2024年10月28日 月曜日
今週は小雨スタートとなりましたが子ども達は室内で元気いっぱい活動していました。プール室では雨でも体いっぱい動かして遊べるように鉄棒やトランポリン等を出すと大喜び‼鉄棒では、前回りや地球回り等技を決めていると中には逆上がりを軽々とこなしている子もいて自分が出来ない事もあり凄いな~と感心するばかりでした。また、4クラス合同で遊ぶ中でクラス関係なく仲良く玩具でゲームをしたりままごとをしたりと楽しんでいました。
また、今日は朝戸外活動が出来ないということでどの学年も廃材遊びやお絵描きなどをしている姿が多く見られました。「先生カメラ作ったんだけど首にかけれるようにしたい・・・」と教師に相談したり、バランスが悪くて倒れてしまう作品をどうにか立たせたいと教師に相談したりと子ども達は一つ一つの作品を一生懸命考えながら完成させていました。お絵描きでも一学期は筆圧が弱く線も見えにくかった子も今ではしっかりと目的をもってかけるようになっていて毎日、楽しい絵を見せてくれるので教師たちはどの絵を選んで展示しようかと頭を悩ませています。作品展の日、子ども達の絵や作品での表現を楽しみにしていてください!!
昼食前には天気も少し良くなったので沢山頭を使った子ども達のためにうさぎ、ひつじ組では戸外で集団ゲームをしました。しっぽ取りでは2回戦行い一勝一敗と互いにバンザイをしたり、リレーでは4チームにわかれてしました。憧れの年長さんにはまだまだら及びませんがバトンタッチではリードをとろうとしたりする子もいました。走り終わった子は「頑張れ〜!」と最後まで大きな声で応援したりする姿が見られました。勝負は一位ひつじ組女子チーム、二位ひつじ組男子チーム、三位うさぎ組女子チーム、四位うさぎ組男子チームでした。走る事が大好きな子ども達は「次は勝つぞー!!」と気合いを入れていました。
2024年10月26日 土曜日
10月26日(土)の今日、ひよこ組の運動会を行いました。天候に左右され、園庭かホールかとギリギリの判断となり、開始時間の変更などご迷惑をおかけしました。しかし、子ども達はいつも通りに登園させて頂き、各保育室で遊びながら運動会開始までの時間を落ち着いて過ごすことができました。
そしてホールの準備が整うと、いよいよホールへの移動です。実はホールで練習したのは1回だけ・・・。慣れていない場所で早速泣き始める子もいたのですが、遊び慣れた遊具やボールなどで遊んだり、幼稚園年長さんたちと手遊びをしたりしている間に保護者の皆様に入場して頂きました。それに気付いてちょっと圧倒された様子の子、すぐにお父さん・お母さんを見つけて泣き始める子、余裕で手を振る子など反応は様々でした。
そしてオープニングはみんなの大好きな『ピカピカブー』の踊りです。しかしいつも通りとはいかず、泣いている子や、立ったまま保護者席に見とれている子もいました。いつもはもっと上手にかわいく踊れるんですよ♪
そして次は遊びの時間です。今年はプログラムを変更し各クラス、年齢によって内容を変えることにしました。まず最初はもも組さんの磁石遊びです。中には磁石を見つけると立ち上がって取りに来る子もいましたが、いつもと違う雰囲気に呆然と立ち尽くす子もいて、保育教諭に渡してもらうとホワイトボードに真剣な表情で向かって行っていました。1回だけではなく、2回・3回と貼りに行く姿や、まだ歩けないSちゃんが片手に1つ握りしめて這い這いで向かう姿がとってもほほえましく温かい気持ちになりました。
もも組の次はみかん組です。みかん組とれもん組は大玉転がしに挑戦です。今年の幼稚園の運動会で年中さんがデコジャンボの競技を取り入れていて、その練習をテラスから見て応援していた子ども達に気付いていた古森先生が、ひよこさんも大玉転がしどうかな、と提案して下さり取り入れてみることにしました。実は幼稚園にはもう1まわり小さな大玉があったのです。みかん組は3人一組でアンパンマンとバイキンマンのコーンを目指して転がします。息ぴったりでまっすぐ進んでくる組もあれば、あっちやこっちや行きながらやっとたどりつく組もありました。また、泣きながらも少しずつ転がしてくる子たちもいて、がんばれ!がんばれ!の気持ちでいっぱいになりました。
