2009年3月12日 木曜日
登園してくると「ちゅうりっぷに水あげてきまーす!」と戸外に元気いっぱいに出て行ったYちゃんは毎日ちゅうりっぷの水やりをしたり、草抜きをしたりと花が咲くのをとても楽しみにしていました。最近とても暖かく、ちゅうりっぷの芽もだいぶ顔を出してきて、よく見ると小さな葉っぱの奥に小さなつぼみが見えます。このままでは入園式を待たずに春休み中に花が開花してしまいそうに思えました。そこで相談してちゅうりっぷには少しの間ピロティーの寒いところでお休みしてもらうことになりました。花が早く咲くようお水をあげて楽しみにしていたYちゃんはとて残念そうでしたが「一番きれいなちゅうりっぷを年少さんに見せてあげたいけんね!」とすぐに笑顔になりました。他の子たちも「僕も寝るとき電気消すけん、ちゅうりっぷも暗いところのほうがぐっすり眠れるんよね。」「今よーく寝といたら大きくてきれいな花がさくかな?!」など楽しみにする姿がみられました。またひまわり組のAちゃんは毎朝自分のクラスのクロッカスに「おはよう!かわいいね!」と声をかけていました。そんなAちゃんは今日ひまわり組のクロッカスが咲いていることに気付きとても喜んでいましたが、さくら組のクロッカスが咲いていないことに気付き「どうしてさくら組のは咲いてないんやろ・・・」と不思議に思いました。そして「あ!さくら組さんは毎日お話ししてないけん咲いてないんや!」と言うと「おはよう!おはよう!」と話かけていました。
片付け後、うさぎ組では進級に向けてお部屋の掃除をしました。「ピカピカで次のうさぎ組さんに来てもらわんとね!」「今までこのお部屋でいっぱい遊んだけんね!」など画板やマット、靴箱など自分達で考えていろいろな所を掃除する姿がみられました。掃除が終わると「これでいつでも年長になれるね!」ととても嬉しそうにK君が言いました。一人ひとりが年長になることにとても期待し意識を持って行動する姿が最近多くみられるようになりました。今のクラスで過ごすのもあと5日となりました。4月には年長さんになって新しいクラスになります。そしてみんなが植えたちゅうりっぷの花と一緒に新しいお友達を迎えるのです。希望と期待に胸をときめかしているのは年長さんだけではありません。年中さんも、年少さんも、そしてひよこ組さんもみんな大きい組さんになることにワクワクしているのです。
2009年2月17日 火曜日
今日からこあら保育は、早コースと遅コース全員の参加になり、園内はとてもにぎやかでした。その中で、ぞう組の子供たちは、「一緒にサッカーしようか?」とボールを持ったこあらさんに声をかけマンツーマンでサッカーをしたり、包丁を使ったままごとコーナーでは、さり気なく見守りながら必要な時に助けてあげたりしていました。また片付けの時は、園庭にいるこあらさんをぞう組全員で3Fの会議室まで送り届け椅子に座らせると一緒に手遊びに加わっている姿も見られました。自分達は、三葉の中で一番大きいお兄さん・お姉さんなんだという自覚を持ってこあらさんの世話をする年長児達は、周りの自然の木々の芽や花を見て「もうすぐ1年生なんだよね!」と「ドキドキドン1年生♪」を口ずさんでいました。今日は、春を探しに行こうという目的を持って屋外遊ぎ場に行きました。自分達が植えた水仙の花も、もう少しで咲きそうです。
★ぞう組のピーター英語は、参観に来られたお母さん達も巻き込みいつも以上にハッスルして受けることができました。
