2023年4月29日 土曜日
新年度が始まって1ヶ月がたとうとしています。令和5年度のみかん組は新入園児10名ともも組から進級した6名でスタートしました。最初の頃は新入園児が泣くのはもちろんのこと、もも組からきた子どもが雰囲気が違うことを敏感に感じ取って、元の保育室や保育教諭が恋しくなって泣き始めると、他の子にも広がって一斉に泣き始め大さわぎ!という日もありました。しかし少しずつ保育教諭にも馴染み、回りを見回しては気になる玩具を触ったり、テラスと保育室を出たり入ったりしながら、行動範囲もどんどん広がっていきました。日に日にできることも増えていき、朝登園してくると、保育教諭と一緒にかばんの中から持ち物を出して、決められた場所に片付けようとしたり、自分のマークも少しずつ覚えて手拭きタオル掛けようとしたりするようになりました。手拭きタオルのひもを両手で広げてちょっと背伸びしながらいっしょうけんめいフックにかけようとする姿を見ながら「がんばれ!」「もうちょっと!」とみんなで応援しています。これはちょっと難しいかな?分からないかな?と思うこともすぐにできるようになっていたり、理解し行動しようとしたりと、この時期の子ども達の発達と吸収力の速さには驚かされます。
今、園庭は工事中ということで狭くなっていますが、幼稚園児たちの様子を見つつ、合間を狙ってできるだけ園庭に出るようにしています。砂場の奥のスマイルハウスの回りが今のみかん組のお気に入りの場所です。保育教諭と一緒にスコップやボウル、コップなどを運んでいき、思い思いに遊び始めます。新入園児のFちゃんはまだ泣くことも多く、外遊びにも興味を示さないので、この日も保育教諭に抱かれたまま周りの様子を見ていました。すると急に砂に手を伸ばして触り始めたのです。手のひらについた砂を『なんだこれ?』とちょっぴり不快そうに砂をはらうように手を振ってみたり、ズボンにこすりつけてみたり、初めての砂の感触を確かめているようでした。そのうち自分で地面に座り、珍しそうに側にあったスコップを持ってみて、置くと、今度は大きなお鍋を持ち上げようとしたり、積極的に目につく周りにある物の感触を確かめたり試したりして遊ぶ姿が見られるようになりました。時々思い出しては泣きそうになりますが、側に保育教諭がいることが分かると、安心したようにまた遊び始め、更に小石や木の枝にも気付いてじっと見つめては投げるなど、身近な発見に夢中になっていました。
慣れてくると室内でもいろいろな遊びに興味を持って関わるようになってきました。まだ始まったばかりのみかん組の子ども達がどんな遊びが好きなのか、どんなことに興味を示すのか私たち保育教諭も知りたいと思い、クレヨン、シール、ボール、紙、粘土などいろいろな遊びを同時に出してみました。クレヨンは紙だけでなく、机や床にまで描く子もいました。シールも思いのままにペッタンペッタン貼っていき、服にまでくっついていました。粘土も口に入れる子もいなくて感心しました。いろいろな遊びの中でたくさんの気付きがありました。その中でも紙をちぎって遊ぶのは大人気で、紙に触ると振り回してみたり、左右に思い切り引っ張って破ろうとしたり、切れ目のところに指をかけてビリビリといい音を楽しんだり、思い思いに紙の感触を楽しんでいました。
まだ始まったばかりのみかん組の子ども達の成長が今からとっても楽しみです。毎日笑顔で『おはよう!』をし、笑顔で『バイバイ、また明日!』ができるよう、子どもたちにとってより良い保育をしていこうと思います。
2023年4月28日 金曜日
今日は令和5年度の後援会総会と今年初めての保育参観がありました。コロナ感染症対策の緩和により、3年振りの開催となった後援会総会には3分の2を超える保護者の皆様に参会いただき、令和5年度の三葉幼稚園の子ども達の教育支援について共に考え、意識の統一を図ることができたように思います。令和5年度も子どものことを1番に考え、楽しい保育や行事ができるよう教職員一丸となって頑張りますので、今後とも三葉幼稚園の教育保育活動にご理解ご協力お願いいたします。