最後にれもん組は少しレベルアップしてコーンを回って戻ります。これは前日に「回ってみる?」ということになり、急遽変更になったのです。でもさすが月齢の高いれもん組さん。少し手助けはいるもののコーンを回る、ということをすぐに理解して方向を変えようとしていました。泣いてできなかった子も年長にいるお兄さんと一緒だと頑張ってすることができました。
遊びの時間が終わった後は、かっこいい衣装を着た年長さんの登場です。運動会の踊りを急遽披露することになったのです。ひよこ組のみんなも、聞き慣れた音楽にはっと泣き止んだり、今までもたくさん見せてもらったかっこいい踊りを手拍子をしながら見ている子もいました。その間におやつタイムでっホッと一息です。急な出番にも関わらず、すてきな踊りを見せてくれ、とても楽しい雰囲気に包まれました。
年長さんの踊りの後は、ひよこ組さんも「バナナッキー」の踊りです。今年は幼稚園の退場門をお借りして、保育園なりにアレンジを加えた『バナナくん』たちも登場しました。バナナくんに夢中で踊りはなかなか・・・でしたが、練習の時から参加してくれていた年長さんも覚えていてくれていて、一緒に盛り上げてくれました。
そして次は「おつかい」です。去年も取り入れたこのプログラム。日常的に古森先生がおつかいを頼んで下さっている役割。それは大事なファイルを「先生まで届けてね。」と子ども達に渡し、保育教諭まで届ける、そのやりとりで、子ども達はそのお手伝いが大好きなのです。まずはれもん組からです。1人1人ファイルを手渡してもらい、もうすでに嬉しそうな子ども達。「よーいどん!」で保育教諭まで届けます。その笑顔のなんともかわいいこと。『せんせー!どーぞー!』という声が聞こえてきそうでした。みかん組の子ども達も早くやりたくてウズウズ。「どうぞ。」と古森先生にファイルを渡してもらうと確かめるように眺めたり中を開けてみたりしていました。今まで泣いてばかりいた子もとびきりの笑顔で届けてくれてびっくりしました。最後はもも組です。もも組さんは毎日このおつかいを古森先生と楽しんでいるおつかいのプロ?です。大好きな古森先生に渡してもらうファイルを大好きな先生の所までいっしょうけんめい届けようとする姿がなんともかわいらしくてたまりません。最近歩き始めたばかりの子や、まだ歩けないけどお尻でズリズリ少しずつ先生に向かって進む姿に胸がきゅーとなりました。
たくさん頑張った後は親子の時間です。当初のプログラムは親子でかけっこをと思っていましたが、練習の時に、抱き上げて空をビュ~ンと飛ぶ『アンパンマン』がやっぱりいいね、ということになりまたまたプログラム変更!『親子でアンパンマン』となりました。どの子もとびきりの笑顔でビュ~ンとしてもらっていて、見ていた私たちもほっこりした気持ちになりました。抱き上げて感じる重みに成長を感じた保護者の方もいらっしゃったのではないでしょうか。その場がとてもあたたかい空気に包まれた気がします。
そして最後は、親子で踊ろう!ぴよぴよ行進曲♪です。普段から子ども達が大好きな踊りなのですが、今日はお父さん・お母さんと一緒ということでいつにも増して子ども達の表情がパッと輝いて見えました。お父さん・お母さんたちもニコニコしていてそんな親子の姿を見ることができとても嬉しかったです。
今年は時間や場所の変更、プログラムの変更など多々あり、ご迷惑をおかけすることもありましたが、たくさんのご協力ありがとうございました。年長児たちにも手伝ってもらいながら、認定こども園三葉幼稚園らしい運動会となりました。これからものびのびと子供らしく、遊び中心の保育を心掛けながら、日々の保育を頑張っていこうと思います。本日は本当にありがとうございました。
2024年10月24日 木曜日
