2022年1月27日 木曜日
さくら組では、発表会で必要な自分の役のお面も作り、「私はうさぎさんだから!」と張り切って踊っている子ども達を横目で見ながら遊んでいるカメさん役の子ども達に、「何がいるかな?」「お家に戻るからお家がいるよね」と今日はカメ役の子ども達と一緒にお家作りをしていきました。「カメさんのお家は砂でできてるんだって」と話をすると、誰かが「茶色かな」とつぶやきます。教師が絵の具で茶色を作っていると、ちゅうりっぷ組のG君がチラッと覗いて「もう少しかな」と言いました。それを聞いていたさくら組のYちゃんは「ちょっと赤色に見える!」と自分がイメージする砂の家の色を考えながら話していました。色ができるとみんなで協力して塗りながら、K君は手を絵の具だらけにしながら「ここぬれてない!」と気づいてそこを塗りつぶしていました。
また、オペレッタ「ねんころかめのこもりうた」の雪の精役の子ども達は、踊っている時に雪が降っているように見えるよう、青と白のポンポンを作っていきました。Mちゃんは、「雪の妖精は何作るの?」と作る前から楽しみにしていました。「ポンポンは細くなるように裂いていったら雪が降ってるみたいに綺麗だよ」と声を掛けると、「これどう?」「これ雪に見える?」とお互いに確認し合ったり、「まだ大きいのあるよ!」と見つけて裂いていったりしてフリフリの可愛いポンポンが出来上がりました。
自分達が作ったポンポンを使って踊ってみましたが、本当に雪が降っているみたいに綺麗で、雪の精役の子ども達も嬉しそうに踊っていました。
野外ステージのお客さんも密にならないように一人一人離れて座り、コロナに気をつけながら他の学年の練習も楽しんで観ていました。発表会まで残すところ実質13日ですが、子ども達と楽しみながら練習していきたいと思います。
2021年12月20日 月曜日
2学期最後の日、寒さに負けず元気に遊んでいた子ども達に反して園長がテラスに飾っているフクロウを見ると、冬の支度が出来ていなくてとっても寒そうに見えました。そこで園長が以前に年長児からプレゼントされたマフラーを持ってきて、フクロウの親子の首に巻いてあげました。それでも寒そうと、タオルを帽子にして頭に被せてあげて可愛いフクロウの親子になりました。それに気付いたぞう組のIちゃん、Rちゃん、M先生は、お部屋から布を持ってきてマスクを作りはじめました。「くちばしはここだから口はここかな」とギャザーをつけて、口のところをふんわりとさせて息ができるようにして、あったかくなるようにと考えながら着けていました。ぱんだ組では、「かさこじぞう」の話を読んだ後に、Cちゃん、Rちゃんが「フクロウさんもあったかくなってたよね。着けてあげた人に良いことあるかもね」と話をしていて、子どもの感性にも驚かされました。
今日は、終園式がありました。園長からは3学期が終わると次の学年になることを見据えて、3学期はみんなが大きい組さんになる準備の期間であることなどを楽しく話してもらいました。泣かないで登園すること、冬休みの間、食べても寝るだけでなく、お父さん、お母さんのお手伝いをすること、早寝早起き朝ごはんを食べることなど規則正しい生活習慣の話などしてもらい、3学期にはちょっとだけ大きくなって元気に登園することを約束しました。
お正月の鏡もちの話も、子ども達はとても興味を持って聞いていました。「うらじろは、表は緑色で裏が白いことからみんなが大人になっておじいちゃん、おばあちゃんになって髪の毛が真っ白になるまで元気に過ごせますようにという意味があること」「幼稚園の鏡もちは、年長さんが植えて収穫をしたもち米で作っていて、世界で一つの鏡もちであること」「おもちはみんなの心を映すもので、ニコニコしている時も怒っている時も鏡はしっかり見ているのでニコニコで幸せでいるように、そしてその幸せが2つあるようにと2つ重なっていること」「鏡もちの上に乗っているのはみかんではなくだいだいといって、みかんよりもレモンよりも酸っぱいんだけどみんなのおじいちゃん、お父さん、子どもが代々続きますようにという願いがあること」など、分かりやすく一つ一つ話してもらいました。聞いたことを忘れないように、部屋に帰って覚えたことを友達と話している子もいました。
3学期には、かっこいいお兄さん、お姉さんになった子ども達に会えるのが楽しみです。寒い日が続くので風邪を引かないように元気いっぱい楽しい冬休みになりますように!
