2025年11月7日 金曜日
今日は気温も普段よりは暖かく子ども達は服を脱いで調整しながら元気いっぱい遊んでいました。
昨日の話になりますが戸外で遊んでいた年少児のTちゃんとたんぽぽ組のM君!!「あれ?何で接点もないのに仲良く遊んでいるのかな?」「お家も遠いからし、お母さん同士が仲良しなのかな?」と不思議に思ってTちゃんに聞くと「あそこで仲良くなって遊んでるの!!」と砂場の方を指さして教えてくれました。それを聞いて「あ〜異年齢児同士が好きな分だけ関われる三葉の環境だからこそ出来る保育だぁ〜!」と感じました。そんな今日もM君に「あそこにTちゃんいるよ」と声をかけると走って行き、手を繋ぎしばらく一緒に歩いてお散歩していました。
また、三葉の遊びの定番のひとつ包丁ままごとでは生協さんからいただく野菜をあれこれ見立てながらお料理が作られていました。年長のIちゃん達は葉物とブロッコリーでスープを作っており、「お、野菜のスープですか?」と聞くと「そうだよ!」の後に「でもね?ブロッコリーは違うんだよ。これはごまでーす。」と続けて教えてくれました。また、戸外を歩いていると「せんせーい!!ブログに入れて♪」と料理を持ってきたMちゃん!!見てみると可愛い顔が野菜で作られており、「これはサンタさんでーす!」とニコニコです。Mちゃんがサンタ帽子に見立てたのはパプリカです。半分に切ったパプリカをサンタの頭に被せて少し早めのクリスマス料理の完成です。「当日も作ってね!」とMちゃんに言うと「えへへ!!」と恥ずかしそうに笑っていたMちゃんでした。
環境が子どもを変えるというのが改めて分かる1日となり他の場所でも園長先生に指導をもらいながら三輪車コーナーにはコーンとバーを使って踏切を作ると踏切を操作する年長さん!踏切を閉めると「カンカンカン」「シュ〜!」と音を鳴らしながら電車役になるT君とまた別の役も増えてみんなニコニコです。一方黄組、緑組の前のテラスでも、「園庭は暖かいしら前が空いてるんだから」と言ってござの上に木の椅子を置くと園庭でアスレチックをしているお兄さん、お姉さんの姿を見ながらバランスをとって渡り、戸外で遊ぶ準備運動もばっちしのたんぽぽ組さんでした。
今週はインフルエンザに、風邪にと欠席している子も多くいます。園でも引き続き予防を続けていきますのでご家庭でも手洗い、うがいで風邪の予防をお願いします。
2025年11月5日 水曜日
今日も子ども達の興味や工夫が見られ、様々な遊びのコーナーが盛り上がっていました。うさぎ組のIくんは、自転車が通る道が出来ているのを見て「信号作る!」と車用の信号機を作り、事故が起こらないように横断旗を使って誘導していました。「おもしろそう!」と人(自転車)が次々集まり、道路の渋滞が始まりました。そんな時、古森先生は抜け道をいくつか作り、初心者マークの子(自転車に乗り慣れていない年少組さん)とは別の道を通るといいということを教えてもらいました。信号の下で誘導していたIくんは、「人がかいてある縦の信号もいる!」と歩行者用信号を作って歩行者の誘導へと回りました。見ていた年少組の子ども達も横断旗を振って「あぶないですよ〜」と呼びかけます。遊びの中で様々なことを感じ、身に付けていく子ども達。されているのではなく、自分からというところも三葉の子達のとても素敵なところです。
今日は、天気が良かったのでぞう・らいおん組は、園庭でお弁当を食べました。「遠足みたい!」「嬉しい♪」とプチ遠足気分の子ども達。感染症拡大を考えて中止した秋の遠足ですが、子ども達は普段の生活から感染症予防に気を付けながら過ごしています。その中でも1日1日を貴重に心豊かに生活しながら又、1日でも早くみんなと安心して過ごせる日が来ることを願って子ども達の成長を見守り、生きる力を育てていきたいと思います。
2025年11月4日 火曜日
