2021年7月7日 水曜日
今日は七夕の日!海の家のテントの下では浸し染めで七夕飾りを作る女の子達の姿がありました。盆踊りを踊った後に、昨日先月末に子ども達と収穫した桃の残りを教師達が屋外遊ぎ場へ行って収穫してきた桃をみんなで頂くことになりました。今日の桃は先日の物より綺麗に色付いていて、見るからに美味しそうな桃色をしていました。園長が「みんなで盆踊り踊ったから桃みたいにピンク色のほっぺたになっているね」と真っ赤になった子どものほっぺの横に並べてくれると、子ども達はほっぺを押さえてにこにこの笑顔になりました。「冷たい氷に入れてたから美味しいよ」と話をしてくれて、みんなで園庭やテラスに集まって「におってみてもいい?いいにおい!」と言いながら1口ずつ味わって食べていました。
さくら組では、みんなで願い事を考えて短冊に書いてみました。「パトカーの車に乗りたい!」とI君、もう少しで赤ちゃんが産まれてお姉ちゃんになるIちゃんは、「赤ちゃんが元気に産まれますように」と家族思いで優しさいっぱいの願い事を考えていて心がとても温かくなりました。他の子達も、「いちごが沢山食べたいな」「いっぱい遊びたいな」と年少児らしい可愛らしい願い事が沢山あってとても微笑ましかったです。みんなの願い事が叶いますように。
さて、冒頭にも書きましたが今日は七夕さまです。地方によっては8月7日に祝うところもあります。ということでお昼の放送は、お誕生日のお友達のお祝いの後、七夕のお話を西川先生が読み聞かせしてくれました。さくら組では絵本を見ながら話を聞きましたが、「織姫様泣いてる、かわいそう」「牛さん元気ないね、大丈夫かなぁ」とお話の世界に入りこんで共感しながら聞いている姿がありました。今日は空は少し曇っていますが、織姫様と彦星様が会えたらいいなと思います。
駐車場に一輪の向日葵が咲いています。今の年中児と一緒に植えた向日葵の種が落ちて、とっても花の形と色が綺麗で園長名付けて「美人のひまわり」になって生まれ変わって今年も咲いてくれました。年少児が6月に種を植えた向日葵より一足先にお姉さんの向日葵として頑張ってくれているので、すくすく育っている赤ちゃんの向日葵のお世話をみんなで頑張っていきたいです。
「こあら保育」
今日は15名出席でプール遊びを楽しみに水着を持ってきたこあら組さん。午前中曇り空ではありましたが蒸し暑かったので浅く水を入れたプールで水遊びをしました。幼稚園の子ども達にも大人気のペットボトルで作ったみつばオリジナル水鉄砲を持つと、小さな手で力いっぱい水を押し出していました。Aちゃんはペットボトルの中の水がなくなると自分でフタを回して開けて水をブクブクといっぱい入れると、またフタをグルグル回して閉めて水を飛ばしていました。2歳児が遊んでいるうちに遊びがどんどん進化していくのには驚かされます。
沢山遊んだ後はおやつの入り玄米を食べました。一粒一粒指で摘んで口に入れポリポリ音を楽しみながら食べて、「おかわり!」と言う子が多かったです。降園前には七夕にちなんで「きらきら星」を歌ったり、エプロンシアターを見たりしてみんなで楽しく過ごしました。いっぱい遊んで沢山食べて元気に暑い夏を乗り越えてほしいです。
2021年4月26日 月曜日
今日も元気よく登園してきた子どもたちは、門を入ると一目散に苺のプランターの前に集まってきます。今日も様々な色のカラー帽子の子たちが集まっていました。そこでは、年長児のHくんが「何個あるかな?みんなで分けれそうだな〜」と葉をめくりながら1つ1つ苺を探して数えていました。そして、プレ年少児の子が「おいしそうー!」と手を伸ばそうとすると、年中児のYくん・Sちゃんが「ダメダメ!1人で食べちゃダメ!みんなで分けようね!」と教えていました。みんなで分け合うことが当たり前になっている三葉っ子ならではのかわいい会話が聞けました。
園庭では、何やら各コーナーで楽しい声が聞こえてきます。
バスケットコーナーを覗いてみると…今日はゴールに向かって線を引いて、その線の距離によって1・2・3点と得点が決まるルールが出来ていました。1点のところから少しずつレベルを上げる子、3点のところから入るまで何度も挑戦する子、合計の点数を決めて黙々とシュートする子、1人1人が違った目標を持って楽しむ姿に、子どもたちの集中力や創造力に驚き、おもしろいな、負けてられないなと改めて感じました。
たくさん遊んだ後には、スペシャル炒り玄米!!!
