2025年10月31日 金曜日
今日は昨晩からの雨が降り続いて少し肌寒い朝でした。
たたんぽぽ組の子どもたちと部屋でシール帳やカバンを片付け、ふと一階に降りると遠くから「トン!トン!」と軽やかで力のこっもた音がしていました。なんだろうと思い音のする方に行ってみると、プールの空いたスペースのブルーシートの上でし木工遊びが始まっていました。子どもたちの釘を打つ音が部屋の中で反響しまるで木材製作所のようでした。子どもたちに近づくと、「先生これなんだと思う?」「上手に机作ったけん見てみて!」と次々に声を掛けてきました。年長児と会話をしていると、そばにいた教師から「今年中児が作っているのは何でしょう?」と聞かれ、様子を見に行ってみました。
そこでは、年中児が協力して作っていて、木の板に角材が4つついていたので「椅子を作っている!」と答えると「 ブーッ。椅子じゃありません!」「机やったんやね」「それも違うー」との返答でした。「正解は昨日お見送りに行ったアンパンマン列車でしたー」と教えてくれました。
年中児が作っている様子を見ていたのですが、慣れた手つきで釘をどんどん打ち込み組み立てていきます。板の長さが足りていないところに別の板をあてがっていると、「その板は違うんよ!今板を切ってもらいよるけんちょっとまってや!!」と怒られてしましました。棒を貼り付け、丸い木を付けて完成が近づいていくと、なる程!昨日子どもたちと見送りに行ったアンパンマン列車に見えてきました。一通り形になると、子どもたちは撮っている写真を見ながら絵の具を塗ったり、板にキャラクターをクレヨンで描いたりしていました。昼食の時間まで楽しそうに作り「また幼稚園に来るときに続きしようや」「あとなにしたらいいかな?」と次に作る時間を楽しみにしていました。
その横の机では、年長児たちが作品づくりをしていました。子どもたちの作品作りは見ているだけでも楽しくなります。自分でこれを作るんだと決めたものを作ろうと材料とにらめっこをし、周りの子どもたちからのアドバイスや手助けを受けながら完成させていました。ある遊具を作っていたAくんは段差をなくそうと色々な暑さの板を持って来ては重ねることを何度も繰り返し高さを調整していました。また、Bちゃんは前日にじっくりと時間をかけて自分の思う形に合う材料を集めていて、それを組み合わせる動物を作っていました。年長児ともなると、ダイナミックでしかもしっかりイメージしたプレ年少児と違った作品作りを見る事ができます。作品展まであと少しです。子どもたちの知恵と気持ちのこもった作品を楽しみにしていてください。
2025年10月30日 木曜日
今日はまさに秋晴れ。
まるで空の神様のプレゼントのようなお天気に恵まれた一日となりました。
朝早くJR松山駅に次々と集まってくる子ども達は皆、にこにこワクワクの顔です。
アンパンマン遠足出発時には、古森先生はじめ乗務員さん達が駅のホームでアンパンマンの旗を振ってお見送りしてくれました。「古森先生にお見送りしてもらって感激!!」と言っているうちに、ポンタ農園では、幼稚園の子ども達と先生達が手作りの「いってらしゃ~い!!」の横断幕を持って盛大なお見送りをしてくれていました。
何と嬉しい事でしょう!アンパンマン列車に乗っている子ども達も保護者も窓にかじりつくようにしてお見送りの子ども達に大きく手を振っていました。
〇〇先生がおったね~。〇〇ちゃんもいたよ~と列車の中では皆大はしゃぎでした。幼稚園の先生達と子ども達のお見送りのおかげでこれから出発する子ども達と保護者の方の楽しさがもう一つ大きく膨らみました。
列車の中でも参加される皆さんが席を気持ちよく譲り合って座ってくださったおかげで、混雑もなく仲よく列車の旅が始まりました。
列車の中では自由に車内探検を親子で楽しみ、中には特別大サービスで車掌さんに乗務員室(機械が置いてある場所)に入り、説明もしてもらっていました。また、先頭列車運転席の横の窓からずっと走る景色を見ていたA君はなんと、車掌さんの帽子をかぶせてもらって、車掌気分を味わって大喜び♬
すごい特別感ですね。
プレイルームのコーナーでは、今回グループで時間を決めて遊びました。自分達で楽しく遊ぶので保護者の方は撮影タイム♪楽しいひと時でした。車内探検や景色を楽しんだり、プレイルームで遊んだりしているうちにあっという間に波方駅に到着しました。
アンパンマン列車の旅の『醍醐味』♬田んぼのあぜ道をみんなで歩くことです。これぞまさに遠足です。
今回3回目の参加というWさん家族。
楽しいから次又行きたくなるんです。歩くのはしんどいけどまた行きたいと思うんです!!と言いながらご家族で楽しそうに歩いていました。
また、長いあぜ道を歩きながら猫じゃらしやくっつき虫、テントウムシを見つけてすわりこむ子ども達。これもまたこの遠足の楽しい所です。
大人も子どもものんびり、ゆったりした気持ちになるから不思議です。仲間と歩くことと自然のおかげでしょうか?