2021年12月2日 木曜日
今日は最高温度6度という寒い1日でした。登園してきた子ども達は、しっぽとりをしたりマラソンをしたりして体をあたためていました。そんな中、うさぎ小屋の前で落ち葉を集めて遊んでいる子ども達がいました。それを見た園長は、「今日も寒いね。たき火でもしたいわね。」とつぶやきました。すると、子ども達は古森先生の話を聞いて園庭の真ん中に運び始めました。自転車に乗っていたすみれ組のT君、K君は友達に後ろのカゴに落ち葉を乗せてもらって運ぶ姿がありました。
たき火が始まると、教師達は「焼き芋」と言っていそいそと焼き芋の準備をはじめました。子ども達も加わって秋にみんなで掘ったさつま芋を洗って準備していきます。「寒い寒い〜」と言っていた子も煙を見ると集まってきて手をかざしていました。火がどんどん強く燃えていくのを見て歓声を上げ、友達同士で「あったかいね〜」と顔を見合わせていました。煙が空に向かって高く上がっていく様子を見て、M先生が「もえろ〜もえろ〜」と声をあげると、しゃがんでいた子ども達もジャンプしながら「もえろ〜!」とみんなでたき火を応援しながら見守っていました。気がつくとみんなでファイヤーレンジャーになりきって、火が上がる度に「ファイヤーパンチ!」「ファイヤーキック!」と言いながら楽しんでいました。年長児は古森先生から特別に許してもらって、自分達が集めた木や葉っぱを燃えている火のまわりに教師に「ここに」と必要な位置を教えてもらいながらたき火のまわりに入れることができました。
しばらくたき火を楽しんでいるうちにいい匂いがしてきて、焼き芋ができあがりました。「上手にできているかな?」と古森先生が味見をすることにしました。半分に焼き芋を割ると、ほかほかの湯気とトロッとした黄色いお芋が見えて、子ども達も「美味しそう!」「あつあつだ〜」と古森先生の手元の焼き芋に釘付けになっていました。古森先生は一口食べると、色々な表情をしながら最後にはほっぺたをおさえてニコニコになりました。子ども達は「美味しい顔だ!」と嬉しそうに見ていました。美味しい顔を見たうさぎ組のKちゃん、ちゅうりっぷ組のNちゃんは自分達も口を開けて「ちょうだい!」と言う顔をしていて、古森先生に味見の一口を特別にもらうことができました。
焼き芋が出来上がって各クラス3個ずつもらってみんなで分けて食べました。分けている時も「早くちょうだい!」「あったかい?」「美味しそう!」「黄色だ!」とそれぞれが口々に言っていて、食べた瞬間、「甘いね」「もっと食べたい〜」と笑顔で話していました。寒い日のたき火は体をあたためることもでき、ほかほかのおいもを食べることができて子ども達の楽しみの1つです。
そうしている内に、アイススケートに行っていた赤コースの年長児、年中児が帰ってきて焼き芋をした炭やアルミホイルを見つけて、「え?なにしたの!」と古森先生や残っていた教師を問い詰めました。鼻がよくきくりす組のS先生は、幼稚園に帰った瞬間「何か違うぞ!」と美味しそうな匂いに気付いていて、きりん組のAちゃんは、「おいも食べたんでしょ。いいな!ずるい!」と妹のいるさくら組まで抗議にきました。アイススケートに行っていたクラスにもお芋がとってあることを言うと、ご機嫌を直して「後で食べるからね!」と嬉しそうに帰っていきました。幼稚園でお留守番をしていた子も、アイススケートに行っていた子も楽しい1日になりました。
明日はいよいよ年長児のお店屋さんが開店します。子どもはもちろん、教師も楽しみです。
2021年11月10日 水曜日
いよいよ作品展を3日後にひかえて、さくら組、ちゅうりっぷ組、たんぽぽ赤組の部屋が作品展の展示の部屋になっていることから、真ん中に作品展示用の島を作っていました。登園してきた子ども達は、「昨日言ってたみたいにロッカーがなくなってる!」「なにこれ!」とびっくり。通りがかったりす組のIちゃんは、「ひまわり組さんの絵可愛い!」「上手だね」と友達と言い合っていました。
さくら組では、園長に部屋での過ごし方を教えてもらいました。「ここの部屋は特別なんだよ、だってみんなの絵と作品が毎日見えるんだから」と楽しく過ごせるように話してもらい、「でも作品は触ってもいいかな」「ブロックは投げていいかな」としていいことと悪いことも一緒に考えると、「壊れるからだめー!」と手をバツにして言い合っていました。それから、もっと楽しいことを教えてもらいました。「真ん中に島があるけど、まわりでは沢山遊べるよね、こんなことしてみようかな♪」と園長の「歩く、止まる、座る」の合図に合わせて島のまわりをぐるぐる回りながら歩きます。「あっ間違えた!」「やったー!」と言いながらついて回る可愛い子ども達。もう一つの楽しいことは、お弁当や給食を島のまわりの好きなところで食べてもいいということでした。今日は、お家からのお弁当ということもあって、遠足の時のように「ここに座ろ」「一緒に食べよう!」と友達を誘いながら楽しい雰囲気で食べることができました。
