2025年4月19日 土曜日
4月かられもん組になった子ども達の半分は以前もも組だった子ども達です。保育室も以前とは違い園庭に面していて幼稚園児達の遊んでいる姿がよく見えます。登園すると朝から園庭の様子をガラス越しに見たり、室内の大きなすべり台を思い思いにすべったり、ころがったりして身体を動かして遊んでいます。ひよこ組の3クラスで連携をとりながらテラス前に出ると人工芝の上で走ったりボールを集めたり、プランターのお花を見たり好きなことをして遊び始めます。
そんな日が続く中、たまたま雨模様のくもり空で気温が低く室内で遊ぶ日がありました。そこで、机を並べ粘土を出してみると・・・。保育園児が使う粘土は油粘土ではなく、白粘土です。その白い柔らかな粘土を最初は不思議そうに見ていた子ども達でしたが、1人ふたりと机の前に座ると、白い粘土に手を伸ばし始めました。保育教諭が両手でころころ丸めて見せると同じように手の平に乗せていました。でもまだ丸めることはできません。ふと横を見るとAくんは小さくちぎって1つずつ粘土板の上に乗せていました。そして自分が納得するまで並べていました。またBくんは粘土をくっつけて恐竜を作ると粘土板の上をトントンと歩かせていました。途中で残りの粘土をくっつけると少し形がかわり強そうになりました。「かっこいいね」と言うと嬉しそうに笑っていました。Cちゃんは長細くした粘土をくっつけてドーナツを作っていました。初めて遊んだ粘土でしたが、最初は「口に入れないかな」と心配していましたが、そんな心配は全くなし。真剣に良く遊んでいました。少し固くて丸めにくい粘土も小さくちぎったり、ころころしてみたり子ども達が自分のやりたいように粘土あそびをしていました。
もも組から来た子ども達はまだまだ幼いと思っていましたが、さすがみつばっこ。遊ぶことが大好きで何にでも興味を示します。砂場の砂、園庭の石ころ、水たまり、色々な自然にも興味を示す様子を見守ったり遊んだりしていきたいと思います。
2025年4月12日 土曜日
新学期が始まって2週間が経ち、新入園でみかん組に入ったお友だちも少しずつ園生活に慣れてきました。朝、少し涙が出る子もいるのですが、毎朝のようにテラス側の入り口から年長さん達がお世話をしたくてウズウズしている様子で覗いてくれています。そして「あーそーぼー!!」と誘ってもらってみかん組の子ども達も大喜びです。「〇〇ちゃんは?」「私、昨日一緒に遊んだけん、今日も遊びたいんよ!」と言ってくれて、何とも頼もしい限りです。「今日は〇〇ちゃん(別の)お友だちが寂しそうにしているから、お願いしてもいい??」と聞いてみると「うん!いいよ!」とあっさり承諾。臨機応変に対応してくれるところが、みつばっこだなぁと思いました。
今週は天気の良い日が続いていた事もあり、テラスだけではなく園庭まで人工芝を広げてスペースを広くし、さらにゴザを敷いて砂遊びをするスペースも作って、お日様の光をたくさん浴びて体を動かして遊んでいます。そんな場面でも、年長さん達がひよこ組の子ども達に寄り添って見守ってくれていました。すべり台では両サイドに立ち、すべり終わるまで見届けたり、ボールが散らかっていると、拾って持ってきてくれたり、ブランコを揺らしてくれたりと・・ひよこ組の子ども達の遊んでいる様子を見守りながら、年長さんの優しさや、こころ配りに感動することしきりです。
テラスでたくさん遊んだ後は、お部屋に戻ります。しかし、お部屋に戻るときも保育園児たちは一筋縄ではいきません(笑)「お部屋に戻るよ~~!」と声をかけると、3月末までもも組だった子ども達は、ス~~~~っとみかん組を通過してもも組の部屋に戻ろうとします。今までの習慣が身についている証ですね!「ちがうよ~」と声をかけられて{あれ??」と振り返ってみかん組の部屋に戻ると、きちんと座っておやつを頂いて、お茶タイムです。ホッと一息つくと、お部屋の中での遊びスタート!
