幼稚園の日記(ブログ)

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2024年3月30日 土曜日

屋外遊ぎ場の第二園舎に引っ越しして2週間が過ぎました。3月9日(土)に開所した三葉病児園の2階です。以前は保育園児が1階と2階に分かれて生活していた慣れた場所です。しかし現在は1階に病気回復期の子ども達がいるので、以前とは違ってちょっぴり静かに・・・。もちろん保育室の中なので走ったりどんどん音を立てて歩いたりするのは気をつけようと話しているのですが、テンションが上がってくるとついつい走ってしまいます。そこで、「あっ、大変!ちょっと静かにしよう」と言うとすぐに気がついて子ども達は走るのをやめてマットに座って大型ブロックやソフトブロックで遊び始めます。大作を作っていたAちゃんが。「これはみんなで協力して作ったんよ!」と誇らしげに話していました。私は2歳児のAちゃんが「協力」と言う言葉を普通に使っていることに驚かされると同時に、友達と一緒に作り上げる楽しさを感じていることを知り嬉しくなりました。

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今週は雨天が続き、身体を動かすことが大好きな子ども達が十分に楽しめる環境を工夫する毎日です。ある日、お絵描きを出すと以前は黙々と線を引いたり、色を塗ったりしていたBくんが、線を1本引いたり、小さな円を描いたりする度に、「これは、ねぇね」「これは、まま」とひとつひとつ説明してくれました。言葉もたくさん出るようになり、会話をしながら描くとこを楽しんでいるのです。

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最初は言葉もはっきりしなかった2歳の子ども達でしたが、今では自分の伝えたいことをしっかり言葉で伝えようとする姿が見られます。ごっこ遊びをしてお母さん役や先生役になりきっている子ども達の姿を見ると成長を感じます。

もうすぐ年少、プレ年少になる子ども達は、ちょっぴりお兄さん・お姉さんになる自覚も出てきたようです。1歳から小学校入学までの成長を楽しみながら一つ一つ自分でできることが増えていく子ども達の姿を見守っていきたいと思います。

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コメント (「楽しかったれもん組」 ひよこ れもん組 檜垣美恵子 はコメントを受け付けていません)

2024年3月23日 土曜日

みかん組が今のみつばっこハウスに引っ越しをしてから3カ月が経とうとしています。遊ぎ場には天気や幼稚園児の活動の合間を見て遊びに行っていますが、行けない時はみつばっこハウス前の駐車場も大好きな遊び場です。プールも置いてあり、限られたスペースと遊具がある中で、取り合いや順番を待てない!といったこともしばしば・・・。でも何度も遊ぶ中で順番があること、我慢したり、待ったりしないといけないことなどを少しずつ知っていきました。その中でもカートや四輪車は人気で順番待ちの列ができます。最初のころは取り合いになったり、泣いて怒って自分が!という姿がよく見られましたが、待つ場所を決めるとだんだんとそこで並んで待つようになりました。「かーわって!」と大きな声で言ったり、仕草でアピールし代わってもらうと「あーっと。」と頭を下げるやりとりがとてもかわいらしく、成長を感じる瞬間です。それまで代わることができなかった子も、友だちが代わってあげる様子を見て代わってあげられるようになりました。

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4月のみかん組はみんな1歳児でしたが、今では2歳の子がほとんどです。1人で遊ぶ世界から友だちへの関心が広がり関わりを楽しむようになった分、トラブルもたくさんあります。楽しい気持ちも、うまくいかないくやしさやイラ立ちも十分受け止め、見守っていこうと思います。

 

そんなみかん組の子ども達は4月からプレ年少たんぽぽ組に進級する子が多くいます。この1年、幼稚園児たちが遊ぶ姿を間近で見たり、できるだけ園行事にも参加させてもらい交流を持つ場面も多くありました。この数日は遊ぎ場に行った時はさりげなくたんぽぽさんが遊んでいる近くで遊んでみたり、仮園舎を見てみたり進級を意識した関わりをしてきました。幼稚園児たちも気にしてくれて、ビッグボスの登り方をちょっと得意気に見せてくれたり、移動する時に手をつないでくれたり、元ひよこ組の子ども達がお兄さん・お姉さんになっている姿が見られ、嬉しくたのもしく思います。もうすぐ年長さんになる年中組の子ども達も何かお世話できないかな?というような表情で側で遊びを見守ってくれています。