朝、松山の上空は一面、うろこ雲(巻積雲)が広がり秋を感じる一日の始まりでした。園庭では、登園して来た子ども達が手作りアスレチックや砂遊び、木工遊び等様々な遊びを楽しんでいました。ぶらんこの順番待ちをしていたちゅうりっぷ組のKちゃんが「きれい!!」と言って見つけたのは赤く色付いた落ち葉でした。すると、その声を聞いた周りの子ども達が「こっちにもあったよ。」「もっと探してみよう!!」と話しながら落ち葉探しが始まりました。銀杏の葉はまだ、黄緑色ですが少し黄色がかったものもあり、そのグラデーションが綺麗で色々な色の落ち葉を手にみんな喜んでいました。しばらくして、砂や土でままごと遊びをしている中からお誕生日の話が出てきました。「もうすぐMちゃんお誕生日!!」の声に隣にいたYちゃんやTちゃんが「じゃあケーキを作ろう!!」と言って土のケーキにさっき拾った落ち葉で飾り付けをしていました。Mちゃんはまだなんだけどなぁという表情を見せながらもちょっぴり嬉しそうでした。今年も急に寒くなり、秋を感じる期間が短くなりそうですが、どんな小さな秋も見逃さないよう、外に出て元気いっぱいの子ども達と楽しく過ごしたいなと思います。
ちゅうりっぷ組の子ども達は椅子取りゲームが大好きでクラスで時々楽しんでいるのですが、先週、昼食後に遊んでいる時数人で椅子取りゲームらしき事をして遊んでいました。すると、今日はその人数が増え自分達で椅子を丸く置くと、ピアノの椅子をピアノ代わりにして口ずさみながら弾き、「ストップ!!」「はい立ちましょう」「3個のけるよ」等と言って椅子取りゲームを楽しんでいました。ちょっとした役割分担もして自分達だけで仲良く集団ゲームを楽しんでいる事に感心しました。入園、進級してちょうど半年。作品展に向けてのお絵描きや廃材遊びもそうですが色々な場面で子ども達の成長を感じます。大切な幼児期、一人からみんなというように人との関わりの中で一人ひとりが成長できるよう見守り、援助していかなければいけないと改めて感じました。
2025年10月30日 木曜日
今日はまさに秋晴れ。
まるで空の神様のプレゼントのようなお天気に恵まれた一日となりました。
朝早くJR松山駅に次々と集まってくる子ども達は皆、にこにこワクワクの顔です。
アンパンマン遠足出発時には、古森先生はじめ乗務員さん達が駅のホームでアンパンマンの旗を振ってお見送りしてくれました。「古森先生にお見送りしてもらって感激!!」と言っているうちに、ポンタ農園では、幼稚園の子ども達と先生達が手作りの「いってらしゃ~い!!」の横断幕を持って盛大なお見送りをしてくれていました。
何と嬉しい事でしょう!アンパンマン列車に乗っている子ども達も保護者も窓にかじりつくようにしてお見送りの子ども達に大きく手を振っていました。
〇〇先生がおったね~。〇〇ちゃんもいたよ~と列車の中では皆大はしゃぎでした。幼稚園の先生達と子ども達のお見送りのおかげでこれから出発する子ども達と保護者の方の楽しさがもう一つ大きく膨らみました。
列車の中でも参加される皆さんが席を気持ちよく譲り合って座ってくださったおかげで、混雑もなく仲よく列車の旅が始まりました。
列車の中では自由に車内探検を親子で楽しみ、中には特別大サービスで車掌さんに乗務員室(機械が置いてある場所)に入り、説明もしてもらっていました。また、先頭列車運転席の横の窓からずっと走る景色を見ていたA君はなんと、車掌さんの帽子をかぶせてもらって、車掌気分を味わって大喜び♬
すごい特別感ですね。
プレイルームのコーナーでは、今回グループで時間を決めて遊びました。自分達で楽しく遊ぶので保護者の方は撮影タイム♪楽しいひと時でした。車内探検や景色を楽しんだり、プレイルームで遊んだりしているうちにあっという間に波方駅に到着しました。
アンパンマン列車の旅の『醍醐味』♬田んぼのあぜ道をみんなで歩くことです。これぞまさに遠足です。
今回3回目の参加というWさん家族。
楽しいから次又行きたくなるんです。歩くのはしんどいけどまた行きたいと思うんです!!と言いながらご家族で楽しそうに歩いていました。
また、長いあぜ道を歩きながら猫じゃらしやくっつき虫、テントウムシを見つけてすわりこむ子ども達。これもまたこの遠足の楽しい所です。
大人も子どもものんびり、ゆったりした気持ちになるから不思議です。仲間と歩くことと自然のおかげでしょうか?
