2021年10月31日 日曜日
朝、晩は寒く日中は暖かく、寒暖の差で体調を崩しやすい季節になってきましたが、ひよこ組の子ども達は毎日元気に登園しています。運動会を経験した子ども達はひと回りもふた回りもお兄さん、お姉さんになった気がします。
月曜日はあいにくの雨だったのですが、古森先生や幼稚園の先生にアドバイスをもらいながら部屋でも運動会ごっこができる環境を作りました。トランポリンコーナーでは、子ども達なりに数を数えて交代したり、友達と手を繋いでジャンプしたり、もも組の子は保育教諭に手を持ってもらってジャンプをしている姿がありました。その時の顔はすごく得意気でとてもいい笑顔でした。そして、一生懸命足を上げてジャンプしている姿はとても可愛いかったです。テラスでは玉入れを出しました。最初は近くから入れている子がほとんどでしたが、少しずつ後ろに下がって行き、「先生!いくよー!」と遠くから投げ、上手にゴールに入れていました。入らずに遠くに転がってしまったボールを保育教諭が拾っていると、手伝ってくれる子もいて驚きました。
火曜日からは良い天気になり、テラス全体で遊んだり、芝生で遊んだりしました。テラスで遊んでいると、運動会で使った幼稚園から借りているヤシの木の実が落ちてしまっている事に気が付いたY君。あーでもない、こうでもない。とクルクル回しながらS字フックに引っ掛けようとしていました。何とか引っかかってヤシの木に戻しましたが、いつの間にか落ちてしまい、それにまた気が付くと、次はセロハンテープでくっつけて元に戻しました。Y君はすごく満足気で、落ちていないか時々様子を見ながら遊んでいる姿をすごく可愛く思いました。
タンバリンの付いたアンパンマンの手作り遊具では、1歳児のR君がボールを持つとタンバリンに向かって投げて音を出していました。ボールが当たると回ってしまうので、R君は面が自分の方を向くまで待ったり、自分が面の方へ移動して投げている姿があり、すごく驚きました。その様子を見ていた他の子達も次々に投げて音を出して楽しんでいました。1歳児、2歳児でも私達保育教諭の環境の出し方次第でこんなに知恵を出しながら私達が思っている以上に自分の力で様々な事を学び、成長していく事を思うと子どもをもっともっと信じてたくさんの経験をさせてあげたいと改めて感じ、これからの子どもの成長がすごく楽しみになりました。環境の大切さも身にしみて思った1週間でした。
2021年10月29日 金曜日
今日は年長・年中、年少、プレ年少、こあらさんがさつま芋掘りの日でした。年長・年中の子ども達は昨日に続いてレインボーファームへ行き、年少、プレ年少、こあらさんはポンタ農園へ行きました。年少児達はポンタ農園までの道中、教師とした約束を守り、しっかりと端に寄って歩く事が出来ました。踏み切りを渡ると電車の鐘が鳴り、子ども達は大喜び!!「ばいば〜い」と笑顔いっぱい手を振っていました。また、先に掘り終わった青コースの年少、プレ年少児とすれ違う時には「頑張ってね〜」「大きいの取れたよ!」と声をかけてもらい赤コースの子ども達も気合い十分でした。
畑に着くと古森先生が「お月様も隠れずに皆が来るのを待ってくれてたよ!」と話をしてくださると「本当だ〜」と言ったりAちゃんは「ありがとう」と声をあげ嬉しそうに空を見ていました。
また、さつま芋掘りの葉の話ではつるが伸びていることについて「お腹が空いて隣のお芋さんにまで行ってご飯もらってるね」と分かりやすく話をしてくださりました。