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このようにみんなに優しくしてもらってかわいがってもらっている子ども達。もうすぐひよこ組から送り出す日がやってくると思うとさみしい気持ちもありますが、クリーム色の帽子をかぶった子ども達の姿が今からとっても楽しみです。

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コメント (「みんな大きくなったね!」 ひよこ みかん組 山岡由紀子 はコメントを受け付けていません)

2024年3月19日 火曜日

昨日で3学期が終わり、今日は自由登園の日でした。「先生!おはよう!」と私服姿で登園してきた卒園児達。なかには「今日で幼稚園最後やけん、制服で着たよ♪」と制服を着てくる子もいました。21日から春休みになりますが、3月いっぱいまで幼稚園の預かり保育に来る卒園児もいれば、今日の自由登園日が三葉幼稚園に来る最後の日になる子もいます。卒園児が幼稚園の制服を着るのも最後なんだなと少し寂しい気持ちになりましたが、三葉幼稚園のことが大好きなんだなということが伝わってきて嬉しくもなりました。

 

春休みから幼稚園本園の内装工事が始まるため、今日から全園児が屋外遊ぎ場の仮園舎へ登園してきました。戸外では異年齢児が入り交じって、サッカーや長縄跳びをしたり、さんさんらんどの遊具で遊んだりしてにぎわっていました。今年度は仮園舎と本園に分かれて生活することで、改築工事前のような異年齢児やクラス間のかかわりができにくい状況でしたが、今日は年齢に関係なく誘い合って、元気いっぱい身体を動かして遊ぶ姿が見られました。

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長縄跳びをしているグループでは、卒園児のRちゃんが上手く跳べない年少さんに「このリズムで跳ぶんよ!跳べるようにジャンプに合わせて回すね!」と言って縄を回していました。すると、その様子を見ていたTくんも「僕がお手本を見せてあげるよ!」と言って跳んで、卒園児同士が協力して年少さんに跳び方を教えてあげていました。お泊り保育や運動会、生活発表会など友達と協力して様々な行事や遊びを経験してきた卒園児だからこそ、こうした助け合いが自然とできるんだなと感心させられました。そして、見事5回跳ぶことができたSくんと「すごかったよ!」と言ってタッチし合っている子ども達の姿を見て、心が温かくなりました。

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外でたくさん遊んだ後は、たんぽぽ組は進級に向けて保育室の片付けや掃除、自分の持ち物の整理等をしました。たんぽぽ組さんも新しく入園してくる小さな友達のために、自分のロッカーや靴箱の名前シールをはがして「シールがはずれたよ!」「きれいになったよ!」と満足そうでした。又、うさぎ組、ひつじ組さんも仮園舎から本園の年長組の保育室へお道具箱を運んで、来年度に向けての期待をもって活動することができました。

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春休みから本園は内装の工事が始まります。又、改築工事中の新園舎の足場は外され、新園舎の外部の様子が見えてき始めました。春休み中も工事はどんどん進んでいきます。新年度に子ども達が登園する頃には、新園舎の外観がどんな風に変わっているか楽しみです。

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コメント (「自由登園楽しかったね♪」 たんぽぽ組 笹本慎悟 はコメントを受け付けていません)

2024年3月18日 月曜日

登園してくる子どもたちの中に私服の子どもがちらほら。今日は先週卒園した年長さんは自由登園の日です。らいおん組だったMちゃんは教師に「先生、もう年長さんはしないよ!年中さん大丈夫やけんよろしくね!」と言ってきました。他にも「卒園式楽しかったね!」「明日も来る?」「来る来る!あそぼ!」と卒園しても仲良しこよしは変わりません!かわいらしい一面がたくさんありました。そして年長さんはラッキー!さんさんらんどへ降りるのにバスに乗って降りることができました。「バス乗っていいのー?」「最後ラッキーだね♪お願いします」とウキウキで乗って降りていきました。今日はお天気がよかったので、たーくさん遊ぶことができました。

