2015年5月31日 日曜日
幼児用ねんどをテーブルに出すと、使いたいだけの量をとって遊び始めた幼児達に型抜きを出すとそれらを使って遊び始めました。
2歳児のAくん・Bくん・Cちゃんは、型抜きで型を取ろうとしていましたが、粘土の量が多かったり平らにした幅が小さくて上手く型を取ることが出来ません。そこで、保育士が一緒に粘土を丸めたり伸ばしてみせると、すぐにコツをつかみ、一人で型をとることが出来るようになり、そして型からうまく粘土をはずすことができると「クマできたよ」「ウサギできたよ」と笑顔で見せて粘土板に並べました。
型抜きだけでなく粘土を丸めて一つひとつを組み合わせて作ったアンパンマンにも興味を持っていたDちゃん・Eちゃんは、初めは手に取って眺めては保育士に作ってもらっていましたが、保育士が丸い形を作って手渡すと近くにあった粘土を小さく千切って目や口を付けて自分なりのアンパンマンを作り始めました。そして、小さく千切った粘土をたくさんつけてケーキも作りました。遊んでいるうちにどんどん、レパートリーが広がり扱い方も上手になっていきました。粘土で型抜きをしていたAちゃん達もその様子を見て「私もする!」と保育士に丸い形を作ってもらい、見よう見まねで同じようにアンパンマンを作ろうと頑張ります。
友達や保育士だけでなく、幼稚園児が粘土遊びをする様子も見ているので遊び方を覚えて広げていっているのだと感じました。幼児達は、少し前までは出来なかった事も周りの様子をしっかりと見ていて、すぐに覚えて遊びに取り入れ、さらに工夫して遊びを広げているのだと感心しました。
2015年5月29日 金曜日
晴天が続き、子ども達は毎日外で元気よく遊んでいます。そんな中おもしろい出来事がありました。昨日のブログでも紹介した「ひしゃくホッケー」ですが、今日も子ども達は遊ぼうとひしゃくを手にしたのですが、コートがないことに気付きました。「どうしようか?」と子ども達が集まっていると、ぞうぐみのA君が「じゃあ描けばいいんよ!」とジョウロに水を入れて嬉しそうに水線を引いていきました。自分たちが引いたコートで、ひしゃくホッケーを思う存分楽しんでいました。また日中は、「涼」を求めて外で一番涼しい場所と言われている砂場で遊んでいる子達の姿がたくさん見られました。裸足になってジャブジャブと砂場に作った池の水の中に飛び込んで「つめたーい!」と喜んでいる子ども達のキラキラとした笑顔を見ると、私も思わず飛び込んでしまいました。
今日は、年少児と年中児で屋外遊技場へ散歩に行きました。出発前に副園長が「年中さんは年少さんと手をつないでいくんだね。年中さんのほうが歩くのは早いから引っ張って行ってもいいかな?」と声をかけると「ダメ!」「やさしくしてあげる!」と口々に言っていました。年中さんと手をつないで、初めての散歩に出かける子ども達はとてもワクワクしていて素敵な表情を見せてくれました。初めての道中に子ども達は興味津々で「この家にもびわの木がある。びわがたくさん出来とるよ!」と気付いて話していました。また年中児には、年少さんが壁側になるように手をつなぎ直してあげるよう課題が与えられていました。自分で気付いてつなぎ直す子もいれば「こっちの手よ!」と年少児の方からつなぎ直そうとされている、おもしろい光景も見れて思わず笑ってしまいました。遊技場につくと遊び方について3つの約束をしました。『滑り台を滑り終えたら、すぐに立ち上がる』『前の友達がいる時はすべらない』『築山は脱いだぞうりをきちんと揃える』子ども達はしっかり話を聞いて、約束を守って遊ぶことが出来ました。築山ではなんのためらいも無く、裸足になってのぼっていく子ども達を見て、さすが三葉っ子だなと感じ、私も一緒に裸足になって時間を忘れるほど夢中になって遊びました。たくさん汗をかいたらお茶を飲んでまた遊ぶ無邪気な子ども達と毎日過ごせていることが、とても幸せでこれからも一日一日を大切に保育していきたいと改めて感じました。
今日の給食は、菜飯、ソーセージの天ぷら、ニラもやし炒め、ブロッコリーサラダ、びわです。たくさん歩いて遊んで、お腹がすいていた子ども達は、あっという間に食べ終わっていました。