さて、今回の保育参観はそれぞれの学年でテーマを決めて行いました。プレ年少、年少組は「おかあさん(おとうさん)といっしょ♪」と題して、プレ年少はこいのぼり作り、年少はシール帳に貼るチューリップの折り紙を保護者と一緒に折りました。年少組では、先日のりの使い方を指導したばかりだったのですが、ひまわり組のNちゃんはお母さんに「こうやってのりをつけるんよ」と教えてあげていました。そしてお母さんも「そうなんだ。教えてくれてありがとう」と言って、嬉しそうに折り紙を貼る微笑ましい姿が見られました。
プレ年少組の保育室からは、子ども達の楽しそうな声が聞こえてきました。覗いてみると、お母さんやお父さんの膝の上に子ども達が乗って、「バスに乗って揺られてる~♪」と曲に合わせてお母さん、お父さんがバスになって体を揺らしてくださっていました。子ども達は満面の笑みでとても楽しそうでした。
年中組のテーマは「なかよし会をしよう!」でした。先週、年長さんになかよし会をしてもらったことが嬉しかった年中児達は、「参観日に何をしたらお父さんやお母さんが喜んでくれるか」をみんなで考えてプログラムを作ってきました。「にらめっこ」では、お父さんやお母さんと顔を向き合わせて「にーらめっこしましょ♪」と勝負です。どの子も負けまいと面白い顔をしていましたが、お父さんやお母さんも負けじと面白い顔をしていました。勝負は行方はというと・・・。お父さん、お母さんを笑顔にさせた子ども達の勝ちでした!ぱんだ組の子ども達がリベンジしたいと強く願っていた玉入れは、今日は1個差で負けてしまったそうです。しかし、2回目はりす組に勝ち、今日は1対1の引き分けで終わりました。「次は絶対に勝つぞー!」と両方の組とも気合を入れていました。
年長組は満面の笑みで踊りを踊った後にクラス対抗リレーをしました。今はまだ昨年の年長さんのようには走れませんが、この後に秋の運動会と卒園前のリレーを見てもらい、成長を感じてもらえるようにと挑戦することにしたのでした。どの子も一生懸命に走っていましたが、抜いたり抜かれたり、2周差がついたりとハラハラしながらも応援に力が入っていました。ゴール前でお父さんを見つけたTくんは、その前でスピードを落としてアピールしているうちに追い抜かれてしまい、お父さんをがっかりさせる場面もありましたが、その姿を他のお父さんやお母さんも温かく見守り、応援してくださっていました。卒園前の3月の年長児達の成長ぶりが今から楽しみです。
本日は園舎建て替え工事に伴い、駐車場においてはご不便をおかけしましたが、保護者の皆様の協力で無事に終えることができました。ご協力ありがとうございました。
2023年4月27日 木曜日
今日、バスから帰ると年長さんが何人かの列になって並んでいました。「何をするのかな?」と思っていると、年長のAちゃんがマイクを使って「年長さーん!リレーしよう」と呼びかけました。すると年長の子どもたちが次々と集まってきました。今までは園庭が工事のため半分以上狭くなっていたのですが、今日は柵が下がって園庭が以前のように広々としていました。子ども達は家庭遊具から離れて伸び伸びと走ったり踊ったりしていました。そこには新しい年長児達がクラスになっての初めてのリレーも楽しんでいました。どの子も一生懸命走ります。今日の1位はぞう組さん!惜しくも負けてしまったらいおん組さんは「次は負けないぞ!」と気合を入れていました。
秋の運動会には年長児のリレーで子ども達の走りに今から期待が膨らみます。