年長さんが火曜日と水曜日、園外保育に出掛け、それを「いってらっしゃい!」「がんばってねー!」と手を大きく伸ばしてお見送りしていた年中児達。今日は、自分達がお出掛けをする番だと知り、大喜びしていました。目的地は「さんさんらんど」。ただ遊ぶだけではありません。お仕事を2つ引き受けてのお出掛けです。古森先生にどの子もニコニコの可愛い顔で「いってきます!」の挨拶をして出発しました。道中、お隣の庭の緑色になったレモンを見つけたり、常福寺の周りにはどんぐりや枯れ葉が落ちていたり、肌だけでなく、色々なところから秋を感じることができました。
さんさんらんどでは、首をながーーくした吉本先生や病児保育の先生達がみんなのことを迎え入れてくれました。着くと早速1つ目のお仕事のスタートです!まずは、さんさんらんどの山のお手入れです。夏は暑くてなかなか来れず、運動会もあったということで久しぶりのさんさんらんどは雑草達が伸びてしまっていました。そこで、年中児100人の力を合わせてどんどん抜いていきました。子ども達でグループを決め、「ここ誰もやってないよ!」「ここが大変!」と色々な場所に分かれて雑草の大きさや抜いた草の量を比べて競争して楽しみながらせっせと働いていました。
何でも楽しみに変える子ども達に、雑草がある一部分に集中しているのを見つけたT先生が「サラダバーだ〜!取り放題!」と子ども達に声を掛けると「イェーイ!!」とダッシュで向かい、手にいっぱいの雑草を抜いていました。りす組のIちゃんは「もぐもぐ!もぐもぐ!」と自分の手を口に見立てて雑草を食べさせて(収穫して)いました。中には、芝の栄養を泥棒している雑草に「んー!!」と威嚇する子や他のことをしていて参加が遅れた教師に「先生、まだゼロやけんがんばろう!」と指導を入れる子、1つの活動でも色々な方向に広がって楽しむ子ども達の姿が面白くて子ども達と沢山笑い合った1日になりました。
久しぶりにさんさんらんどで遊んだ後は、もう1つのお仕事が待っていました。それは図書館の本の移動のお仕事です。先月、年長さんが絵本を運んだのですが、まだ沢山残っているということで持ってきていた通園バッグやカバンに1人5冊入れて帰ることになりました。1人5冊と聞き、数を数えながら入れる子や今3冊入っているからと「あと2冊だね!」と足し算をする子、友達に教えてあげる子みんな1人5冊入れることが出来ました。入らなかった絵本は、みんなで力を合わせて軽トラックに積んでいきました。何でもみんなでするとあっという間です。
園に戻ると図書館となる3階のお部屋に運びます。階段を何往復もしますが、子ども達の顔はいきいき!ニコニコ♪「あれ!?もう運ぶのないの!?」とこれまたあっという間に終わりました。沢山遊んで沢山働いて沢山楽しんだ子ども達は、腹ペコ。給食も美味しく頂きました♪
1人では大変なことも友達と力を合わせれば楽しく頑張れます。年中児達は働くことの心地の良さを沢山学んだようです。運動会で沢山の拍手をもらったあのニコニコ笑顔は今日も健在です♪
2024年10月23日 水曜日
今日、年長児たちは砥部焼の絵皿制作に砥部焼観光センターに行きました。その道中今日も雲りで雨が今にも降り出しそうな遠くの山々に気付いた園長が、「ほら見て、遠くの山見える?白い雲がかかってるよね」「あっほんとだー!!』『山が見えなくなってる!!』と気付いた子ども達が、「なんで雲がかかってると思う?」と言われて”う〜ん…”と悩んでいました。すると「雲って水がたくさん集まってできているの。じゃああの山は今どうなってる?」『雨だ!雨降ってる!』「正解~!!雪はね水が集まっていて、重くなると雨が降るし、寒くなって凍ったら…」『雪が降る!』「そうそう!」と雲の仕組みについて勉強しながらバスは砥部に向かって進んでいきました。目的地が近付いてくると、とべ動物園が見えたり道の真ん中に砥部焼の大きな壺が置いてあるのが見えたりして子どもたちは「あっ!またあった。大きい!」と見るたびにどんどん期待が高まっていきました。
