2009年1月29日 木曜日
発表会の練習を毎日頑張っている三葉っ子。今日は子どもたちの方から、「外で遊びたい」という声が上がったので昼食後、りす組は戸外で帽子取りゲームや鬼ごっこをして遊びました。遊び終わり部屋に帰ろうとしたとき、Sちゃんがテラスの前にあるプランターに気付きました。「先生、ちゅうりっぷの芽がいっぱい出とるねぇ」と言って、以前に自分たちが植えた鉢にも目を向けました。すると周りにいた女の子達も「あっちの見に行きたい」と自分たちの植木鉢を気にする姿が見られました。そこで行ってみることにしました。「あっ!!俺のやつ芽が出とる。」「ここに〇〇ちゃんのあるよ。」「俺の芽のが大きいけん。」など、いろいろな声が聞こえてきました。Y君が「先生、いっぱい草が生えとるよ。」と雑草がまわりに生えていることに気がつきました。ちゅうりっぷが元気に大きく育つために、雑草を抜かないといけないことを伝えると、どの子も夢中になって抜いていました。自分の鉢だけでなく友達の鉢の草も抜いていると、ぱんだ組、ぺんぎん組の子も気付いて抜き始めました。年長になった頃きれいなちゅうりっぷの花が咲くようにこれからもしっかり観察していきたいと思います。
年中児は、ファミリーマートで展示して頂くおにのぬりえを塗りました。もうすぐ節分ということを伝えると「年少さんのときに豆まいて食べたよね。」と思い出していました。ぬりえを塗りながら友達とどんな色で塗るかを話したり、出来上がったぬりえを見せ合ったりして楽しく塗っていました。子ども達が節分を楽しみにしている様子がとても伝わってきました。
このぬりえは古三津のファミリーマートに飾られるそうですので、ご覧ください。
2008年12月17日 水曜日
今日は待ちに待ったおたのしみ会。朝から子ども達は自分の作った袋を嬉しそうに持ちまわったり、見せ合ったりしていました。ホールに上がる前、約束事など話しているとR君が「サンタさんって来るのが夜だけど今明るいけんこんのやないん?」と心配していました。そして「あれ閉めたらいいやん」とブラインドを指差していいました。ブラインドを閉め、電気を消すと暗くなりみんな安心してホールへあがりました。おたのしみ会が始まり「何があってもお尻をつけてすわろうね」と言う約束をして古森先生から「年長さんはみんなに優しくしてくれてるかな?」「ひよこさんに親切にしてくれているかな?」と年中、年少児にも声をかけていきました。その後はどの子もさっきの約束を守りながら真剣に聞いていました。
それから先生達の出し物のハンドベル、合奏が始まり、子ども達は音に合わせて手拍子をしたり歌を歌ったりしていました。次の役員さんたちの出し物は羞恥心を歌って踊って子ども達も真似をして歌ったり踊ったりととても盛り上がりました。
その後は先生達の劇が始まりました。劇の終盤、シャンシャン・・・と鈴の音が聞こえてきて後ろからサンタさんが入ってきたのです。驚いている子や嬉しそうにしている子、「サンタさーん」といっている子など子ども達は総立ちです。はてさて、劇に出てきたサンタとシャンシャンと鈴の音と共にやってきたサンタさん、どっちが本物のサンタかということを知るために「みんなに挨拶をしてください」「どこからいたのですか?」と質問をして答えてもらい一人は偽者の利夫サンタとわかりました。さらにサンタに年長児が質問をしようとすると「古森先生はまだこのサンタさんが本物とは思わんのよね。本物のサンタさんならお髭を引っ張ったら痛がるはず・・・」と言って髭を引っ張りました。するとサンタは「oh!oh!」と言って痛がっていました。Mちゃんは「やっぱり痛いじゃん」と本物のサンタであることを確信しました。年長児は「なんでトナカイの鼻はあかいのですか?」「どうやっておもちゃを作るのですか?」などいろいろな質問をして一つ一つ丁寧に答えていってくれました。サンタが来てくれたお礼にと年長児が「ジングルベル」を英語で、その後全員で「あわてんぼうのサンタクロース」の歌のプレゼントをしました。
サンタが帰る前に何やらポケットの中から出してきました。それは手紙でした。実はたんぽぽ組のR君が先日サンタさんに手紙を書いて送っていたのです。そしてお返事を持ってきてくれたのでした。R君は思いがけない出来事にとても驚いていました。又三葉幼稚園のみんなにも手紙を持ってきてくれました。古森先生から「みんなが見えるところに飾っておくね」と言われ「見に行こうね」と言う声が聞こえました。「サンタさんは忙しいから次のところに行かないといけない」ということを通訳のピーター先生から伝えてもらいみんなでお別れをしました。さあ、みんなのお部屋の袋の中にサンタさんはプレゼントを入れてくれているのでしょうか?どきどきしながら部屋に帰ると「うわあ!!」「わたしにもある!」と歓声を上げて友達と見せ合って喜んでいました。
