2010年6月9日 水曜日
年長児4人組が苗の時に折れたトマトを育てている最新情報。朝早く来た4人のうちのひとりRくんはトマトに水やりに行き、小さなトマトができたのを見つけました。他の3人が登園して来ると「大変大変。すごいんよ!!ちっちゃいトマトができとんよ!!」と言って3人を呼んで再びトマトの所にやってくると、4人で指差して嬉しそうに顔を見合わせました。そして、他のトマトと見比べていましたが、自分達のトマトには支柱がないことに気が付きました。そこで教師と大きなおいしいトマトができることを願って支柱を立て、針金も丁寧にとめました。大切に世話をしてきている4人の気持ちを受け、トマトが赤くなるのが楽しみです。
バスの中で今日がK先生の誕生日であることが話題になりました。所持品の始末を済ませ、砂場に行ったTくんは、「誕生日ケーキ作ろう」と友達に呼びかけました。みんなも「作る」と言ってボウルに土を入れ、木の枝をさしたり、葉っぱで飾り付けたりすると、駆け足でK先生を呼びに行きお誕生会のはじまりです。みんなでハッピーバースデーを歌ってお祝いをしました。そんな子ども達の姿に感動すると共に改めて誕生日を祝うことの意味を感じました。セキセイインコの死、朝顔の芽のことなど、子ども達も私達教師も命について考えさせられています。自分が生まれたことを祝ってもらい、自分は代わりのいない大切な存在なんだと思える経験をすることで、友達の大事さに気付き思いやりが持てるということを実感させられました。
月曜日からちゅうりっぷ組にはお友達が1人増えました。子ども達は、名前を覚えて「Mちゃん行こう」と外に遊びに誘ったり、「一緒に座ろう」と声をかけたり、新しい仲間ができたことがとっても嬉しいようです。Mちゃんも人懐っこくて、色んな遊びにも興味を持ち楽しく過ごしています。先日お部屋の壁面にかたつむりを作りました。そこで、昨日きりん組の子ども達が合歓の木で教えてもらった振りをつけてかたつむりの歌を歌うことにしました。振りがつくと楽しくて自然と歌の声も大きくなりました。みんなが交代して先生役になって前で歌う時は得意気な子ども達の表情が見られ、体いっぱい腕を伸ばす姿がかわいくて、もっともっと楽しく色んな歌を歌っていきたいなと思います。
また、幼稚園の畑ではきゅうりも実りました。畑へ行ってみると、きゅうりもにらもできていて、副園長の手作りの料理が待ち遠しくなりました。きゅうりのオスとメスの話を聞いた子ども達はそれはどんなことなのか図書室に行って図鑑で調べることにしました。写真とさっき見てきたきゅうりを思い出して、花の下に赤ちゃんきゅうりがついているものと、花だけのものがあることに気が付きました。赤ちゃんきゅうりがついているものはお母さん(メス)、赤ちゃんきゅうりがつかないものはお父さん(オス)であることが分かりました。私も子ども達と色々な不思議に気付き、学習していきたいです。
2010年5月16日 日曜日
先日ちゅうりっぷ組のRちゃんは手にてるてる坊主を持って登園して来ました。話を聞くと運動会の日が雨かもしれないというのを聞いて家でお姉ちゃんと一緒に作ったのだそうです。それを見たみんなは「晴れるといいね」と喜んで見ていました。
今日は青コースの運動会。昨日よりももっと暑くて良い天気になりました。子ども達はどんな顔で登園して来るのかなとわくわくして待っていました。お父さん、お母さんと手をつないでにこにこで「おはよう」と言うKちゃん、ちょっと緊張した表情のRくんなど、それぞれ様々な想いで登園して来ました。いよいよ運動会が始まりました。教師の「さあお引っ越しゲームが始まるよー」という呼びかけにお父さん、お母さんが座っている座席をちょっぴり気にしながらトラックに走っていきました。泣いてしまう子もいましたが、アブラハムの子の曲が流れると徐々にいつもの調子になって踊り、退場ではにこにこで座席に帰ることができました。
年中の「くっつきむしくっつけ」では、お父さん、お母さんに手と足をギュッと巻きつけて離れない姿にちゅうりっぷ組の保護者も「すごーい!!」と感心して見ていました。「お家でしてみようね」と親子で話している姿もありました。練習の時にはなかなかくっつけない子もいたのですが、大好きなお父さん、お母さんには勢いよく飛び込んでしっかり抱きついていました。
年少の「ここまでおいで」では、お父さんの参加も多く、さすがお父さん。速く走って大きく手を広げて待ってくれていました。一生懸命保護者を目指して走るかわいらしい我が子に親子ともに笑顔で座席に帰って来ました。