この日はチラシ遊びをしました。小さくちぎったり、ぐしゃっと丸めたり広げたまま寝転んだり、お布団のようにおなかに乗せたり遊び方は様々で、一人一人が楽しそうにしていました。もも組からの進級児が遊び慣れているので、お部屋はちぎったチラシとぐしゃぐしゃになったチラシでいっぱいに!!新入児たちも初めはじーっと様子を見てましたが、保育教諭が一緒に紙を引っ張りあってちぎってみせると、まだまだ楽しさを味わうまでとはいきませんが、やってみようとする姿が見られました。ビリビリーーーと新聞紙やチラシを破る音や心地よさを楽しむことができるよう、声掛けや工夫をしたいと思います。(保育園や幼稚園では新聞紙破りや広告破りなど緊張感をほぐすための遊びを取り入れることがあります。お家では必要な物は手の届かない所にお置きください。)
さて、一方では少しずつ自分の持ち物だったり、物の名前(おむつや水筒など)が分かってきていますので、登園すると自分の持ち物をかごに分けて入れたり、靴を靴箱にしまったり、保育教諭に教えてもらいなが、ループタオルを自分のシールの所にかけたりするようになります。手洗いの時に使ったループタオルも「はんぶんこ・はんぶんこ」と声を掛けられながら、たたむ練習をしています。まだまだ細やかな手指の動きは発達していませんので、自分でパタッと半分らしき形に折れると、得意そうに自分のカバンに入れて、保育教諭に褒めてもらうと、増々嬉しそうな表情になります。「まだ小さいからできない!」ではなく、「じぶんで・・・じぶんで・・・」とやってみようとする姿を見守ったり、やってみたいと思う気持ちを大切にして待つことが子どもの発達や成長には大切な事なのだと思いました。
2025年4月5日 土曜日
園庭の桜が満開になり、春真っ最中、新入園児も4月1日から仲間入りして幼稚園は賑やかです。ひよこ組も4月1日から新年度がスタートし、もも組にはたくさんの新入園児が登園してきました。ほとんどの子が保護者から離れるのが初めてで、泣いて来るのは当たり前のことです。しかし、お母さん・お父さん、安心して下さい。保育園には幼稚園のお兄さん・お姉さん達が遊びに来て、よしよししてくれると、いつの間にか泣かずに遊び始めます。すぐに泣かないで登園するようになり、笑顔で過ごせるように私たち保育教諭も抱っこしたり、お手々繋いで歩いたりしてたくさん関わる事ですぐに笑顔になって好きな遊びをするようになります。もも組には、12名の新しい幼児が入園してきました。まだ、朝はお母さんと離れると泣く子もいますが、すぐに慣れて遊び始めます。テラス前に作った広場では、ボールを投げたり、泥舟の砂で砂遊びをしたりと、その子なりに周りを観察しながら、そっと手を出してみながら、慣れていきます。私達も慌てず、見守りながら環境を広げたり、遊具を動かしたりしてその子なりに楽しめる物を準備していきます。
10時のおやつ前にぐずり始めると園庭で遊んでいた年長さんのお姉ちゃんたちが‼︎‼︎寄って来てあやしてくれ、その瞬間に泣き声がピタッと止まり、お姉ちゃん達の所へ集まって来ます。絵本の読み聞かせが始まると、お姉ちゃんの膝の上に抱っこしてもらったり、お姉ちゃんが近くに座ったリして安心すると、とっても静かに絵本を見る事が出来ました。(実は、前日は泣き声で絵本を読む事が出来ませんでした…。)幼稚園のお姉ちゃんの膝に座っている姿、お姉ちゃんにピッタリくっついている姿はとっても可愛いかったです。そして、給食の時間も又、準備からずっと世話をしてくれ、給食も優しく食べさせてくれていました。幼児達もしっかりと口を開けて上手に食べさせてもらっていました。前年度からもも組にいる子達は自分で食べられるはずなのに、ア〜ンと口を大きく開けてて、その姿がまた可愛くて、笑ってしまいました。つい最近まで年中さんだった年長さんがこんなにしっかりもも組の世話が出来るのに驚かされました。このように食べさせてもらっていた子ども達ですが、大人だと泣いてしまう子が年長さんが抱っこしてくれると泣くのをやめる姿は、子ども同士だからこその姿なんだなと感じました。保育士達の突然のs o sにもすぐに来て、世話をしてくれる姿は幼稚園、保育園が同じ敷地内で交流できる三葉だからこそです。今日も保育園児達の遊び場の芝生広場で遊んでくれていますが、これからもたくさん幼稚園の子ども達と関わって、たくさんの事を吸収出来ればと思っています。
2025年3月1日 土曜日
天気も良くポカポカ暖かい日となった今日、ひよこ組のおゆうぎかいがありました。新園舎となり、新しいホール舞台でのおゆうぎかいができる事に、子ども達はもちろんですが、保育教諭もドキドキワクワクしていました。
練習でも、まずは広いホールに慣れることから始めました。3クラス全員で3階のホールまで行くと、広いホールに子ども達も大興奮!!舞台に上がってみたり、走り回ってみたりとホールの冒険遊びから始めました。そして慣れたところで、踊りや手遊びの練習を始めました。古森先生や幼稚園の先生方からアドバイスを受け、どのようにすれば、子ども達がより良く見えるか改善しながら今日この日を迎えました。さぁいよいよ本番のスタートです!!