やっと観光センターに到着し、観光センターの方に元気に挨拶をして2Fにあがって席に着きました。そしてお皿に絵の具の茶色で描くと出来上がりが青になり、緑は緑のままであること、何度も重ねて塗らないこと、筆をまぜないこと、そして今描いているお皿は割れやすいけどお薬をつけて焼かれるとすごく強いお皿になることなど説明を聞いて描き始めました。年長になって6ヶ月、運動会も終わりたくさんの経験をしてきた子どもたちは、「さぁ描いていいよ」と言う合図で、描き始めるとみんなが思い思いに集中して取り組んでいました。絵の具の色も間違えることなく誰一人として同じお皿はなく、自分で考えて好きなキャラクターや、お花、ストーリーがある絵など、とっても素敵な、そして世界で1つの自分だけのお皿を描くことができました。
描き終えると今度は描いたお皿が出来るまでが分かる工場見学もさせてもらいました。そこには職人さんがいてろくろを回してお皿を成形する様子を見ることができ、くま組のR君は「かっこいい!ここで働きたいな~」とボソっと呟きながら見ていました。また、焼く前の皿と焼いた後のお皿が置かれていてその大きさが違うことに気付いたY君はお皿が乾燥して「空気が抜けるから小さくなるんじゃない?」と気付いていました。その後もお皿がツルツルになる薬品をつける様子や絵付けをしている様子を見ることができ、愛媛県の特産物の、砥部焼が出来る工程を見て、触れて、体験することができました。お皿の絵付けをして帰った子どもたちは迎え入れてくれた教師の「おかえり~!どんなの描いたの?」という質問に”まってました”といわんばかりの勢いで「〇〇描いた!」と得意そうに口々に答えていて、楽しかったのだろうと嬉しく思いました。みんながおじいちゃんおばあちゃんになっても使える丈夫な強い砥部焼のお皿が来月の始めには完成して届きます。みんなで楽しみにして待ちたいと思います。作品展で展示しますので保護者の皆様もお楽しみに‼︎
2024年10月21日 月曜日
先日、快晴の中三葉っ子パワー全開の運動会が無事に終わりました。その余韻に浸りながら迎えた今日‼子ども達は、いつもと変わらず元気に登園すると「運動会頑張ったからお菓子買ってくれた‼」「かっこよかったって言ってくれた‼」等々お父さんやお母さんに褒めてもらったことを口々に教えてくれました。
いつものように園庭で遊び始めた年中の女の子達は年長さんの踊りの曲がかかると、自分たちの踊りではないからなのか少し遠慮ぎみに隅の方で踊っていました。それに、気付いたH先生が「おいでおいで~!」と言ってなんと、年長さんが着た衣装を着させてくれたのです。も~嬉しくて仕方がない女の子達は年長さんの動きを真似しながらニコニコ笑顔で年長さんになった気分で楽しんでいました。その後は年長さんがやってみたかったデコジャンボ対決‼まさかの年中さんの勝ち‼日頃から練習していた成果があったようです。そして、年中さんのバルーンや年少さんの踊り等を次々と楽しみ、いつの間にか年少さんも入ってしばらく運動会ごっこを楽しみました。
すると、古森先生からのお知らせがあり「次はひよこ組のお友達が運動会をするから園庭の真ん中をあけてくださ~い」と言われ、気が付いた子ども達が人工芝を運んだりゴミを拾ったりと手伝い始め頼もしい子ども達だなと感心しました。また、うさぎ、ひつじ組は運動会の絵を描きました。かけっこの時にマイクで名前を言うところ、応援合戦、バルーンにデコジャンボ等、思い思いに表現して描いていてどの絵も楽しそうな絵ばかりでとても心が癒されました。これからも様々な行事を控えていますがそれらに向かっていく過程を大切にしたいと運動会を終えてまた1つ学びました。
年長さんは明日レインボーファームに稲刈りに行くにあたって練習を兼ねて園内の稲刈りをしました。古森先生からハサミと包丁と稲刈りに使う鎌の違いについて教わると実際に稲を刈り稲木にするまでの過程をやっていきました。明日、年長さんは長袖、長ズボン、靴で登園してください。
2024年10月20日 日曜日
