2025年1月18日 土曜日
部屋の中にマットを敷くと子ども達はロッカーに片づけている大型積み木を出し始めます。いつもマットの上で積み木遊びをしているので、何も言わなくても自分達で遊び始めるのです。
園庭側の入り口の近くに大型積み木を出していると、なにやら園庭のブルーシートの上に雪の山が・・・?それに気づいたれもん組の子ども達はすぐに遊びを中断し、入り口のガラスにおでこをくっつけて物珍しそうに見ていました。そしてテラス前の人工芝を見ると様々な器に小さな雪だるまが並んでいました。わくわくしながら見ている子ども達の姿を見て近くで見せてあげたくなりました。そこで戸を開けるとひとり、ふたり、とテラスに出てくる中、立ったまま見ていたAくんはそのままその場に座り込んで顔を近づけて不思議そうに見ていました。テラスでは近くにいた年長さんが保育園児の手の上に小さな雪のたかまりを乗せてくれました。するとBちゃんは手のひらの雪を見るとにこっ!と笑って恥ずかしそうに受け取っていました。ほとんど初めて雪を見た子ども達は「触ってもいいのかな?」と少し戸惑いながら見ていました。そんな中、Cちゃんはおかまいなしに雪だるまに触ると「冷たいっ!」と目を細めていました。すると次々に子ども達が雪だるまの周りに集まってきました。遠慮がちにちょんちょんとちょっと触ってみる子、飾りの葉っぱを触ってみる子など興味津々でした。
そして園庭の雪の山へ行くとすぐに手を伸ばして触っていました。足元は雪が解けてぬかるんでいましたが、上手に歩いていて雪山の周りをぐるっと周っていました。面白くなって触ってみたり、ちょっとつまんで手のひらにのせてみたりと、普段見ることのない雪に大感激でした。
しばらくして幼稚園の先生が手を洗う温かいお湯を持ってきてくれるとお兄ちゃん、お姉ちゃんと同じように手をお湯の中に入れた子ども達からは、自然と笑顔になって「あったか~い」と声が聞こえてきました。
いつも思うことですが、幼稚園児の姿を見て同じ体験ができるこの環境をありがたく思います。このような新しい体験や刺激を受けて言葉を覚えたり、肌で感じたりできる子ども達にとっては、環境による育ちは何よりも大きいものです。考えるよりも見て学ぶこと、気付くこと、真似て身に付くことなど、環境の大切さを感じると共に、この環境を大切にしたいと思うのです。
2025年1月17日 金曜日
14日(火)に三葉幼稚園に届いた雪も、毎日少しずつ溶けていよいよ今日が最後かな。と話しながら朝の環境を準備していました。後で聞いた話ですが、この雪は先週の12日(日)に久万に降った雪で、本物の雪だからこそ今日まで溶けず遊べたんだと、人口で作った氷(かき氷も)はすぐに溶けるでしょ。と豆知識を教わりました。
いよいよ今日で最後かな、と出していた雪に一番に興味を持ったのは古森先生でした。「もう少しになった雪で何をして遊ぼうかしら。」と遊び始めると、1人、又ひとりと年長の女の子がやってきて、遊びに加わります。初めは、葉っぱで目を付けてたぬきを作ったり、雪のトンネルを掘ったりしていました。それでも十分楽しんでいたのですが、古森先生は何をしでかすかわかりません。おもむろに花瓶にさしていたサザンカの木を持ってくると、雪山に「ブスッ」とさしたのです。古森先生の行動に僕はこの後どうしようとイメージを広げられずにいましたが、古森先生の周りで遊んでいた年長の女の子達はさすがの三葉っ子、次々イメージが湧いてきた様でせっせと手を動かし始めました。
そして、気付けば5人いた女の子達が話し合う間もなく、『雪のお城』というテーマができていたのです。雪のお城を整えるSちゃんとOちゃん、お城の前の城壁を整えるNちゃんとRちゃん、サザンカの木に雪を降らせて、なんとも幻想的なお城にするMちゃん、5人の協同作業に驚かされました。日が当たるとキラキラ光り輝く雪のお城が完成しました。しかし、年長さんは大忙しで気付けば椿号に絵本を借りに行く時間です。古森先生と5人の女の子達はこの雪を何とか月曜日まで置いとけないだろうかと作戦会議をして、お日様が当たらないよう段ボールで屋根や壁を作り、置いておくこととしました。月曜日にどうなっているのかまた一つ楽しみが増えました。