おたのしみ会の食事は特別のおたのしみ手作りメニューです。古森先生や先生達、役員さんが一生懸命作ってくれたと言うことを話すと「美味しそう。全部食べておかわりするけん」「今日はデザートが3つもある」とみかんとケーキが2つも入っていることを喜んで残さず食べていました。アレルギーでケーキが食べられない子も古森先生が考えてくれた特製ケーキを食べ、周りの子も「いいなー」と羨ましがっていました。
子ども達にとって一生心に残るおたのしみ会になればいいなと思いました。やっぱり三葉幼稚園には本物のサンタさんが来てくれました。子ども達の夢がいつまでも覚めませんように。
2008年12月5日 金曜日
今朝は大荒れの雨と風の音で目が覚めた方も多かったのではないでしょうか?私も今朝はバス当番だったので早めに家を出て園バスは定刻には出発しましたが、天候のせいか道路が混んでいてバスが遅れてしまい雨の降る中、時間通りに出てくださった方には本当に申し訳ない気持ちでした。
園に帰ってくると子ども達は用意してあった制作遊びの環境のなかで思い思いに遊んでいました。 月刊絵本の付録の「きょうりゅうのあかちゃん」を制作しているこどももいました。 絵本に作り方の説明が書いてあるので文字と絵を見て自分で作れたようです。
説明を見ながら作る物といえば毎月シール帳に貼っている折り紙はほとんどの子どもが折り方を見ながら自分達で作れるようになっています。 12月はサンタクロースを作る予定だったので折り方の見本を出していると興味を持った子ども達が集まってきて作り始めました。 分からないところは隣で折っている友達に聞きながらどうしても分からないときは「せんせいおしえて」と聞きに来て折っていました。なかには、始めから出来ないと言ってくる子もいますが、教師に手伝ってもらって何度も折り直して折り線が分からなくなっても何とか最後まで仕上げることが出来た時はとても嬉しそうでした。 この満足感や充実感が次のやる気につながっていきます。
今日は一日雨が降っていたので他のクラスでも室内の活動が沢山見られました。 「クリスマスのお楽しみ会にはサンタさんが来てくれるかもしれないから」とプレゼントを入れる袋を作ったり、アルバムの整理をしたり、年長組ではケアフル竹原やねむの木訪問の際のプレゼントや劇遊びの小道具を作る姿もみられました。 お年寄りと交流する年長児達は訪問先のおじいちゃんおばあちゃんの事をおもい浮かべながら「どんなことをしたら喜んでもらえるのかな?プレゼントは何にしようかな?など毎日考えながら少しつづ準備しているのです。
外で遊べないけれど雨もまた自然の贈り物です。こんな日だからこそ感じたり別の遊びを考えたりと楽しい学びがあることを教師は気づいて援助していかなければと思います。
明日は赤コースの参観日です。 寒くなりそうですが、元気な子ども達の普段の遊びの様子を見て頂きたいと思っています。
2008年11月26日 水曜日
11月も後半になると子ども達の遊びも鬼ごっこや縄跳びなど体を動かす遊びに変わってきます。今日は、30日のサッカーの試合を前にしてエルピスのコーチの特別指導が入りました。その中で練習試合をすることになっていましたが登園してきた年少さんやサッカーのおへやをしていない子どもがビブスを着て一生懸命ボールを蹴っていました。そんななかいよいよあそびのへやの特別指導の時間になりました。試合が始まろうとするときにちゅうりっぷ組のS君がギブスを着てやってきました。しかし今日は年長児と年中児の試合で年少児はスピードについていけず危険だということで入れてもらえませんでした。S君のお兄ちゃんは年長児でサッカーに入っていました。三葉幼稚園ではたいていのことは年長児や年中児の中に入って遊べているのでS君は納得できなかったようです。泣いていたS君には理由を話して時にはできないこともあるということを分かってもらいました。試合はどの子も精一杯頑張っていて、優勝候補のチームに勝った、ぞう組、ぱんだ組のチームは大喜びでした。負けたチームは勿論「次は勝つ!」と益々競争意識が高まったようでした。