波方公園に到着する頃、ちゅうりっぷ組のO君のお父さんが「Oがこんなに歩けるなんて知らんかった。」すごい!!とつぶやいていました。
いっぱい遊んだ後は広い公園でゆっくり、お弁当とおやつの時間です。青い空心地よい風の中、それぞれ美しいひと時を過ごしました。
遊具はお父さん、お母さんたちも一緒になってとても楽しそうにみんなで大はしゃぎしながら遊んでいました。
そして、帰り道でのこと
「歩くのしんどい」と座り込んだたんぽぽ組のAちゃんに年長のUちゃんが一緒に歩こうと言って手を差し出してくれたのです。おかげでAちゃんはUちゃんと頑張って歩く事ができたのです。今回、たんぽぽ組さんも良く歩いていてびっくりしました。黄組さん同士で声を掛け合って手をつないで歩くかわいい姿も見かけました。
帰りの列車ではまた、嬉しい出来事が…!!
行きと同じ場所で今年はお迎えの子ども達と先生が立ってくれていたのです。まさかのお迎えにみんな大感激でした。
今回のアンパンマン列車の旅は、色々な方の温かい心に支えられて素敵な遠足となりました。子供の笑顔のために動いてくれたJR四国のスタッフの皆様、見送ってくれた先生やお友達、協力的な保護者の皆様、笑顔が素敵な三葉っ子!!みんな温かい心で素敵な旅にしてくださりありがとうございました。
【幼稚園では♬】
恒例となっているアンパンマン列車遠足の「お見送り」はというと、幼稚園に残っている子ども達が「楽しんできてねってお手紙書きたい!」「みんなにバイバイしたい!」と張り切っていました。年長児は、大きな紙に「いってらっしゃい!」「たのしんできてね!」の文字を書いて、横断幕を作っていました。年中児と年少児は、広告と裏紙でお見送りの旗を作り、先生の中にはアンパンマンのお面を作っている先生もいました。プレ年少児は運動会のサクランボの衣装を着けて、いよいよお見送りに出発です。
踏切の所でしばらく待っていると、カン♪カン♪カン♪と遮断機の音が鳴り始めました。「アンパンマン列車来るよー!」とワクワクして待っていると、列車の警笛がパーン!と鳴って、ゆっくりとした速度でアンパンマン列車がやって来ました。お見送りがあることを知っている運転手さんの粋な計らいです。子ども達は「〇〇ちゃんがおる!」「〇〇先生もおった!」「楽しんできてねー!」と思い思いに声を出したり、大きく手を振ったりしてお見送りを楽しんでいました。
そして、夕方。お見送りがあればお迎えもあるのが三葉幼稚園です。帰ってくる少し前に古森先生が「もう少ししたらアンパンマン列車が帰ってきますよ~。」と放送で教えてくれました。預かり保育の子ども達は、今度は「おかえりなさい!」「楽しかった?」の横断幕を準備してお迎えに行きました。遠足から帰ってきた子ども達や保護者がニコニコの笑顔で手を振ってくれ、お見送りもお迎えも大成功になりました。「明日、遠足楽しかったか聞いてみる!」「〇〇くんに僕のこと見えたか聞いてみよう!」みつばっ子の素敵なところは友達の気持ちや思いを共感することができるところです。明日の子ども達のやり取りがとても楽しみになりました。
2025年10月29日 水曜日
秋晴れの清々しい空の下、今日も子どもたちの元気な声が園庭から聞こえてきました。
朝、たんぽぽ組は1階テラスに遊ぶコーナーを出しているのですが、ポカポカと気持ちの良い日差しを浴びながらままごと遊びやブロック遊びなどをして楽しく過ごしています。またそのテラスからは年長・年中・年少組が遊んでいる様子もよく見え、年長さん達が手を振ったり話しをしてくれたりと微笑ましい姿も見られます。
今日は、お世話好きな年長組のR君がたんぽぽ組の子たちと何やら会話⁉をしていたようなのですが・・・そのうち
「バーン!」(たんぽぽ組、鉄砲で撃つ真似)
「あ~~」(R君撃たれて倒れる真似)
「バーン!」
「あ~~」
を繰り返し、たんぽぽ組の子たちとR君の楽しそうなやり取りを始めました。R君の姿は、まるで大人が子どもをあやしているかのように自然で、そして動きも面白く、見ている私も思わず笑顔になっていました。R君には、たんぽぽ組の子を惹きつける魅力があり、こんな年長さんが居ることをうれしく思いました。