今日は生活発表会に向けて座席のくじ引きを行いました。年少児の中でもプレ年少で発表会の経験ありの子ども達は、「たんぽぽの時もしたよね。」「お父さん、お母さん見つけれたんよ。」と期待が膨らみます。初めての子ども達は、『くじを引く』ということが嬉しくて、引いた後教師に「Aの13です」と言われると、どのくじでも当たりくじ!?で「よっしゃ!」と喜ぶ姿がなんとも微笑ましく感じました。
年長児になると、この発表会のくじ引きは意味が変わってきます。お母さんお父さんの座席が決まると、ピリッと背筋が伸び「私はお父さんもお母さんも来てくれるから頑張らなくっちゃ。」「お母さんの席決まったけど、劇も合奏もまだ出来てないよね。」と子ども同士で顔を合わせ『頑張らなくっちゃ!』と気合が入ります。らいおん組のK君は「先生!劇でくわを使うんやけど本物のくわってどんなになってるの?」と勢いよく聞いてきて、本物のくわを見せると「わかった!!」眼をキラキラさせて作っていました。発表会まで1ヶ月!!三葉の発表会は正に子ども達の創る生活発表会です。ご期待ください。
2025年1月16日 木曜日
三葉っ子は風の子!元気な子!今日もつめた~い風が吹く中、子ども達は元気いっぱい戸外で遊んでいました。年長児たちは「寒い寒い」と縮こまる私に「先生オレ暑いわ!」とほかほかした笑顔で言いに来ました。鬼ごっこをしていたようです。寒さに負けないたくましい子どもたちです。
一昨日、三好香織先生が持って来てくれた雪で作ったかまくらが実はまだ残っています!昨日は小雨も降ったのに…松山は比較的暖かいと言っても氷が残っているところを見るとやはり寒いようで、「先生!まだ溶けてないよ!」とかまくらの周りで子どもたちが驚いていました。かまくらから溶けだした水たまりにも薄い氷が張っていてそれを割れないようにそっとすくいあげたり、氷の筋のような模様を指でなぞったり冬の不思議を楽しむ子ども達の姿がありました。
また、昨日のかまくらを触るとカッチカチに凍っていました。一昨日作ったときはまだふわふわの雪のかたまりで、指をずぼっとさすと穴があいて、面白そうに穴ぼこだらけにしていたのに、今朝は氷の塊くらいカッチカチで、それに気付いた子どもたちが周りの友達や先生に教えて次々とカチカチのかまくらを触りに来ていました。「かった(固っ)!」と揃って同じ事を言ってニヤニヤしながら立ち去るので見ていて笑ってしまいました。固いものを触ると人間は老若男女みな同じ反応のようです。
2年前のちょうど今頃、コロナ真っただ中の時、三葉幼稚園で「お味噌汁大作戦」が始まりました。コロナウイルスが園内で感染拡大しかけた時古森先生がどうにか感染を防げないか、と調べた時に発酵食品である味噌を取り入れた食事、また体を温めて血流を良くし、内臓機能を高めることで免疫力を上げるということがつまり感染拡大防止に役立つのでは、と考えたことが始まりです。当時、お味噌汁大作戦に望みをかけて毎日おいしく楽しくいただいていたら、不思議なことに感染拡大が止まったのです。
三葉幼稚園のお味噌汁大作戦も今年で第三弾!大所帯の三葉幼稚園、人数の割に欠席者はあまり多くないのですが、中に数名インフルエンザ、コロナウイルスの子がいるので今年もお味噌汁大作戦で元気においしく防いでいきたいと思います。ちなみに初日の今日は、「豆腐、わかめ、にんじん、長ネギ」のお味噌汁でした。「お腹があったか~い」とみんなぺろりでした。
お腹をぽかぽかに温めてから、今日は年中児がさんさんらんどの果樹園に伊予柑狩りに行きました。さんさんらんどまで「♪いよかん、いよかん」とオリジナルソングを歌いながら足取り軽やかです。
果樹園に到着すると三好美佐子先生が伊予柑の世話をしていました。伊予柑は太陽にあたってぴかぴか、鮮やかなオレンジ色でした。それを見たぱんだ組のAくんは「輝いてるね!」と言いました。
