2025年8月23日 土曜日
先週からお盆でお休みしていた子ども達も登園し、にぎやかさが戻ってきたひよこ組です。久しぶりの登園に涙が出る幼児もいましたが、しばらくすると落ち着き、思い思い、好きな遊びを楽しんでいました。
みかん組の子ども達は、少しずつおしゃべりも上手になってきて、友だちと関わって遊ぶ姿が見られるようになりました。
Mちゃんが「どんないろがすき?」の絵本を開いて見ていると、周りには数人の友だちが集まってきて座ります。そしてページをめくると、「あか!」と口々に言う子ども達。「あか」を認識している子もいれば、中には絵本を繰り返し読んでいるので、順番を覚えていて、言っている子もいます。
「これは?」と質問するのが大好きな子ども達は、絵本を指さして聞いてくるのですが、答えが待ちきれず自分で「これはー?いちごー!」と・・・それはもう、得意顔で答えます。自分の分からない動物の時は、「これは?」と聞いて、保育教諭が答えるのを待って、真似して言って覚えようとしています。月齢の高い幼児になると、「これは、うさぎ!ぴょんぴょん」「これは、らいおん!がおーー」「これは、ぞうさん!ぱおーん」と、動物の名前と鳴き声や動きを表現する幼児もいます。
同じ単語を繰り返し聞いたり、発語したりして、言葉遊びの中から言葉を少しずつ獲得していく成長過程を見られます。幼児期は言葉の獲得の大切な時期。言葉の意味もいつの間にか理解して会話が成り立っていくのです。こんな言葉をいつ覚えたのかと驚かされる時もありませんか?子どもにとって一瞬一瞬が発達のチャンスです。
その後、お部屋にたくさんある廃材の箱を開いて、ペットボトルキャップを表裏に貼り付けて、コマを作って遊びました。新しいものに興味がある子ども達はすぐ寄ってきて遊び方も見様見真似で覚えます。中心のキャップ部分を持って上手に回せる幼児もいれば、なかなかうまく回せなくて苦戦しているKくん。まわりの羽の部分にちょっと力を加えれば回転することに気付き、くるくると回すことができると、嬉しそうに回転させて楽しんでいました。
Aくんはコマを回転させるたび「くるくる~~くるくる~~」とコマが回っている様子を言葉に出して表現して、保育教諭に「みてみて!」とアピール!たくさん褒めてもらい、ニコニコのAくんでした。
言葉遊びを楽しみながら、身体を動かしたり、手先を使ったあそびを取り入れたりなど、様々な工夫をしながら、身近な物を使った遊びを取り入れ、日々の保育を変化させながら、子ども達の「できた!」を増やしていきたいと思います。