手のお皿に炒り玄米を配られると、「うわ〜、美味しいにおい!」とクンクン匂いをかいだり、入っているちりめんを見て「これ、ラッキー炒り玄米や!」と喜んだりしながら口に入れました。
すると…「サクサクで美味しい!」と夢中で次々に炒り玄米を口の中に入れていきます。ひつじ組のHくんは、「ほっぺが落ちた。なくなってしまったー!!」と嬉しそうにほっぺを探す真似をして見せてくれました。実は今日の炒り玄米は、昨日園長が家で作って持ってきてくれたスペシャル炒り玄米だったのです。
明日も元気いっぱい楽しいことを見つけたいです。
屋外遊ぎ場3日目の赤コースは、所持品の始末、靴箱の場所など年少児でも自分で考えて行動する子どもが増えてきました。
とても良い天気の中、年長児達がリトミックを始めました。「おとうさんあるき!」「ギャロップどうぞ!」と教師の元気の良い掛け声のもと、手本を見ながら見様見真似でリズムを打っていきます。それを見ていたりす組のMちゃん、Hちゃん達が楽しそうに真似をし始めました。またまたそれを見ていたちゅうりっぷ組のNちゃん、Hちゃん、さくら組のTちゃんは教師の「おとうさんあるき」の行進に合わせて腕を大きく振ってついていきます。終わった後の3人の子ども達の顔を見ると、「できたよ!」と自信満々で得意そうに言いました。異年齢児同士、戸外で遊びながら「あれやってみたい!」と興味津々で臆することなくその中に入っていきます。その挑戦する気持ちを大切にしながら、子ども達を見守り声掛けしていきたいと思いました。
また、年少児は男の子、女の子で並んで教師のところまで「よーいドン!」をしてみました。スタートの所では、先程年長児のリトミックの真似をしていたTちゃんが先頭で「トンピッピッピッ」と教師の真似をしながらさくら組の手本になってリトミックでかっこよく並んでくれました。「よーいピー!」の合図で走って転んでも立ち上がって最後まで走った子、歯をくいしばって一生懸命ゴールまで走って教師の腕に飛び込んだ子、「1番やった!」と笑顔で言う子など、どの子も走りきった笑顔で友達と一緒に遊ぶ楽しさが感じられた1日でした。同じ遊びを楽しむ中で少しずつ友達関係を築いていけたらいいなと思います。
さて、幼稚園の園庭のいちごは日曜日をはさんだことで赤く色づいていました。先週から順番に収穫して、いよいよさくら組さんの収穫の日です!初めてのいちごの収穫だったさくら組さんは、「3個のいちごをどうするか」問いかけると「半分にしたら?」というRちゃんの提案でみんなで分けることになりました。1人1口の小さいいちごでしたが、みんなで分け合って「いいにおい!」「美味しい!」と笑顔で食べることができました。入園して、友達やみんなですることがどんなことか分かりはじめた子ども達を見て、みんなで分け合うことの大切さを改めて感じることができました。
2021年2月19日 金曜日
園の駐車場の菜の花が次々と開き、スイセンも美しく咲き始めました。水やりをしていると、テントウムシを発見し、虫たちも春を感じているのかなと思いました。
花壇に咲いた花の花殻を摘んでいると、「先生、何しよん?」とさくら組の子どもたちが集まってきました。もう咲き終わった花を取って、また次の花がきれいに咲くようにしていることを話し、花殻を手のひらにのせてあげました。たくさん摘んだので、包丁ままごとのコーナーに持って行き、お料理作りが始まりました。じゃがいもを切って、その上にピンクの花を散らしてみたり、大根の葉と混ぜてみたりと自分なりに考えた料理が、どんどん出来上がっていきました。かぼちゃのオレンジ色、ブロッコリーの緑、じゃがいものクリーム色、その中にピンク色の花も入っていて、子どもたちが考える色のバランスを見ていると、その素敵な感性に驚かされました。
大きなリンゴが1個あって、それを半分に切ったIくんは、Aくんにもう半分を分けてあげました。「種がある!」と気づき、「種を土に埋めたらどうなるかな?」と周りの子にも問いかけると、今までの経験を思い出して、Rちゃんが「大きくなる」」と答えました。そのリンゴもあっという間に小さく切り分けられ、「ちょうだい」「いいよ」と友達と分け合って遊んでいました。
戸外遊びでは、ジャングルジムの一番上まで登れるようになったよ。つりかんが、端から端までできるようになったよ。縄跳びがとべたよ。と、どんどんできることが増えてきました。
降園前、今日遊んだことを振り返って話していると、「三輪車を取られた」という話が出ました。自分が使いたい時はどうすればよいのか、貸してもらえない時はどうするか、聞いていくと、「かしてって言う」「ダメって言われたら、ジャングルジムで遊びよって、おらんなったら使う」「あきらめて他のことして遊ぶ」といろいろな意見が出ました。友達とのかかわりの中で、多くのことが育っていると感じました。