三好先生が今年の夏はとても暑く、水やりがとても大変だったこと、運転手の山本さんが手作りスプリンクラーを作ってくれたこと、小鳥やハクビシンが伊予柑を狙っていることなどたくさん話してくれました。だんだん畑という畑の形状について初めて知った子どもたちと、どうして段々にするのか考えてみました。ぱんだ組のHくんは「段々になっていると、その段ごとにいろんな果物を植えることができるから!」と答えました。“なるほど~!デパートみたいに階ごとに分けるって考えね~おもしろいねぇ!”と話していると次はひつじ組のRちゃんが「段々になっていると収穫した果物を転がして下まで運べるから!!」と言ってみんなで大笑い!転がしていったらなくなっちゃうよ~!!でもそんなこと思いつくなんてさすがいたずら大好き三葉っ子♪そんな横で、これまでにイチゴやキュウリがダンゴムシにいっぱい食べられたことを思い出したRくんが「坂道になっていたらダンゴムシが転がって行くからいいんじゃない」とぼそっと一言。みんないろんなひらめきをつぶやいていて面白かったです。するとりす組のIちゃんが「段々になっていると太陽の光が段にあたるからいい」と言いました。“本当だね~よく思いついたね!”とみんなで感激です。また何人か伊予柑役の子どもたち数名に前に出てもらってまっすぐ並べるのと、段々に並べてどちらが海風に当たるか考えて、昔の人のアイデアってすごいんだなぁと感じました。そんなことをしていると伊予柑の木の横に若い「早生みかん」の木があってその下に薄茶色の粉が撒かれていることに気付いて質問しました。それはスーパーの長いもが運ばれる時に使われるおがくずだと教わりました。スーパーにお願いして頂いて、雑草が生えないように撒いているそうです。「それって玉ねぎ畑にある黒いマットと一緒じゃない?」と以前玉ねぎの苗植えの時に山本さんに教わったことを思い出しました。「ま、ま・・・マルチ?」となんとか頭をひねって名前も思い出しました。「マルチは人間が作ったものだけどおがくずは自然の物だね。」と言うと「自然…!?ということは、地球が作ったもので守られているんだね。」とYくんが言いました。100点満点のつぶやきです。
いざ収穫!という時に収穫した伊予柑を入れやすいように緑のカバンをお腹側に抱えよう!と声をかけると「この伊予柑は宝物みたいに大事だから赤ちゃんを抱っこするみたいに大切にしよう」と言う子がいました。みんなとても大切そうに両手でくるくると回して伊予柑を収穫することができました。
海風が吹いてくると聞いたのでさんさんらんどの上のお墓の方まで上がり、海を見てから帰ることにしました。
上にあがるとちょうど飛行機とカラスが飛んで、大きな船が3隻見えました。遠くの海も幼稚園から見るとすぐ近くに感じます。海風のおかげでおいしくなると聞いたので大きな声で「うみ、ありがと~!!」と叫んでいました。
幼稚園までの帰り道、ぱんだ組のIちゃんとRくんが手をつないで歩きながら「ねぇねぇ、伊予柑ってどんな気持ちかなぁ?」と二人で話していました。“なんだ?そのかわいい会話は?”と思ってこっそり聞いていると「伊予柑は嬉しい気持ちよ」とIちゃんが言いました。続けて「いっぱいお世話してもらって大切に育ててもらって、おいしいって食べてもらえるから伊予柑は嬉しいんよ。」と言いました。食べ物を大事に思えているからこその会話だな、と思いました。
幼稚園に帰ってから、伊予柑をカバンから出して10個の列に並べたり、数えたり大忙し!でも働いた後のご褒美の伊予柑のお味は格別です!薄皮を上手に剥いてゼリーのような実を食べて「ジューシーだ!」と話していました。
昨日は、お正月の間、神様が来ていた鏡餅を使ってパワー全開のおしるこを頂きました。今日はあたたかいお味噌汁、ビタミンたっぷりの伊予柑を頂きました。みんなの元気は食べ物でできているんだねと、子ども達と話しました。なんでもおいしくありがたく頂いて、元気いっぱい体を動かして遊ぶ!三葉っ子の健康の秘訣です!