波方公園に到着する頃、ちゅうりっぷ組のO君のお父さんが「Oがこんなに歩けるなんて知らんかった。」すごい!!とつぶやいていました。
いっぱい遊んだ後は広い公園でゆっくり、お弁当とおやつの時間です。青い空心地よい風の中、それぞれ美しいひと時を過ごしました。
遊具はお父さん、お母さんたちも一緒になってとても楽しそうにみんなで大はしゃぎしながら遊んでいました。
そして、帰り道でのこと
「歩くのしんどい」と座り込んだたんぽぽ組のAちゃんに年長のUちゃんが一緒に歩こうと言って手を差し出してくれたのです。おかげでAちゃんはUちゃんと頑張って歩く事ができたのです。今回、たんぽぽ組さんも良く歩いていてびっくりしました。黄組さん同士で声を掛け合って手をつないで歩くかわいい姿も見かけました。
帰りの列車ではまた、嬉しい出来事が…!!
行きと同じ場所で今年はお迎えの子ども達と先生が立ってくれていたのです。まさかのお迎えにみんな大感激でした。
今回のアンパンマン列車の旅は、色々な方の温かい心に支えられて素敵な遠足となりました。子供の笑顔のために動いてくれたJR四国のスタッフの皆様、見送ってくれた先生やお友達、協力的な保護者の皆様、笑顔が素敵な三葉っ子!!みんな温かい心で素敵な旅にしてくださりありがとうございました。
【幼稚園では♬】
恒例となっているアンパンマン列車遠足の「お見送り」はというと、幼稚園に残っている子ども達が「楽しんできてねってお手紙書きたい!」「みんなにバイバイしたい!」と張り切っていました。年長児は、大きな紙に「いってらっしゃい!」「たのしんできてね!」の文字を書いて、横断幕を作っていました。年中児と年少児は、広告と裏紙でお見送りの旗を作り、先生の中にはアンパンマンのお面を作っている先生もいました。プレ年少児は運動会のサクランボの衣装を着けて、いよいよお見送りに出発です。
踏切の所でしばらく待っていると、カン♪カン♪カン♪と遮断機の音が鳴り始めました。「アンパンマン列車来るよー!」とワクワクして待っていると、列車の警笛がパーン!と鳴って、ゆっくりとした速度でアンパンマン列車がやって来ました。お見送りがあることを知っている運転手さんの粋な計らいです。子ども達は「〇〇ちゃんがおる!」「〇〇先生もおった!」「楽しんできてねー!」と思い思いに声を出したり、大きく手を振ったりしてお見送りを楽しんでいました。
そして、夕方。お見送りがあればお迎えもあるのが三葉幼稚園です。帰ってくる少し前に古森先生が「もう少ししたらアンパンマン列車が帰ってきますよ~。」と放送で教えてくれました。預かり保育の子ども達は、今度は「おかえりなさい!」「楽しかった?」の横断幕を準備してお迎えに行きました。遠足から帰ってきた子ども達や保護者がニコニコの笑顔で手を振ってくれ、お見送りもお迎えも大成功になりました。「明日、遠足楽しかったか聞いてみる!」「〇〇くんに僕のこと見えたか聞いてみよう!」みつばっ子の素敵なところは友達の気持ちや思いを共感することができるところです。明日の子ども達のやり取りがとても楽しみになりました。
2025年10月27日 月曜日
先週末は稲刈りに行った年長児ですが、週明けの今日はさつま芋掘りです。らいおん組のIちゃんはお家でお母さんと制服に着替えた後に「今日は何曜日だっけ?」という会話をして「そうだ!今日はさつま芋掘りだった!」と思い出して長ズボンに履き替えたそうです。他の子も長靴を履いて来たり“暑くなったら脱げるように”と半袖を中に着こんでいたり…さすが年長児!