まずは衣装に着替えた子ども達が、ホールに移動して、大型絵本や手遊びをしている間に保護者の皆様には静かに入場して頂きました。ご協力ありがとうございました。
手遊び終わりに、れもん組さんは保護者に向かって「おーーい!」と余裕のバイバイ!!笑顔で手を振る子もいれば、中にはお父さんお母さんを見つけて涙が出てしまう子も・・・。保護者を見た後でも、きちんと座席に座って前を向けることができたれもん組さんの成長と自信満々な様子は驚かされました。
最初の出番は、みかん組さんです。今日子ども達が被っていた帽子は、子ども達が自分でシールを貼って、色々な毛糸のボンボンの中から好きな色を選び貼り付けた、世界に1つだけの可愛い帽子です。その可愛い帽子を被ってプログラム1番「にこちゃん体操」「むすんでひらいて」です。腕をぶんぶん振ったり、大きな声で「やだー!やだー!」とかけ声をかけたり、元気いっぱい踊りや手遊びを楽しんでいて、とっても可愛かったです。泣きだした子もいましたが、保育教諭に抱っこされて、舞台の上から一生懸命に保護者を探している姿もあり、そんな姿も今だからこそ見られる可愛い姿です。思い出になりますよね!!
次は三葉幼稚園ひよこ組の末っ子たち。もも組の出番です。実は出番までに少し涙が出ている子もいたのですが、古森先生から事前に「頑張るためのひみつの・・・」(おやつ)をいただいていたので、それをパクパクっと口に入れてもらってパワーチャージ!!「もも組さん、いくよー!」と保育教諭が声をかけながら舞台に行くと追いかけていく子ども達。「よいしょ!よいしょ!」と応援の掛け声をかけたくなるくらい、可愛いおしりをフリフリしながら自分で舞台にのぼっていました。そして鈴を持つと嬉しそうに振って、にこにこ「バスにのって」「かわいいかくれんぼ」です。自由に歩きまわったり、座って手を動かしたりと楽しそうにしていたのですが、ちょっと子どもと子どもが重なっていたので、お客さんから見えづらかったかも・・・!?ということで、「テイク2!」もう一回バスにのってをしました。2回もバスにのってが出来て、ラッキーなもも組です。かわいいかくれんぼでも舞台の上を自由に歩き回って「ばぁ~~」と言えたり、言えなかったり・・・よちよち歩くだけで可愛いもも組さんでした。
さぁ、最後はれもん組さん。色々な動物になりきって、リトミックスタート!!おしゃべりが上手なれもん組さん。出てくる動物の名前を呼ぶのも、自分たちでやってみよう!と練習から頑張っていました。本番もドキドキしながらもマイクを向けられると上手に動物の名前を呼び、返事も上手にできました!そしてそれぞれの動物になりきって登場。うさぎさんぴょんぴょん!へびさんにょろにょろ!ぞうさんどすんどすん!りすさんくるくる!どの動物の仕草もとっても個性豊かで可愛かったです。きらきらぼしでは、ピシッと上手に並んで、マイクを置いてもらってピアノ伴奏での歌です。振りつけもしながら、可愛く歌っていました。
最後はプログラムにはないけれど、おまけコーナーのれもん組のスポーツダンスです。サーキットでは決まったコースを歩くのですが、歩くだけではなく号令だけで行動の変化も見てもらえたでしょうか?言葉を聞いて、すぐに行動を変えることができて、すごいなぁと感心するばかりでした。
今日のおゆうぎかいでは、普段の保育室での様子を保護者に見てもらえるといいなぁとの思いもあり、いつもしている踊りや手遊び、リトミックなどを見ていただきました。いつもと同じだけれど、やっぱり見られている事や、人の多さにびっくりして泣いてしまうこともありましたが、それもすべて含めて温かく見守っていただきありがとうございました。子ども達の様々な表情を見てもらう事ができ、本当に良かったです。今日は本当にありがとうございました。あと少しで幼稚園に進級する子もいます。これからもよろしくお願い致します。
2025年2月15日 土曜日
毎日寒い日が続いていますがれもん組の幼児達は外遊びが大好き!外に行くとなるとお片付けもいつもの倍の速さで終わります。この日は外に出るとまっぼっくりをたくさん見つけました。「せんせいみてみて~!まつぼっくりいっぱ~い!」と見せてくれました。Eちゃんは、スマイルハウスのカウンターにうっすら積もった砂の上でまっぼっくりを滑らせると線が描けることに気付き、色んなまっぼっくりで試していました。