2025年1月15日 水曜日
今日は、ホールでみんなで鏡びらきをしました。
初め、古森先生に「今日は15日だから、今日でお正月が終わり」ということを教えてもらいました。そしてもう一つ”みんなで助け合う大切さ”について教えてくれました。「みんなは、綺麗な息を吸って次、吐く時に体の中の汚れているものを、一緒に出してくれるんだよ」「みんなが出した汚れている空気は、木が吸ってまた綺麗な空気を出しているんだよ。だから、人だけじゃなくて植物とも助け合って地球に住むことができているんだよ」と教えてもらいました。世の中は、すべて循環していること、人だけでなく太陽や木など、いろいろな自然が助け合って人間も生活することができているなど、とっても大切なことをまた一つ学ぶことができました。
いよいよ鏡開きです。まず、鏡もちの中には神様がいるという話をして下さいました。草も木もお日様も人も動物も自然を神様に生かされていて、仲良く助け合って過ごせること、この鏡もちをみんなが元気で居られるようにと願って食べるんだよと、話して下さったので部屋に帰った子ども達は、「今日食べるのは神様のおもちだよね。」と話している子もいました。
「鏡もちは、包丁で切ったらだめなんだよ」と、先生達が手で割りました。子ども達は、自分の先生が自分達のおもちを分けてくれるのが、とっても嬉しくて、「○○先生頑張れ!!」と大声で、応援していました。割っている途中、先生があーんと割ったおもちを食べる真似をしているとその姿を見つけた年長児達は、「ダメ!!ひとりじめしないで!!」と、先生達を注意しました。しばらくすると.Mちゃんがマイクで、「先生達みんなのおもちを、食べないで下さい!」「みんなとわけっこして下さい!」と、先生達に注意していました。先生達の謝る声がちいさいと「もっと大きな声で謝まって下さい!」と、再び注意する、少し厳し目はMちゃんにホールのみんなは笑顔になり、先生達がひとりじめすることなく幼稚園みんなで分けることになりました。
鏡開きが終わってしばらく部屋の活動をしていた子ども達に「おしるこができました」という放送が流れてきました。それを聞た子どもたちは「やったー!」と大喜びで、食べる準備を始めました。出来たての古森先生手作りの熱々おしるこを大切にもって「いいにおい!」と、笑顔があふれている子もたくさんいました。「めっちゃおいしい!」とあっという間に食べる子、おいしいからとすこしづつ大切に食べる子、またおわんについたあんこを舐めて、 ピカピカになるまで食べる子など、みんな神様のおもちが入ったおしるこを完食していました。今日食べたおしるこパワーで、みんなと仲良く助け合って過ごし、生活発表会も頑張る!と、とても張り切っている子ども達でした。三葉幼稚園の手作りおしるこパワーが子どもたちにとっていつか心のパワーとして支えになると嬉しいなと思いました。
2025年1月14日 火曜日
今日の朝、昨日スキーに行っていた先生が久万高原町で除雪した雪をトラックの荷台いっぱいに積んで持ってきてくれました。山のように積まれた雪に大興奮の子ども達!先日、寒い日にちらほらと降る雪を見たぐらいで積もった雪を初めて見る子も沢山いました。小分けにしてケースに入れて遊んでいる雪を丸めて遊んでいる子を見て古森先生がビニールシートの上に積み上げて雪の山にしてくれました。みんなで大きな雪山を固めると、かまくらを作ろうと色々な大きさのシャベルを使って大きな穴を掘っていきました。
