2013年10月31日 木曜日
朝と昼の寒暖の差が大きく10月も今日で最後、秋らしい季節を感じます。今日はぴよぴよ組がお芋掘りをすると言うので朝から第一駐車場の畑の芋づるを切り落としました。青々と茂り伸びたつるを見て捨てるのは勿体無いと子ども達の遊びの環境に出しました。
抜いたばかりの芋づるは生き生きしていて芋掘りの時に副園長が教えてくれたネックレス作りにもってこいです。それを見つけた子ども達が次々と興味をもって寄ってきました。年長児はさんや市場の芋掘りの時に芋づるを持ち帰って早速やってみた子どももいたので直ぐに入ってきてポキン、ポキンと心地よい音をたてながら少しずつ折ってはひと皮残しながら左右交互にはがしていってネックレスのチェーンを作っていきました。
出来上がったネックレスは画板を立ててそこに引っ掛けて並べると「どれがいいですか?」と友達にプレゼントする姿も見られました。もちろん自分のネックレスが欲しくてコーナーにきた年少、年中、ひよこ組の子ども達は作り方を最初から教わってチャレンジしていました。まだおぼつかない手つきで何度も失敗していましたが中には慎重にはがして途中でちぎれてはまた新たに作り始め最後のひと節を終えると顔全体をほころばせて嬉しそうに教師や友達に見せにきた子もいました。
又、初めて作ったぞう組のR君はどうしても力が入り過ぎてひと皮残すところが上手くいかずちぎれると「あー」とため息をついていました。興味をもって来てもすべての子どもが上手くいくとは限りません。それでもその遊びの楽しさが分かって何度でもやってみたり、またやっているうちに出来たことが喜びになる子ども達の心の動きを今日はネックレス作りを通して感じる事ができました。
そしてさらに子ども達の遊んでいる所へ副園長が様子を見に来た時には裏山で積んだ可愛らしいピンクの花を持ってきてぞう組の女の子達のネックレスに飾ってくれました。そしてそれが刺激になって、また子ども達のひらめきやイメージが広がって自分なりに色々思いついて楽しんでいました。
今朝採った芋づるは生き生きとしていたその瞬間を生かして遊ぶ事が出来ました。今朝ぴよちゃんの先生達がお芋を掘るので今日しかない!!と思っていた副園長が先に声をかけて準備をしてくれていましたが本当は私たち教師がもっと環境作りに積極的にかかわるようにしていきたいと反省しました。
また今日はこあら組さんが遠足で南江戸公園に行きました。天気が良く気持ちのいい秋風の中で、そこにある遊具にどんどん登って遊んだり砂場で素足になって遊んだりして活発なこあら組の子ども達を追いかけるお母さんの姿もあちこちで見られました。
広場の横にはどんぐりが沢山落ちていて、それを拾っておみやげに持ち帰っていました。皆で集まって親子で踊ったり、お弁当を食べたりして楽しいひとときをすごしました。赤・青一緒に遠足をしたので新たに友達も出来てお母さん達の交流も深める事ができたようです。
2013年10月29日 火曜日
先週の台風も嘘のように過ぎ去り、とてもよい天気の中、今年も砥部動物園に遠足に行ってきました。「お弁当とお菓子を入れてきたー!!」と嬉しそうにかばんを背負いながら砥部動物園駐車場からゲートまでの坂道を足取り軽く登っていきました。副園長の話をしっかりと聞いた子ども達は、それぞれの学年に分かれてさっそく興味のある動物達を見て歩きました。
ペンギンの水槽を通り、アメリカンストリートに近づいてくると、子ども達を歓迎するかのように2羽のオオサイチョウが鳴き声をあげました。普段聞かない鳥の声に大興奮の子ども達。次に行ったアフリカンストリートでは、少し離れた場所で群がっている大きなキリンやしまうま、だちょうなどを見つけると手を振ったり、呼びかけたりする姿がみられました。向かい側のカバのプールでは、丁度昼食の時間でプールから上がって、草を食べているところを見ることができました。子ども達は、泳いでいるカバの印象が強かったのですが、今日はエサを食べているところをみて「大きな口開けとるねー。」と言いながらしばらく見入っていました。
