2010年8月30日 月曜日
夏休みも終わりに近づき2学期モード突入!!久しぶりに赤、青の両コースがそろって賑やかな夏休み最後の夏季保育の一日がスタートしました。「どんぐりだんだん♪どんぐりだんだん…」曲を聞いた年少さんがだんだん集まってくるとたんぽぽ組のMちゃんは一回踊ったことがあるだけなのにもう踊りを覚えていて、笑顔いっぱいで踊っていました。とても楽しいリズムのこの踊りは子ども達も大好きですが、教師達も大好きな踊りです。これからもっともっと楽しくなっていくことでしょう。
一日のうちで一番涼しい朝一番に年少・年中組は踊りに続いてかけっこをしました。年少組は初めてのかけっこなのにすごく上手に並んでいました。きっと今まで遊びの中で年中さん・年長さんがしてきたかけっこを見て学び、一緒にして学び、今の姿があるのかなと思いました。又、ゴールには副園長お手製の一つ一つ表情の違った似顔絵の旗がまってくれていました。走り終わった年少さんはその絵の前に列ごとに上手に並んでいました。たんぽぽ組のR君は絵を見てその顔を一つ一つまねっこするというかわいい姿をみせてくれました。
そして、年長児はリレーのバトンパスの仕方を副園長に教わりました。リードの仕方やラインの近くを走ること、スタートのタイミングを知りました。最後はクラスの友達の中で声を掛け合って練習をしていくという課題も与えられました。運動会を通して子ども達の絆がどんどん深まっていくといいなと思います。又、今日初めて鼓笛隊のそれぞれの道具の使い方、準備や片付けの仕方をみんなで覚えました。くま組のMちゃんは年中組からリングバトンに憧れていて手にした瞬間すごく嬉しそうな顔をしていました。
ぞう組では夏休み前に牛乳パックで作ったハガキで副園長の友人のN先生に手紙を書いていました。N先生が夏休みの間に幼稚園に来て下さっていたときに届いたのか気になって尋ねてみると、「ちゃんと届いているよ。とても嬉しかったよ。」と話してくださいました。そして、なぜこの手作りのハガキを作るようになったのかという過程を話すとその思いを受け止めて、ぞう組の子ども達が更に心の絆が深まるような内容の返事を書いてくださり、その手紙が今日子ども達の元に届きました。2枚にわたる長文で子ども達はこれから始まる運動会に期待をもち、力を合わせて頑張っていこうという気持ちをもったようです。私達は周りの方に支えられながら子ども達を見守っていける保育ができる環境にある幸せとその中にいる子ども達もラッキーだと思います。この環境を作り出すことができるのも三葉幼稚園だからだと思います。一日から2学期が始まりますが、子ども達に負けない元気と笑顔で毎日を楽しく過ごしていきたいと思います。
昨日は簡単メールでお知らせしておりました24時間テレビでエコバイオの油のチャリティーに参加しました。28日の12時に油をもって集まってきた三葉っ子達は少し照れくさそうに「どうぞ!」「お願いします!」と言いながら書道ガールズのお姉さん達に手渡していました。これからも小さなエコを積み重ね、環境について考え、子ども達が安全に暮らせる社会にしていかなくてはいけないなと感じました。
2010年8月27日 金曜日
夏季保育2日目の今日は、青コースの子どもたちが登園してきました。暑い中、登園してきて門を入ると、いち早くクジラの噴水を見つけた子どもたちは噴水を取り囲みました。そして、昨日の子どもたち以上に豪快に思い思いに水遊びを楽しみ始めました。Tちゃんは霧状の噴水が太陽に当たると虹が見えることを発見しました。又バケツに水を入れて回すと水がこぼれないことを知った年長児のTちゃんは何度も繰り返し回しているうちに、バケツの中の水がぐるぐると回っていることに気付きました。そして、自分で水の量を調節して試す姿もみられました。Tちゃんの真似をしてバケツを回してみた年少児のH君は水がこぼれてしまい、思いっきりぬれてしまう場面もみられましたが、自分はなぜ出来ないのか考えて取り組む姿がみられました。失敗したことから自ら学んでいくんだなと思いました。
ホールでは副園長がみんなに話をしてくれました。以前にECO体操で「蛇口はこまめに閉めましょう。」という歌詞があり、環境を大切にしようという活動がありましたが、副園長が「今日大変なことがあったんよ。」と語りかけると、子どもたちは真剣な顔をして、一体何があったんだろう?と副園長に目が釘付けになりました。そして、小プールの水があふれていたことを教えてくれました。「お水が無くなったらどうする?」と子どもたちに問いかけると、「困るー。大変なことになる。だんご虫さんも庭のトマトもお花も・・・そして、みんなも水がないと死んでしまう」と答えていました。私たち教師がプールに水をためいていたことを忘れてしまって、あふれさせるという失敗をしてしまったことは反省すべきことなのですが、そのことから副園長が子どもたちに分かりやすく水を大切にすることを指導してもらい、子どもたちは、また一つ大切なことを学びました。 そのあとはお誕生児の紹介をしました。「何歳になりましたか?」と聞かれると、どの学年も大きな声で答えている姿がありました。