たんぽぽ組では、スポーツ教室がありました。スポーツ教室をしていない子ども達は裸足になって園庭で遊びました。ブランコで遊ぶのが好きなTちゃんは教師が後ろから優しく押してあげると、風が顔に当たり「こしょばいよー!」と言って何回も風が顔にあたるのを楽しんでいました。一昨日沢山降った雨で昨日、泥んこ遊びを体全体を使って目一杯遊んだたんぽぽ組さん。今日も水たまりを見つけるとスコップを使って穴を掘ったり、ニュルニュルした土の上を友だちと歩いてみたりしていました。周りでは年少の子供達も教師と一緒に泥んこ遊びを楽しんでいました。今日の子ども達のおみやげ(お洗濯物)を宜しくお願い致します。
降園前、帰る支度をしていると、何やら大きい紙を運ぶらいおん組のお兄ちゃん•お姉ちゃん達の姿がありました。「これなーに?」とたんぽぽさんが聞くと、らいおん組さんは「こいのぼりです。」と言って、長い手作りこいのぼりを見せにきてくれました。そのこいのぼりの大きさにたんぽぽさんもびっくりした表情で、最後にはらいおん組さんも来てくれて一緒にこいのぼりの歌をうたいました。大きい組さんはみんなこいのぼりがあるけれど、たんぽぽさんはまだ手作りこいのぼりがありません。たんぽぽさんもこれからたんぽぽさんだけの手作りこいのぼりを作っていきたいと思います。
子ども達みんなが、元気に育ち大きくなった事をお祝いする5月5日のこどもの日、三葉っ子達みんなが元気に大きくなっていきますようにと願いを込めて、作った大きな大きなこいのぼりが三葉幼稚園の空のうえに上がるのが楽しみです。
2023年4月26日 水曜日
先日、こどもかんの大移動があり、みんなでその様子を見たところですが、今日はうさぎさんのお家の移動がありました。教師の「もうすぐ動くよー!」と言う声を聞いた子どもたちは「はやく、はやく!」と一階と二階のテラスに集まってきました。工事の方がうさぎ小屋を動かす準備をしているなか、「まだかな、まだかな?」と子どもたちはソワソワしているようでした。大きい長いクレーン車がゆっくりと動き始めると「動いたよー!」「すごーい!」と子どもたちは釘付けになっていました。「どこに行くの?」「あそこじゃない?」と子どもたちの中でいろいろイメージが広がっているようでした。年長さんからは自然に「がんばれ!がんばれ!」と応援する声があがっていました。
無事、うさぎ小屋の移動が終わると年長児は特別にそばまで行ってみても良いよと言ってもらいすごく嬉しそうにそばまで走って行って確かめていました。年長児達は間近に見るクレーン車に「すごーい!」「クレーン車大きいね!」とその迫力に大興奮していました。うさぎ小屋のクレーン車での移動が無事終わると次は工事の方達が小屋の下に小さな丸太を入れこんでいました。丸太を入れるためには小屋を浮かさないといけないらしく、浮かす為の装置を工事の方が使っていると、「あれ知っとるよ!」「僕のお父さんもあれ使って車のタイヤとか替える!」と嬉しそうに話していました。なぜ丸太を入れているのか不思議そうに見ていた子ども達はあの丸太が車のタイヤのようになって大きな小屋を微妙に動かしていることに気が付き、「へー!すごいね!」とさらに興味が湧いたようで、前のめりになりながらじっと様子を見ていました。さらに、動かすために丸太を入れ、うさぎ小屋を押す準備をおじちゃんたちが始めると、「がんばれ!がんばれ!」と自然と応援の声が出てくるほど、年長の子ども達は釘付けでした。おじちゃん達が4人で力を合わせて小屋を押すと、そろりそろりと動き、「すごーい!」と拍手が上がりました。教師達もこの作業は子ども達の遊びの中で生きるに違いないと朝一番からとても楽しい時間を過ごす事ができました。
うさぎ小屋の移動が終わり、しばらくすると次は登り棒が動いているのを見つけて、みんながテラスに集まりました。うさぎ組の子ども達は「あのクレーン車があればなんでも動かせそうだね」も嬉しそうに話していました。まだまだ続く園舎建て替え工事。その様子を子ども達と間近で見ながら様々な事に気付いたり、発見したりしていきたいと思います。