涼しい風が吹くようになり、やっと秋らしい季節になってきました。子ども達が外で遊ぶには調度良い気温です。「お外に行くよ~」と声を掛けると、どの子も大急ぎで帽子をかぶって準備を始めます。れもん組は一人で靴をはける子も多くなってきました。「できん!できん!」と言いながらも何とか足を入れて試行錯誤する様子も見られます。そして砂場に着くとスコップ、ザル、鍋など思い思いの道具を持って遊び始めました。Aちゃんが山を作っていると、Eくん、Mくん、Aくんもやって来て一緒に山を作り始めました。でもよく見ると、Aちゃん、Mくんは砂を運んできて、Aくんはしゃもじで平らにし、Eくんは山から砂をすくって外に出しています。特に同じ目的を持って遊んでいる訳ではないようですが、おもしろそうなことをしている友達に興味を持っている様子が見られて嬉しく感じました。
Zくんはおたまで砂をすくってフライパンに入れ、軽快に振りながら炊め物。お家の人が料理をしている所をよく見ているようです。
スマイルハウスではEちゃんが「おべんとうつくった!じゃ〜ん」とふたを開けて見せてくれました。「ちょうだい」とRちゃん、Kちゃんが来てあっという間に空っぽになり、嬉しそうなEちゃんでした。
園庭では幼稚園児が運動会の練習の真最中です。ダンスの振りを真似したり、「フレー!フレー!」と応援合戦の真似をしたりとお兄さん、
お姉さん達に興味津々です。兄姉のいる子は「ねぇね~!」と手を振るなど、いつもよりかっこいい姿にニヤニヤしながら見ていました。Hくんは、お部屋からおままごとのフライドポテトを持ってくるとテラスの段差に座り、食べる真似そしながら見ていました。まるで映画館やスポーツ観戦に来ているようです。時々隣のお友達にもあげているのがとってもかわいいです。一際盛り上がったのは、鼓笛隊の演奏です。最初は太鼓の迫力ある音に驚いて固まっていた子も手拍子をして楽しんでいます。指揮、太鼓、旗などそれぞれ動きを真似して楽しんでいます。Tくんはどの役にも興味があるようで、旗を振っているかと思えば、自分のお腹を太鼓代わりに叩いて歩いたり、指揮棒を上下に振る真似をしたりと大忙しです。真近でかっこ良いお兄さんお姉さんの姿を見ることができ、良い影響を受けています。1週間後にはいよいよひよこ組の運動会です。「ばななっき~」のダンスも、れもん組の子ども達は所々歌詞を覚えて歌いながら楽しんで踊っています。子ども達にとって楽しい運動会にできるようにしたいと思います。
2024年10月18日 金曜日
本日、子どもたちが待ちに待った秋の運動会を開催しました。昨夜はぽつぽつと雨が降り、天候が心配されましたが、そこはさすがのみつばっこパワーで今朝から快晴の秋空が広がりました。コロナ禍の長いトンネルを抜け、又、新園舎の改築工事を経て、約3年振りに幼稚園の園庭での人数制限を広げての運動会となりました。今年のテーマは「パワー全開!みつばっこ」です。昨日の練習で園長から「明日は笑顔いっぱいで頑張ろうね!」と声を掛けてもらい、みつばっこらしい、ニコニコの笑顔がたくさん見られた運動会になりました。今日は本当にたくさんのお客さんが来園してくださり、いっぱいいっぱい拍手をいただき、100点満点。いや、1000点満点の運動会になりました。今日のブログでは、それぞれの学年での子どもたちの素敵なエピソードを紹介していきたいと思います。
プレ年少組は、月齢が様々な子どもたちが集まるクラスですが、保護者から離れる時に笑顔で離れられる子もいれば、泣いてなかなか離れられない子もいました。しかし、踊りでは泣いていた子も泣き止み、入園して間もない子や衣装を着ることを嫌がっていた子も一緒に踊ってくれる年長のお兄ちゃんお姉ちゃんと笑顔で踊ることができました。又、かけっこでは、2日前に自分の名前を言ってみようと決まり、ちゃんと言えるかなと教師たちはドキドキしていましたが、そんな教師の思いをよそにプレ年少児たちは大きな声で自分の名前を言ったり、自分なりに「〇〇ちゃんです」等と愛称を言ったりすることができ、プレ年少児にとって、とても貴重な体験になりました。「満3歳児でもたくさんのお客さんの前で自分の名前を言えるんだ」「こんなことができるんだ」と教師たちも驚かされました。
