2022年9月30日 金曜日
今日も朝早くから園庭ではかけっこをする子や他の学年の踊りを覚えて踊る子、ブランコや滑り台といった自分の好きな遊具で遊ぶ子など様々な姿が見られました。一方大型積み木が置いてあるテントの下で、子どもたちが「いらっしゃいませー」と声を揃えて呼び込みをしていました。行ってみると大型積み木を上手に重ね、その裏には人が入れるスペース、前にはお客さんが座れるスペースが出来上がっていました。「何してるの?」と聞くと「ラーメン屋さんしてるの」ときりん組のM君筆頭に砂をボウルに入れて麺に見立てて洗ったり水切りをしたりして、「麺の硬さは硬いのがいい?やわらかいのがいい?」と次々に来るお客さん(子ども)に聞いて、まるで本物のラーメン職人さんがやって来たのかと思うほど楽しい時間になりました。どういうことからラーメン屋さんごっこが始まったのかは分かりませんでしたが、子ども達の発想とアイデアは無限大だなと感じました。
そんな中、運動会の曲を流すと「待ってました」と言わんばかりに園庭の真ん中に沢山の子ども達が集まってきてニコニコ笑顔で踊り始めました。ちゅうりっぷ組の子ども達は年中さん年長さんの踊りを一緒にするのが大好きで踊りの手本がなくても踊りきってしまうほど完璧に踊っていました。違う学年が踊っているのを見て良い刺激をもらっているのだなと感じることができました。
たくさん園庭で遊んだ後、運動会の衣装を身に付けてさんさんランドに一人一人の写真を撮りに行きました。年少・年中・年長さんそれぞれが自分の好きなポーズで笑顔いっぱいの可愛い写真を撮ることができました。
そして今日は、運動会で保護者が座る座席のくじ引きを行いました。クラスでその話をしていると、「お母さんが来るんだ」「(登園する前に)今日くじ引き頑張ってねって言われたんだ」と子ども達は引く前から期待でいっぱいでウキウキしていました。会議室に上がり、自分の引く番が来ると「○○○○です。お願いします」と自分の名前を言って今度はドキドキしながらくじを引いていました。また1つ運動会に向けて期待が膨らんだ一日になりました。
運動会まで残り少なくなりました。子ども達と一緒に教師も運動会を楽しみたいと思います。
2022年9月29日 木曜日
今日も年長児は朝一番にまだみんなが登園していない広い園庭を使ってペットボトルマラカスを持って練習していました。うさぎ組のSちゃんは年長児の踊り「よさこいエイサー琉球王」が大好きで曲がかかると年中組の踊りのバチを持ってきて真似して踊っているのですが、「土ありがとう、空ありがとう、みんなありがとう」の合言葉をしっかり覚えており、年長児に負けないぐらい大きな声で言いながら踊っていました。毎日他の学年の踊りを遊びながら見ているおかげで興味・関心も出てきて「自分もやってみたい!」という気持ちになるんだなと改めて思いました。
年長児が朝一番に園庭を盛り上げてくれたおかげで、その後の練習が活気づいていました。年中児がその後「ミツカラナイ☆」を踊りましたが、周りで年長児が一緒に膝でリズムをとったり、「可愛い!」「上手!」と沢山褒めてくれたりしていたので、真ん中で踊っている年中児はニコニコです。昨日、年長児が園長に教えてもらった「自分で考えて動く!」ということを年中児も少しずつ出来るように特訓中です。「先生が入るのは嫌!自分で出来る!」と言っていたRちゃんは、円に入れていないIちゃんの手を引いて入れてあげたり、踊りの道具を見つけられなかったA君に踊りの道具を渡してあげるR君の姿があったりと、自分だけではなく周りを見ながら動くことが出来る子が増えていてとても嬉しく思います。1人1人が考えて自信を持って動くことができるように、残り数日で褒めて励まして伸ばしていきたいと思います。プレ年少、年少児も年長児に周りで見てもらったり、中に入って踊ってもらったりして刺激を受けながら踊ることができ、いつもとは違った楽しい練習になりました。手足がしっかり伸びた年長児に負けないように年中児も頑張ります。
また、こいのぼり競争では自分達で考えて他の学年へ繋いでいかないといけないため、頭を沢山使います。どうしたらスムーズにバトンタッチができるのか年長児が頭をクルクル回転させている姿を見ると、「やっぱり年長さんはカッコいいな」と感心しました。年長さんからバトンのこいのぼりをもらう年中児、年少児はとても嬉しそうで、一緒に競技ができることを毎日楽しみにしています。残りの8日間、運動会の練習を楽しみながら盛り上げていきたいです。
