遊ぶ事にしました。もも組の子は本園の広い砂場は初めてだったのですが、楽しい所だと分かった様で、すぐに遊び始めました。HちゃんとMちゃんは一応先輩のれもん組さんが側に来て、バケツに砂を入れているとそのバケツに入れた砂を嬉しそうに触り始めました。そして、保育教諭の顔を何度も見上げながら楽しそうな笑顔を見せていました。更に砂を掴んでバケツに入れたり、スコップで砂をならしてみたりと、子ども達なりの遊び方で砂遊びを楽しんでいました。みかんぐみとれもん組の子ども達は流石で、スコップの使い方もお皿の使い方とっても上手です。その間も所々で幼稚園のお兄さん、お姉さんも一緒に遊んでくれ、子ども達は砂遊びを満喫して部屋に戻りました。日中は暑くてなかなか外へ遊び行く事はできませんが、幼稚園の砂場は天井が藤の葉に覆われた陽影でさわやかな風も吹いていて、井戸水を使った砂遊びはとても心地よいのです。これからも時間を見て、砂遊び体験をさせていきたいと思いました。
先週の事…いろんな事ができる様になったもも組の子ども達にマグネットブロックを出すと、部屋にあるホワイトボードにくっつけて始めました。すると、C君は思いついた様に、部屋の中にあるスチール机に持って行って、くっつけて見ると……くっつきました‼︎それを見ていたK君は柵にくっつけてみると……またまたくっつきました。そのK君の表情は嬉しそうで、とってもかわいかったです。子ども達の「遊びは学び」をしっかり見せられた場面でした。水遊びも大好きな子ども達ですが、部屋では、ボールを出すと全力で喜んでくれます。かごやナイロン袋を渡してみると、少しずつ“友達と一緒に”が出来る様になってきている子どもの姿が見られます。カゴやナイロン袋を持つ子、ボールを拾ってくる子、と分かれて上手に遊びます。たくさん集まったボールを高い所から落とすと「きゃ〜」と大喜びの子供達です。まだまだトラブルも多いですが、少しずつ友達と遊ぶ事ができる様になった子ども達をしっかり見守り、成長を楽しみたいとおもいます。また、毎日少しずついろいろな事が出来る様になっていく1人1人の育ちを認めながら、たくさん遊んで、いろんな経験が出来るようにしたいと思っています。
2024年7月27日 土曜日
7月22日(月)から幼稚園の1号認定児は夏休みに入りました。梅雨らしい梅雨もないまま暑い暑い夏に突入です。朝早くから太陽がギラギラ照りつける中、保育園児たちは元気いっぱいプールバッグを提げて登園してきます。園舎も完成し広い園庭で太陽を浴びて元気に遊んでいる園児達!と、言いたいところですが、さすがにこの炎天下では遊べません。テラスや人工芝での水遊びさえ風がなければ暑くて遊ぶことができません。「子ども達の身長は大人と比べて地面に近いから注意するように!」と言う古森先生の放送を聞いて幼稚園児達もテントの下で遊んだり、早めに保育室に入って暑さをしのいだりしています。ましてや身体の小さい保育園児は要注意です。室内とテラスを上手に使いながら遊んでいます。
そんな中、水遊びが大好きな子ども達には水遊びは何よりの遊びで欠かせません!保育教諭達がたらいを動かしたり、いすを並べたりしていると、それを察した子ども達がすぐにやってきます。Bちゃんはいそいそと自分のプールバッグを持って来て嬉しそうにいすに座って待っていました。
一方で、昨年は水遊びが大好きだったAくん。なぜか今年はテラスに出るとじっと立ってすぐに水遊びをやめるとアピールしていました。そこで次の日は水着に着替えるのをやめ、そのままテラスに出てみました。すると自分でぞうさんじょうろを持ち水を流し始めました。少しずつ水が出てくると楽しくなっていつの間にか服はびしょびしょ・・・濡れてしまうのも気にしないで遊んでいました。そしてまた次の日、水遊びの準備をしてBくんに「着替える?」と聞くと少し考えて「うん!」とうなずいていました。それからはもう楽しくてたまりません。保育教諭が声をかけるまで存分に遊んでいました。そして遊び終えて身体を拭く時のAくんの顔は満足そうな笑顔で溢れていました。
今年は古森先生のアドバイスで個々にたらいを使って水遊びをしています。これが保育園児達にはちょうど良く、手の届くたらいの中にあるいろいろな大きさや形のカップを自分で選んで水くみ遊びを楽しんでいます。2歳児になると大きな器よりも手で扱いやすい小さな器がよく、小さいボトルから小さいボトルへ真剣な表情で水を移し替えています。