行きのバスの出来事です。金曜日に引き続き園外保育に出かけることが嬉しくてちょっぴり騒がしくなってしまったくま組のバス。一度目の注意では「ちょっと声が大きいよ、おしゃべりしてもいいし、歌をうたってもいいけど声の大きさは考えよう」と伝えました。それでもしばらくするとまた同じように声が大きくなってきたので二度目ではなぜ大きな声がいけないのか話をしました。運転手さんは周りの音を聞きながら安全運転をしてくれていること。救急車や消防車、パトカーのサイレンの音が聞こえたら車は避けて通してあげないといけないこと。なぜ先に通してあげるか、それは命を助けるためだったり、困っている人のところにいち早く駆けつけてあげたりしないといけないから。そのサイレンを聞き逃してしまったら命がなくなったり、家や建物が燃えてしまったりするかもしれない。だから幼稚園のバスやお家の車の中では大騒ぎはしてはいけないと話しました。子ども達は話を真剣に聞き、声が大きくなりそうな友達には「し~っ」と注意し合う姿が見られました。年長児にもなるとなぜそうしなければならないのか意味を理解して行動することができるようになります。園外に出ると普段園内では見えないことにも気づくことができます。
さつまいも畑に到着するとレインボーファームのおじちゃんたちが出迎えてくれました。一畝(うね)だけお芋のつるや葉っぱを残していたのでそこで古森先生の話を聞きました。もじゃもじゃの中から一本つるを引っ張り出しました。一本のつるから枝分かれするように茎が伸びて葉っぱがついて、そこそこに根っこが生えていました。暑い夏の間、栄養が欲しくてあちこちに伸びていく中で根を生やしお芋に栄養を送っていたのだと教わり子どもたちは興味津々で観察していました。「みんなで協力してお芋を掘ろう」と古森先生が言うとぞう組のRくんは「チームプレイだね!」と嬉しそうに言いました。その言葉の通り子どもたちは一株に3人も4人も頭を寄せ合って一生懸命掘り始めました。
掘れたお芋を宝物のように大喜びで見せてくれるその笑顔のかわいいこと!今日は少し暑い中でのお芋掘りでしたが「暑い!」と上着を脱ぎ中にはノースリーブで畑仕事をする子まで出てきました!
教師が芋を掘る手本を見せた時にシャベルで周りの土を掘り起こしました。その時に古森先生が「あんまりお芋の近くにシャベルを入れないでね。お芋が切れちゃうから。」と何気なくつぶやきました。その教師のシャベルの入れ方と古森先生の話を聞いて理解していた子が、持って行っていた砂場の子ども用シャベルを使って上手に芋の周りの土を掘り起こしていました。また、シャベルでお芋に傷をつけまいとお芋に向かって掘り進めるのではなくお芋から外に向かって掘る子もいて教師たちは感心しました。
去年までは畑の虫が怖くてお芋掘りや植える時には涙が出ていたSちゃんやEちゃんが今日はとても楽しそうな顔でお芋を掘って見せてくれました。随分たくましく強くなったなぁと嬉しく思いました。「なんで泣かなくなったの?」と聞くと「だってみんなでやると楽しいんだもん」と答えてくれました。運動会を経てより仲間意識が高まった子どもたちになんだかじーんとしました。
さて、そんなお芋掘り祭り!!の中、Tくんは畑の隅で何やら楽しそうにつるで遊んでいました。「あれ?参加できていないかな?」と「Tくん」と声をかけようとすると古森先生が「先生、違うのよ。Tくんは最初にお芋を掘ってからこのつるを見つけてそれから夢中なのよ」と教えてくれました。恐竜や生き物が大好きなTくんは一本の太いつるからたくさん細いつるが伸びているこの形が面白くていろんな物に見えていたそうです。最初はドラゴン、恐竜、そして畑の横の乗馬センターでぱっかぱっかと走る馬!特に馬に見えてからが楽しくてつるにまたがりぱっかぱっかと走っては「お馬さーん!こっち向いてー!一緒だよー!!」と一生懸命話しかけていたそうです。そのうちA先生を後ろに乗せ(律儀に末端のつるをしっかり持ってぱっかぱっか走るA先生に笑いました)楽しそうに走っていました。「あれ?参加できていないかも」とお芋掘りに誘っていたらTくんのこの楽しい遊びは生まれなかったでしょう。子どもの興味関心によりそうことも大事だと改めて思いました。
幼稚園に帰ってからはお芋を乾かしたり、明日もつるで遊べるように片付けたりしました。うさぎさんはお芋のつるが好きなんだよと古森先生に教わり、1本うさぎ小屋に持っていきました。おいしそうに食べるうさぎに大喜びの子ども達。Iちゃんが「お腹すいてたんかなぁ?」とつぶやくときりん組のMちゃんは「違うよ、このお芋のつるがおいしいから食べてるんよ」と言いました。自分たちが植えて収穫したものが特別だと思っているのでしょう。その言葉がかわいくて、今日のお芋掘りがとても楽しかったんだろうなと思えて私はとても嬉しかったです。