2022年9月28日 水曜日
朝から元気いっぱいの子どもたち!踊りの曲が流れると自然とデッキの前に集まってきて、踊り始めます。年長児は自分たちの曲になると「踊りしよー!」と声を掛けあってみんなで踊ります。また、違う学年の子達が来ると教えてあげます。
今日は、年長児は朝1番で踊りの練習をしました。踊りは手足をしっかり伸ばして踊っていましたが、昨日たくさん練習したはずの移動が中々上手に出来なかったのです。それを見ていた古森先生が「年長さん!昨日やった所が出来てないよ!」「みんな、次はどうするのか自分で考えないと、誰かを見ながらしていると覚えられないよ」と声を掛けてくれました。そこで古森先生が子どもたちに仕掛けたのは、自分達で考えながら移動する方法を”ストップゲーム”で遊びながら隊形移動をする方法です。それを聞いた子ども達は「あの、動物とかになるやつやろ?」と嬉しそうにヒソヒソ話してかけっこの構えで待ちます。教師のスタートの合図で走り出すと、ものすごく楽しそうにスタートし、どんな動物が言われるのかドキドキしている様子でした。「ゴリラにな〜れ!」と言われると「ウホウホ!」とゴリラになりきりポーズを決めました。次々言われるお題を難なくこなしていき、次は何だろうとワクワクしていると「クラスみんなでヘビさん!」というお題がきたのです!”クラスみんな”と言われた子ども達は、どうにかヘビを完成させようと「こっち!」「ヘビは長いんよ!」と目標である”自分達で考える”と言う約束通り頑張ります。なんとなが〜い、なが〜い園庭のトラックの端から端まで繋がるヘビが4匹出来上がりました。次は「クラスで鳩」と言うお題です。子ども達は動き始め、形を作って行きました。羽根は?頭は?話し合う暇はありません!自分がどの部分になるか考えながらうごいて完成したのは、教師達は何の形か不明です。そこで、「頭の人!羽根の人!」と聞くと、それぞれでバラバラに手を挙げていました。
「じゃあ、次は〜踊りの丸に移動〜!」と言われるとストップゲームを存分に楽しんだ子どもたちはら気合いもバッチリで移動し始めました。朝は中々上手に出来なかったクラスの丸もすぐに、移動して綺麗な丸ができていました。さらに、+の形になる移動も、列が崩れがちだったのですが、子ども達一人一人が前の友達を見ながら、列を揃えてバッチリ+の形になっていました。「凄い!!出来てる!!」と先程まで困った顔をしていた教師達が笑顔で拍手をしてくれると、凄く嬉しそうに踊っていました。
朝の踊りと比べると何十倍も上手に移動出来て、たくさんの教師に「いいよ!出来てるよ!上手だよ!」と褒めてもらった子ども達の表情は、とても明るく、笑顔が溢れていました。最後には見てくれていた教師達からコメントを貰い、さらに嬉しそうな表情が得意そうな顔に変わっていきました。たくさんの教師達からたくさん褒めてもらって、今日も大満足の子ども達でした。運動会当日まで数日ですが、このまま子ども達のやりたい!楽しい!の気持ちが続くように、教師も笑顔で子ども達と頑張りたいと思います。
2022年9月27日 火曜日
今日の天気予報では雨が降るということで、古森先生が「雨が降る前に運動会の練習をしましょう」と放送をしてくれました。バスから帰ってくると、年長さんが踊りを練習していました。自分達で作ったペットボトルの鳴子を持って、かっこよくポーズをきめている姿に感動しました。自分の立ち位置を覚えて移動するのはとても難しいことだと思いますが、さすがは年長さん!!すぐに移動して、ピタッと止まって踊ることができていました。練習を重ねる度に出来ることが増え、顔が凛々しく頼もしくなっているのは少しずつ自信をつけているからだと思います。古森先生は、年長の先生たちに“叱るよりも誉める事を大切にする”ことを教えて下さり、鼓笛隊の練習の時は、「すごいね!」「今日は間違えてないよ!」と子ども達に声をかけているのが印象的です。子ども達が自信を持って練習できるような声掛けをしていきたいと思いました。