そして、「1つ掘ってみよう」と古森先生と教師2名が掘っていく中、面白いことがありました。それは、掘っているお芋がとても長く掘っても掘ってもビクともせず、子ども達が「頑張れ、頑張れ」と応援してくれる中、古森先生が前にいたたんぽぽ組のS君にも応援を頼んで手伝ってもらいやっと太くてなが〜いさつま芋が掘れると「おぉ〜」と驚きながら自分達も掘ることにワクワクしていました。
自分の掘る場所を教えてもらい土を掘り始めるとお手伝いに来てくださった役員さん、教師と一緒に必死になって掘っていました。K君はお芋が見えると「あった〜」と指先に力が入りスピードを上げて掘っていました。掘れると「大きいよー」と満面の顔で見せてくれました。そして、写真撮影では中々前を見れない子ども達のために古森先生が「古森先生のお芋とどっちが大きい?」とお芋勝負をしてくださり「○○の方が大きいよー」「古森先生の方が大きい」等と言いながら楽しく撮る事ができました。
帰る前には散歩がてらポンタ農園の丘に登り、高い場所から見るいつもと違った風景を楽しみながら幼稚園へ帰る事ができました。
〈こあらほいく〉
こあらぐみさんも年少さんやたんぽぽ組さんとさつま芋掘りに行ってきました。
ポンタ農園で、古森先生が話をしてくださった後掘って見せてくれると、待ちきれない様子でマネて土を掘り始める子もいました。さつま芋が土から見えてくると掘る手にも力が入り大きなお芋が出てくると皆大喜びで持ち上げて見せてくれました。帰り道でもお芋を握りしめ嬉しそうな表情がとても微笑ましかったです。
〈青コース年長・年中〉
昨日に続き今日は青コースがレインボーファームでのお芋掘りです。昨日、職員会で「皆で力を合わせてお芋掘り!」の様子をそれは、楽しく語っていた赤コースの先生達。その話を聞いて青コースの先生と子ども達はわくわくしながら出かけることになりました。
今日園長先生は年少さん達につていくのでお芋掘りについて託された事がありました。「自分達の力を合わせておいもを掘ってきてね!」という事です。そのテーマを子ども達に伝えると、まぁーなんと見事に答えてくれるみつばっ子達!「ここ手伝って〜」の声に一つの株をとりまいて頭、頭、頭・・・5、6人の子が頭を寄せあって掘るのです。「すぐに運転手さんにスコップを入れてもらってはダメよ!」というのも今日の目標!とにかく1人でダメなら友達を呼ぶ。「助けて〜」「誰か来てー」声をあげて友達を呼びます。すると、「助けに来たよー」と年長児のY君「わぁ〜助かった〜!」と年中児のN君。学年を越えての助け合い!本当に見てて気持ちいいのです。「わぁ〜!キャ〜!」「お芋でてきた〜!」あちこちで大歓声がとびかいます。皆1人でなく誰かと一緒に力を合わせている姿、その空気感、誰もが笑顔、じっとしている子は誰もおらず皆、腕まくりをし、「自分がやらなくちゃ!!」と言った勢いで力を合わせてお芋を掘っているのです。
レインボーファームの方々が今年は不作だったと嘆いていましたがそんな心配など何も感じさせない子ども達です。大きなお芋を5、6人のかわいい手で一生懸命掘る姿を見て幸せを感じました。
昨日に続き今日もみつばっ子達の仲間パワーに大感動しました。皆で力を合わせて掘りあげたお芋を高々と上げ「やった〜ほったよ〜」この子ども達の笑顔は本当に宝物だと思いました。一緒懸命お世話をしてくださったレインボーファームの方達、宝物を掘り出した様な貴重な感動体験を本当にありがとうございました。