年少組は大きな野菜をかごに入れて2人1組で運ぶ競争をしました。野菜を運んでいると野菜が転げ落ちたり、途中で転んだりする子もいましたが、一緒にかごを引っ張っている子が気づいて声を掛けたり、迎えに行ってあげたりする等、協力して運び、競い合うことを楽しむことができました。踊り「ぽぽぽぽーず」では、みんなで大きなお池(円)を作ることが目標でした。前日までなかなかお池(円)ができなかったのですが、今日はでこぼこのお池ではありましたが、みんなでひとつの大きなお池を作ることができました。実は運動会の練習の中で、年少組の教師たちは待つことができず、すぐ援助してしまっていました。そんな時、園長から「先生がずっと一緒にしていても子どもたちは覚えることをしないよ」と指導を受け、今日は子どもたちを信じて見守り、励ますことにしました。「先生は一緒に踊らなくても大丈夫!」という子どもたちからの声もありましたが、途中で一緒に踊りたいと我慢ができなくなった教師たちも参加して笑顔いっぱいの踊りになりました。
年中組のかけっこでは、順番に自分の名前を大きな声でしっかりと言って走り、転んでも最後まで走り抜くことができました。発達に不安のある子も、友達が手をつないで一緒に走ることでゴールまで走り切ることができ、保護者から温かい拍手や声援をたくさんいただきました。でこぼこの大玉「デコジャンボ」の競技では、3人組で役割分担をして上手に転がしました。みんなで協力して踊った「きみに100パーセント」はバルーンを使った難しい踊りでしたが、みんなで声を出し合い、バルーンの位置を確認しながら元気いっぱい歌を歌いながら表現することができました。最後のポーズのカラーボールを使った演出は、練習の時よりもボールが高く上がって、お客さんたちをあっと驚かせました。
年長組の踊り「学園天国」では、今日は隊形の線を引かず、子どもたちを信じることにしました。踊りが始まって移動が始まると、どこからか子どもたちの言い争うような声が聞こえてきたのです。けんかが始まったのではないかと心配しましたが、実は子どもたちが声を掛け合い、列を真っすぐに直そうとしていたのでした。今日の踊りは線がなくても、自分たちで声をかけて間隔をとったり列をまっすぐにしたりすることができ、手をしっかりと伸ばして、笑顔いっぱいの踊りになりました。
104人の気持ちを一つにして演奏した鼓笛隊では、ぴかぴかの帽子を被り、堂々と演奏することができました。指揮の子どもたちは6人が息をそろえて指揮棒を振って、太鼓のリズムが揃うように頑張り、太鼓の子どもたちも音を合わせようと指揮棒を見ながら演奏することができました。自分たちでカウントをとりながら旗を振ったり、隣りの友達との間隔をあけて伸び伸びとポンポンを振って踊ったりと、それぞれのパートが一つになって最高学年らしい立派な姿を見せてくれ、今までの中で1番良い演奏になりました。
クラス対抗リレーでは、クラス全員がバトンをつないで順位を競い合いました。車いすでの参加となったWくんを含め、みんなが一つのバトンを一生懸命につないでいく姿には、会場にいる全員が感動させられました。年長児たちは、この運動会を通して、様々な人がいることや決してみんなが同じではないことを知りました。しかし、その中で助け合ったり励まし合ったりすることで、みんなが幸せになれることも学びました。今日はたくさんの人たちから応援されたり認められたりする喜びを感じることができ、年長児たちにとって貴重な体験ができた運動会となりました。
本日は暑い中、たくさんの保護者や家族の方々にご来園いただき、又、子どもたちに温かい拍手と声援を送ってくださったことに感謝しております。本日は、本当にありがとうございました。
コメント (「作品展に向けて!!」 笹本 慎悟 はコメントを受け付けていません)