今年のこの暑さの中でする水遊びは何より心地よく楽しい遊びです。しかし、水は時と場合により危険で命に関わることもあります。水遊びをする時は絶対に目を離さず身体が冷えないよう注意しながら見守り、適度に時間を切って終わらせています。私達保育教諭は日々子ども達の様子を見ながら遊びを工夫していきたいと思います。
2024年6月22日 土曜日
日に日に蒸し熱さが増し、夏らしい気温になってきました。梅雨入りの発表があったものの、天気予報の傘マークはあったりなかったりで、“雨が降ったらあれをしよう、晴れたらこれをしようかな”と保育教諭達は天気予報とにらめっこです。そんなこととは知らない子ども達、室内でも戸外でも伸び伸びと遊んでいます。
テラスでは、ジャングルジムや、滑り台、ファンタジースペースなどの遊具で遊んでいます。ファンタジースペースは透明のトンネルで、外から「おーい!」と手を振ると、”わたしも!!”と次々に子ども達が入ってきて皆で手を振ってくれる姿がとってもかわいいです。2人で座っておしゃべりしている姿も見られ、前より子ども同士での関わりが増えたように思います。
TくんとEくんは蟻の観察に夢中でした。「ありだー!」、「ありー!」と這いつくばって追いかけます。Eくんは実は虫が苦手なのですが気になるようで、一定の距離を保ちつつ見ていました。最後はテラスの床の隙間に入ってしまい、「あー。」と残念そうに覗く2人でした。
年長さんもよく声を掛けてくれます。この日は、年長のお姉さん3人がアンパンマンの手遊びや、「たなばたさま」を手話付きで歌ってくれました。その声を聞いてれもん組の子ども達が集まってきました。じっとお姉さん達の歌を聞いて、時々振りを真似していました。歌い終わると「かわいいねえ」とほっぺをつんつんしたり、頭をなでてくれてご満悦。身を乗り出して、”かわいい待ち”をしている子もいてほっこりしました。本園に戻ってからこのような場面がたくさん見られるようになりました。お姉さん、お兄さんの表情が本当に優しくて、たくさんの人から愛情をもらえる環境を大切にしていきたいです。
室内では、巧技台やおままごと、廃材選びなどをしています。
ソファの上でマグネットブロックをつなげていたTくんは、四角のパーツを一列につなげていました。ソファの端までつなげると二列目を作り始めましたが、すぐに崩してしまいました。Aくんは縦につなげて「できた!」と見せてくれてました。一番上だけを持ってゆらゆら揺れるのがおもしろくて、落ちないようにそっと揺らしていました。それにヒントを得たTくんが、またソファの上に一列に並べ始めました。端まで並べると、今度は側面に縦につなげました。そうすると、もっと長くつなげられることに気付いたのです。四角形のブロックを持っている友達に「かして」とお願いして全ての四角形をつなぎ合わせると、満足気に笑って「できた!!」と見せてくれました。その後マグネットブロックは線路になり、電車や車、ままごとのハンバーガーを持ってきて自分達で遊びを展開させていました。
2024年6月15日 土曜日
みつばっこハウスから本園に帰って来て約1ヵ月が経ちました。もも組の子ども達はすっかり慣れて毎日元気に遊んでいます。少しずつ「あつまれ〜」と声をかけると1人、2人…と日に日に集まる人数が増えてきました。そんな子ども達はテラス前に用意している遊び場へ行く時、もも組前の扉を開けて「いきますよ〜」と声を掛けると、歩ける子はヨチヨチ自分のペースで歩いて、入園したばかりのほとんどの子がハイハイで一生懸命テラスまで来るようになりました。その中には、Uターンしてしまう子、自分の気の向く方向に行こうとする子達もいて、その子達は「違うよ〜」と保育教諭が追いかけて来てくれる事までもが子ども達にとっては遊びになっている様で、キャッキャッと満面の笑みで逃げて行きます。最初は何の事か分からず誰も動いてくれなかったこの移動も、この1ヵ月で自分達で行く事が出来る様になりました。小さな体で、他の友達がやっている事を見ながら、昨日出来なかった事が次の日には出来る様になっていたりと、たくさんの事を吸収して成長しています。