そして今日は、11月の遠足の予行練習ということでたんぽぽ組だけで『さんさんらんど』へ歩いて行くことにしました。運動会の行進で手を繋いで歩く練習はしていたのですが、園外となるとまた危険も伴い、教師にとっても緊張感たっぷりのお散歩となりました。手を繋ぐこと、順番抜きをしないで前の子について行くこと等、色々な約束をしていたのですが、予想以上に上手に歩くことができ、無事『さんさんらんど』に着くことができました。『さんさんらんど』では築山や汽車で遊んだり、ローラー滑り台にも挑戦したりして楽しく過ごし、また園までの道のりを上手に歩いて帰ることができました。これで来週の遠足も頑張って歩いて行くことができると教師達も一安心です。
園に帰り年中・年少組の部屋へ行って作品展に飾る絵や作品を少しだけ見せてもらいました。「凄いねー!」「上手だねー!」とキラキラした目で見ていた子どもたち。たんぽぽ組へ戻ると早速作り始めました。
年長・年中・年少組さんにしっかり影響を受け毎日成長しているたんぽぽ組です。さあ、明日は何を見て何を学ぶのでしょうか。
2025年10月28日 火曜日
とっても気持ちの良い朝でした。暑くもなく寒くもなく遊ぶにはとってもいい気候です!子どもたちはアスレチックにジャングルジム、ままごとと好きな遊びを楽しんでいます。
トントントン♪とリズムよく聞こえる金槌の音!年中児達はこの1週間でとーっても木工が上手になりました。
そしてそして、、今日はなんと!アスレチックに犬のすべり台が追加されました。滑ってゴールではなく、その後もま道が続いているので、どんどん進みます。年少さん達もバランスをとりながら上手に平均台を渡り、柵の橋がユラユラするけれど、グっと力を入れて楽しそうに笑っていました。外で遊ぶにはぴったりの気候だなぁ、みんなの笑顔かわいいなあと思う朝でした。
そんな中、年長さん達は昨日さつまいもほりだったので、さつまいものつるでの遊び方を教えてもらっていました。集中して、「次はこっち、次は・・こっちか!」と言いながら交互に上手につるのネックレスや髪かざり、ブローチを作っていました。みんなとってもお似合いです♪
そこへ、古森生生がやってきて、昨日の乾かしているお芋の所に行き「みんなは食べるのが好きだよね」と、一つ芋をとって「今日食べようか!」と言ってくれました。そこからは先生クッキングの時間♪です。さつまいもを切っていると、待ちきれない♥と言わんばかりに子どもたちが集まってきました。お芋を洗ったり、あの先生の切ったお芋は大きい!などとおもしろおかしく話したりしながら準備しました。
年中、年少、プレ年少達は今日が三葉農園でのさつまいもほりです。「あ〜はやく食べたい♥」と言いながらも、年長さん達に今日はよろしくね」と言ってもらったので「よし!がんばるぞ!」と気合い十分です。バスの中で今日掘るさつまいもは年長さんが年中さんの時に植えた物であることを話すと、「じゃあ今度は私達が植える番ね!」とよく分かっていました。そして古森先生にお願いをされました。「今日は年長さんはいないから、年中さんが小さい子のお世話もしてあげてね!そして最後の最後までお片付けもよろしくお願いします」と言われ、「がんばるぞ〜!」とワクワクしていました。
芋のでき方や栄養のもらい方、さつまいもは何を植えたらできるのかなど、しっかり話しを聞いたあと、さあ!力を合わせて掘っていきます。「私達の手は今日はモグラの手だ~!」と言いながら、一生懸命掘っていました。あちらこちらで「ごめん!こっちもお願い!」などと気付けば協力し合っていて逞しい子どもたちでした。土が柔らかく掘りやすいというのもありましたが、みんな目がキラキラ⭐︎一生懸命な姿でした。
自分達が掘ったあとは、年少さん、プレ年少さん達のお手伝いです!小さい子が掘りやすいようにギリギリまで掘って「いいよ!ひっぱってごらん!」と言う優しい女の子もいました。どの学年の子もニコニコでいい顔のさつまいも掘りでした。
年長さんの代わりは今日は私達!!と年中の子どもたち♪みんなが帰ったあとも最後まで片付けをしました。キャリーに入れて運ぶと持つとき重いけれど、みんなで分けて持って帰ったら、重さは分散!掘れた喜びは倍増!!とっても楽しい1日でした!