そして今日は子どもたちの大好きな手作り給食の日。朝来ると「今日納豆やろ。」「早く給食にならんかな。」と楽しみにしていました。駐車場の畑からぞう組の子達が料理に使うためのブロッコリーを採ってきました。さぁ!楽しみにしていた給食の時間です。大根の煮物を食べたAちゃんは「この大根が一番好き。」と言って何度もおかわりしていました。この大根はきりん組のkくんのおじいちゃんが昨日丹精込めて作ったものを子ども達のために50本も届けてくださったものでした。ぞう組が採ってきたブロッコリーは天ぷらの中に使われていておかわりをしたY君は「あれ?さっきと天ぷら違う。いっぱい野菜がはいっとる。」と気付いていました。野菜が苦手なA君も「これ食べてみる。」と食べていました。今日のメニューは他にたことたまねぎのかき揚げ、りんご入り納豆、芋たき、みかん、人参ご飯でした。芋たきの里芋はぺんぎん組のFちゃんのお家から頂きました。皆さんのおかげで子ども達は新鮮で美味しい野菜を今日も頂くことができました。三葉っ子達は寒い冬も温かくて美味しい食事で健康で過ごせることでしょう。
2008年11月5日 水曜日
今日は子ども達が楽しみにしていた赤コースの乗馬がありました。バスの中でも馬についての話に花が咲いていました。乗馬倶楽部に着くと馬に乗る前に古森先生が『おうまさんは大きいけれどとっても優しい動物です。目を見てごらん。とってもきれいでしょ。だから怒られたりおどかされたりすることは嫌いなんだよ。優しくありがとうして優しく歩こうね。』と話してくださいました。子ども達は約束を守りながら乗る順番を待っていました。R君は待っているとき、自分が少し体重が重いのを気にしていたようで、馬にのせてくれるおじさんに「僕は他の子よりも体重が重いんですけど大丈夫ですか?」と尋ねました。するとおじさんは「じゃあ乗せてくれる人に聞いてみよう。」と言って馬に乗っている人に聞いてくれました。「この馬は平気だよ。」と聞いて安心して乗っていました。 その後、馬舎の見学に行くと間近に見る馬にとても興奮していました。その時乗馬が終わって帰ってきた馬とすれ違ったSちゃんは「ちょっと触っていいですか?」とお兄さんに聞いて馬の顔をなでさせてもらいました。
もう一つのニュースは三葉幼稚園と日頃何かと交流のある北条のあい幼稚園の年長組ひまわり組さん32名が交流に来てくれました。放送研究大会で私達の指導助言と司会をしてくださったあい幼稚園園長の西宮先生と主任の伊藤先生が当日の子ども達の遊びを見てあい幼稚園のひまわり組さんにもこのような経験を是非させたいと急遽三葉幼稚園訪問が決まりました。勿論レストランごっこやお店屋さんにお客さんを迎えて知恵を出し合ってより活発に遊べることは三葉幼稚園にとっても素晴らしいことです。ぞう組はみんなで話し合って乗馬を明日にしてあい幼稚園のお友達を迎ええることに決めました。待っているとあい幼稚園のお友達到着!!園に着いた子ども達は「うわー大きい。お城みたい。」「すごーい。」と口々に言いながら入ってきました。荷物を置いて早速戸外に出ると、遊具で遊んだり包丁を使ったままごとをしたり、玄米作りに加わったり物怖じすることなくとても活発にのびのびと遊んでいました。いよいよ11:00頃からは各フロアーのお店屋さんが開店です。あい幼稚園のみんなも各自で用意した財布からお金を出して買い物をしたり、みつば銀行へ行ってキャッシュカードを作ってお金をおろしてはレストランへ行ったり映画館ではジュースを飲みながら入って観たり楽しんでいました。今日から始まったらいおん組、くじら組のキラキラコンサートではあい幼稚園のA君が「あれは何?」とくじらの部屋の隅に付けられた穴の開いた箱を見つけて質問しました。三葉のS君が「あれはコンサートで使う青の照明よ。」と答えるとA君が「じゃあ部屋を暗くせんといかんね。」と案を出してくれました。そして部屋の電気が消され本当のコンサート会場になりました。給食も一緒にテラスで食べました。あい幼稚園のお友達も三葉の子ども達と同じ玄米給食を仲良く食べてここでもゆっくりと交友を温めました。
私達教師にとっても今日のような他園との交流は刺激になりました。又、子ども同士でコミュニケーションを図り、自分たちで相手のことをお互いに思いやりながらかかわっている姿を見て、子どもの生きる基がここにあると感動しました。
今日、三葉幼稚園に来てくださった元気でたくましいあい幼稚園のひまわり組さんとても楽しかったです。また遊びに来てください。今度は焼き芋をしませんか?そしてこの交流を申し出て下さったあい幼稚園の先生方、ありがとうございました。