2023年4月25日 火曜日
ケーブルテレビさんにお声かけ頂いて「スマイルKIDS」という番組に年長児が出演させていただけることになりました。先々週、ケーブルテレビの会報誌に掲載される写真を撮りに来ていただいていたのですが、昨日昼食の時間に古森先生がくま組の部屋にその会報誌を持って来てくれました。「くま組さ~ん!この前撮ったお写真が載ってたよ~!昨日古森先生のお家に届いて早くみんなに見せなくっちゃ!と思って持ってきたんだよ~!」と言う言葉にに子どもたちは「見せて見せて~!!」と大盛り上がり。続けて古森先生が取り出したのは何か月か前の会報誌。他の園の子どもたちの写真と見比べて「くま組さんが一番かわいいねぇ」となんとも親ばか発言をした古森先生と、「ほんと!みんなが一番かわいい~!」ときゃっきゃと喜ぶ私たちに子どもたちも「え~ほんと~?!えへへ~」とまんざらでもない様子。「でもね~」と古森先生。なにかと思うと「古森先生たちがみんなのことが一番かわいいかわいいって言ってたのは他の幼稚園のお友達には内緒だよ?でもみんなのお父さんお母さんには言ってもいいよ。でもお父さんお母さんも他の幼稚園の人には内緒だよって言っておいてね。」とし~・・・!のポーズでお・や・く・そ・く♪
昼食後のインタビューの練習も一層気合が入りました。好きな色や食べ物、動物、中には幼稚園で何をして遊ぶのが好きか聞く、本物のレポーターさんみたいな子もいました。子どもたちが自分で考えて自分で言うのでおもしろ質問もいくつかありました。Nくんが「好きな歯はなんですか?」と聞くと素知らぬ顔で「普通の歯です」と答えたTくんには笑わせてもらいました。
そして今日、10:00にケーブルテレビの楠本さんというお兄さんが来られると「おねがいしま~す!」と元気いっぱい挨拶をして撮影が始まりました。今日はあいにくの雨模様だったので会議室で撮影を行いました。古森先生のアドバイスもあり、みんなが好きな遊ぶものをたくさん出して楽しい雰囲気で撮ってもらおうといろんなものを準備していました。子どもたちに「みんなが一番かわいいのは笑顔でしょう?みんなのかわいい笑顔が出てくる楽しい物の前で撮ってもらおう!インタビューのペアのお友達と相談して決めていいよ。」と声をかけると子どもたちは「やった~!」と散り散りにボルダリングやトランポリン、シーソー、サイバーホイール・・・と分かれてスタンバイしました。そんな“ばえる”遊具の前なので子どもたちの緊張もちょっぴりほぐれて、またお兄さんの優しい声掛けにはにかみながらいい雰囲気で撮影が始まりました。
さ~て!最初が肝心です。「元気いっぱい上手にインタビューできる人は誰かな?」と声をかけ立候補してくれたAちゃんとBちゃんペアにまずは練習ね、とカメラを向けると笑顔ですらすらインタビューを始めました。インタビューの内容は、まず①名前を聞く。②好きな質問一つ目、③好きな質問二つ目、③好きな質問三つ目、④お礼 です。練習を始めたAちゃんとBちゃん。「好きな食べ物はなんですか?」と聞いたAちゃんにBちゃんが満面の笑みで「給食です!」と答えたのには大笑いしました。順に撮影を進めて無事にくま組も再来月放送のらいおん組もみんなインタビューすることができました。