年長さんが掘ってきてくれたお芋、とっても甘くて美味しかったよ!やき芋、ふかし芋、大学いも、いもアイス♪これからもいっぱい楽しみですね♪
2025年10月27日 月曜日
先週末は稲刈りに行った年長児ですが、週明けの今日はさつま芋掘りです。らいおん組のIちゃんはお家でお母さんと制服に着替えた後に「今日は何曜日だっけ?」という会話をして「そうだ!今日はさつま芋掘りだった!」と思い出して長ズボンに履き替えたそうです。他の子も長靴を履いて来たり“暑くなったら脱げるように”と半袖を中に着こんでいたり…さすが年長児!
行きのバスの出来事です。金曜日に引き続き園外保育に出かけることが嬉しくてちょっぴり騒がしくなってしまったくま組のバス。一度目の注意では「ちょっと声が大きいよ、おしゃべりしてもいいし、歌をうたってもいいけど声の大きさは考えよう」と伝えました。それでもしばらくするとまた同じように声が大きくなってきたので二度目ではなぜ大きな声がいけないのか話をしました。運転手さんは周りの音を聞きながら安全運転をしてくれていること。救急車や消防車、パトカーのサイレンの音が聞こえたら車は避けて通してあげないといけないこと。なぜ先に通してあげるか、それは命を助けるためだったり、困っている人のところにいち早く駆けつけてあげたりしないといけないから。そのサイレンを聞き逃してしまったら命がなくなったり、家や建物が燃えてしまったりするかもしれない。だから幼稚園のバスやお家の車の中では大騒ぎはしてはいけないと話しました。子ども達は話を真剣に聞き、声が大きくなりそうな友達には「し~っ」と注意し合う姿が見られました。年長児にもなるとなぜそうしなければならないのか意味を理解して行動することができるようになります。園外に出ると普段園内では見えないことにも気づくことができます。
さつまいも畑に到着するとレインボーファームのおじちゃんたちが出迎えてくれました。一畝(うね)だけお芋のつるや葉っぱを残していたのでそこで古森先生の話を聞きました。もじゃもじゃの中から一本つるを引っ張り出しました。一本のつるから枝分かれするように茎が伸びて葉っぱがついて、そこそこに根っこが生えていました。暑い夏の間、栄養が欲しくてあちこちに伸びていく中で根を生やしお芋に栄養を送っていたのだと教わり子どもたちは興味津々で観察していました。「みんなで協力してお芋を掘ろう」と古森先生が言うとぞう組のRくんは「チームプレイだね!」と嬉しそうに言いました。その言葉の通り子どもたちは一株に3人も4人も頭を寄せ合って一生懸命掘り始めました。
掘れたお芋を宝物のように大喜びで見せてくれるその笑顔のかわいいこと!今日は少し暑い中でのお芋掘りでしたが「暑い!」と上着を脱ぎ中にはノースリーブで畑仕事をする子まで出てきました!