《今日の健康情報》 体調不良の子が数名います。夜は早めに寝かせましょう。朝食・水分をとりましょう。
2015年5月28日 木曜日
今日も園庭では、「コーンコーン」という軽快な音が響いています。時々、ブログでも登場している「ひしゃくゴルフ」ならぬ「ひしゃくホッケー」の音です。アルミのひしゃくは、毎日遊んで、そして遊び込んでくぼんでつぶれて、柄が取れて壊れてしまいましたがプラスティックのひしゃくは健在で今日、新しく追加して全部で12本になりました。早速、登園してきたらいおん組のK君は、「新しいのがある」と目を輝かせて言うと走って部屋に行き、カバンを片付けていました。この12本のひしゃくを手に6人ずつ2コートに分かれてゲームが始まりました。自分達が作ったルールを守りながらゴールが決まると「イェーイ」と喜ぶ声が朝の園庭に響いていました。今日は、「今のは、ゴールアウト」などと高度なルールも生まれ、どんどんルールも複雑化しています。毎日している、U君やR君は、パス&ランの技もみられ技術も向上し、その姿は、まさに大人のゲームです。いつか、クラス対抗のひしゃくホッケー大会が行われるのではないかと密かに期待している私です。
副園長が手にしたひしゃくから、ヒントをもらい子ども達の遊びは日々、進化しています。その遊びを一緒にすることで毎日感動的な発見もあります。明日も楽しい子どもの動きや表現探しをしたいと思います。
らいおん組は、ケアフル土居田を訪問し、おじいちゃんやおばあちゃんと楽しく交流しました。新しく移転した施設でのはじめての交流で少し緊張していた子ども達ですが、「握手でこんにちは」や「あんたがたどこさ」の触れ合い遊びをすることで子ども達の表情も笑顔いっぱいになりました。次回からの交流では、もっともっとおじいちゃんやおばあちゃんと触れ合って今以上に楽しい内容も考えていこうと話し合いました。
欠席者は、体調不良の子が数名います。暑くなると寝冷えなど体調不良を訴える子も増えてきます。ご注意下さい。
本日の給食のメニューは、胚芽米、厚揚げステーキの野菜あんかけ、じゃが芋の煮物、びわでした。
2015年5月27日 水曜日
今日の園庭は、いつもと少し違っていました。実はぴよぴよさんの新しい遊具が、昨日の夕方届き、子どもたちが来るのを今か今かと待っていたのです。
もちろん朝早く登園した子どもたちは、遊ぼうといち早く走っていきました。そのときふと柱に何か貼ってあることに気づきました。そこで一緒にいた友達と見てみるとそこには「ぴよちゃんのゆうぐです。たいせつにつかいましょう。きょう、ぴよちゃんは10じから10じ45ふんまでつかいます」と書いてありました。するとA君たちは、「ぴよちゃんのなんよね。でも10時までは、つかっていいんだよね」と言ってにっこり・・・遊び始めました。そして次々と遊びに来る子達に話してあげていました。ひよこさんや年少さんはトンネルの中で砂で「ごはん」を作って遊んでいました。
10時になりぴよちゃんが戸外へ出てくると「ぴよちゃんの時間だね。どうぞ」と言って、幼稚園の子達は、場所を空けてあげていました。そんな子どもたちの姿を見ると、共有する園庭や遊具の使い方もルール、約束を決めて子どもたちに知らせることでどんな風に使ったらよいかを自分たちで考えて遊べる環境づくりをしていく事が大切だと思いました。
さて今日も日中気温が上がり、暑い一日となりましたが、子どもたちは、涼しく心地よい場所を探して遊びます。
絶好の遊び場所・・・砂場では、ひよこさんから年長さんまで色々な色の帽子の子どもたちが集まって存分に遊んでいました。
砂の上に穴を掘ると回りに長いパイプを差し込んで一人ひとりがやかんや鍋で水を流し、大きな海が出来上がっていました .それぞれが役割を持って遊び、自然と異年齢児がかかわって遊んでいました。うさぎ組のTくんは、大きな海からおわんで水をすくって、隣に小さな池を作っていました。又その隣では、年少さんが竹筒をパイプに立てかけて、水を流して遊んでいました。学びあい遊びの楽しさを共感し、様々な知恵を身に付けていくのですね。『人生出必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ」と言う本が今話題になっていますが、自分で考えて体験していく大切さを改めて感じました。