何か障害ができた時に、「これがあるからできない」「やめよう」と決めつけるのではなく、「この状況をどう生かしていくか」「どうやったら楽しくできるか」と考えることが大切なんだと園長から改めて指導をしてもらいました。残り2日間ですが、特別な作品展のための部屋になった保育室を楽しみながら保育していきたいです。
また、年少児の共同作品の話もしてもらいました。おもちゃ箱を持ってきた園長は「この人形のおもちゃはね、みんながおやすみ〜って寝てる時に、次は自分達が遊ぶ番だ!って出てくるんよ」とポンっと人形を出して「どこに行こうかな、誰と遊ぼうかな」と子ども達の方に投げていきました。「でも、みんなが起きた時には急いで帰らないといけないの」おもちゃ箱に急げ急げと帰っていきます。「おもちゃのチャチャチャっていう歌があるんだけど、この話と一緒なんよ。楽しいでしょ♪」とみんなで歌ってみました。「なまりの兵隊は年長さんの鼓笛隊と似てるんだ」と歌の歌詞も分かりやすく教えてもらいました。すると、「みんなはどんなおもちゃが好きかな」と園長が聞くと、「プリンセス!」「クマの人形!」「ロボット!」と思い思いに言っていました。「じゃあみんなで作ってみる?」と言うと、子ども達はキラキラした目で「うん!」と頷いていて、作ることを楽しみにしている姿がありました。
明日、子ども達がどんな廃材を持ってきて作り始めるか、どんなものが出来上がるのかとても楽しみです。
2021年10月12日 火曜日
昨日の運動会の総練習では、途中から雨が降ってきたため今日赤コースの総練習をしました。「らいおん今日つける?」と昨日の青コースの総練習を見ていた子ども達は、もう一度衣装が着れることを楽しみにしていました。昨日の曇り空とうってかわり晴天の今日は、子ども達も太陽に負けないぐらい頑張っていました。テント下で待機している子ども達も、「まだかな」「早くやりたい!」とワクワクした目で他の学年の競技を見ていました。年中、年長児達も「先生頑張るね!」と言わんばかりの顔で自信満々に親指を立ててグーッとしてくれました。
また、年少児は、踊り「まっかなライオン」の時の振り付けをもっとかっこよく、ライオンみたいに踊れるようにと園長がアドバイスしてくれました。サビの所の「ウォーウォーまっかなライオン」の時に「ライオンみたいに歩けるかな」と言って園長が声を掛けると、かっこよく大きく歩いて表情までライオンになりきっている子もいました。年少児の踊りの見どころでもある、クラスでの円作りも上手になってきて、それを見ていた園長が「こんなこともできるかな」と円の真ん中にいる教師に向かってらいおん歩きをしてみたり、円に戻ったりと新しい体形を教えてくれました。真ん中にいた教師達は、ライオンになりきって笑顔で食べにくる子ども達が可愛くて何度も練習してしまいました本番でもとっても可愛い子どもライオン達の表情まで見てもらえたらと思います。手作りいっぱいの衣装にも注目です。
降園してバスを待っている子ども達は、「明日で練習が最後だね」「ママに頑張ってる所見てほしいな」と自分達で気持ちを高めていく姿がありました。明日は最後の練習!みんなで盛り上げて本番に期待が持てるようにしていきたいと思います。
2021年9月29日 水曜日
子ども達は、園庭のトラックのまわりの日陰で遊びながら、運動会の曲がかかると遊ぶのをやめて踊り始めます。他の学年の曲もいつの間にか覚えて元気よく踊る子ども達を見ると、視覚や聴覚からの情報はとても影響を受けやすいんだと思いました。年少児も、自分達の踊りの順番を待っている間、年中児の踊っている様子をじーっと見ていました。そして、丸くて綺麗な円や✖️の形に一直線に並んでいるのを見て、自然と拍手をしている姿がありました。自分達も円を作ることを覚えた年少児は、「このマルはきれいだね」「穴があいていないお池だ!」と言いながら見ていました。お兄ちゃん・お姉ちゃん達の頑張っている姿を見ると自分達も頑張ろうという気持ちになるんだと思いました。
また、円作りを頑張っている年少児は、園長から沢山のアドバイスをもらい、手が離れてしまっている子に、「これじゃあ古森先生どこでも入れるね」「ここはどうかな」としっかり手が繋がっているか子どもと一緒に楽しく確認をしてくれました。憧れのお兄ちゃん・お姉ちゃん達に負けないように練習していきたいです。