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在園児は終園式です。古森先生が、「あら?ここにいないのは誰?」と開くと、キョロキョロ。「年長さんいなーい」と子どもたち。大好きな年長さんは16日(土)に卒園していたので今日は式には当然いませんでした。「年長さんいないけれど、誰か年長さんになれる人?」と開くと、年中児がさっと手を挙げました。朝から「次は何組かな?」と、わくわくしていたので、背中もピシッと伸ばしてお話しを聞くことができていました。年少さん、たんぽぽ組さんも次は大きい組さんになるという話をワクワクしながら聞いていました。春休みが終わったらいよいよ進級です。「大きくなったらえ~んて泣いてくる~?」と聞くと、たんぽぽ組さんは「やだ~」年少さんは「泣いて来ない!」としっかり言っていました。みつばっこのみんなは仲良く、楽しく、4月1日からはひよこ組さん達も進級してプレ年少さんに!!新しくお友達が増えます。4月10日は入園式で、はじめてくるお友達がたくさんです!優しくしてあげる!教えてあげる!と張り切っている子ども達には、余計な心配はいやないようです。4月から新しいお友達が入園してくるのが楽しみです♪

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クラスに分かれると、最後のクラス別おわかれ会がありました。お世話になったクラス役員さんや、保護者の方と1人1言ずつ話し、プレゼントを渡しました。そして、いよいよクラス発表です!ワクワク!ドキドキ!!「らいおん組一緒!」、「くま組がよかったけど、きりん組でも頑張る!」などと、次への期待が高まります。年長のT先生が廊下にいるのを見つけると、ちらっと目で合図。思わず立ちあがって「くま組だった!」と言いに行く子どもも。4月からがとっても楽しみになりました。新しいクラスで最後に集まってみんなで「よろしくね」と挨拶をしてから降園しました。保護者の方々、今年度も1年お世話になりました。4月からの新学年もよろしくお願い致します!

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コメント (「3学期終園式」ぱんだ組西森華 はコメントを受け付けていません)

2024年3月17日 日曜日

おゆうぎ会が終わり2週間が経ちましたが、「どうぶつでんしゃしたい!」と踊りのりくえすとが絶えないれもん組。曲をかけると他の遊びをしていた子もパッと立ち上がって踊り始めます。「Tちゃんはおさるさん♪」「Rちゃんはうさぎさんよ!」とおゆうぎ会で自分がなった動物を自慢し合いながら踊っています。Rちゃんは動物が出てくる順番を憶えていて「せんせい、つぎはおさるさんよ!」と誘いに来てくれました。「つぎはねずみさ〜ん」「わにさ〜ん」と皆に呼びかけてちっちゃな先生は大忙しです。みかん組の「あひるサンバ」も同じお部屋で何度も見ていたのでバッチリ踊れます。一緒に練習する機会が少なかったですもも組の「ペンギン⭐︎ペンギン」もいつの間にか覚えていて、歌いながら踊っていました。一曲一曲、体をめいっぱい使って踊っているにも関わらず、一通り踊り終えると「もういっかいおどりたい!」「つぎは?!」と催促の声が止まらず、疲れ知らずの子ども達。いったいその小さな体のどこにらそんな体力があるのかいつも不思議に思います。好きなことに対する集中力や吸収力は目を見張るものがあり、“次はこの踊りにしようかな、この振りをしたらかわいいだろうな”と提供する私たちもワクワクしています。