さて、今日は、楽しいくじびき大会がありました。保育園の山岡先生が、甘平と紅まどんなを持ってきてくれました。幼稚園の15クラスと保育園の3クラス分で分けると、1クラス4個になりました。10個余ったので、園長先生に相談すると、「くじびき」と提案してもらい、先日の座席のくじびきと繋がった年中児達が、早速くじを作って、園内放送で各クラスに呼びかけました。そして、10時、各クラスの代表の子がやってきて引きました。「あたり」のクラスは、大喜びで「はずれ」のクラスの子は、分けてくれそうな人を探して、「分けてください」とお願いして半分こしてもらい、みんな仲良く食べました。とっても甘くておいしかったです。
また、ひつじ組のHくんのお母さんが、発泡スチロールの箱、3箱に雪をいっぱいにつめて持って来てくださいました。Hくんのおばあちゃんが住む久万の雪です。Hくんが、幼稚園の友達と雪で遊びたいと言ったのだそうです。今年は、年長児の雪遊びもコロナで中止になり、沢山の雪に触れる機会がなかったので、その雪で全園児が大喜びで遊んでいました。小さな雪だるまを作り、台の上に乗せていた、りす組のKちゃんは、雪だるまがコロンと倒れたので、「寝ころび雪だるま」と名前をつけていました。年少児も「冷たい!」「かたい!」と言いながら、手を伸ばして触れ、雪の感触を楽しんでいました。ひまわり組のA先生が、子どもたちの頭の上の方から、パラパラと雪を降らせると「キャー!」と喜んでいました。ぱんだ組の子は、「雪と雪がくっつくよ」「ギュってしたら固まる」と気づいたことを話していました。
子どもたちは、園だけで生活しているようで、周りにいる人や社会一般の人々に見守られ、育てられていることを改めて実感しました。
2021年1月22日 金曜日
伊予柑がりに行ってから、毎日伊予柑を食べて元気いっぱいの子ども達です。最近は、長なわとびに夢中になる子が多くなり、特に年長さんは、列に並んで順番を待っています。友だちが、「1、2、3…」と数を数えて、何回跳べたか、競い合うようすを見て、年少さんも別の縄の前に列をつくり、ゆっくりとジャンプして、1回でも跳べると、「やった!」と大喜びしていました。また、年長児は、個人縄跳びにも挑戦して、「いーち、にーい」とリズムをとってジャンプしていました。年少さんは、その縄自体の使い方がわからないという事があり、ロープのように引っ張ったり、何かに巻きつけて遊んだりしていたので、「おいで!こうするんよ」と誘い、両手で持って、「回してピョン」「回してピョン」と教師が実際にやって見せて、声をかけていくと、少しずつコツをつかみ、友だち同士で挑戦するようになってきました。いろんな遊び道具があっても、正しい使い方を指導しないと、プラスになるはずが、マイナスになるのではないかと感じました。
みかん王国えひめの子ども達なのに、伊予柑の食べ方がわからなくて、多くの子がかぶりついていました。1個の大きな伊予柑の皮をむくと、9房くらい入っています。1つを3人分にして、3房ずつ子どもに渡す事を古森先生が提案してくださった事には理由があり、まず、3つの房を1つずつ外すこと、そして、薄皮をむいて中身を出して食べること、その中に手先を使う要素がしっかりと入っているのです。わざわざ手先を使うための道具を買わなくても、自然の中で生活しながら、人は成長していけるのだと思いました。
また、食べ物には、それに応じた食べ方というのがあり、普通のみかんは丸ごとでもいいけど、伊予柑はそうではない。果物に限らず、どんな料理にも作ってくれた人の心があり、「こんな風に食べて欲しい」という思いがあります。そのことを忘れないでいて欲しいと、古森先生から教師たちは教えられました。子ども達が、「社会に出て、生きていける人に」という願いを忘れずにいたいと思いました。
2020年10月14日 水曜日
今朝、登園してきた子どもたちが口々に「おべんとう、もってきたよ!」「パパがつくってくれたんよ」等と嬉しそうに言っていました。久しぶりの家庭弁当日で、いつもより重たいカバンでしたが、子どもたちは大事そうにロッカーに片付けていました。
戸外では、何十年もの間園庭で子どもたちを見守り続けているさくらの木に登ったり、落ち葉拾いをしたりと大きな木の周りで小さな子どもたちが遊ぶ光景をほほえましく感じました。10月に入園したばかりのさくら組のTくんは、何度も木に登り木の上から見える園庭のようすを新鮮な眼差しで見つめていました。