今日はきりん組さんの始めての「歩風里訪問」がありました。初めてと言うことで緊張して初めの言葉が出なかったA君をすぐさまB君が察知して、言葉を伝えてくれたと言う温かいエピソードがありました。頂いたお菓子をひよこ組に届けてくれたB君は、「すっごく緊張したけど一生懸命したらおじいちゃんやおばあちゃんが笑ってくれて拍手を一杯くれてうれしかった」とそのとき話してくれました。子どもたちはいろいろな場面でたくさんの人に支えられて温かい心を積み重ねていくんだなと感じて私の心も温かくなりました。
又、「わけっこしてね」と言ってきりんさんにもらったお菓子を食べていたひよこさんたちはふと「おねえちゃんにもあげる」と言って調理室に走っていきました。そして、調理師さんたちの口に「どうぞ」と言ってお菓子を入れてあげていました。「わけっこ」の楽しさ嬉しさ、温かさを感じ取ったひよこさん達はすごいなと思いました。
今日のこあら保育は、遊ぎ場へ行って遊びました。時々木陰で休みながら保護者と一緒に身体を動かして一杯遊びました。
遊んだ後は、年長さんが収穫したびわを皆で『おいしいね」と言って食べました。仲良しのお友達が増えて保護者の方もまた次回のこあら保育を楽しみにしておられました。
2015年5月26日 火曜日
今日は、昨日に引き続いて出していた野菜スタンプコーナーでは、年中児がカップで型押しをし、その上に耳になる野菜を押して、くまを作っていました。また、一方ではブロックをたくさん押していくと家になったと嬉しそうに見せてくれる子もいました。同じ材料の形をいくつも組み合わせて一つの物を作っていることにとても驚きました。また、一つの道具や野菜を押したり、転がしたりと工夫して使っている一つの物を作るアイディアはすごいと思いました。これからの遊びの中で、どんな作品ができていくのか楽しみです。
浸し染めコーナーでは、作った浸し染めを使ってヨーヨーや髪飾りを作りました。ヨーヨー作りでは、広告を力いっぱい丸めると浸し染めをちぎったり、切ったりしてのりで貼っていきました。年少児も、のりを上手に使ってボールに貼りつけていました。髪飾り作りでは、リボンを作りたいと言っていたのでじゃばら折りの仕方を教えると見て覚えて折っていました。女の子は、できたことが嬉しくて何個も作っていました。完成すると髪につけてとても嬉しそうでした。
年長組のくま、ぞう組は、合歓の木のおじいちゃん、おばあちゃんを訪問しました。初めての訪問で緊張していましたが、元気よく踊ったりすることができていました。
たんぽぽ組では、昼食の後の掃除を楽しんでしています。雑巾がけも上手で、友達と交代しながらしている姿にいつも嬉しくなります。踊りも好きで、帰る前には、年長児が運動会で踊った「おまつり!」と言って元気いっぱいに踊っています。自分で踊りたい踊りを教師に言って曲をかけると自分達で踊っているのを見て嬉しく思いました。
2015年5月25日 月曜日
今日は、お歩きで朝早く登園した年少児が門で友達が来るのを待っていました。そして、お母さんやお父さんと手を繋いで登園してきた友達一人ひとりに「Aちゃん、おはよう。」「H君、おはよう。」と元気いっぱいに素敵な笑顔で挨拶をしていました。
今日の遊びの環境は、土曜日にフリースクールで遊んだ、野菜スタンプや叩き染めが出ていました。野菜スタンプでは、副園長が一本のタフロープをねじって絵の具をつけ、大きな紙にポンっ!!とスタンプをしました。そこにはまるで線路のように2本の線が出来ました。それを見た子ども達がイメージして、ブロックやレンコン、オクラ等を使って、車や電車、花の形になるように次々とスタンプをし始めました。去年は、浸し染めをした紙を折って、新幹線に見えたと喜んでいたB君は、年中児になり、今日はクレヨンで絵を描いた後に、スタンプを押してまた新幹線を作っていました。年齢によって、様々な子ども達の発想が見え、とても楽しい時間でした。