年中と年長児は、牛乳パックランタンを作りました。昨日の帰りに、「明日は牛乳パックを使ってランタンを作るから、家に牛乳パックがある人は持って来てね♪」と声を掛けていたことで、今朝は「先生!牛乳パック持ってきたよ!」と笑顔で見せに来てくれる子がたくさんいました。4歳児がちゃんとそのことを覚えていて、家で話して牛乳パックを持って来てくれたことに驚き、嬉しくなりました。この牛乳パックランタンは、10月8日、9日に松山城の420周年をお祝いする「月のおもてなしin松山城」で本丸広場に飾られるお祝いのランタンです。年中児には牛乳パックが硬くて、はさみで型を抜くことが難しかったので型抜きの機械を使ってみました。年中児の力でもきれいな型を抜くことができて、子ども達は犬やうさぎ、葉っぱなどの形が出来たことを喜んでいました。年長児のクラスを覗くと、牛乳パックをはさみで上手に自分の好きな形に切り抜いていて感心しました。年中児と比べるとはさみの持ち方も上手で、こんなに器用に切れるんだなと一年の差の大きさに驚きました。油性マジックで書いた絵は、どの絵も楽しい絵ばかりで世界に一つしかない素敵なランタンが出来ました。
三葉幼稚園の年中・年長児のランタンが、松山城の本丸を優しい光で灯してくれるのが楽しみです。
2022年9月26日 月曜日
朝、運動会の練習の準備をしていると「せんせーい」とにこにこ顔で走ってきたNちゃんとIちゃん!手の平には松ぼっくりがのっていました。「見て〜」とまたまた笑顔です。「松ぼっくり良いね〜」と声をかけると「うん」と得意そうに頷きました。そして、教師が「松ぼっくりがあったとさ」と歌い始めると一緒に楽しそうに歌っていました。子ども達は松ぼっくりの歌が大好きで降園前や預かり保育で「あったとさ」の『さ』抜きで歌ったり「松ぼっくりがあったとうき〜」と末尾を変えてお猿になったりして楽しく歌っています。この後、NちゃんとIちゃんは他の友達にも見せに行っていました。
やがて、バスの子も登園し園庭が賑やかになると年長児の曲が流れてきました。2階にいた子ども達もテラスに出てかっこよく踊る年長さんに釘付けで「わぁ〜」と声を出して楽しそうに見ていました。
また、今日は赤コースが主に運動会の練習を行いました。オープニングの踊りは子ども達が大好きで踊る競争を教師とした時は「負けるもんか〜」と子ども達も一生懸命踊っていました。クラス別の応援合戦ではコロナ禍で大声を出さない生活が続いたせいか代表の子ども達も皆に届く程の元気な声が出せなくてマイクを回すことも考えたり、コロナ対策ではそれもどうなのかと考えたりして悩んでいると園長がクラスみんなで言うようにしたらどうか?と提案してくれて、やってみるといつもの元気いっぱいの三葉っ子にもどり嬉しそうにクラスみんなが声を合わせて「きりん組ー」「さくら組」「パンダ組」…と自分のクラスの応援をしっかりすることが出来ました。その勢いのまま今日も練習を進めていくことができました。運動会まであと12日!子ども達と楽しく元気いっぱい練習できるように時々楽しい遊びを入れながらしていきたいと思います。
今日たんぽぽ組では「さんさんらんど」へバスに乗って行きました。短い距離ではありましたが普段乗ることの少ない園バスに乗れて子ども達も満足そうにしていました。
〈今日の昼食〉
ナスは運転手の秋岡さんが持ってきてくれた物を調理師さんに天ぷらにしてもらいました。子ども達も美味しそうに食べていました。
2022年9月25日 日曜日
広々とした屋外遊ぎ場は子ども達が伸び伸び身体を動かして遊べる最高の環境です。
登園後もすぐ部屋の前にある人工芝で遊ぶことができるので所持品はその辺に置いたまま遊び始めます。少し遊んだあとに名前を呼ぶとすぐに帰って来るようになりました。
今日はそんな遊ぎ場の遊び場ではなくて「お出かけして遊ぼう」と子ども達に話をするとキョトンと目を丸くしていましたが何かを察したようです。外遊びが大好きな子ども達は早速くつをはこうと頑張ります。なかなか思うようにくつがはけなくてあきらめ、今度は手伝ってもらう順番を待ってはくことができました。
さあ、いよいよみつばっこハウスへと出発です。手をつなぐと転んでしまうので一人ひとりのペースで歩きます。中には「ヨーイドン」のように走っている子どももいます。さあ、何があるのかな?心がうきうき弾みます。みつばっこハウスの庭には幼児用に遊具があり、三好先生が準備をして待ち構えてくれていました。ここには屋外遊ぎ場にはないブランコや砂場、小さなお家があり、うさぎさんもいます。
子ども達は自分の目的の場所にまっしぐら。と言うところですが、今日はまず保育教諭の目的の場所である砂場へ集合です。そこに置いてある思い思いの容器を手にするとすぐに砂をすくって遊び始めました。砂場のフチが少し高さがあって手が届かず身体を乗り上げて腕を伸ばして遊び始めたUくん。その表情は真剣です。