今日は、産まれたばかりのぞうの赤ちゃんも見ることができ、砂山で遊んだり、お父さんお母さんぞうと遊んだり、そしておっぱいを飲んでいるところも見ることができ、「赤ちゃんぞうは小さいねー。」「ころころしよるー。」と言いながら可愛い姿を見て楽しんでいました。今日は、お昼寝をしている動物が多くて、なかなかシャッターチャンスがありませんでしたが、「お昼寝をしているねー。」という副園長の言葉がけで「起きてー!!」「こっちむいてー!!」と声を掛けている年少児の姿もみられ、教師のかかわり方によって子どもたちの反応が全く変わってくることを改めて感じました。
園に帰った子ども達は、動物を描きながら今日の遠足で楽しかったことを話し合っていました。家に帰ってどんなお土産話をしたのでしょうか。
2013年10月28日 月曜日
今日は、先週から延期になっていたさつまいも堀りがありました。今朝のバスの中での話です。ひよこ組のHくんが、「先生、今日はお芋ほりよね?いっぱい掘るじょー!」と張り切っていました。ひよこ組の子ども達にとっては、初めてのさつまいも掘りです。期待が大きく膨らんでいることが感じられました。年長児が6月に植えた苗は、畑のおじさん達の手伝いもあって、青々とした葉や蔓をびっしりと伸ばしていました。
始めに副園長から子ども達にクイズが出ました。「さつまいもは、灰をつけたお母さんお芋からできるのかな?」子ども達からは、「違う!苗からできる!」と大きな返事が返ってきました。また、さつまいもの苗はさつまいもを大きくする為に蔓を伸ばして、土の栄養や水を摂ることを集中して聞いていた子ども達は、さつまいものでき方や成長する過程を知ることができました。最後に、芋蔓を使った遊びも副園長に教えてくれました。蔓を折って、薄い皮でつながった芋蔓は、なんと女の子達が大好きなネックレスやブレスレットに変身したのでした。今日は、作る時間がありませんでしたが子ども達と一緒にチャレンジしてみたいと思います。
いよいよ、子ども達がさつまいもを掘り始めました。子ども達は、副園長が教えてくれたさつまいもの掘り方の約束を守って、さつまいもが折れたり傷ついたりしないように大切に掘っていきました。今朝、バスの中で張り切っていたひよこ組のHくんも役員さんや教師に手伝ってもらいながら、一生懸命に掘っていました。掘り出したさつまいもの中には、子ども達の顔の大きさと同じ位の物や人の形をした物など、様々な大きさや形がありました。それを、子ども達は大・中・小の大きさに分けていきました。今年は暑い日が9月になっても続き、例年よりも収穫量が少なく感じましたが、連日の大雨で水を含んだ掘りにくい土を自分の手で掘って、さつまいもを収穫できたことに大満足な子ども達でした。
今日の預かり保育のおやつは、収穫したてのさつまいもを使った「蒸し芋」でした。子ども達からは、「おいしい!」「甘い!」「おかわり!」と大好評でした。1個ですが、子ども達は家庭にお土産を持って帰りました。どんな料理になって子ども達の口に入ったのか話を聞くのが楽しみです。
明日は遠足があります。さつまいも掘りを終えて、少し疲れていそうな子ども達ですが、「明日は遠足だ!」と元気いっぱいの三葉っ子達でした。
2013年10月27日 日曜日
最近1歳児が増えてきたぴよぴよではハイハイをしていたAくん、Bくんがトコトコと歩けるようになりすっかりみんなの仲間入りです。マットの上に座っているAくんの側にやってきたCくんは絵本をさし出して「どうぞ」と手渡してくれました。その目は自分よりちょっと小さなお友達に優しく接しているお兄ちゃんのようでした。Aくんはその絵本を手にすると表紙の絵を見て指さしました。するとCくんが「これはうさぎよ」と教えてあげました。又畳の上ではDちゃんはしまじろうのパズルをBくんの手に1つずつのせてあげていました。まだしまじろうがわからないBくんが落とすと何度でも拾っては手の上にのせてあげていました。Bくんはそれがおもしろくなって今度は少し手を伸ばして遠くに投げて喜んでいました。それでもDちゃんは笑いながら持ってきては手の上にのせていました。
またある時は部屋の隅にあるすべり台に登ろうとしているBくんに「そこはダメよ」と教えたいのですが伝わらずEくんはちょっと困った様子でしたが、いつも保育士が声をかけているようにそっと側に近づき教えてあげていました。2歳児同士では同じものが使いたくてけんかになったり「イヤ!」と言っておもちゃの取り合いで泣いてしまうこともあります。しかし、自分より小さいお友達には自分から側に行き「かわいいね」といいながら自分の顔を近づけてさわらせる姿も見られます。幼稚園の園庭に出るとお兄さんお姉さんに優しくしてもらっている経験が生かされているのだと思います。