又、遊具での遊び方も上手になってきました。ビッグボスでも手助けがなくてもホールドを使って登れるようになった子もいます。手と足の置き場を考えて、だめなら1回戻ってと頭も体も使ってやっと登れると、満足そうな顔でてっぺんからの景色を楽しんでいます。最近一人で登り下りできるようになったAくんが、この日も遊んでいました。「こっちかな、こっちかな」とホールドを持ち替えたり、一歩下がってみたりしながらゆっくり進みます。上に行くにつれ、「あぶない、こわい…」という呟きが多くなってきましたが、いつでも支えられるように下で構えながら励ましていると「がんばる…できる.…」に変わりました。てっぺんに着くとそれはそれは嬉しそうに「せんせいできたよー!!」と教えてくれました。この成功が自信になったようで、時間いっぱい繰り返し登り下りをしていました。
又、ドームに登れるようになった子もいます。登り始めは少し手伝いますが、自分のカでロープを引っぱり、足も使って登れるようになりました。それを見た友達も「やる!」とやってきて次々挑戦者が現れました。「右手でロープ持って、今度は左手を上にして」と手取り足取り伝えていくと、だんだんロープを引いて体を持ち上げるということが分かるようになってきました。足は自然と動くようになり、最後はハイハイで登りきっていました。たくさん身体を動かして遊んだ子ども達、最後は「よーい、どん」でお部屋まで帰り、「おそとたのしかった♪」と満足そうな様子でした。
手先が器用になり、シール貼り遊びでは物足りなくなってきた子のために、紐通し用ストローと毛糸を用意しました。新しいものに興味津々な子ども達はすぐに「それなに?」と集まってきました。「みててね。」と毛糸にストローを2.3個通すと、「やるやる!」と手が伸びてきます。おしゃべりがピタっと止まって、子ども達の目が真剣になりました。スムージー用の太いストローなのですが、2歳の子ども達には少し難かしく、指先に集中していました。通せた!と思ったら今度はストローを持っていた手で出てきた紐を引っぱります。この動作は2歳児の指先では難題です。“ストローはどうするんだ”と言わんばかりの視線、頭の上に?が見えそうなくらい首をかしげている子もいますが、やって見せたり、手を持ったりして何とかここも乗り越えました。ここまでできるようになると、半数の子が自力でできるようになりました。順調に紐を通して「できたよ~」と見せてくれたRちゃんに悲劇が起きました。上下を間違えて見せてしまい。ストローがほとんど抜けてしまったのです…しばらく呆然と見つめていたRちゃん。「どうする?もう1回する?」と聞くと、気を取り直して再チャレンジしていました。さすがに半分くらい通すと「おわりにする。」とやめてしまったので、ブレスレットにすると嬉しそうに着けていました。中には1回見ただけで20cm程の紐にあっという間に通し終える子もいて、驚かされました。今度もう少し紐を長くしようか、ストローを細くしょうか等、得意な子にはもう少し難かしくして楽しめるようにしては?と考え中です。もちろん、今回諦めてしまった子にも“自分でできた”“楽しい”と思えるよう、達成感や満足感が得られるように工夫していきたいと思っています。
2025年2月8日 土曜日
2月3日、幼稚園では豆まきがあったのですが、ひよこ組の子ども達は豆まきはありません。なぜなら、まだまだ生まれて1・2年、嘘も欲もなく全て純粋で心の中に鬼は住んでいないという判断で豆まきは行いませんでした。もう少し大きくなって、幼稚園のお兄さん・お姉さん位になったらもしかすると、泣き虫鬼や怒りん坊鬼が心の中に住み着いてしまうかもしれません・・・。またその時まで、ひよこ組の子ども達にはどんな行動も受け入れ、純粋な心で過ごしてもらいたいと思っています。