お兄さんを見送るときに、「ぼくは撮影でいろんな園を回るんだけど、三葉幼稚園の子は元気で天真爛漫でいいですね。」と褒めていただきました。また「友達同士で助け合ってやっている姿を見て、こうやって優しく育っていくんだなと思いました。」と嬉しい言葉をもらいました。と、いうのもインタビュー中にカメラを前にして緊張して質問を度忘れする子やちょっぴり照れくさくてもじもじする子がいるとペアの友達がこそっと耳打ちして質問のヒントを出してあげたり、次にいう言葉を教えてあげたり、とても微笑ましい光景が一人ではなく何人も見られたからなのです。練習の時、くま組のYちゃんは去年から仲良しのIちゃんとペアを組んだのですが、Iちゃんがなかなか答えられないのをにこにこ優しく「〇〇かな?△△かな?」と見守ってあげていました。そんな様子を見て3年間クラスが一緒のTくんはそばにすっと来てIちゃんの横に寄り添って邪魔にならないように座ると「Iちゃんこうやって言うんよ~」と優しく声をかけ始めました。するとIちゃんも上手にインタビューすることができ、今日の本番でも3人でインタビューを成功させました!またらいおん組のOちゃんは、声が小さな友達が答える時に優しく背中を押してマイクに近づけてくれていました。Kくんは緊張気味のペアの友達が上手に答えるたびに表情で「おぉ~!」と喜んだり、音が出ないように小さく指先でぱちぱちと拍手をする振りをしたり自分のこと以上に友達のインタビューが上手にできることを嬉しそうにしていました。そんな姿を見て私たちも嬉しく思っていたのですが、それがカメラマンさんにも伝わっていたのだと思うと、三葉っこのパワーはすごいなと更に感心しました。
進級して3週間が経ちました。進級当初はまだまだ幼く、年長としての自覚もまだまだなかった子どもたちですが、日々の遊びや仲良し会等保育を通して少しずつ年長児らしく明るく伸び伸びはつらつと行動するようになってきたように思います。みんなと仲良く遊び元気で明るく、自分で考えてやりぬき、いろんなことを素直に感じて表現できるように、これから一年間楽しく活動していく中で育っていってほしいと思います。進級したばかりの今、インタビュー撮影という貴重な体験をさせてもらえたことがありがたいね、と教師間で話しました。好きなキャラクターの写真はキャッチという冊子に今月号はくま組、6月号はらいおん、7月8月できりん、ぞう組が掲載されます。(写真はコピーしてアルバムに貼ります。)また、5月1日よりケーブルテレビのスマイルKIDSという番組で放送される予定です。(ケーブルテレビのHPから番組表が見られるそうです。)他のクラスも順次、撮影放送される予定です。お楽しみに。
2023年4月24日 月曜日
今日、年中の子どもたちは、さんさんらんどに遊びに行きました。行く準備をするために園庭から部屋に入ろうとしていると、みんなで育てているいちごがたくさんできていることに気が付きました。ぱんだ組・りす組の子どもたちで、何個できているか数えてみると、12個できていました。そして、12個のいちごを年中さんで収穫させてもらうことにしました。しかし、一足先にさんさんらんどに行った青コースのひつじ組・うさぎ組さんは、いちごがたくさんできていることを知りません。「これから、さんさんらんどに行ったときに教えてあげよう!」と話すと、子どもたちも「みんなで分けっこすることも伝えないと!!」と言いました。今日、さんさんらんどに遊びに行く年中さんには、もう一つ役目がありました。なかよし会で古森先生に言ってもらったように年中さんは、2番目に大きいお兄ちゃん・お姉ちゃんです。年長さんに代わって年少さんをさんさんらんどまで連れていってあげなければなりません。年少さんと一緒に門の前に並んで、優しく手を繋いだ子どもたちの姿は、かっこいいお兄さん・お姉さんたちでした。
ゆっくりと、車や自転車に気をつけながらさんさんらんどまで歩いていくと、青コースの年中さんや年少さんが園に戻る準備をしていました。「いちごがたくさんできていたこと」、「みんなで分けて食べること」を伝えると、青コースの子どもたちも楽しみにしていました。さんさんらんどでは、年少さんも年中さんも一緒になって身体をたくさん動かして遊びました。