2008年10月16日 木曜日
火曜日から木工のコーナーができ、毎日そこにはたくさんの子ども達がやって来て作る姿がみられます。年長組とちゅうりっぷ、たんぽぽ組が芋掘りに行っている間、園では、年中組、年少組の赤コースの子ども達がそこで活発に遊んでいました。そこの台の上には、火曜日に古森先生が木工で作った家の形をした釘置きがおいてあります。それを見た子ども達が「可愛いなー。こんなおうち作りたいな。」と言ってその家を見てどうやって作っているのかを考えながら作っていました。土台を作るのが難しいようで、中には「先生ここ持っといて。」と言って教師に木を打ちやすいように押さえてもらって一生懸命釘を打つ姿も見られました。Aちゃんは土台と屋根を作って組み合わせると、その中にベッドや机、いすを釘で打ったり、ボンドで貼ったりして作って笑顔で「可愛いおうちができたよ。」と見せてくれました。子ども達は興味のあるものを見つけると、自分で考えて自分で最後までやり遂げようとする姿が見られ、その中で、成長しています。
また、今日はままごとコーナーの入り口に「おいしそうななんでもりょうり」と書いた紙が貼ってありました。そのコーナーに三葉の子達はもちろん、今日はこあらの子とお母さん達もたくさん集まってきました。年少児のHちゃんは「おいもやさんでーす。おいしいですよ。」と言いながら、昨日取れたばかりの小さなさつま芋を売っていました。昨日さつま芋をお土産で持って帰り、「焼いもしてもらった。」「お芋のお味噌汁やった。」とおうちで自分たちが取ったお芋の話をしながら、ままごと遊びをしていました。今日はお料理の材料の野菜は仕分けしないでいろいろなものが混ざったままの状態でおいてありました。その中から、自分の欲しい野菜を見つけて取り出して楽しそうに料理を作っていました。
お絵描きのコーナーでは運動会の楽しかったシーンを描く子、自分の顔や家族の絵を描く子などいましたが、やはり一番多かったのは昨日のさつま芋掘りでした。大きなお芋を取った絵やお芋を紙いっぱいにいくつも描く子、畑や虫も一緒に描く子など昨日のことを思い出しながら描いていました。絵を見ていてもままごとの様子を見ていても昨日の体験がとても印象的だったことがうかがえました。
2008年9月24日 水曜日
今日たんぽぽ組のテラス前のベンチに昨日のホームページにも書いていたぎんなんが置いてありました。それを見つけた子ども達は手にとって見ていましたがさくら組のHちゃんが「うわ!くさーい!!」と声を上げました。「黄色いさくらんぼみたいやのにね。」「なんでこんな臭いするんやろね。」といろいろな会話が聞こえてきました。その後イチョウの木の下のアヒルの乗り物で遊んでいたりす組のY君は「先生、ぎんなんの種が落ちてる。」と言って拾っていきました。そして「この種植えたらイチョウの木生えるんかな」とつぶやくと部屋からナイロン袋を持って来て種を入れて大切そうに持って帰っていました。いちょうの葉も少しずつ色が変わり始め1枚2枚と落ちています。イチョウの葉を集めて花束を作って「お母さんにプレゼントする」と嬉しそうに言う子の姿も見られました。中にはアヒルの乗り物に乗るためのチケットにして遊ぶ姿も見られました。遊びの天才、みつばっこ達はもう小さい秋をみつけて楽しんでいるのです。子どもにとって自然は欠かせない生きるためのエネルギーになります。調べたところ、幼稚園のイチョウの木はメスで今までオスのイチョウがなかったので実がならなかったのでしょう。今年は風に乗ってきたオスのイチョウが受粉したようです。
さて、運動会の年長の競技は、年少、年中児にとっては憧れのようです。2階のテラスから鼓笛を見て「年長になったら旗をしたい」「俺は太鼓をする。」と言ったりスピードのあるリレーを見て「速いなあ。かっこいいなあ。」と言ったりしています。今日青コースが組体操をしているときに古森先生の近くでりす組の3人の子が見ていました。がそのうち年長児の真似をして飛行機をしたりケーキを作ったりと3人で組体操を始めました。おみこしだけがどうしても作れず3人であーでもないこーでもないと手を交差させてみるなど苦戦していました。また野球拳もぺんぎん組やぱんだ組の子が一生懸命踊っていました。「先生野球拳楽しい」とKちゃんはとても楽しそうに言いました。明日は青コースの総練習です。皆笑顔で頑張ることでしょう。
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