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雨が降ったこの日は、チラシ遊びをしました。チラシの写真を切り抜いていると、早速「なにしてるの〜?」と集まってきました。それをテープで壁にくっつけ、「いらっしゃいませー」と言うと「?」という顔をしていたのがパッと明るくなり、「これください!」と欲しい商品を指差して教えてくれました。「どうぞ」と渡すと「ありがとう」と嬉しそうに持って、また並びなおしていました。お金は作っていなかったのですが、どんな反応をするのか気になって次のお友達には「100円です」と伝えてみました。周りを見渡してそれっぽい物が見当たらなかったので、グーを出して“つもり”で私の手のひらにお金を乗せてくれました。お客さんが少なくなってきた頃にTくんがやってきました。「200円でーす。」と言うと、「Tくんおかねもってないよー」とポケットを確認して困り顔。すると、別の所でチラシを千切って遊んでいたMちゃんが「あるよ!」と千切った紙を見せてくれました。「じゃあ、Tくんもこれでお金作ってみようよ。」とチラシを渡すと、自分でビリビリして「あった〜!」と嬉しそうに商品と交換しに行きました。やり取りを楽しもうと思い始めたお店屋さんごっこだったのですが、2歳の子ども達がお店屋さんでの一連の流れを理解していることや、自ら代わりになりそうなものを探したり作ったりできるとは思わず、とても驚きました。以前、年長児のお店屋さんに招待してもらった時のことを覚えていたのかもしれません。今は離れて生活していますが、異年齢児との関わりに良い刺激をもらっていることが分かり、そのような機会を大切にしたいと思いました。ほとんどの子どもがたんぽぽ組に進級するれもん組の子ども達。更にお兄さん、お姉さんたちとの交流が増え、刺激をたくさん受けどんどん成長していくのだろう思うと、とても楽しみです。このクラスでの生活は残り2週間となりましたが、思う存分遊ばせ、成長の手助けをしていきたいです。

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コメント (「まだまだ踊りたい!」ひよこ れもん組 満永舞子 はコメントを受け付けていません)

2024年3月16日 土曜日

3月15日土曜日、幼保連携型認定こども園三葉幼稚園の卒園式を執り行いました。お天気にも恵まれて朝から雲一つない青空の下、にこにこで「おっはよ~!」と言いながら、ぴゅーんと部屋に飛び込み、いつもと変わらない笑顔で登園してきた子ども達を見てちょっぴり緊張気味だった教師たちもなんだかとても安心しました。

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今週はまさに卒園に向けて…の一週間でした。月曜日の保護者とのクラス別お別れ会を経てぐっと卒園ムードが高まってきた子ども達ですが、数日の間にも三葉っ子らしく、成長していく姿を見せてくれました。練習中、「ちゃんとできるかな?あ!ちがうちがう、それはこう!!」と口うるさく子どもたちを監視する見守る私たちを見かねていつでも子どもたちの味方な古森先生が言いました。「先生、子ども達を信じてあげて。みんな、先生たちがいなくてもできるよね?はい。先生の席じゃなくて、お父さんお母さんの席に座って座って!!」…古森先生に言われたら仕方ないと口を出したくなる気持ちをぐっとこらえて保護者席に座って見守りに徹することにしました。それからというもの、子どもたちは何かあるたびにちらっと私たちの方にアイコンタクトを送り、「ほら見て、わたしたちかっこいいでしょ。できてるでしょ?」と言わんばかりのキラキラした表情になっていきました。その様子を見て私たちは「あ、そうだった。運動会でも発表会でも子どもたちに任せて自分たちでした方がうまくいくんだった。」と、反省しました。そして、水曜日の子どもたちからの私たち担任へのサプライズ。子ども達が担任じゃない先生たちを頼って一生懸命“先生のために!”とプレゼントを作ってくれました。まさに主体的な子どもたちの「遊び」、(ぞう組のRちゃんは作っている最中おふざけが過ぎるお友達に「遊びじゃないんやけん!!」とぷんぷんしていたようですが・・・笑)「学び」で、子どもたちの気持ちがとても嬉しい出来事でした。