年長の「ぼうしとりドン」では子ども達だけでなく保護者も気合十分でとても迫力のあるゲームになり、お父さんの機敏な動きに思わず見とれてしまいました。自分のクラスが勝つと子ども達と一緒になって保護者の大きなバンザイの声が聞こえました。
終わりのあいさつでカイワレが出ると、「(葉っぱが)まだ黄色やったよね」と言っていたKちゃんは自分のカイワレが配られると「緑になっとる!!」と喜んでいました。自分達で育てたカイワレはどんな味だったのでしょう。火曜日に聞けることが楽しみです。新入児にとって初めての親子運動会。子ども達にも保護者にも教師にも素敵な楽しい思い出ができました。
2010年4月16日 金曜日
入園して一週間が経ちました。いつも泣いて来るTくんは昨日食べた炒り玄米の玄米パワーで、今日はにこにこ笑顔で登園しました。Hちゃんは所持品の始末の仕方も覚えてきて自分でできたことが嬉しくて「シール貼ったよ。」とシール帳を見せてくれました。
今日も外は雨。大好きなままごとができない子どもたちのためにテラスに運んだ包丁ままごとコーナーには、子ども達にいっぱい遊んでもらおうと教師が持ち寄った盛りだくさんの野菜を並べました。実はこのところ野菜の高騰でスーパーからの野菜は、ウサギのえさの分にもならないほど少なくなっていました、。そこで昨日、教師たちが話し合って野菜を持ち寄ることにしたのでした。今日の子ども達がどんな遊びをするのか楽しみにしながらテラスに行ってみると、たくさんの子ども達が次々に料理を始めていました。包丁があくのを順番待ちをする子どももいて、テーブルを一つまた一つと増やしていきました。そんな子ども達の姿を見て、子ども達が遊びたいと思う環境作りが大切で、環境によって子ども達の遊びの発展が全然違うことを再確認しました。年長児は、野菜を選び、切り方を考えながらお皿の上にデザインして飾っていきました。何度も置き直しながら真剣に作っていく姿に「さすが三葉っ子!!」と思わず言いたくなるような素敵な料理ができあがりました。それを見た年少児・年中児も腕まくりをして張り切って包丁を持ちました。「先生と一緒にする」というのが口癖のTくんも自分から大根を切り始めました。包丁を押したり引いたりしてもなかなか切れずにいると、左手で上から押さえて切り始め、考えながら工夫している姿に感心しました。隣りの色水コーナーもたくさんの子ども達が楽しんでいました。ちゅうりっぷ組のMちゃんも友達がしているのを見て真似て花弁をすりこぎでこすって色水が少しづつ増えてくるのが嬉しそうでした、そんな様子を私もワクワクしながら見ていました。きれいなオレンジ色の色水ができあがると、それを袋に入れ、大事そうに持って満足そうに教師や友達に見せているMちゃんにTちゃんが「持って帰ってお母さんに見せたら」と声をかけました。そんな様子をみて私は、おうちでお母さんに話しているMちゃんの姿を思い嬉しく思いました。
片付けが終わった頃ちゅうりっぷ組には特別ゲストがやって来ました。らいおん組のAくんはちゅうりっぷ組にいる妹のWちゃんを喜ばせようとNくんと二人で廃材で作ったロボットを持って遊びに来たのです。前に立つと「ちゅうりっぷ組さん集まってください。」と呼びかけ、ちゅうりっぷ組の子ども達は興味津々で集まって来ました。教師の質問に二人で相談しながら答えるそのやりとりに、泣いていたちゅうりっぷ組のの子もたちまち笑顔になりました。そして、「らいおん組に遊びに来てね。」と言ってもらうと「はーい」と大きな声で返事をしました。年長児が年少児を楽しませようとしてくれている気持ちがとても嬉しく、心があたたかくなりました。
今日の降園前には副園長があめをおやつにくれました。いすに座れていなかった子も自然といすに座り、隣りの友達に「いちごやった。」「れもんよ。」などと自分のあめの味を口々に言っていました。「月曜日もにこにこで幼稚園に来てね。」と言うと「はい」と頼もしい返事がありました。休み明けどんな姿で子ども達が登園するか楽しみです。また月曜日も子ども達が遊びたくなるような環境で迎えれるようにしたいです。
2010年2月25日 木曜日