思い切り遊んだ後は、年長児はバスに乗って生石農園に行きました。去年、年中の時に植えたじゃがいもや玉ねぎは、大きく育っていましたが、その周りには、たくさんの雑草が生えていました。「みんなで草抜き競争しよー!!」と勢いよく抜き、最初は片手で抜いていた子も、両手いっぱいになるほど、草を抜いていました。生石農園には、大きなびわの木が2本あり、オレンジ色に実っていました。そこで、子ども達が自分達の手で収穫しました。全て収穫すると、1000個とちょっとあり、今日は、一人一個づつ食べることが出来ました。明日、明後日のこあらさんのおやつにもあげることにしました。3歳児たちは、種を「持って帰って家に植えるんよ。」と袋に入れて大切そうに持って帰っていました。今日、玉ねぎとじゃが芋の畑に伸びた草を、自分たちの手で抜いて帰りました。これからも野菜や果物の世話を自分たちの手でして、収穫するなど様々な経験を積み重ねていくことが、生きていく力になっていくのだと話し合いました。子ども達のチャンスを奪わないよう、教師が目をかけても手をかけ過ぎないようにしていきたいと思います。
今日の手作り給食では、具だくさん味噌汁の中にうどんが入っていました。普段は、野菜が苦手なこも、つるんっ!!とうどんと一緒に食べ、おかわりもあっという間にしてたいらげていました。久しぶりに出たししゃもの天ぷらも、子ども達に大人気でした。
感染症はでておりませんが、休み明けの今日は風邪気味の子や、疲れ気味の子が数名見られました。早寝早起き、朝ご飯の習慣をつけてください。
2015年5月24日 日曜日
5月に入り半袖で登園してくる幼児たちも増えてきました。三葉っ子たちは額に汗をかきながら、元気いっぱいに遊んでいます。「お外行くよ!」という保育士の呼びかけにぴよぴよの幼児たちは、勢いよく靴を取りに行き廊下に並びます。
帽子を被り早くも準備万端です。最近までハイハイをしていた1歳児のAちゃんは少しずつ、つかまり立ちから一人歩きをする姿が見られるように、保育士に手をつないでもらってよちよち砂場へと歩いて行きました。砂場に着くと、素手で砂場の砂をかき集め感触を確かめていました。
2歳児のBちゃんがお玉で砂をすくってコップに入れる様子を見て、Aちゃんも素手で砂をつかんで同じようにコップの中に入れ始めました。Bちゃんがスコップに持ち換とえて砂をすくっている様子を側でじっと見ていたAちゃんも、大きいスコップを手に取り、一生懸命砂をすくおうと頑張ります。それを見た1歳児のCちゃんもお玉を持って側によって来ました。
持って来たお玉で砂をすくうと満足そうな笑顔を見せていました。Cちゃんが砂を真剣にすくっている側にかけよって来た年長さんが、「○○ちゃん一緒に砂堀りしよ♪」と優しく声をかけ、大きなスコップを持って来てくれました。始めは少し砂を触るくらいのCちゃんでしたが、同じ空間で遊んでいるうちにCちゃんもいつの間にか遊びに入り込んでいました。年長さんがあっという間に大きな穴を掘ってくれたのでCちゃんはさらに楽しくなり、集中して堀り続けていました。
そこへ年長さんがやかんに水をくんで来て、「流しそうめんごっこしたらいいね!」とやかんの水を流し始めました。そこへ1歳児のDくんやEちゃんもやって来て興味津々で覗き込んでいました。砂場ではあちらこちらで遊びが繰り広げられ、ぴよぴよの幼児たちも幼稚園のお兄さん・お姉さんたちと共に、生き生きと遊びの中に入り込む姿が見られました。
幼児たちは幼いながらも異年齢児や他児から刺激を受け、日々遊びを通して心身共に成長していっているのだと感じました。しかし、幼稚園児との関わりや場所を共有する時は、刺激を受けたり、いたわられたり沢山の成長が見られますが、体格差や動きの差、発達差が大きい分、安全面への配慮も十分にしていきたいと思います。
コメント (「何を作ろうかな」 ぴよぴよ 松浦万実 はコメントを受け付けていません)