テラスへ行くまでに部屋で被せた帽子も気が付くと数人しか被っていない事もありますが、基本的にはテントの日陰で遊びながらも少しずつ太陽の光にも慣れさせたいと思っています。そこでは幼児が巧技台の坂をハイハイで登っていると、年中さんが「がんばれ〜」と応援してくれました。それに気が付くと、何だか嬉しそうにしていたので登るかな?と見守っていたのですが、降りて行き、その応援してくれていた年中さんの所へ行って満面の笑みを見せていました。もも組では、まだいろんな所でつかまり立ちをして、そのまま伝い歩きをしている子がたくさんいます。危険のない様に見守りながら、いろんな事に挑戦出来る様にしたいと思います。
バイバイが上手な子ども達に、田植えに行く年長さんが見える様にソファーを窓側に置いておくと、立ち上がり「あ〜‼︎」と言いながら手を振っていました。バスが目の前を通ると、大喜びで全力で手を振ってお見送りをしている子ども達はとっても可愛かったです。
そして、毎年もも組で恒例となっている古森先生お手伝いを今年もやっています。日誌を古森先生から受け取って保育教諭の所まで持って来るのですが、1ヵ月前はほとんどの子が「??」という感じだったのですが、少しずつ分かってきて、今は古森先生がもも組の部屋の前へ来てくれると、急いで古森先生の所まで行きます。最近では、古森先生が何も持っていなくても寄って行き、タッチを求めます。1人タッチをしてもらっていると、次々に子ども達が集まって来て手を伸ばし、タッチをしてもらうと、すごく嬉しそうで見ていると自然と楽しくなります。分からなかった事が分かるようになり、出来なかった事が少しずつ出来るようになる子ども達を見ていると、繰り返し伝える事の大切さを感じました。もも組の子ども達は、ほとんどの事が初めての経験となるので、少しずつ子ども達のペースで出来るように繰り返し楽しみながら支援していこうと思います。
気温が高くなり、暑い日が続いています。水分補給をこまめに行い、子ども達の体調管理をしっかりしながら、楽しく過ごさせていきたいと思います。
2024年5月11日 土曜日
家族でゆっくり過ごした大型連休明けの初日。登園時、「保護者と離れるときにきっと泣く子がいるんだろうなぁ・・・」と心の準備をして待っていたのですが、ほとんどの子が泣くこともなく手を伸ばしていつものように保育教諭に抱っこされる姿が見られました。そんな姿に安堵すると同時に連休中に家族の愛情をたっぷり受けて、心が満たされたんだろうと、心が温かくなりました。
保育室に入ると気になる玩具を手に取って、いつものように何事もなかったように遊び始める子ども達です。1日1日目に見えて、いろいろな物に興味を示し、好奇心旺盛になってきています。
大きな梱包材のプチプチを広げると、数人の子ども達が集まってきました。プチプチと指で押しつぶすことが楽しくてついつい”ぷちぷち”音を鳴らしていると、子ども達も保育教諭の真似をして人差し指で押そうとします。Yちゃんもじーーっと保育教諭のしている姿を見て、指で押すのですが、指先の力が弱く上手く押せず、ギュッギュッと両手で握りしめてみるなど、感触を楽しんでいました。子どもなりに見て、真似てみて、できないから次はこうしてみようと色々な事にチャレンジしてみている姿も成長の1つなのだなと見守ります。
天気の良い日に外に遊びに行きました。まだ歩行の安定しない幼児が多いもも組ですが、ハイハイしたり、遊具につかまり立ちしたり、つたい歩きしたりと様々な方法で移動して、それぞれ好きなところで遊びを楽しんでいます。
少しづつ、歩行することにチャレンジしようとして、つかまり立ちから手を離してみたり、自分で何もないところで立ち上がろうとしたり、立ってキープできるようになって、足を1歩前に出してみようとしたりと、幼児なりに1歩1歩独自で育とうとする姿に、その成長を見守り見届けられる嬉しさの反面、バランスを崩して転んだり、ケガにつながる危険もあるので、安全な環境づくりも大切にしなければと、緊張感を持って日々保育にあたっています。安全に過ごす事と、子どものチャレンジする気持ちも大切にしながら、これからも成長を見守っていきたいと思います。
コメント (「小さなお兄さん、お姉さん」 ひよこもも組今川未貴 はコメントを受け付けていません)