自由参観日4日目の今日は赤コースのクラスはミニ発表会ということで戸外には青コースのこどもたちだけが何となく広く感じる園庭でゆったりと遊んでいました。通常のような活気にはちょっぴり乏しいものの包丁ままごとのコーナーは色々な帽子が入り混じって遊んでいました。又、園庭ではリレーが盛んに行われていましたが、年少児、プレ年少児が中心になり、年長児がその中に混じって、ハンディーをつけて走ったり、バトンを小さい子に先に渡したりと心使いをしながら加わっている姿がみられました。実は今日の園庭の環境は年長児の活動を意識してサッカーゴールを片付けて、中央部分を広くして、空気を入れた硬めのボールを出していました。それに気付いた年長児が、個々にボールを持って投げたり、蹴ったりして遊び始めました。そして、しばらくするとぞう組の子どもたちから「ドッヂボールをしようよ」という声が上がり少人数でしたが、円型ドッヂボールを楽しんでいました。戸外で遊ぶ子どもたちの姿にも日々環境により変化がみられ、そのなかでの子どもたちの成長の早さ、すばらしさに毎日学ぶことが多くあります。私たち教師も子どもたちに負けないように頭を働かせて体を動かしていかないといけないなと感じました。一方、赤コースのミニ発表会では、保護者の方もたくさん来られていて、子どもたちもはりきって演技をする姿がみられましたが1部の子は照れたり、動きが小さかったりしていました。そこで副園長は、子どもたちの気分を高めようと保護者の方に手拍子をお願いしたり、子どもたちに1つひとつの出番で声をかけたりして場が盛り上がるよう援助してくれていました。すると見に来られていた保護者の方もすぐにのってきて下さり盛り上げて下さいました。子どもたちも次第にリラックスして笑顔が出始めとても良い表情で演技することができました。発表会を見ることができなかった保護者の方からは「衣装を着て踊る姿を見ることができ、とても嬉しい。」という言葉も頂きました。このように発表会を園の保育の中で再現することで、子どもたちは、もう1度発表会での雰囲気と活気を思い出し、満足感を味わっていました。
保護者の方にも喜んで頂いて、いよいよ3学期も終わりです。もうすぐ1年生になる年長児、そして進級する子どもたちが自覚を持てるよう1日1日を大切に、そして子どもたちの様々な姿を見落とさないようにしていきたいなと思います。
2010年2月3日 水曜日
2月3日、今日は節分の日です。鬼のお面を作り前日から友達と「鬼は外、福は内」と言いながら廊下を歩いている姿も見られました。ちゅうりっぷ組では、登園してくるとすぐに広告をたくさん出してきて、廃材箱から自分の気に入った箱を持ってくると輪になって豆作りを始める子どもの姿が見られました。昨日作っていた子どもたちは大きさや丸め方を友達に教えていました。食べる豆は炒り大豆ですがまめまき用の豆は紙をボールのように丸めて作るのです。すごく大きな豆もあれば1つずつ小さく小さく丸めていて米粒ぐらいになっている豆もありました。入れ物も自分達で工夫して、ティッシュの箱を使ったり卵パックやお菓子の箱を使う子もいて、1人ひとり気に入ったものを使います。園庭に出て並んだ年少児のお面は子どもたちが自分で手作りしたものでした。絵を描いている子もいれば、廃材を使って立体的なお面を使っている子もいたり、自分の顔よりも大きなお面を作っている子もいて、個性的な鬼がたくさんありました。何日も前から、お部屋にある廃材の中を探り、角の形を見つけて張り付けるなど自分たちなりの鬼のイメージを表現することができていました。年少児でも、色々な廃材を組み合わせてこんなにも上手に面白いお面を作ることができるようになったんだなと子ども達の成長に驚きと喜びを感じた1日でした。発表会の練習の合間に時間をとって、こんなに楽しい時間を過ごすことの大切さとゆとりの必要性をつくづく感じました。
また、副園長の話の中に歳の数プラス1個の豆を食べるということを聞いてH君はすぐに、「じゃあ、僕は5個やね。」と言って数えながら食べていました。それを見ていた他の友達にも「0歳から数えるけん1、2、3、4、5やろ?」と指を折りながら教えてあげている姿をみて、よく話を聞いてしっかり理解しているんだなと感心しました。まめまきをする前に、各クラスの教師と子どもたちに副園長からこんな質問がありました。「きりん組さん!先生の中にはどんな鬼がいる?」これを聞いた子どもたちは口をそろえて「食いしん坊鬼!」と答えました。次に、「きりん組さんには何鬼がいるの?」と質問され、中田先生は「泣き虫鬼とおこりんぼ鬼とおふざけ鬼」と答えました。ひまわり組では「先生にはのんべぇ鬼がいる!!」とおもしろい答えが返ってきました。発表会の練習でも副園長が日々言っていますが、子ども達とのやりとりは全て遊びから始まるんだということ、遊びをしていくと子ども達も楽しんでやってくれるということを今日のまめまきでも感じることができました。子ども達と楽しむことを忘れないで過ごしていきたいなと感じました。