練習が終わった子ども達は、衣装をひまわり組の子ども達がつけているのを見て、「私も作りたいんだけど」「ライオンになりたい」と衣装作りをする気持ちでいっぱいです。ライオンの冠作りでは、「たてがみを5つ選んでね」と教師が言うと、「黄色にしようかな」「これかっこいい」と言いながら選んで1つずつ並べて数を数えていました。ハサミの使い方も「ワニさんのお口みたいにひらくんだよ」と言うと、「ワニさん、ワニさん」と言いながら慎重に切っていました。出来上がると、「早くつけたい!」「鏡見てくる!」とかっこいいライオンになった姿を確かめに行く可愛らしい姿がありました。「早くお母さんに見せたいな」とワクワクの子ども達。衣装も運動会の期待を持ちながら楽しく作っています。かっこいい、可愛らしい子ども達のライオンの登場を楽しみにしていてください。
今日の青コースの手作り給食の献立は、胚芽米、豚肉と野菜のカレー炒め、切干大根、春雨の酢物、果物でした。
『こあら保育』
今日は保育園のれもん組さんと一緒に歩いて屋外遊ぎ場に行きました。途中、大道路に出た時はヒヤヒヤしましたが、歩道を上手に並んで歩くことができました。
屋外遊ぎ場では、三輪車や砂場、電車などの遊具で遊びながら工事現場のショベルカーを見たり、曲に合わせて踊ったりして楽しく過ごしました。これからも体を動かして友達と元気いっぱい遊ぶ時間を大切にしていきたいと思います。
2021年9月7日 火曜日
今日登園してくると園長が屋外遊ぎ場から帰ってきて、ほおずきを見せてくれました。屋外遊ぎ場で掃除などをしてくださっている三好さんから頂いたそうです。子ども達が「これは何?」「干し柿?ピーマン?」と見たことのある色や形の食べ物を口々に並べて言い合っては何だろうと話をしていました。すると、園長がほおずきの外袋をパリッと破るとそこにはミニトマトのような真っ赤な実が顔を出しました。みんなが「トマトみたい〜」と声を上げる中、園長は外袋を四方に破って手足のように広げ、実に顔を描いてほおずきの人形を作ってくれました。子ども達に「踊ってるみたいにする?」「バンザイにしようか!」と話をしながらその人形を動かしていました。それをみんなで共有するようホワイトボードに貼った後も、「可愛いね」「ほおずきってかいてるね」と足を止めて話していました。
また、今日は昨日毛虫を駆除するべく桜の木に薬をまいたことで沢山の毛虫が園庭に落ちていました。園長が「無菌状態で何も害のないところにいたら、子ども達は自分で自分の身を守るすべが分からないままになってしまう。何が危険なのか知ることも大切。」と教師にも指導して下さり、毛虫から自分達を守るために子ども達で「けむしにちゅうい」の看板を作ることになりました。実際に自分達で描いて各場所に取り付けることで、自分自身の身を守ることや危険を知ることも大切ということで園長や三好先生が桜の木にいた3種類の毛虫を見せてくれました。年長児だけで最初は描いていましたが、「字だけじゃ年少さんもたんぽぽさんも分からないよね」と言って毛虫を見ながら絵を描いたり、それを見ていた年中、年少児がクレヨンを持ってきて緑の毛虫を描いてみたりと実際に見て勉強しながらみんなに分かるような看板作りをしていきました。作り終わると、「次はどこにつけようか」と話し合います。「どこが危ない?」「みんなはどこで遊んでいるかな?」とみんなが見えるところを探しながら教師と貼っていきます。桜の木に毛虫がいるから木に貼る子、ブランコやつりかん、ビックボスなど桜の木の下にある遊具に貼る子もいて、毛虫の話を知らない子達にも知らせることができました。
毛虫がいないかパトロールをしている子もいて、見つける度に子どもだけでどうにかしようとするのではなく、「先生!毛虫がいる!」「危ない虫かも!」と教えてくれて誰も怪我をすることなく安心して遊ぶことができました。改めて幼稚園は様々なことが学べると感じることができ、子ども達にも毎日1つずつでも何かを感じて家に帰ることができるようにきっかけを作っていきたいと思いました。
今日は、年少児でみんなで夏休み前に駐車場に植えた向日葵を見に行きました。自分より背丈が大きい向日葵を見て見上げたり、お辞儀をしているように見える向日葵に「こんにちは!」と一緒にお辞儀をしてみたりと可愛い姿が見られました。そして大きくなっていることにとても驚いていました。又、昨日は屋外遊ぎ場の果樹園のブドウも味わいました。また秋の自然物もみんなで見つけていきたいです。
今日の給食は、胚芽米、豚肉と野菜のカレー炒め、切り干し大根、酢物、果物でした。
コメント (『なにがいるかな?』 さくら組 岸田亜寿美 はコメントを受け付けていません)