もうそろそろかな〜と試しにすみれ組のKくんが座ってみることにしました。そのまま座るとズボンが濡れてしまうと古森先生は、あるものを取りにその場を離れました。持ってきたのは藁の束です。雪の上に敷くと座っても安心!ふわふわの敷物に生まれ変わりました。満足気なKくんの表情がとても可愛かったです。
シャベルで削ったり、手で握ったり、雪遊びは別のところでも広がっていました。お皿には様々な大きさの雪だるまが並びました。それを見にきたひよこ組さんがツンツン!と不思議そうに触っていました。
時間が経ち、溶けてきた雪はふわふわな雪とは触感も違い、りす組のEちゃんは、なんでふわふわの雪は白いのに溶けてきた雪は透明なのか不思議そうに呟いていました。そして、太陽が出てくると雪の小さな粒に光が反射し、キラキラし始めると丸めた雪を手に持ち、太陽にかざして見ていました。「私もやりたい〜!」と自然に体験の幅が広がる三葉っこは流石です!
子ども達にとってとても楽しい冬の1日になりました。今しかできない経験を大切にしたいと思いました。
2025年1月11日 土曜日
年末年始の休みが明け、4日から保育が始まりました。6日からはほとんどの子ども達が登園し、長期休み明けで泣いてしまう子もいましたが、いつもの元気な姿を見ることができ安心しました。思っていたよりも落ち着いていた子ども達の連絡帳を見ると、お休みの間家族と楽しく過ごしていた様子が分かり、愛情満タンチャージしてきたんだなあとあたたかい気持ちになりました。
今週はぐっと冷え込み雪がちらつく日もあり、室内で過ごすことが多かった1週間でした。その間みかん組では、ブロックや積み木・ままごとなどの遊びを通して友達と関わりながら遊ぶ姿がよく見られました。1人が絵本を見始めるとひとり、またひとりと近くに集まって絵本を広げていました。最初はそれぞれで見ていたのですが、そのうち隣の友達の絵本をのぞきこんで指差して何か言っていたり、友だちに見せるように絵本を持ち上げたりしていました。YちゃんとHちゃんは1冊の絵本を一緒に見ながら「(これ)は?」と指差して聞く素振りをしたり、‟うんうん”とうなずいたり‟ちがう”というように首を横に振ったり、2人にしか分からないやりとりをしていました。自分が見ている絵本や持っている物は自分だけで!という姿が多かったですが、少しずつ「友達と一緒も楽しいな」という気持ちが芽生えてきたのか、とってもかわいいやりとりでした。また、ⅯくんとSちゃんは、同じブロック遊びをしていました。Sちゃんは黙々と遊んでいたのですがⅯくんが近くで遊び始めるとそれをじっと見ていました。そしてⅯ君がオレンジ色のブロックを手に取るとSちゃんもオレンジのブロックを取って形に合わせていました。ちらちらとお互いが様子を見ながら遊んでいて、言葉を交わすことはありませんが目が合うと笑い合っている様子がとってもかわいかったです。
年末年始の休み明け、Ⅿちゃんに「おはよう。」と声をかけると「おはよー。」と返ってきてびっくり!正月休み前はペコっと頭を下げるだけでだったので嬉しくてかわいくて何度も「おはよう。」と声をかけていると、そのうち‟もういいでしょ”と言わんばかりにプイッと去って行きました。他の子ども達の中にも「せんせー。」とはっきり言えるようになったり、「まま、いった。」「せんせー、あけて。」と2語文を使ったり、言葉の成長に驚かされました。まだはっきりと伝えられない子は多いですが指差しや身振り手振りで自分の知りたい!やりたい!の思いが全身からあふれ出しています。そんな子ども達の思いをくみ取り、言葉に変えたり共感したりしていく中で、思いが伝わる喜びを味わうことができるようにしていきたいと思っています。