話の後は各学年が運動会に向けた練習を楽しみながら取り組むことができました。年長児は会議室で移動の隊形を一つ一つ確認した後、ウェーブの練習をしたそうです。手をしっかりと伸ばして自分たちの満足いくウェーブが出来た様子で、らいおん組のN君は拍手をして喜んでいたそうです。年中児はプール遊びを時間たっぷり楽しみました。久しぶりのクラスごとに入るプール活動では、苦手だった子も顔をつけたり、泳いだり出来るようになっていて、担任は驚いていました。
また、年少児は身近なだんご虫やどんぐりの出てくる曲で踊るということで、とても楽しそうに元気いっぱい踊る姿が見られました。改めて子どもたちが楽しめる環境と雰囲気作りをすることの大切さを学びました。踊りを進めていく途中、教師たちの息が合わず戸惑うことがありましたが、副園長の流れを修正する言葉掛けによって楽しく進めることが出来ました。
今日の終わりのクラス活動でエプロンシアターをしました。どの動物がでてくるのか子どもたちは興味をすごく示してくれて「誰がでてくるのかな?」と問い掛けると、「くまさん、おさるさん」と答えてくれました。普段の保育の中でも子どもたちが楽しいと思えるよう今まで以上に研究していきたいと思いました。
またたんぽぽ組の子どもたちは、夏休み中おばあちゃん家に行ったことや海に行ってきたことを、とても嬉しそうに話してくれました。思い出をいっぱい作って、元気いっぱい登園してくる子どもたちに負けないで2学期も笑顔いっぱいの私でいたいと思います。
2010年8月26日 木曜日
「おはよー!!」という元気な挨拶で今日も1日が始まりました。とっても暑い夏休みも終わりに近づき、こんがり小麦色になった子どもたちは、久しぶりの友達との再会にとても喜んでいました。バスを降りると、目の前ではくじらの噴水が暑さを和らげてくれていました。それを見た子どもたちは、すぐに駆け寄って行き、くじらのプールにたまった水を近くにあったバケツや洗面器を使ってまき始めました。 副園長にやり方を教えてもらったR君は、早速バケツを持って水をくむと、張り切って力いっぱい振り回しました。バケツを持ったままぐるっと1回転したR君は、バケツの中を見てとても不思議そう・・・。水は1滴もこぼれずバケツの中にはまいたはずの水が入ったままなのです。勢いよく回ったので遠心力でバケツの中の水はこぼれなかったのでした。R君は不思議でたまらず、もう1度やってみました。でも、また水は残ったまま。何度も何度もやってみましたが同じです。それを教師たちが楽しそうに見守っていると、見かねた副園長が、バケツの底に手を添えて水を飛ばすようやって見せました。それを見て同じようにしてみると水は見事に飛び散りました。できた瞬間にR君の顔はニコニコになりました。その横では1人木に登っているT君の姿がありました。T君は今朝は泣いて登園し、なかなか動こうとしなかったのですがいつの間にか機嫌が直っていたのです。そして副園長と何かひそひそ話をしています。近づいてみると、夏休みに遊びに行った思い出話しをしていました。T君は夏休み中いつも一緒だったお兄ちゃんと離れて少し寂しくなっていたのでした。1人でビッグボスに寄りかかってすねているT君に副園長が、夏休みはどうしていたのか何もないように話しかけると山へ家族で行ったことを話しました。そこで副園長は幼稚園の桜の木に登れるかと問いかけたのでした。 幼稚園の木に登ったT君は得意そう。そしてくま組のみんなが大きな山を作っているのを見てみんなの中に加わりました。その後、ホールでみんなが集まりましたが、どのクラスも整然と並んでいました。いつもとは違う音楽で並び始めると、両手をピンと伸ばしてホール全体がとても楽しいムードになりました。副園長の話が始まると、今度は子どもたち全員が集中して真剣に話を聞くことができていました。お集まりの後ホールでは年少赤コースの2クラスが運動会の踊りと競技の話を聞き教師たちがまずやってみることになりました。教師たちが踊りを踊り始めると子どもたちはニコニコと面白そうに見ていました。だんごむしになった教師たちがつながっていく場面では「変なのー!!」と声を上げて大笑いする姿も見られました。「一緒に踊ってみよう!」と誘うと照れくさそうに少しだけ手足を動かしていた子どもたちは、だんごむしがつながっていく所にくると自然とつながり、みんなが笑顔で歩き始め最後にはどんぐりに変身して楽しそうにからだを動かしていました。 又、タイヤ引きでは初めて引く重たいタイヤにてこずってなかなか進めなかった子もいましたが友達と「がんばれー!!」と応援しあいながら頑張っていました。久々の登園にどんな姿を見せてくれるかなと思っていましたが、ひとまわり成長した子どもたちの姿には目を見張るものがありました。30日にまた会えるが楽しみです。