降園前には掘ったお芋を調理してくださり昼食後に味わいました。自分達の掘ったお芋を「おいしい〜」と完食して笑顔いっぱいの中、降園する事ができました。
2021年10月28日 木曜日
今日は赤コースの年中年長児のさつまいもほりです。9時50分バスに乗り、レインボーファームへ向かいました。バスの中では「あ!この前の遠足で見たお城がある!」と気づいた子や、「もぐらさんみたいに頑張って土を掘るぞ!」と、みんな道中ワクワクしていました。
レインボーファームに着くとおじさん達がみんなのことを待ってくれていました。このさつまいもは年長さんが植えた苗をレインボーファームのおじさん達が今まで世話をしてくださっていたさつまいもです。しかし、、、今年は昨年のお芋より小さいんだよと、、しょんぼりしながらおじさんが言っていました。今年は気候の変化が激しく、雨がいっぱい降ったり降らなかったり、、急に暑くなったり寒くなったり、、といろんな条件が重なってしまったのです。古森先生は子ども達にわかりやすく、お茶碗一杯を一人で食べたらお腹いっぱいになるけれど、一杯を10人で分けたらどう?「お腹空くー!」と子ども達。このさつまいもさんも、ツルを伸ばした所に根っこが出てそこから栄養を取られてしまって大きいお芋にならなかったんだね。(ツル上げを忘れて)と説明してくれました。今日は自然の不思議についていろいろ学ぶことができました。
レインボーファームのおじさんと古森先生のお話をよく聞いて、いよいよさつまいもほりのスタートです!お芋を掘って行くときりん組の子ども達が「こっち手伝ってー!」とみんなを呼びました。見に行くと予想に反して大きなさつまいもが!何人かで力を合わせて掘り始めました。
するとあちらこちらから「助けてー!」「よし!任せて!」と力を合わせて頑張っている声が聞こえてきました。今年のさつまいもは不作だ不作だと言っていたけれど、小さかったり筋のようなお芋だったりその中の所々で大きなお芋が思いきり土に埋まっていたのです。4クラスみんなが力を合わせてお芋を掘っている姿は見ていて嬉しく、協力し合ってやっとの思いで掘ったお芋はみんなの頭位?でとても重く美味しそうだな〜♫と思いました。そして年長さんの心強いこと!!「掘れないよ〜」と言ったぱんだ組のK君を見つけて、くま組のS君とR君がやってきて「任せといて!」と言って掘るのを手伝ってくれました。「もう少し!頑張ろう!」と3人で力を合わせて掘ったお芋はとっても大きかったです。
ピンチをチャンスに!!今日は子ども達が協力し合って掘る姿がとても頼もしく教師にとっても子どもにとってもいつにない楽しいさつまいもほりになりました。一人一株ではない、大きなカブならぬ大きなお芋の物語ができました。
最後帰る前に年中の子ども達は年長さんが刈った田んぼを見に行きました。古森先生が話してくれて「年長さんがもうすぐ小学生になるけれど、年長さんがいなくなったらこれから誰が代わりにしてくれるんだろう、、」と言うと「私たち!」とみんなよく分かっていました。年長さんになると忙しいからね〜と田植えや稲刈りの話をしてもらい、ちょこっと落ちていた”もち米”を拾って帰りました。年長さんが育てて収穫してくれたもち米を使っておもちつきをするのが今日とっても楽しみになりました。
明日は青コースの年中年長児はレインボーファームへ、年少プレ年少児はポンタ農園へさつまいも掘りにいきます。明日はどんなお芋が出てくるのでしょう。どんなお芋が出てきても全然平気!みんなで力と知恵を合わせてお芋を掘りましょう!!