教師が芋を掘る手本を見せた時にシャベルで周りの土を掘り起こしました。その時に古森先生が「あんまりお芋の近くにシャベルを入れないでね。お芋が切れちゃうから。」と何気なくつぶやきました。その教師のシャベルの入れ方と古森先生の話を聞いて理解していた子が、持って行っていた砂場の子ども用シャベルを使って上手に芋の周りの土を掘り起こしていました。また、シャベルでお芋に傷をつけまいとお芋に向かって掘り進めるのではなくお芋から外に向かって掘る子もいて教師たちは感心しました。
去年までは畑の虫が怖くてお芋掘りや植える時には涙が出ていたSちゃんやEちゃんが今日はとても楽しそうな顔でお芋を掘って見せてくれました。随分たくましく強くなったなぁと嬉しく思いました。「なんで泣かなくなったの?」と聞くと「だってみんなでやると楽しいんだもん」と答えてくれました。運動会を経てより仲間意識が高まった子どもたちになんだかじーんとしました。
さて、そんなお芋掘り祭り!!の中、Tくんは畑の隅で何やら楽しそうにつるで遊んでいました。「あれ?参加できていないかな?」と「Tくん」と声をかけようとすると古森先生が「先生、違うのよ。Tくんは最初にお芋を掘ってからこのつるを見つけてそれから夢中なのよ」と教えてくれました。恐竜や生き物が大好きなTくんは一本の太いつるからたくさん細いつるが伸びているこの形が面白くていろんな物に見えていたそうです。最初はドラゴン、恐竜、そして畑の横の乗馬センターでぱっかぱっかと走る馬!特に馬に見えてからが楽しくてつるにまたがりぱっかぱっかと走っては「お馬さーん!こっち向いてー!一緒だよー!!」と一生懸命話しかけていたそうです。そのうちA先生を後ろに乗せ(律儀に末端のつるをしっかり持ってぱっかぱっか走るA先生に笑いました)楽しそうに走っていました。「あれ?参加できていないかも」とお芋掘りに誘っていたらTくんのこの楽しい遊びは生まれなかったでしょう。子どもの興味関心によりそうことも大事だと改めて思いました。
幼稚園に帰ってからはお芋を乾かしたり、明日もつるで遊べるように片付けたりしました。うさぎさんはお芋のつるが好きなんだよと古森先生に教わり、1本うさぎ小屋に持っていきました。おいしそうに食べるうさぎに大喜びの子ども達。Iちゃんが「お腹すいてたんかなぁ?」とつぶやくときりん組のMちゃんは「違うよ、このお芋のつるがおいしいから食べてるんよ」と言いました。自分たちが植えて収穫したものが特別だと思っているのでしょう。その言葉がかわいくて、今日のお芋掘りがとても楽しかったんだろうなと思えて私はとても嬉しかったです。
2025年10月25日 土曜日
今日は待ちに待ったひよこ組の運動会でした。練習の時、古森先生に教えてもらった「がんばるぞーオー!」をしてホールへ出発しました。もも組は階段の登り降りがとても上手になり、いつも通りの様子でホールに上がって行きました。ホールへ着くと、遊ぶ物がたくさんあり、すぐに遊び始めた子ども達でしたが、ジャングルジムやすべり台、ボール遊びを友達と一緒に楽しんでいました。運動会開始の時間になり、座席に座ると、お手伝いの年長さんが来てくれて、一緒に手遊びをしている姿はとても可愛いかったです。

そうこうしていると、いつの間にか、お父さん、お母さんが座席に座っていてすぐに見つける子や何だかまだ分かってない子など、いろいろな反応がありました。プログラム1番の”ピカピカブー”では、泣いている子もちらほらいましたが、いつも踊っている大好きな曲が流れると、泣くのを止めて踊り始めました。小さなからだを一生懸命動かしている姿はとても可愛いかったです。
次の”スポーツダンス”は今朝古森先生が考えてくれて、プログラムに入れる事にしました。普段見てもらう事ができないスポーツダンスの様子を見てもらう事ができ、いつもと違う雰囲気だったので、いつもは名前を呼ばれて返事ができる子もできなかったり、手を挙げられなかったりする子もいましたが、サーキットでのしっかり堂々と歩いている姿はとてもかっこよかったです。片付けもみんなで色、形を揃えて上手に片付ける事ができました。もも組は色別に片付ける事を初めてしたのですが、お手伝いの年長さんに教えてもらいながら、片付ける事ができて満足そうでした。
