2025年7月16日 水曜日
2日前のブログで「雨だれぽったん」の話を紹介しましたが、今日も自然の面白さに気付いて楽しんでいる子どもはいないかなと探していると、砂場でいそいそと遊んでいるりす組のYくんとSくんの姿を見つけました。その二人はホースで水を流し、その水の勢いで砂が削られていくのを楽しんでいました。「もっとトンネル長くしたいけん、いっぱい水流してや!」「わかった!まかせて!」と息ぴったりです。どうやら二人はスコップで掘るよりも細い穴のトンネルが作りたいと試行錯誤していたところ、ホースで水を流すと穴が空くことを発見したようで、少しずつ深くなっていくトンネルを覗き込みながら、夢中で遊び込んでいました。
一方、園庭を見渡すと、稲を植えている泥船のところに数名の年長児が集まっていたので、何をしているのか見に行くと、「稲の葉っぱに黄色く枯れている部分がある」と話しているところでした。古森先生が「土が少ないと根っこが詰まってしまって、息ができないのかもね。藻もたくさん生えているから枯れたのかな。」と教えてくれると、それは大変だと年長児達は泥船に生えた藻を取り始めました。「息ができないのは大変!」「息ができないなんて辛すぎるよ!」と手で取っていましたが、「これを使えばきれいに取れるよ。」と古森先生が網目の金じゃくしを持って来てくれ、今生えている藻をきれいに取ることができました。身の回りの自然や植物は子ども達にたくさんのことを教えてくれます。自然の不思議に対してなぜ?どうして?と感じる感性を大切にし、今後の稲の様子を子ども達と観察していきたいと思います。
1学期も残すところあと3日です。りす組とぱんだ組では、先日の「こどもだけの夏祭り」のアルバム制作を進めていきました。毎回感心させられるのは、子ども達が30センチ四方の真っ白なアルバムに自分で考えて、写真とテーマをデザインして、配置していくことができるということです。年中の夏祭りのアルバムには、くじらのお山のタイトルと写真2枚、お祭りのマップを貼ったのですが、限られたスペースの中で一人一人違ったデザインで整理されていくのです。仲良しのYちゃんとNちゃんはお互いが写った写真を見ながら、「Nちゃんたくさん笑ってるね!」「お祭り楽しかったもんね!」と嬉しそうに会話を弾ませながら作っていました。学期末にはアルバムを家庭に持ち帰りますので、お子さんと見返してみてください。きっと楽しいお話がたくさん聞けると思います。