大きい子が小さい子をいたわる優しい気持ちが育つのも幼稚園の中にあるぴよぴよだからだと思います。
2013年10月26日 土曜日
「玄米パワーの秘密」何だかこの言葉を聞くだけで、固いイメージを思い浮かべる事と思いますが・・・・このフリースクールの準備を進めていくにつれ、玄米パワーのすごさを思い知ることとなったのです。
これは、「何とかわかりやすく皆に伝えなくちゃ!!」との思いから、フリースクール恒例の「先生たちの劇」の中に「玄米レンジャー」が登場。玄米パワーについて、熱演しながら(?)伝えていきました。
「玄米レッド・・・体の中のいらない物を取りながら消化していくのでからだの中がきれいになるよ。
玄米イエロー・・・玄米の中には、エネルギーがあるので、疲れ知らず。
玄米ピンク・・・玄米は、しっかり噛まないといけないから少量でおなかいっぱい。だからダイエットにも効果的。
玄米ブラック・・・しっかり噛むから、あごの力も強くなる上、脳を刺激し、物忘れ防止にいいよ。
玄米ブルー・・・腸の中でいい菌を増やして、血をさらさらにして体力がつくよ。」
突然の「玄米レンジャー参上!!」に戸惑いながらも子どもたちは応援の拍手を送ってくれました。
ところがそこで副園長の「ちょっと待った!!」の声。「玄米を食べるといいことがたくさんあるけれど、玄米だけ食べればいいのだろうか?」との問いかけに、皆で考える場を持ちました。
玄米にないもの・・・、それはカルシウムとたんぱく質。それを補うためには、玄米と一緒に魚や味噌を取ることが大切であること。玄米も人と同じで一人では、力を発揮できないこと。周りの人の力を受けてこそ、お互いがパワーアップするようになることなどを話してもらって三葉玄米レンジャーたちも会場の皆もまたひとつ、健康関心度がパワーアップしたのでした。
また、プロジェクターを使っての、年長さんの田植えから稲刈りまでの活動をみて、保護者の方は、普段は見ることの出来ない場面を見れて、とても喜んでおられました。そして、その稲刈りのとき、根っこごと抜いて帰った稲の根っこを見て、ひとつぶのもみから、15本の茎が出来ていることに気づきました。お茶碗に1、2杯分です。
ひとつぶから、お茶碗1、2杯分のご飯!ものすごい生命力ですね。「お米ひとつぶを大切にしなければいけない」という意味も自然に理解することができます。私たちは、このひとつぶのお米に生かされているのですね。
そしてその後、保護者の方と一緒に1本の稲に何粒のお米がついているのか数えてみました。72粒、85粒、99粒、110粒、個人差がありましたが、私たちの聞いたところでは、112粒がチャンピオンでした。
手で脱穀したもみを今度はすり鉢に入れ、野球のボールですります。もみと玄米に分かれる「もみすり」では、年少さんもかわいい手でぐるぐるすると「ふっ!!」と口でもみ殻を飛ばしている姿がとても印象的でした。
「どうしてすり鉢と野球ボールなのだろう!1」という疑問を持ったWちゃんのお母さん。さすが、三葉の保護者です!!副園長から子どもたちが持ちやすく程よい弾力性があるので均等に力が入るので良いことを話してもらっていました。
もみすりの後は、お楽しみの5分づき胚芽米のおにぎりパーティーです。保護者と一緒におにぎりを握る笑顔は最高で、ほのぼのとしたひと時でした。のりを巻いたおにぎりとししゃも。ニラみそきゅうり、そして入り玄米をグループの人たち皆で楽しくお話をしながらのミニ食事会ができました。Aちゃんのお母さんは、ニラみそをご飯につけて食べると最高!やっぱりニラみそは美味しいです!」と笑顔で話してくださいました。
☆大人気ニラみそレシピを紹介します。
材料・・・松山麦みそ(2分の1から3分の1袋)・ニラ(みじん切り)半束程度・生姜少々(すりおろし)・三温糖・みりん・油
1、油でにらがしんなりして火が通るまで炒める。
2、1に麦みそと生姜少々、砂糖とみりんを入れて練っていく。弱火ー中火で様子を見ながら練っていく。みりんを多めに入れて味の調整と、とろみの調節をする。みそは火を通しながら、練りこむ。*沸騰させない!その前に火を切ってください。