毎年恒例の”先生どうぞ”では、いつも部屋で競走の様に取り合っているファイルを今日は1人ずつ古森先生から受け取って保育教諭の所に持って行きました。お手伝いが大好きな子どもたちは、古森先生からファイルをもらうと、可愛い笑顔で持って来てくれ、泣いていた子もその時だけは泣くのを止めて、持って来てくれました。2、3日前から歩く事ができるようになった子も一生懸命に歩いて来てくれ、すごく嬉しかったです。
踊り”ちびっこかいじゅうトテチテポ”では、みんなちびっこかいじゅうになりきって「ガオーガオー!」と言いながらかっこよく踊る事ができました。最後の保育教諭の所に「ただいまー」と戻って来てくれる笑顔はとても可愛く最高の笑顔でした。
“親子でよーいどん!”では、お父さん、お母さんと一緒に走りました。いつも仕事で一緒にいられないお父さん、お母さんに甘えて泣いてしまった子、一緒に楽しく走った子、お父さん、お母さんを置き去りにして走って行った子、たくさんの表現をしてくれました。私たち保育教諭に向ける笑顔とはまた違った笑顔をたくさん見せてくれました。
“親子の踊り”はお父さん、お母さんとたくさんスキンシップを取りながら、とても可愛いく踊る事ができました。「ぴよピヨ行進曲」の止まる所では「ピタッ」と言いながら笑顔で止まると、ジャンプしたり、抱っこでグルグル回してもらったり、追いかけっこをしてとても嬉しそうな子ども達でした。「おたまじゃくしの体操」では、れもん組はお父さん、お母さんに教えてあげているのかな?と思える位に堂々と踊っていて、最後のカエルになる所はとても可愛いカエルがたくさんいました。
最初の古森先生の話の中に「泣くのも表現」という言葉がありましたが、今日の運動会では今のありのままの子ども達の姿を見てもらう事ができたのではないかと思います。急遽、プログラムに取り入れた種目もありましたが、保護者の方々のご協力や年長さんのお手伝いのお陰で楽しい運動会になりました。たくさんの笑顔と可愛い姿を見せてくれた子ども達をたくさん褒めてあげてほしいと思います。保護者の皆様。本日はたくさんのご声援、ご協力ありがとうございました。
2025年10月24日 金曜日
22日水曜日の予定だった稲刈り。残念ながら雨が降って延期になりました。子ども達と「金曜日は晴れるかな?稲刈り行けるかな?」とわくわくしながら今日を楽しみにしていました。バスに乗って出発しようとすると恒例の年中さんや年少さん、たんぽぽさんたちがみんなでお見送りをしてくれました。小さい子たちはどこまでわかっているのか「いってらっしゃ~い、よろしくね~!!」と声をかけてくれます。一緒に見送ってくれている先生たちの方が「ほら!年長さんはみんなのおもちになるもち米を収穫しに行ってくれるのよ。お願いしますって言わなくっちゃね!!」と言いながら張り切ってお見送りしてくれていたように感じました。食べるの大好き三葉っ子?たちです。
6月に年長児の手で植えたもち米がどれくらい大きくなっているか行きのバスの中でも楽しそうに話していました。いつも幼稚園で食べているお米を作ってくれている学さんが暑い夏の間ずっと世話をしてくれていたと知り、自分たちもペットボトルや桶で育てたお米がすずめに食べられたりお水がすぐに乾いてしまったりと大変だったことを思い出してお米を育てる苦労を感じる姿がありました。そして「お米は一粒も落とさないくらい大切に、落穂も絶対踏まない!」と決意を固めてバスを降りました。
レインボーファームを通り抜けると学さんの田んぼがあります。レインボーファームの畑にはたくさんの野菜が育っています。「先生これ何かなぁ?」「これ白菜?」みんなが自分の知っている野菜の名前をいくつもあげていました。田んぼに近づくと一面黄金色の稲穂がぺこりとおじぎをしているようにさらさら揺れていて子どもたちは大喜び!「すっげ~!!」「なんかお米がいっぱいになってる~!!」…園内で育てた稲よりも一株の本数も、一本に実るお米の粒の数も格段に多い学さんの田んぼ!澄んだ青空と、さわやかな風とたくさんのお米、とても気持ちの良い場所でした。