もも組に2月から新しい友達が増えました。初めての環境に戸惑い、泣いている新しい友達にもも組の先輩の子ども達は、近くに行ってあげたり、そっとおもちゃを前に持って来たり、渡したり・・・その優しさ、心使いが出来る様になっている事に驚きと感動をもらっています。最近は少し言葉が出るようになった子どもも多く、その友達を指差して「だあれ?」と質問してきます。名前を覚えている友達もいて、お互いに呼び合っている姿は微笑ましいです。この時期の幼児は1つ1つ身近な所で必要な言葉を耳で聞いたままをマネしながら覚えていきます。今だけの“言葉“を私たち保育教諭もたくさん聞いて、たくさんお話をして、一緒に楽しみたいと思っています。
節分を過ぎ、暦の上では春ですが、最強寒波がやって来て寒い日が続いていますが、“子どもは風邪の子“みんな元気に遊んでいます。火曜日、外を見ると雪がたくさん降っていたので窓を開けて「雪だよ〜」と声を掛けると、みんなが大急ぎで窓ぎわまで集まって来ました。少し風があったので中にも少し雪が入って来ていて、頭にくっついた雪を触ってみようとする子もいたり、外をじっと見ていたりしていました。初めて雪をみる子が多く、大人は寒かったのですが、子ども達は寒さを感じる事なく、大喜びで雪を感じていました。もも組の子ども達は、いろいろな初めての体験をしていきますが、この日は松山ではめったに体験できない雪に触れる事が出来ました。見たり、聞いたり、感じたり。分かっていないようで、分かっているんだと感じる事が多くなってきました。これからも、たくさんの初めてを感じて、体験して、たくさん楽しんで後約2ヶ月、もも組の子ども達と私たち保育教諭も成長していきたいと思っています。
2024年12月14日 土曜日
先日、「テラスで遊びたい人は帽子かぶってね。」と声かけをすると、「やって~」と帽子を持って来る子が急に減ったような感じがしました。あれ、いつの間にか自分で帽子がかぶれるようになってる!!今まで気付かなかったことに自分が恥すかしくなりました。ついこの間までほとんどの子ども達が「やって〜」「かぶって〜」と持って来ていたので、その都度一人一人手を持って「後ろと、ゴムを持って、こうかぶる!」と教えていました。力を入れすぎて頭の上で帽子が滑っていたり、引っぱりすぎて縦長になりかぶれなかったり、前後ろ逆だったり、ゴムを見失なったり…様々な苦難を経て今では「せんせい、ここよね?」「こう持つんよね?」と自信たっぷりに確認して”ほらかぶれた!”と得意気に見せてくれるのです。「そうだよ!すごいねぇ!」と褒めると、誇らし気に笑って遊びに行く姿はもうすっかりお兄さん、お姉さんです。その様子を見ていた他の子ども達も負けじとアピールして「こう?」「できた?」と成長の連鎖が起こりました。「あれ、ゴムがないよ。」と言うと、手探りで”頭の上か…中か…”と探している姿も今までの経験がちゃんと生かされているなと感心しました。”自分で”という気持ちが強くなってきた2歳児のれもん組。その気持ちを大切にして、根気強く教えて、褒めて成長の手助けをしていこうと思います。
月曜日は火災の避難訓練がありました。子ども達には事前にお部屋で説明をしていました。「大きな音がするけど、怖がらなくて大丈夫。」「火や煙がお部屋に入ると苦しくなるから先生と一緒にお外に逃げようね。」など、子ども達もウンウン。と頷きながら話しを聞いていました。そして訓練が始まり、大きなベルの音が鳴り響きました。立ち上がり周りを見渡したり、中には泣きそうになった子もいましたが、そこはひよ組最年長のれもん組、堪えました。「こっちだよ!」と、逃げ道を確保した保育教諭に続いて、ほとんどの子どもが落ち付いて外に出ることができました。いつもなら裸足で外に出るのを嫌がる子や、泣いてしまうかな?と思っていた子も、事前の話しをよく聞いてくれていたのか手をつなぐと安心したようについてきてくれて、とても頑張ったと思います。古森先生や消防隊員の方のお話しを聞き、消防車も間近で見ることができました。「しょうぼうしゃ!あかいの!」「おっきいね~!」と大興奮の子どもたち。最後は「ばいば~い!」と大きく手を振ってお見送りしました。その後何日か「しょうぼうしゃおっにねー」と思い出しては嬉しそうに話していた子ども達。貴重な体験となりました。
コメント (「はじめての粘土あそび」 れもん組 檜垣美恵子 はコメントを受け付けていません)