2025年10月24日 金曜日
22日水曜日の予定だった稲刈り。残念ながら雨が降って延期になりました。子ども達と「金曜日は晴れるかな?稲刈り行けるかな?」とわくわくしながら今日を楽しみにしていました。バスに乗って出発しようとすると恒例の年中さんや年少さん、たんぽぽさんたちがみんなでお見送りをしてくれました。小さい子たちはどこまでわかっているのか「いってらっしゃ~い、よろしくね~!!」と声をかけてくれます。一緒に見送ってくれている先生たちの方が「ほら!年長さんはみんなのおもちになるもち米を収穫しに行ってくれるのよ。お願いしますって言わなくっちゃね!!」と言いながら張り切ってお見送りしてくれていたように感じました。食べるの大好き三葉っ子?たちです。
6月に年長児の手で植えたもち米がどれくらい大きくなっているか行きのバスの中でも楽しそうに話していました。いつも幼稚園で食べているお米を作ってくれている学さんが暑い夏の間ずっと世話をしてくれていたと知り、自分たちもペットボトルや桶で育てたお米がすずめに食べられたりお水がすぐに乾いてしまったりと大変だったことを思い出してお米を育てる苦労を感じる姿がありました。そして「お米は一粒も落とさないくらい大切に、落穂も絶対踏まない!」と決意を固めてバスを降りました。
レインボーファームを通り抜けると学さんの田んぼがあります。レインボーファームの畑にはたくさんの野菜が育っています。「先生これ何かなぁ?」「これ白菜?」みんなが自分の知っている野菜の名前をいくつもあげていました。田んぼに近づくと一面黄金色の稲穂がぺこりとおじぎをしているようにさらさら揺れていて子どもたちは大喜び!「すっげ~!!」「なんかお米がいっぱいになってる~!!」…園内で育てた稲よりも一株の本数も、一本に実るお米の粒の数も格段に多い学さんの田んぼ!澄んだ青空と、さわやかな風とたくさんのお米、とても気持ちの良い場所でした。
みんなが集まったあと、古森先生が「お米ってなんで大切か知ってる?」と聞きました。するとらいおん組のYくんは「お店で高いから?」とつぶやきました。それに続いて「お店で買うと高いし、それに買おうと思ってもお店にお米がないんよ」と言う子がいました。「そうよねぇ、あなたたちはそんな時代の子たちだわねぇ」と古森先生が笑いました。年齢がばれるかもしれませんがそういえばわたしも子どもの時に米不足でタイ米が給食で出たなぁなんて思い出しました。子ども達も大きくなったとき令和のおコメ騒動を覚えているのかしら?お米は一粒から芽が出てそれが育って何千粒にも増える大切な命です。わたしも子どもの時にお米を粗末にすると目がつぶれる!なんて言われたものですが、日本人としてお米を大切にする心が育ってほしいものです。
今年の稲刈りは学さんの稲刈り機を使ってスタートです。子ども達が学さんと一緒に稲刈り機を押すとガタガタガタガタ…と数株進むとガタン!と稲が束になって出てきます。きりん組のYくんはその仕組みがどうなっているのだろうと不思議そうに身体を傾けて覗き込んでいました。稲刈り機が進んでいくにつれて子どもたちは要領をつかんだようで束になった稲をぱっと受け取る子、そのタイミングで次の人に変われるようぞろぞろと稲刈り機の後ろを付いて歩く子どもたちがとてもかわいかったです。稲刈り機がぐるっと一周回るまでに待ち時間があった子たちを見て古森先生が「みんな鎌で刈ってみる?」と声をかけてくれました。なんでも好奇心旺盛な子どもたちは「やってみた~い」と二つ返事でぴょんぴょん飛び跳ねていました。やってみたいと言ったものの初めての鎌を手にするとちょっぴり緊張したような様子でした。足を開いて、左手を逆手にして稲を持って右手でぎこぎこ鎌を動かすよと教えると「か…固い!」一本だと弱い稲も数十本集まるとすごい固さです。昔の人は大変だったんだなぁとしみじみ感じる体験でした。