練習を重ねるごとにみるみるかっこいい姿を見せてくれるようになった子どもたちですが、練習終わりには古森先生に「今日何点やった~?」と聞くのが日課になっていました。水曜日は70点、木曜日は80点かと思いきや85点、そして昨日、最後の練習ではまさかの100点!?本番の今日はいったい何点をもらえるのかなぁ?そして古森先生と一つのお約束。「卒園式ではみんなにこにこの笑顔を見せてね。古森先生もどきどきするけど、みんなが笑顔でこっちを向いてくれたら古森先生もほっとしてにこにこになるからね。」みんな大きな声で返事をして昨日は降園しました。

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きっと今日は子どもたちもお父さん・お母さんたちも早く幼稚園に来たかったのでしょう。集合時間よりもみんな早く登園してきていて、子ども達だけ先に保育室に入るようになりました。三葉幼稚園で一番かっこいい人の証であるみんなお揃いのコサージュをつけてもらい、シール帳に「そつえんしき」のきらきらシールを貼りました。友達同士、襟をジャケットから出したり髪型を鏡で確認したり、そうこうしているうちに写真屋さんやビデオ屋さんがカメラを持って部屋に来てくれました。友達同士、肩を組んで「いえ~い」「こっちも撮って~!!」と、カメラ慣れしている+人懐っこい年長児たちは良い意味で緊張感がなくリラックスした様子でした。くま組にいると階段の方からざわざわと大人の声がたくさん聞こえてきました。「あ。お母さんたち階段あがりよる!」「先生見に行っていい?(お願い、行かないで笑)」…、かっこいい姿を見てもらおうね、と話して入場のため3階に続く階段に並んで待機しました。

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ちょうど子どもたちが待機しているとき、会場では子どもたちの一年間の写真のスライドショーがテレビで流れていました。BGMは運動会の鼓笛隊でみんなが頑張った「ぼよよん行進曲」です。明るい音楽に明るい子どもたちの笑顔のはずなのに、お母さんお父さんの目がだんだん潤んでいき、大粒の涙がぽろり。子どもたちの満面の笑顔と、はずむ声って、大人の心にぐっとくるものがありますよね。この動画を作ったり、相談したりしながら担任達も何度も涙しました。三葉っこの笑顔は無邪気で天真爛漫で、感動するほどかわいいのです。そんな大人たちの様子を子どもに話しました。「あのね、お母さん・お父さんたち今、みんなのかわいい写真を見て泣いてるのよ。だから、卒園式でもしっかりかっこいいところ見せて、もっともっと感動のハートをいっぱいにしてあげよう」と話すわたしの顔を見ながら子どもたちは目をいたずらっこのように輝かせてうんうんと頷き、小声で「はい!」と返事をしました。いよいよ入場です。昨日の入場ではお尻をぴょこんと突き出して速足でずんずん歩いていた子どもたちに古森先生が「もっとゆっくりでいいよ。せっかくだからいっぱい見てもらおうね」と声をかけられていたことで、今日は今まで以上に堂々と歩いて入場することができました。S先生はこの時点で目がうるうるだったそうです。

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卒園証書授与では古森先生に「おめでとう」と言ってもらって証書を受け取りました。受け取った証書は花道を通ってお父さん、お母さんに渡しに行きます。「3年間ありがとう」「小学校に行っても頑張るね」と感謝の気持ちを伝える子がたくさんいました。

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卒園児からの別れの言葉では、今年は意図せずに選んでも12月から3月生まれの子が代表になる率が高く、年少の頃はあんなに泣いていたのに、あんなに甘えんぼだったあの子が、物静かだったあの子がこんなに堂々としゃべっているなんて・・・と周りで見ているプレ年少、年少、年中の頃の担任たちは子ども一人一人の成長ぶりに感動でいっぱいだったそうです。みんなで声をそろえて言う言葉も、最初はなかなかテンポが合わなかったのに、今日はみんな息ぴったり。「きみとぼくのラララ」の歌にあるように「さみしいなんて言わなくてもいいよね、また逢えるね。」です。