そして、さんさんらんどから戻ると、いよいよ収穫の時間です。年中4クラスが集まって、みんなでもう一度、数を数えて確認したり、分けることを話したりして収穫しました。
年長さんは、前回収穫して味わったので、今回収穫した12個のいちごは、まだ食べていない年中さん・年少さん・たんぽぽさんで分けることになり、年中さんが各クラス分かれて届けに行きました。年中さんからいちごを届けてもらうと、年少さんたちも嬉しそうに「ありがとう!」とお礼を言うことができていました。
年中さんになったばかりのみんなは、まだまだ3月に卒園したかっこよかった憧れの年長さんのようにはいきませんが、小さいお友達の世話をしたり、先生のお手伝いをしたり、自分達も助け合ってかっこいいお兄さん・お姉さんになっていくことを楽しみにしています。
2023年4月22日 土曜日
4月に入園してきた子ども達も園での生活に慣れ、泣きながら登園していた子も笑顔を見せてくれるようになりました。れもん組の子ども達は自分のシールを覚え、靴を片づけたり、タオルを掛けたりと、自分で身支度を行おうとする姿が見られます。中には”にんじんのシールどこかな…”と迷っているお友達がいると「ここ、ここ、」と指をさして教えてあげている子もいます。お仕度ができると待ちに待った遊びの時間です。Sくんは入園初日に見つけた電車の玩具がすっかりお気に入りになりました。レールを一直線につなげて車や新幹線、飛行機などを走らせていました。園庭で幼稚園児が踊りだすと、楽しい音楽につられて踊りの大好きな子ども達がテラスに集まってきました。知らない曲でもお兄さん、お姉さんの真似をして手足をパタパタと動かす姿がとっても可愛いです。
「今日はスワンや犬の滑り台で遊ぼう!」と園庭に出た日、隣にはこども館の工事に伴い移動してきた幼稚園児用のままごとコーナーがありました。コンロや電子レンジなど見慣れない道具に興味津々…かと思いきやTくんはフライパンを持ってきてコンロの上に乗せると、炒るようにゆすり始めました。その横ではSくんとAくんが白菜をレンジの中に入れ「ぴっ」とボタンを押していました。「皆使い方知ってるの?!」と保育教諭達はびっくり!!Wちゃんもコンロに鍋を置くと、つまみを回そうとしていました。後ろの机ではHくんが半分に切った竹を持ってきて、まな板の上に乗せました。ぐるっと見渡して何かを探している様子。しばらく考えた後、もう一本同じものを持ってくると、まな板の上に乗せた竹の上で押し引きして切ろうとしていました。どうやら包丁を探していたようで、見つからなかったので代わりの物を一生懸命考えていたのでした。玩具で遊んでいるときももちろん楽しそうなのですが、大好きなお母さんの真似をして想像力を働かせ、本物や自然に触れているときが一番顔が輝いているように見えます。日頃から身近な大人のことをよく見ていることに感心し、豊かな発想と吸収力に改めて驚かされました。
室内では絵具遊びもしました。手のひらに絵具を付けて手形を押してダイナミックに遊ぶ子や、人差し指で「んふふ♪」と感触を楽しむ子、線を引いたり、スタンプしたりと思い思いに楽しんでいました。「できたー!」とカラフルになった手を満足そうに見せてくれたKちゃんは紙2枚分たっぷり遊びました。前回の絵具遊びで嫌がっていたAくんはこの日は自分で腕まくりをして興味津々。そーっと指先に絵具を付け、まだ慣れない感触に戸惑いながらも色を変え何度もスタンプをしていました。戸外でも屋内でも、子ども達にとって魅力的な遊びはたくさんあります。これから1年間、五感を十分に刺激し、子ども達が学びたいことを提供できるよう、私たちも頑張りたいと思います。
コメント (「泣いて、笑って、いっぱい遊んだよ!」 ひよこ みかん組 山岡由紀子 はコメントを受け付けていません)