みんなが稲刈り機も鎌も経験できたので学さんにお礼を伝えて畑の方に戻りました。するとレインボーファームのおじちゃんとおばちゃんが「稲刈りできたかな?お疲れ様!」と笑顔で待ち構えてくれていました。おじちゃんが「じゃあみんな手を洗ってくる?」と、にこっと笑いました。その笑顔に勘の鋭い子どもたちが「ん?手を洗う?手を洗うってことは…?」とニヤニヤわくわくし始めました。すると「おばちゃんがね、いいもの作って待ってくれてるから!」とおじちゃんが一言!「やった~!!」とあっという間に集合できました。おばちゃんが二種類の真っ黄色のお芋を用意してくれていました。「紅はるか」というお芋を一つは素揚げしてお塩をまぶした物、もう一つは素揚げしたお芋に砂糖蜜(お鍋にお砂糖とお水を入れてとろっとするまで煮詰めて作るそうです)をかけた物です。恒例の?先生たちのお味見タイムでやきもきする子ども達。年長児にもなるとぷんぷん怒って私たちに「ずるい!早く食べさせて!そんなに大人ばっかり食べたら子どものがなくなっちゃうでしょ!!!!」と口々に言っていました。その怒る顔もかわいくてついついからかってしまう悪い教師たちです(笑い)一生懸命稲刈りをしてちょうどお腹がすいてきた子ども達。おやつは格別のお味です。一口食べるとぱあっと“おいしい顔”になっていました。Eちゃんはぱくんと口に入れると手を口元にぱっと持っていき隣にいたOちゃんとまん丸の目を見合わせてうんうん!と頷いていました。何も言わない二人でしたが「おいしい!」と聞こえてくるような二人が微笑ましかったです。おやつでも食べたいな~なんて話す子どもたちでしたが調理師さんへのお土産分も全部食べてしまいました。その姿を見てレインボーファームのおじちゃんおばちゃんはとても嬉しそうでした。
おやつを頂いた子どもたちとさつま芋畑の様子を見に行きました。おじちゃんが試しに一つ!とお芋を掘って見せてくれました。大きな紫色のお芋を見て来週月曜日のお芋掘りが更に楽しみになりました。そしてその後通りかかった乗馬センターのお馬さんを少し見せてもらいました。なぜかお馬さんと通じ合い、ぺこぺことおじぎし合う三葉っ子たちに笑いが止まりませんでした。いろんな経験ができた今日の稲刈り。来週月曜日はさつま芋掘り!いっぱい掘るぞ~!!また楽しみです♪
2025年10月23日 木曜日
今日は、昨日とは打って変わって、雲ひとつない秋晴れになりました。登園して来た子ども達は「今日は外に行けるー!!」「お外、暑いね!!」と言いながら、笑顔で戸外に駆け出して行きました。
園庭には、一昨日盛り上がったアスレチックやサーキット、そして、新しくおえかきコーナーも増えましたが、やはり大人気は園長考案のアスレチックでした。今日も大行列が出来ており、いろんなポイントをクリアしては「先生、できたよー!!」「先生、見てー!!」と嬉しそうに教師に言っていました。その時、園長が脚立を持って来て、新しいポイントが出来ました。それを見た年長児は「何なん!?これ!!」「ムリだろ!こんなの?」と言っていましたがコツが分かると「こっちの方が近道かも!?」と楽しそうに難関を突破していました。春に出した、アスレチックより確実に難易度が上がっています。そして、1日1日進化していくアスレチックが、今後、どのように展開していくのか、とても楽しみです。
そして、もう一つお楽しみがありました。年中赤コースのりす組とぱんだ組、年少赤コースのさくら組とちゅうりっぷ組が、屋外遊ぎ場に出掛けました。子ども達にさんさんランドに行くことを伝えると「ホントー!?」「ヤッター!!」と跳びはねて喜び、年中児と手をつないで出発しました。歩く道中も年中児がリードしてくれ「車が来たら、ぴったんこかんかんだね!」「車は危いよね、道路の真ん中はダメだね!」と優しく声を掛けながら手を引いて歩いている姿がとても微笑ましかったです。
年少児は、新しく設置されたサピエンスの遊具で遊ぶのが初めてだったので、好きな所で遊んでいい事を伝えると一目散にサピエンスを目指して駆けていきました。「床がポニョポニョだぁ」「少し怖いなぁ」と言いながらもギュッと力を入れてぶら下がったり、登ったりして遊んでいると、さくら組のK君が「サメごっこをしよう!」とみんなに提案した所、遊んでいたりす組とぱんだ組の子ども達も「いいよー!」と優しく答えてくれ、仲良く一緒にごっこ遊びに付き合ってくれていました。その他にも、築山や汽車の遊具、ローラーすべり台を時間いっぱい堪能しました。帰園したさくら組の子ども達は、「さんさんランド楽しかったー!」「さんさんランド大好き!」と口々に言っていました。三葉幼稚園には、素敵な遊び場がたくさんあります。過ごしやすい気候である今、身体をいっぱい使って、のびのびと遊ぶことができる時間を作っていこうと思います。
コメント (「環境ってすご〜い!!」 笹本 慎悟 はコメントを受け付けていません)