2021年10月27日 水曜日
昨日、城山公園に遠足に行った子ども達は今朝「昨日の遠足楽しかったね」と話題にしていました。園庭の真ん中には運動会前から人工芝が敷いてあり、今朝は夜露で湿っていました。「今日は湿っているからアスリートを芝の上ですることはできないね…どうする?」と悩んでいた教師達は昨日の遠足のことを思い返し“ゴミ袋を芝生の上に敷いてここを みつばあとりえ にしたらいい!」と思いつきました。古森先生が考えてくれたこのゴミ袋はとても万能でゴミを捨てるだけでない、レジャーシートの代わりにもなり風船やマントなどにもなりとっても万能で子ども達は次々と飽きることなくビニール袋を使った遊びを編み出すのです。ぞう組のH君は昨日の遠足で大型バスに乗ったことが嬉しくて「乗務員さんは一緒に乗ってたんやけどバスがバックする時にバスから降りてオーライオーライってするんよ」と話しながらゴミ袋のしーとのうえで楽しそうに絵を描いていました。登園してきた子達も芝生の上でシートを敷いて絵を描いている友達を見て「私もここで描いていい?」「やりたい!」とやってくるとせっせとシートを準備して年齢関係なく入り混じって絵を描いていました。またゴミ袋の風船を使ってバレーを楽しむ子もいて昨日の遠足の余韻を楽しみながら活動することが出来ていました。作品展に向けてぞう組でも室内やテラスも使いながら絵を描いたり作品を作ったりしました。戸外も上手に使いながら色々な環境で活動することで子ども達は色々な先生や友達に声をかけてもらい嬉々として自分から活動を楽しむことが出来ていました。
たっぷり作品作りを楽しんだぞう組は昼食後に芝生の上でドッチボールを楽しみました。運動会を通して勝ち負けに関して競争心を持つようになってきた子ども達は途中で「あっ今白帽子の方が少ないけん勝ってる!」「青チームに負けるなー!」と人数を見て応援して楽しんでいました。今日は3体3で引き分けになり「またやりたい!」「次は勝ちたい」と意気込んでいました。これからもクラスでの集団ゲームを子ども達と楽しんでクラスの絆を深めていきたいと思いました。
2021年10月26日 火曜日
昨日の天気が噓のような遠足日和の今日、心配していた芝生もお日様パワーで乾いていました。いつも三葉幼稚園の味方をしてくれる自然パワーに感謝です。
さぁ、天気の心配がなくなり、子どもの期待は最高潮です。朝からお弁当の中身の話、おやつの話」、何して遊ぶか話が盛り上がります。そんな時、年中年長さんのお楽しみの大型バス登場です。大きくてピカピカの大型バスに「うぁー!!」「すごーい!!」と大盛り上がりでした。バスだけでなく、運転手さんにも拍手喝采!!門の所に飛び出す桜の木を上手にかわし、バックで駐車場にバスを操る運転技術を目を輝かせて見る男の子達がたくさんいました。K君は一言「駐車場が小さく見えるね。」と話していました。
ひまわり組は最後のバスで城山公園に出発です。まだかまだかと待ちわびての出発なので並ぶの早い早い!そして、城山公園が見えると公園いっぱいに三葉っ子たちが遊んでいます。「楽しそ~。」「早く遊びたーい。」と言って走り出しそうになるのを「待ってよ。荷物を置いて遊ぼう。」と押さえます。
荷物を自分たちで持ってきた敷物のごみ袋の上に置いて園長先生の話を聞きました。(ちなみにごみ袋をシート代わりに使うのを3年くらい前に思いつき、続けていますが使い勝手バツグン!!お弁当を食べるのにもちょうど良し!お弁当の後に風船やマントにして遊ぶも良し!スカートにして遊ぶ子もいました。中には家で袋に絵を描いてきた子もいました。)
園長先生が、城山公園で遊ぶ時のルールを話してくれました。その中で城山公園は山の上にお城があることも教えてくれました。今日は空気が澄んでいてお城がとってもきれいに見えました。ひまわり組ではお城に忍者が見えた!!(笑)とザワザワすることもありました。
遊ぶ時間は、遊具が何もないからこそ体をめいっぱい使って遊びます。鬼ごっこを何度もしたり、長い直線でかけっこをしたり、だるまさん転んだやはないちもんめをしたり、十分遊びました子ども達の体力は無限です。体力自慢の教師たちも最後は降参でした。