みんなが集まったあと、古森先生が「お米ってなんで大切か知ってる?」と聞きました。するとらいおん組のYくんは「お店で高いから?」とつぶやきました。それに続いて「お店で買うと高いし、それに買おうと思ってもお店にお米がないんよ」と言う子がいました。「そうよねぇ、あなたたちはそんな時代の子たちだわねぇ」と古森先生が笑いました。年齢がばれるかもしれませんがそういえばわたしも子どもの時に米不足でタイ米が給食で出たなぁなんて思い出しました。子ども達も大きくなったとき令和のおコメ騒動を覚えているのかしら?お米は一粒から芽が出てそれが育って何千粒にも増える大切な命です。わたしも子どもの時にお米を粗末にすると目がつぶれる!なんて言われたものですが、日本人としてお米を大切にする心が育ってほしいものです。
今年の稲刈りは学さんの稲刈り機を使ってスタートです。子ども達が学さんと一緒に稲刈り機を押すとガタガタガタガタ…と数株進むとガタン!と稲が束になって出てきます。きりん組のYくんはその仕組みがどうなっているのだろうと不思議そうに身体を傾けて覗き込んでいました。稲刈り機が進んでいくにつれて子どもたちは要領をつかんだようで束になった稲をぱっと受け取る子、そのタイミングで次の人に変われるようぞろぞろと稲刈り機の後ろを付いて歩く子どもたちがとてもかわいかったです。稲刈り機がぐるっと一周回るまでに待ち時間があった子たちを見て古森先生が「みんな鎌で刈ってみる?」と声をかけてくれました。なんでも好奇心旺盛な子どもたちは「やってみた~い」と二つ返事でぴょんぴょん飛び跳ねていました。やってみたいと言ったものの初めての鎌を手にするとちょっぴり緊張したような様子でした。足を開いて、左手を逆手にして稲を持って右手でぎこぎこ鎌を動かすよと教えると「か…固い!」一本だと弱い稲も数十本集まるとすごい固さです。昔の人は大変だったんだなぁとしみじみ感じる体験でした。
みんなが稲刈り機も鎌も経験できたので学さんにお礼を伝えて畑の方に戻りました。するとレインボーファームのおじちゃんとおばちゃんが「稲刈りできたかな?お疲れ様!」と笑顔で待ち構えてくれていました。おじちゃんが「じゃあみんな手を洗ってくる?」と、にこっと笑いました。その笑顔に勘の鋭い子どもたちが「ん?手を洗う?手を洗うってことは…?」とニヤニヤわくわくし始めました。すると「おばちゃんがね、いいもの作って待ってくれてるから!」とおじちゃんが一言!「やった~!!」とあっという間に集合できました。おばちゃんが二種類の真っ黄色のお芋を用意してくれていました。「紅はるか」というお芋を一つは素揚げしてお塩をまぶした物、もう一つは素揚げしたお芋に砂糖蜜(お鍋にお砂糖とお水を入れてとろっとするまで煮詰めて作るそうです)をかけた物です。恒例の?先生たちのお味見タイムでやきもきする子ども達。年長児にもなるとぷんぷん怒って私たちに「ずるい!早く食べさせて!そんなに大人ばっかり食べたら子どものがなくなっちゃうでしょ!!!!」と口々に言っていました。その怒る顔もかわいくてついついからかってしまう悪い教師たちです(笑い)一生懸命稲刈りをしてちょうどお腹がすいてきた子ども達。おやつは格別のお味です。一口食べるとぱあっと“おいしい顔”になっていました。Eちゃんはぱくんと口に入れると手を口元にぱっと持っていき隣にいたOちゃんとまん丸の目を見合わせてうんうん!と頷いていました。何も言わない二人でしたが「おいしい!」と聞こえてくるような二人が微笑ましかったです。おやつでも食べたいな~なんて話す子どもたちでしたが調理師さんへのお土産分も全部食べてしまいました。その姿を見てレインボーファームのおじちゃんおばちゃんはとても嬉しそうでした。
おやつを頂いた子どもたちとさつま芋畑の様子を見に行きました。おじちゃんが試しに一つ!とお芋を掘って見せてくれました。大きな紫色のお芋を見て来週月曜日のお芋掘りが更に楽しみになりました。そしてその後通りかかった乗馬センターのお馬さんを少し見せてもらいました。なぜかお馬さんと通じ合い、ぺこぺことおじぎし合う三葉っ子たちに笑いが止まりませんでした。いろんな経験ができた今日の稲刈り。来週月曜日はさつま芋掘り!いっぱい掘るぞ~!!また楽しみです♪
コメント (「みつば木材製作所!」 たんぽぽ青組 澤近宏一 はコメントを受け付けていません)