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お祝いの言葉、お礼の言葉では卒園児のお母さんでもある後援会会長、保護者代表の2名のお母様にお言葉を頂きました。入園したばかりのまだ小さかった頃の思い出、大きくなりいろんな楽しい話をしてくれるようになった我が子、お泊り保育では大人の心配をよそに友達と存分に楽しんで帰ってきたことへの驚き等、気持ちのこもった言葉にわたしも感動しました。さぁ、いよいよ退場!と思った時にIちゃんの「せ~の」に合わせて117人が「ちょっと待ってください!!」

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各クラス一人ずつ代表の子が出てきてくれてマイクをもらって説明を始めました。担任の先生にはお別れ会やサプライズでメッセージを書いたりお手紙を書いたりしたけれど、古森先生には何も渡せていないこと、古森先生はいろんなことを教えてくれたこと、古森先生はわたしたちのことが大好きでいつも年長さんと一緒にいてくれたこと、4人が代表して自分の言葉で一生懸命感謝の気持ちを伝えながら渡しました。Sちゃんは「ありがとう」Nちゃんは「これからもよろしくね。病気になったらまた幼稚園来るね」Iちゃんは「幼稚園が大好きになりました。」Hちゃんは「三葉幼稚園の園長先生になってくれてありがとう」。

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担任の先生たちが(愛ゆえに!!)怒ったときもいつも味方になってくれて「みんな大丈夫よ。もう!先生たち、怒らないの!」と腕を広げて盾になってくれたこともありました。(笑い話です)そんな古森先生の気持ちは子どもたちにも十分伝わっています。このメッセージカードの中には一人一人の思いが書かれていて「〇〇の方法を教えてくれてありがとう。上手にできたよ。」「いっぱい褒めてくれてありがとう。」「いつも一緒にいてくれてありがとう」「大好き。幼稚園楽しかった」と117人の気持ちが込められていて、それを読んだ私まで嬉しくなりました。サプライズ大成功!

 

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さて退場してからは各クラスの最後の活動です。記念品を渡すととても嬉しそうでした。帰って包み紙を空けた時の子どもたちが目に浮かぶようです。喜んでくれることと思います。大切にしてね。渡しているうちに2階に降りてきた古森先生がひょこっとくま組に顔を出してくれました。「あ!古森先生が来た!」と言う子どもたちに『あ、この子たち、点数のことが気になっているはず!』と思った私が「古森先生に何か聞きたいことはない?」と尋ねてみました。するとさっきメッセージカードを渡したHちゃんがすっと手を挙げて「古森先生、なんで幼稚園の先生になろうと思ったの?」と首をかしげて聞きました。すると「あのね、古森先生は子どもの時とっても恥ずかしがりやで、いつも大人や先生たちから隠れていたの。」それを聞いた子どもも保護者も「えぇ~?!」、わたし正直笑いました。(笑)古森先生が続けて、「本当なの。でね、大人になってお仕事をする時に大人ばっかりのお仕事は恥ずかしくってできないけど、子ども達がいっぱいいて一緒に遊ぶのは得意だから幼稚園の先生になろうと思ったの。あのね、古森先生お仕事続けてきてよかった。だってずっと頑張ってきたからこんなにかわいいみんなと出会うことができたんだからね。お父さん、お母さんこんなにかわいい子を産んでくれてありがとう。三葉幼稚園に来てくれてありがとう」と子どもと保護者にお話をしてくれました。そして今日の卒園式は「100点、100点、100点…」と指を折りながら10回言って「さて何点だ?!」…すかさず子どもたちは「1000点!!」「すご~い!!」とぴょんぴょん飛び跳ねて大喜び。らいおんさん、きりんさん、ぞうさんのお父さんお母さん、今日は1000点だったよ、と伝えてあげてください。上出来すぎます!!