2010年8月25日 水曜日
今日は、未就園児さんの一日体験でした。
三葉幼稚園では、今年初めての取り組みなので、教師たちは、わくわくしながら、準備をして、この日をとても楽しみにしていました。 9:00頃から ひとり、ふたりと、かわいいお客様が次々ときてくれました。そして気に入った遊びを見つけると、いつの間にか楽しそうに遊び始めていました。 包丁ままごと、水遊び、色水、シャボン玉、すべり台、ぶらんこ、プール、砂遊び、・・・・・・・
どのコーナーでも夢中になって遊んでいました。
水遊びのコーナーでは、マヨネーズ容器の中にプリンカップに入れた水を移し替えようとしていたAちゃん。マヨネーズ容器の小さな星形の口には、なかなか水が入りません。「どうするのかな。」 と副園長が見守っていると なんとAちゃん。今度は、傍に落ちていた赤いマヨネーズ容器のキャップを手に取ると、その中に水を入れて、容器の中に移し始めました。そうすると・・・・・容器の中に・・・・・なんと水が入り始めたのです。なんて賢いのでしょう。子どもって本当にすごいですね。子どもは、こうして夢中になって目的を達成するために知恵を働かせます。そして、次々と考える能力が身についてくるのです。私たち教師もこのような子どもの自主的に学習する姿に学ぶことが、たくさんあるのです。
子どもって本当に「天才」だと思える場面をたくさん見せてくれますよね。人間が文化を築いてきた陰には、このパワーがあったのだと感動です。
たくさん遊んだ後は、みんなでホールに集まっての 楽しいひとときを過ごしました。
エプロンシアターや歌では、お母さんのお膝でクイズに答えてくれたり、リズミカルに手をたたきながら歌ったりして、保護者の方も一緒になって場を盛り上げてくださいました。 又最後の紙芝居では、「一人で座れる子は、前に集まって座ってね。」の声に、どんどん前に集まってくれました。私たちの方が、驚いたほどです。
短い時間でしたが、保護者の方やかわいいお客様との出会いは、とても楽しく貴重な事でした。 今後ももっともっと、楽しくおもしろい遊びを一緒に見つけていきませんか。三葉幼稚園へ是非いらして下さいね。教職員、一同心よりお待ちしております。
2010年8月10日 火曜日
今朝、教師達が園に来た時には、パラパラ雨が降っていました。予期せぬ雨に戸惑う教師をよそに「やるよ!」と副園長。その一声に教師もはっとして、テントを移動したり、園児だけではなく未就園児も、より遊びやすいように園庭に遊びの準備を用意していきました。副園長のことば通り、子ども達が登園する頃には、子ども達のキラキラの笑顔と共に、お日様が顔を出してくれていました。久しぶりに会う、元気いっぱいの子ども達を見て、さらに元気をもらった教師達の劇が始まりました。「空気に浮かばない物でも、水には浮かぶものがある。」という事を学んだ子ども達の中には、早速その後のプールでフラフープを浮かべて、「さっきの劇と一緒だね」と劇と重ね合わせる姿も見られました。さすが!遊びの経験が多い子ども達。今見た事も、しっかり内容を理解して応用できているのです。
その後は、お楽しみのかき氷屋さん!今年のかき氷は1杯30円です。初めは50円にしようと言う意見もあったのですが、10円が何枚いるか。という事や「50円でおつりがくる」という事に気付いて欲しい。とという事で30円になりました。「1枚で10円。2枚で20円。あっ!!30円は3枚やね」と気付いて3枚作る子、お金の大きさを思い出して大き目に作る子と、真剣な子ども達の表情に感心しました。しかし、早速お金を持って、教師達のかき氷屋さんに出かけたAちゃんは「氷をください」と、と書いたお金を差し出しました。すると「Aちゃん氷は30円だから、あと2枚持ってきてください」と氷屋さん先生は売ってくれません。Aちゃんは急いで円を2枚作ってやってきて、やっと買う事ができました。この中で、子ども達は10+10+10=30を自然に学んでいきます。又、SちゃんとMちゃんのお父さんは3人で相談して100円を作り、「これで3人分の氷と、お釣りがもらえるよ。」と「3人分でーす」と氷を3個買って、仲良く食べいらっしゃいました。もちろん、みんなで食べた冷たいかき氷は、とってもおいしくて、みんなニコニコでした。こあら組さんのTちゃんは「お菓子買って帰る?」とお母さんが言うと、「いい。自分でお金作るけん」と、胸を張って言い返していました。「スーパーでも、お金作って出しそうですね」と、お母さんと大笑いしました。こあらさんも、もう三葉っ子ですね。たくましい!