さて、楽しみにしていたお昼の時間になりました。みんなで「いっせーのーで」でパカッとお弁当のふたを開けました。「おいもが入っとる!」「ウィンナー!」と喜びの声。ごはんが猫の顔の形だったり、かわいらしいおにぎりが並んでいたり、子どもたちのために朝から愛情込めて作ってくださったんだなと思いました。Iくんのデザートには柿が入っていて、季節感も感じました。10月になって水曜日の家庭弁当を開く子ども達の笑顔を見るとホッとすると共に秋を感じます。
2020年9月15日 火曜日
今日は、赤コースの年中組と年少組が、屋外遊ぎ場へ遊びに行きました。先日、青コースが行った時に、工事で山に重機が入っていて、それに驚いたバッタなどの虫たちが園庭に移動してきて、子どもたちが歩くとおもしろいようにピョンピョン飛び跳ねていたと聞きました。しかし、今日はその姿が見えません。行き場を失った虫たちは、また新しい住処を見つけたのでしょうか。すると、さくら組のIくん、Kくん、Yくんが一匹の茶色い虫をじっと見つめていました。3人ともその虫を初めて見たようで、何かわからないので、少しビクビクしながら顔を近づけていました。教師が「コオロギだね」と、捕まえようと手を伸ばすと、ピョーン!と飛び跳ねました。「わあっ!」とびっくりしましたが、おもしろくなって追いかけ始めました。コソコソと地面を移動するコオロギがピタッと止まると、子どもたちが、コオロギに向かって手をたたいて動かそうとしており、その様子がほほえましくて見守っていました。朝晩ひんやりした風が吹き、虫とともに秋の訪れを感じます。
秋といえば、収穫の秋、様々な作物が実ります。ポンタ農園さんから、里芋を葉ごと頂き、テラスに展示しているのですが、親芋の周りにたくさんの小さな里芋がくっついています。古森先生が、「お母さんお芋が、子どもを抱っこしているね」と話すと、子どもたちは、里芋に対する親近感が一気にわいたようで、先生の背中にギュッと抱きついてお話を聞いていた子もいたそうです。じゃがいもの親芋は、役目を終えるとシワシワになってしまいますが、里芋のお母さんは、びくともしません。そんな違いにも気づかせ、夏野菜とは違う、秋冬野菜のパワーをこれから頂くことができます。子どもたちには、幼い時期に旬のものを食べ、野菜や果物が一番美味しい時に味わい、しっかりと栄養を摂って、成長してほしいと思います。園の手作り給食でも、子どもたちが食べる様子をよく見て改善しながら、幼児期に野菜そのものの味を感じられるようになればいいなと思います。
2020年7月13日 月曜日
先週の月曜日、トマトがカラスに食べられて大変なことになっているという出来事がありました。そこで、土曜日に全クラスのプランターを1か所に集め、ネットで囲いました。教師がカラスの目線であちこちから侵入できそうな所を探して、しっかりガードしました。そのおかげで、今日はどのクラスもたくさんの赤いトマトができ、トマトたちは、キラキラ輝きながら子ども達が来るのを待っていました。
ネットを外し、各クラスのトマトが観察できるようにすると、プランターを取り囲むように子ども達が集まりました。収穫して、その場で食べさせてあげたいと、古森先生のアドバイスで塩水を用意し、きれいに洗いました。次亜塩素酸水も塩からできたもので、消毒作用があることを教えていただきました。さくら組は、18個取れたので、1個を半分に切ることにしました。トマトを見せて、「これ何個?」と聞くと、「1こ!」半分に切って「これ何個?」と聞くと、「2こ!」と1つが2つに増えたことを喜んでいました。
「ゼリーみたい」「甘い」と言いながら、今まで食べず嫌いで口にしなかったAちゃんが、友達がおいしそうに食べるのを見て、自分から食べることができました。
後から収穫していたきりん組が、さくら組のトマトが3個残っているのを見つけました。あと3個あれば、きりん組の人数分になるということで、きりん組さんから「さくらさん、トマト3つください」とお願いされました。「いいよ」と応えると「ありがとう」と言われたのですが、次の言葉が出ないさくら組の子ども達に「どういたしまして」と古森先生がにこやかに助けてくださり、みんなが「どういたしまして!」と返しました。
お家では、お店でミニトマトを買うとたくさん入っているので、当たり前に一人1個食べていると思います。幼稚園では、苗から育てて、花が咲いて、緑色の実がなり、何日も何日も待って、やっと赤い実になったこと、雨や風が強いと実が落ちてしまったり、カラスに狙われて食べられたりするんだということを知りました。一人に1個ないときは、半分こにして分け合い、少ないクラスがあれば、多いクラスが分けてあげる。そんな経験を積み重ねることで、子ども達の中に助け合いの気持ちが育つといいなと思いました。
コメント (「ささのはさらさら〜♪」 さくら組 岸田亜寿美 はコメントを受け付けていません)