 

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クラスのお話が終わるとみんなで新園舎の見学、写真撮影、お友達や先生とのお別れの時間を楽しみました。大林組さんもいろんなところで声をかけてくださったり、写真を撮ってくださったりしました。新しい園舎ができたら招待するのでみんなで探検しようね。新園舎の前で三々五々、感謝の言葉が飛び交う中で解散です。今日は本当にありがとうございました。

 

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みんなが帰った後、職員で昼食をとる前に、もう一度、ぼよよん行進曲のスライドショーを見返しながら、改めてゆっくり見た小さい頃の担任達が次々にぽろぽろと涙し始めました。この学年の子たちは本当にみんなに愛されて育ってきた子ども達です。そしてこの子たちはその愛情を理解して素直に受け止めることができる子たちです。振り返るとぴよぴよ、保育園、プレ年少から上がってきた子も多く、3年保育の子たちも最後のこあら組(未就園児親子通園)など小さいころから先生たち、お客さんたち、お兄ちゃんお姉ちゃんたちにかわいがられて大きくなってきました。園長の持論である「かわいい、かわいいと育てられた子は本当にかわいい子に育つ」がまさにぴったりの学年です。三葉幼稚園でもらったたくさんの愛情を胸に笑顔で新たな一歩を踏み出してほしいと思います。

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卒園式の練習の時に教わりました。「間違えても、2回目、3回目の時に直したらいいんだよ。」「消しゴムで消したら大丈夫!」「間違ったって笑顔でえへへって笑ってたらわかんないよ!」どんなことがあっても強く逞しく三葉っ子らしくいてね。でも、本当に辛くて困ったことがあって笑顔になれなくなった時にはいつでも幼稚園に戻っておいで。楽しい幼稚園に戻って心がリフレッシュしたらまた帰ればいいよ。いつでも、いつまでも三葉幼稚園の先生たちは117人のみんなの応援団です。先生たちに笑顔をありがとう。大好きです。

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コメント (令和5年度 卒園式「にこにこの約束」 年長組 富田瑞穂 はコメントを受け付けていません)

2024年3月16日 土曜日

さんさんらんどで子どもたちが元気にサッカーをしたり築山に登ったりして園庭を広く使って遊んでいました。

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今日の園庭には玉入れも出ていて、年少さんたちが遊んでいました。すると数人の男の子がボールを拾いながら「たくさん入るからすぐにかごがいっぱいになっちゃうね」と話していいました。

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年少さんたちは秋の運動会で鈴割りを沢山していて、ボールの投げる方や強さが以前と比べ上手になっていました。子ども達に「じゃ少し難しくしてみようかな」と言ってかごの紐を5センチほど短く用意をしてみました。準備ができたので「よーいドン!!」と言うと子ども達はボールを次々に投げていきました。先ほどまでと違ってボールがなかなか入りません。子ども達も「あれ?さっきまでと違うぞ」と言った表情で続けていました。しばらくすると、すみれ組のS君がかごに少しずつ近づきボールを真上に向けて投げる投げ方に変わっていきました。その様子を見ていた、子ども達も遠くから投げ入れるのではなく近くに寄ってかごの下から投げていました。数センチかごの高さが変わると子どもにとって難易度が大きく変わることと高さが変わると投げ方と投げる距離を変えるということを思いつくことにも驚かされました。

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園庭のプランターには沢山のパンジーが咲いています。教師と見ていたちゅうりっぷ組Dくんが「何かお花がお顔になってるよ」と言ったので「どこにお顔がある?」「ほらここに」と指で差した方向を見ると、模様が目や鼻のようになっていました。「顔に見えるね!」と言うと「先生こっちにはおひげもある」と笑いながら教えてくれたので振り向くと、さっきの花の模様より目と鼻もはっきりとしてさらにはひげが沢山生えているよう見えました。水やりでよく見ていたのですが、模様を顔ととらえる感性がとても面白く感じました。いつまでも、子どもと同じようにあらゆる方向から見て物事を見たりとらえたり感じたりしたいと思います。

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コメント (「今日も元気いっぱい」  ちゅうりっぷ組  澤近宏一 はコメントを受け付けていません)