密閉容器にいれて、冷蔵庫で4?5日は持ちます。きゅうり以外に、大根、にんじんスティック、おにぎりや豆腐ステーキに付けても美味しいです。
*ニラには、粘膜に強く、感染症にかかりにくいというすごいパワーを持っていることもわかりました。
今回のスクールを通して、毎日の食の大切さを改めて見直し、日本のお米のすごさに改めて感動しました。これからも子どもたちと一緒に食の大切さを考えながら生活の中に取り入れていきたいと思います。
☆10月26日付けの愛媛新聞に三葉幼稚園の手作り給食の記事が掲載されています。どうかご覧ください。(先日、愛媛新聞社の方が取材にこられました)
2013年10月25日 金曜日
台風27号の影響もあって今日もあいにく朝から雨でしたが、長靴をはいて子ども達は元気よく登園してきました。早コースで登園した年少のひまわり・ちゅうりっぷ組の子ども達は、シールを貼るとすぐに泥場に裸足で行き遊んでいました。時々降り続く雨が激しくなってくると、空を見上げて「雷ゴロゴロなるかな。」「雨すごいね。」と話していました。子ども達は今日も泥場で泥だんご作りに余念がありません。泥を両手いっぱいに持って「ぎゅっぎゅ。」と言いながら作っていました。みんなで完成した泥だんごをお皿の上に乗せると、満足そうな笑顔になりました。小さいだんごを作る子、一つのだんごをずっと持っている子、何個も何個も作る子などみんな違うだんごには子ども一人ひとりの想いがつまっています。雨でもこうして泥で遊べる場所があることはありがたいことです。これからも子ども達と泥だんご作りに挑戦していきたいです。
そして朝、副園長の「年長さん、テラスにあるさつまいもを洗って調理室まで持ってきてください。」という放送をすぐに聞きつけて年長児たちが駆け下りてきました。すぐに展示してあったお芋を丁寧に洗って「お願いします。」と言って調理室へ持って行きました。今日はそのお芋ご飯、マカロニサラダ、焼きししゃも、ナスの天ぷら、リンゴ、みんなの大好きな味噌汁でした。入園した時よりも野菜もたくさn食べられるようになったり、たくさんおかわりするようになしました。手作り給食じゃない日も待ち遠しくて間違えてテラスに並んでしまうほど楽しみにしています。
今日は味生小学校から2年生がまち探検に来ました。絵本を読んだり、質問したりして保育室を回って、教師達と会話をしたり、あっという間の一時間でした。ほとんどが卒園生で懐かしい子ども達にあえて、教師も楽しい時間を過ごすことが出来ました。
2013年10月24日 木曜日
朝から雨が降る中、副園長が子ども達に楽しい環境を・・・と考えてくれ、今までテントの下でしていた木工コーナーがプール前に移動し、あっという間に子ども達が集まってきました。雨の日も出来る木工コーナーは、子ども達にはとても魅力的な環境になりました。年中児がしているすぐ傍でひよこ組の子ども達も負けじと釘を選び、金槌を持って力一杯打ち付けていました。一生懸命しているひよこ組さんの姿を見て、ぱんだ組のS君は、「頑張れ!俺もひよこ組からしよったんよ」と言っていました。ひよこ組さんの姿を横目にぱんだ組のK君は、右手で釘の付け根を押さえて左手で力強く打って飛行機を作っていました。時々、自分の指を誤って叩いてしまうこともありましたが「大丈夫、大丈夫」と言いながら続きをしていました。今日、木工コーナーを楽しんでいた子ども達は、「明日も続きをする」と言って大切に各クラスに持ち帰っていました。
一方、年長組は、副園長のアドバイスの元、3階ホールにブルーシートを敷いてダイナミックに廃材遊びが出来るような環境を作りました。そこでは、友達が作っている作品を見て刺激し合ったり、自分が作っている作品の紹介をしたりしていました。その刺激し合っている姿は、色々な所で沢山見られ、まさに環境による保育の素晴らしさを実感しました。又、年長児が楽しそうに廃材遊びをしている姿を見て、年中児や年少児も大きな刺激を受けています。作品展は11月ですがこれからの遊びも楽しみです。
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