一方、フリースクールのコーナーでは、今日も親子でどんどん試してみたい物を選んで、作ったり、考えたりして楽しんでいました。「牛乳パックの船」のコーナーではYちゃんのお父さんに「穴あけて!」と、誰にでも声をかけて頼む人懐っこい三葉っ子達の姿が見られました。「こうかな?」と、大人も子どもも楽しみながら、遊びの中で学んでいくという事は、素敵だな。と改めて感じました。
たくさん遊んだ帰りのバスの中では「花火行ったよ」「海に行ったよ」「おばあちゃん家に行ったよ」などと、楽しかった話がつきませんでした。そんな話を聞きながら、まだまだ続く夏休みを楽しく過ごして欲しいと願ってバスを降りました。8月26・27日の夏季保育も子ども達の元気いっぱいの笑顔と、楽しいお土産話が今から楽しみです。
2010年8月9日 月曜日
終園式の日に、いかのおすしの約束事を書いていた掲示板に今日はこんなことが書かれていました。「あつい!あつい!あつい!でも、まけないぞ あついからこそできる たのしいこと」これを見た三葉っ子達は「楽しいことって何かな?」と考え始めました。今日、正門を入って1番はじめに目に飛び込んできたのは「かき氷」の看板でした。かき氷は、暑い季節だからこそ、美味しく食べられる楽しいことの1つです。そして、みんなで冷たいプールに入ることも楽しみなことです。3つ目の楽しいことは、教師達の劇「しゃぼん玉の不思議」があることです。今年は夏季保育の中にフリースクールを入れて、保護者の方にも参加して頂けるようにしました。
フリースクールの劇では、教師達が石けんの粉、水、空気に扮してしゃぼん玉ができる不思議を演じました。しゃぼん玉が空気で膨らんでいることを知った子ども達に、「空気で膨らんでいる物は他に何がある?」と聞くと、年長児から「風船!」「浮き輪!」と答えが返ってきました。ここで実験です!『しゃぼん玉のように空気で膨らんだものは空を飛ぶことができるのだろうか?』団扇で風を起こして、風船・ビーチボール・サッカーボール・しゃぼん玉を飛ばしてみることにしました。結果はしゃぼん玉と風船は飛ぶけれど、他のものは飛ばないということでした。空気をたくさん吸った中田先生のお腹でも飛ぶことができず、みんなで大笑いしました。空気が入っている物でも空気を包んでいる物によって飛ばない物があるということに気付いた子ども達でした。
各コーナーでは、牛乳パックの舟を作ったり、ししおどしや水車で水遊びをしたりしました。1番の人気はアルキメデスの方程式を使った魚のおもちゃでした。ペットボトルを押すことで上下する魚の動きが面白くて不思議で子ども達は夢中になって作っていました。
そして、プールが終わったクラスからかき氷屋さんにかき氷を買いに行きました。看板をよく見ると30円という文字が書かれていて、早速お金作りが始まりました。年少児も年中・年長のお兄ちゃんお姉ちゃんが作っている姿を見て、と書いたお金を3枚作りました。たんぽぽ組のTくんは10円1枚作って持っていきましたが、20円足りないということで売ってもらえませんでした。足りないと買えないことに気付くと、慌てた様子で残りのお金を作りに行く可愛らしい姿が見られました。子ども達は遊びの中で生活の仕方を学びます。お金を作ってかき氷を買いに行くというごっこ遊びの中にも10円が3枚いることを知ったり、50円だと30円の物を買うと10円が2枚戻ってくることも分かりました。このように教師が考えたごっこ遊びには、意図的に数の概念やお金の計算が自然な形で身に付く内容を含んでいるのです。それは小学校の算数へとつながっていきます。子ども達はメロン・イチゴ・レモン・ブルーハワイの4種類の中から食べたい氷を自分で選び、友達や教師とおいしく食べることができました。
「暑いからこそできる 楽しいこと」を今日は十分に楽しむことができました。私たち教師は自然の変化や社会の急激な変化の中で、子ども達が順応して生きることができるよう知恵と力を十分に養っていきたいと思います。
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