寒さ厳しい今週でしたが日差しが見られる時間もあり、そんな時は少しの時間でもテラスや園庭で遊ぶようにしました。直線に敷かれた人工芝で‟よーいどん”で走ったり、園庭ではボールを追いかけたり身体を動かす楽しさを一緒に味わいました。
寒い中でも、体調に気を配りながらできるだけ外気にも触れ身体を動かして遊べる環境を工夫していきたいと思っています。まだまだインフルエンザの流行のニュースが入ってきています。換気や消毒を行いながら感染症の予防に努めています。ご家庭でも皆様お気を付け下さい。
2025年1月9日 木曜日
昨日、平年より20日遅れで初雪が降りましたが、今朝もぐっと気温が下がり寒い朝になりました。しかし、そんな寒さに負けないのが三葉っ子たちです。いよいよ今日から3学期が始まり、いつものにぎやかさが幼稚園に戻ってきました。
さて、昨日の話しになりますが、古森先生がさんさんらんどにサザンカが咲いていることを預かり保育に来ている子どもたちと教師たちに教えてくれました。それを聞いた子どもと教師たちは「さんさんらんどに見に行きたいね!」と言って、みんなで見に行くことにしました。さんさんらんどに着くと、展望台のすぐそばにきれいな色のサザンカがいくつも咲いていて、それを見た子どもたちは「これがたきびの歌に出てくるサザンカなんだ!」「ピンク色のお花でかわいいね!」と会話を弾ませながら、喜んで見ていました。そして、「明日はみんなも来るよね!みんなに見せたいね!」と言うと、運転手の山本さんに剪定してもって大事に幼稚園まで持って帰って花瓶に飾ったのでした。
始園式では、今日から始まる幼稚園の生活が楽しくなるようにと古森先生が温かいマットを敷いてくれて、何やら考えているようでした。「クラスの表示のペープサートはないの?」と言うと、動物やお花のクラスの表示を積み木にくっつけて、子どもたちの座席のところに置くと、普段とは違ったちょっと特別感のある可愛らしい座席になりました。「準備ができましたよー!」という合図でカーテンを開くと、「いつもと違う!」と子どもたちは笑顔になって「かっこよく行進したいね!」と、どの学年の子どもたちも手を振ってかっこよく入場することができました。式の中では「これから大きい組さんになる準備をしていくよ。発表会もあるから頑張らないとね!」と古森先生から声を掛けられると、先頭に座っていたたんぽぽ組のHちゃんが「先生のお話をきちんと聞いてるから大丈夫!」と自信満々に言って、みんなを驚かせていました。また、年末に作った鏡餅のお話では「おもちを開いて神様を送ったら、みんなおしるこにして食べたくない?」と古森先生が聞くと、みんな笑顔で「はーーい!」と元気よく手を挙げていました。鏡開きにおしるこという楽しみが、また一つ増えた子どもたちでした。そして、子どもたちからは古森先生になにやらサプライズを用意しているようでした。それは、お正月の間に誕生日を迎えた古森先生へのプレゼントでした。「もう、あまり歳はとりたくないんだよね。」と言っていた古森先生でしたが、突然のプレゼントを喜んでくれて、とても温かい雰囲気の始園式になりました。
3学期も子どもたちが幼稚園や先生たちが大好きで、にこにこの笑顔で過ごせる環境づくりに努めていきたいと思います。今学期もよろしくお願いいたします。
コメント (「冷たかったよ、でも楽しかったよ!」ひよこ れもん組 檜垣美恵子 はコメントを受け付けていません)