たくさん遊ぶと一人、また一人と「おなかが空いた~。」「早くお弁当食べたい。」と言ってきました。おなかがペコペコで食べるお弁当。お母さんたちが気持ちを込めて作ってくれたお弁当は最高です!!一生の思い出になるお弁当になりました。
昼食後はお弁当のシート(ビニール袋)が遊び道具に大変身!!みんなが風船にして遊びます。城山公園に200個以上のごみ袋風船ができあがると見ごたえ十分!!圧巻でした。存分に遊んだ子ども達は満足して帰っていると思います。ご家庭でも話を聞いてあげてください。
2021年10月25日 月曜日
今朝は、登園時には雨が降りだし、肌寒い1日になりました。明日が遠足ということで、子どもたちは雨やむかな…と少し心配そうに空を見上げていました。雨の日でも子どもたちは元気いっぱいです。テント下のアスレチックでは各クラスが交替に身体を動かして遊んだり、泥場では泥だんごを作ったり、その横ではままごとをしたりして遊んでいました。
お部屋を除いてみると、いろいろなクラスで廃材遊びやお絵描きが行われていました。年長さんは自分が作りたい物をどんどん作っていて、これとこれをどうしたらくっつくか、この部分にはこの廃材を、といったように想像した物を器用に作っています。見ていた私も「さすが年長さん、すごいなー」と感心してしまいました。たんぽぽさんも廃材遊びが好きで、最近はよく作って遊ぶようになってきましたが、まだセロハンテープを上手く切れなかったり技術が伴わなくて自分が思っている物が作れず、セロハンテープを貼るのを楽しんでいる段階です。1学期から入園している子たちはセロハンテープの使い方も上手で、出来ない友達を手伝ってセロハンテープを切ってあげたり、好きな廃材を選んでくると上手に廃材と廃材をセロハンテープを横に貼ったり、縦に貼ったりと使い分けています。このように子どもの経験の差が廃材遊びからも見えてきます。作品展にはたんぽぽさんも絵と作品、1点ずつ飾ります。これからどんどん廃材遊びやお絵描きをして皆さんに見てもらうのを楽しみにしながら作品作りをしていきたいと思っています。
降園前にみんなで集団ゲームをして遊びました。みんなであぶくたったの円も運動会の踊りで円になったこともあり、上手に出来るようになってきました。あぶくたったは初めてしたのですが、よく話しを聞いてルールを理解し、「おばけがきたぞー」と言うと「キャー」と言いながらみんな逃げることができていました。友達との関わりも増えてきてゲームも楽しめるようになってきたたんぽぽさんです。
2021年10月23日 土曜日
10月23日(土)ひよこ組の運動会がありました。コロナ感染警戒期の1ヶ月間、屋外遊ぎ場で身体をいっぱい使って生活してきた子ども達は知的にも体力的にもずい分、成長してきたように思います。2歳児は屋外遊ぎ場までの往復も普通の足どりで歩けるようになっています。そんななか運動会が近づいていることに気づいた保育教諭たちは、もも組・みかん組・れもん組の子どもに何をさせようか!と各クラスの保育教諭が、ああでもない、こうでもないと競技を考えていました。しかし思いついたのは、普段の子どもの生活とはかけ離れた内容でした。古森先生に提案すると子ども達のしている様子や大好きな遊び、親子の触れ合いなどを基本に考えるようとアドバイスを受けました。幼稚園児の遊びの中で保育園児が興味を示しているもの…。まず、「幼稚園児の遊びのアスリートはどうかしら?」と子ども達の興味の対象と動きを自由に遊ばせながら観察し、どれが使えるのか決めていきました。幼稚園の先生手づくりのアスレチックが大人気、そしてトランポリンにわくわくの子ども達。競技の内容が決まりました。こうなると子ども達は元気いっぱい、身体を動かし始めました。23日(土)までの1週間。子ども達の動きを見ながら、どんどん内容は変化していきました。そんな中、もも組の1歳児でまだ歩けない幼児はどうしようと、また壁にぶつかってしまいました。すると、「アンパンマンになれば」とまた古森先生のアドバイスです。保護者が両手にかかえてアンパンマンの子どもが飛んでいくゲームです。教師の腕にかかえられて、「アンパンマ~~ン」になると、あらあら子ども達の顔が笑顔になりました。またまた古森魔法は大成功です。そんな中、アンパンマン列車を見に行ったことで子ども達は、益々アンパンマンになりきっていました。繰り返し練習していく中、アスレチックのはしご渡りができなかった1歳児もできるようになるなど子ども達も、どんどん上達していきました。そうなると、保育教諭達も日に日に楽しくなっていきます。