ブランコに興味を持ったAくんは「動かして」とアピールします。ゆっくり揺らしてあげると持ち手を握りしめてゆらゆら楽しそうに揺れていました。それを見た他の子もブランコをしたいとやってきましたが、「待ってね」と言うと納得して順番を待っていました。
カートや三輪車も今日は自分の好きなものを選び放題です。「どれにしようかな?」と乗りたいものを探します。いつもと違う環境に興味津々です。
実はこの日の朝、古森先生が屋外遊ぎ場に来て下さり、「砂場が必要だと聞いたんだけど…」と言って私を児童クラブのあるみつばっこハウスに誘ってくださいました。そして「ここがあるじゃない。せっかくなんだから使わないと。」と言ってくださったのです。そうなんです。庭続きのみつばっこハウスは幼児用の遊び場が設置されていたのです。こんな身近にしかも三葉の敷地内にある幼児用遊び場に目を向けることすらしなかったことを恥ずかしく思いました。
子どもに何をさせたいか、これだけ恵まれた環境の中でそれすらできずにいることに申し訳なく思うと共に子ども達にも、いつも子ども達のことを気にかけて声をかけて来てくれる園長にも、自分達の役割をもう一度振り返り示していきたいと思いました。
2022年9月22日 木曜日
昨日、運動会の退場門としてできたわらの恐竜は、一晩たって少し?形が変わったように見えましたが、今日も園庭で存在感たっぷりに立っていました。子ども達は相当この恐竜が気に入っているようで、登園してくるとわざわざ2体の恐竜の間を見上げながら嬉しそうに通っていました。
今朝も園長が教材の中から、何やらいそいそと準備して持ってきました。それは絵の具だったのですが、子ども達が普段使っている水彩絵の具ではなく、アクリル絵の具でした。そうこうしていると、園長は年長児が運動会の踊りで使っているペットボトルの鳴子に色を塗り始めました。子ども達が使っている水彩絵の具ではペットボトルに色を付けることはできないのですが、このアクリル絵の具はしっかりと色が塗れるのです。その様子を目を丸くして驚いた表情で見ていた年長児に園長が、「自分のペットボトルを持っておいで。」と声を掛けると嬉しそうに笑顔で駆け出していき、年長児達のペットボトル鳴子の色塗りが始まりました。らいおん組のMちゃんは、鳴子の羽根を1枚ずつ色を変えて塗ると、「わー!可愛くなった!」と大喜びしていました。子ども達は、自分で作ったペットボトル鳴子が可愛くなったりかっこよくなったりしていくことが嬉しくて、目をキラキラさせながら色を塗っていました。
そして、塗り終えるとその鳴子を持って年長児の踊りの練習が始まりました。色の付いた鳴子は太陽に反射して色鮮やかに輝き、子ども達の踊りもいつもより熱のこもった踊りになりました。日に日に変化を与えてくれる園長のアイデアには脱帽の教師達ですが、毎日同じ練習の繰り返しではなく、楽しい変化や課題を与えていくことが、子ども達が楽しみながら意欲的に参加できる練習の工夫や知恵なのだと勉強させられました。
そして、今日はミキスタディパルズの年中、年長児が運動会の練習にやってきました。今年は10名の子ども達が運動会に参加し、年長児のリレーや年中児のかけっこや踊りを一緒に行います。今日は2回目の交流でしたが、すっかり顔なじみになり、並ぶ場所やグループを教えてあげる姿が見られました。年中児の踊りは踊りに使う道具が色々な所に隠れていて、それをみつけて踊るのですが、子ども達のなかにはなかなか道具をみつけられない子もいるのです。そんな様子を見た園長が、「みつけるのが得意な子がみつけられない子に道具を渡してあげたり、助けてあげたりしてね。」と子ども達に課題を与えてくれました。今日、初めて練習に参加したミキスタディの子のなかにも道具をみつけられない子がいましたが、それに気づいたひつじ組のTちゃんは、持っていた道具の2つの内、1つをそっと渡してあげていました。きれいな円を作ったり手足をしっかりと動かして踊ったりなど、まだまだ課題はありますが、日々楽しい練習になるよう心掛け、子ども達と共に創る運動会に向けて、残り3週間頑張っていきたいと思います。
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