2010年1月13日 水曜日
今日からこあら組の子ども達の1人登園が始まりました。バスに乗っているこあら組の子ども達を見て在園児は「あれ?なんで乗っとるん?」「今日、席が空いてないねー。」と乗り込んできた途端にいつもと違うことに気が付きました。こあら組のAちゃんはとても嬉しそうに乗ってきて、バスが走り出すと歌を口ずさみ始めました。色々なメロディーを口ずさんだ後、お正月の歌を上手に歌っていました。「幼稚園に着いたらブロックして遊ぶんよ。」と楽しそうでした。くじら組のRちゃんは、隣に座っていたこあら組の子の話を1つひとつ頷きながら聞いて、顔を見て優しく返す姿が見られました。そして、バスを降りるとくつ箱まで一緒に行き靴を置いてあげたり、お部屋の中まで連れて行ってあげたりお兄さん、お姉さん振りを発揮していました。途中で寂しくなって泣く子もいましたが、炒り玄米のおやつを食べる頃には泣き止み年長児に見送られて「またくるね」と手を振って帰っていきました。 又、今日は発表会の保護者の座席のくじ引きもありました。各学年に分かれて役員さん方が見守って下さるなかくじを引きましたが、年少児は初めてだったので何があるのかとてもワクワクしながら待っていました。くじ引きの箱が出てくると「わぁー。」と声が上がり後ろの方の子達も背伸びして興味深く見ていました。くじを引き始めると後ろの子達が前を覗き込むようにどんどん進んでしまうので、「そんなに進まないで1人ずつよ。」と教師が注意をすると、ひまわり組のRちゃんは進みかけていましたがピタッと立ち止まり待つことができていました。それを見て、3歳児でも言われたことをしっかり理解して行動することができるんだなと改めて感じ、賢いなぁとつくづく思いました。
各学年で発表会の練習も始っていますが、子ども達はやる気になるとすごいパワーを発揮し、自分のセリフではないところも覚えてその子に教えてあげたり、自分達で考えて練習していったりする姿も見られます。子ども達のやる気に教師たちも足を引っ張らないよう一緒に取り組んでいかなければと改めて話し合いました。
2009年9月14日 月曜日
今日は1日くもり空でとても涼しく過ごすことができました。毎日、運動会の練習を頑張っている子どもたちは今日も朝からはりきっていました。さくら組前のテラスに、水筒を置き練習の合間にお茶を飲むようにしていますが、子どもたちに汚れた足で上がらないことをしっかりと指導せずに練習を行っていました。副園長に気付いてもらい、テラス一面にブルーシートを敷いて今日の練習が始まりました。子どもたちは最初は、通っていいのか確認しながらブルーシートの上を歩く姿がありました。
また、年長児5クラスは今度は、500個の牛乳パックを使って共同作品作りを始めました。500個もの牛乳パックを積んでいる状態は私たち教師も今までに見たことのない量だし、子どもたちもとても興味を持って楽しく活動していました。子どもたちが以前描いたデザイン画をもとに恐竜の形を作っていくように話すと、子どもたちは縦に積んだり、横に積んだりして形を作っていきました。そこそこでグループで作り上げた牛乳パックを組み合わせると何となく恐竜の形に見えてきました。とても大きなものが出来上がって、子どもたちは興奮した様子で出来上がりを期待しながら取り組んでいました。
今日の給食はパン給食でした。焼きそばパンと牛乳だけでは三葉の子どもたちの食欲には追いつかないのでは!!ということで副園長がコーンスープを作ってくれました。運動会の練習中、「今日はもうおいしいスープができてるよ!」という副園長の言葉に待ちきれずに「先生もう給食たべる?」と聞いてくる子がいたり「お箸入ってないよー!」と焦って言って来たりする姿もみられました。年少ではおかわりが多くて鍋がからっぽになり、子どもたちもとても満足そうな顔をしていました。普段おかわりをしない子どもたちもたくさんおかわりをして、とても楽しい昼食となりました。
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