そして当日の朝、準備が進んでいく中、ハプニングが起きました。風が強く吹き始め、テントが飛ぶ心配が出てきたのです。急いでテントを固定テントにかえることになりました。幼稚園の先生たちが率先して急いで移動させ、大きなテントを持ってきてくれ、なんとか間に合いました。また昨日まで予定になかった預かり保育の年長児と年中児の踊りが飛び入りで入ることになりました。これは保育園児の気持ちを高める為のまたまた古森先生の魔法のひとつです。幼稚園の先生たちはいきなりの注文に「大丈夫?」と不安そうでしたが、古森先生は平然と「大丈夫!」と年長さんと年中さんに出演依頼をすると、子ども達も胸を張って引き受けたのです。さすがみつばっこ。先生のグループ分けに年長児がこたえます。4つのグループのリーダーを中心に踊りが始まります。初めて参加した年中児も同じように真似して形はできあがっていました。すると、ひよこ組の子ども達は手拍子したり、首をふりふり、のりのりです。こうして幼稚園児のオープニングでひよこ組の運動会が始まりました。
①あそぼ!のコーナーは、トランポリン、ボール、アスレチックです。
2歳児は得意気にトランポリンをしたり、アスレチックをしたり。1歳児もやる気満々でアスレチックに挑戦します。1歩1歩、注意深くはしごを渡っていきます。落ちることもなく、渡りきることができました。保育園児達は幼稚園児の姿を見て同じことができるようになるのです。子どもは子どもから学ぶのですね。その成長にびっくりです。
②かけっこでは、単なるかけっこではなく、月齢に合わせて内容を変えていきます。れもん組はゴールの枝にくっついているボールを走って採りに行き、帰ってかごの中に入れる競争です。ガムテープでくっついたボールはすぐには採れません。テープを一生懸命はがして採る子、力いっぱい引きちぎって採る子、その姿もとてもかわいいのです。
みかん組は保護者と一緒に「よーいどん」をして先にゴールした保護者の胸のなかへ飛び込む子どものその笑顔はとてもかわいいのです。
もも組はお父さん、お母さんの腕に横抱きにしてもらってアンパンマ~ンに変身です。タンバリンを目指して走ります。アンパンチやタッチをするその顔は満面の笑顔です。このゲームはみんなして欲しいネということで「おまけ」でみかん組、れもん組も「アンパンマンに変身した~い。」とおまけですることになりました。2歳児はさすがです。アンパンマンになりきって手もこぶしを握り力が入ります。両手を伸ばして準備完了、嬉しそうな顔でお父さんお母さんの腕を借りて、飛んでいきます。保護者も笑顔です。
こうしてひよこ組の運動会は閉会しました。運動会を経験した大満足の子ども達は目が輝き、笑顔いっぱいです。保育教諭も古森先生の指導と子ども達の本当の笑顔を見せられてこの時期の子どもに大切なものに気付き、大きく成長できた1日となりました。古森先生の「子ども達の今の笑顔を忘れないで下さい」と言われた言葉は心にしみました。
私達、保育教諭も子ども達の笑顔が、1つでも多く見られるように、一日一日を大切にしていきたいと思います。今回も古森先生に魔法をたくさんかけていただいた運動会でした。幼稚園の先生にもたくさん助けていただきました。改めて認定こども園のすばらしさを感じました。何よりも保育士と教師が心をひとつにして1歳から5歳までの子どもを見守り成長を願い、喜び合える幼稚園でありたいとつくづく思いました。
保護者の皆様、お忙しい中ありがとうございました。
コメント (「子どもは遊びの天才!」 ひよこれもん組 今川未貴 はコメントを受け付けていません)