昨日のポカポカ陽気と打って変わって、今日は風がとても冷たい1日になりました。年少は、昨日の陽気があまりにも心地よかったので今日は、屋外遊ぎ場でお弁当を食べる予定にしていたのですが、あまりの風の冷たさに体の小さい3歳児には寒すぎるということで中止になりました。遊ぎ場に行けることを楽しみにしていた子供たちにそのことを伝えると「え行きたかったのに・・・」と、とても残念そうにしていました。ミニ発表会のために、ホールで歌の練習をしてお部屋に戻る途中Yちゃんと「なんか、お外暖かそうやねぇ」「外でお弁当食べれんかなぁ?」という話をしました。そこで、他の先生と相談したところ暖かくなってきたから、今日は外で食べよっか!」ということになり、そのことを子供たちに伝えました。すると、ちゅうりっぷ組の子供たちは「ピクニック♪ピクニック♪」と飛び跳ねて、お弁当を用意する姿が見られました。参観にお母さんが来ていたY君は、一緒にお弁当を食べようとお母さんの座る場所もあけていました。ところが、お友達がそこに座ってしまったのです。Y君は、お母さんはお弁当を持って来ていないので自分のお弁当を半分こして食べようと考えていたのです。泣いてその思いを訴えるY君に周りの子がずれてくれてお母さんの場所を確保することができました。笑顔になったY君はお母さんと一緒にお弁当を食べることができました。Y君にとっても、他の子供たちにとってもいつもと違う楽しいお弁当になりました。
遊ぎ場行きが中止になった年少児達にバイバイしながら年中の青コースの子供たちは、屋外遊ぎ場に遊びに出かけました。朝から「今日は、遊ぎ場に行くんよねっ!」と、とても嬉しそうに登園して来た子供たちは、屋外遊ぎ場に着くと早速遊具で遊びました。天空の城では、すべり台はもちろん頂上の部屋でお店屋さんごっこをしたりと自分達でイメージを広げて遊ぶ姿がありました。他にも山やアスレチック、クライミングズーなどで思いっきり体を動かして遊びました。そして、ひつじ組とうさぎ組で帽子取りをしました。子供たちは、「いっぱい取るけん!」と、とても張り切っていました。結果は、一勝一敗の引き分けでしたが「次は、勝ちたい!」「後ろからそっと行って取ったらええんやないん!」と競争意識がますます高まり、作戦を話し合う姿も見られました。思いっきり遊んだ帰り道で「あっ!この木、葉っぱはないけど先っぽに何かついとるよ!」とふくらんだつぼみを見つけました。「あったかくなったら、きれいなお花が咲くかなぁ」と楽しみに眺めていました。園に戻り、「先生!お弁当お外で食べたいね♪」という子供たちの声でちょうどお弁当を持って戸外へやってきた年少組さんと一緒に外でお弁当を食べることにしました。お日様も顔を出した暖かい日差しの中で「外で食べたらお弁当がもっとおいしいね!」とみんなで楽しい雰囲気の中で食べることができました。
2009年2月13日 金曜日
今日も園庭では「わしょい!わしょい!」と元気いっぱい曲に合わせて踊る子ども達の声が響いていました。また、他のコーナーでも自分の好きなところで遊び込む姿がみられました。砂場では、年長児達が「ここ全部海と山にするけん!」と裸足になって夢中になって遊んでいましたが、だんだんと年中、年少児も集まって来て「僕らは川作る!」「こっちに橋がいる!」と分担作業が始まっていました。そんな中で年中児のH君が「僕ここに雪山作る!」と作り始めました。大きな山を作ると、枝を集めて下からさしていきました。そして「雪山の上に行く時に椅子に座って上がるんよ。」とリフトも作りました。次にリフトの横を手で平らに固め「ここが滑る所!」と言って、最後に雪だるまを作りました。以前に家族で雪山に行ったことを思い出しながら一つ一つ説明をしてくれました。「今年長さん雪山に行ってるんよね!はよ年長さんになって行きたいなー!」ととても楽しそうに話しながら作っていきました。そして水の上に浮いている泡を取り山にかけると「見て!この泡が雪に見えるよ!」と言いました。白くてフワフワした泡は本物の雪のようです。また他のコーナーでは「お団子が作れるようになったよ!」「つりかんの一つとばしできるんよ!」など自分達がどんどんできるようになったことを沢山教えてくれました。また反対に「縄跳びができんけんいま練習しよるんよ!」などできるように頑張っていることも教えてくれました。「もうすぐ年長さんやけん!」、「年中さんになるけん!」など自分たちが一つ進級することへの期待ができないことへの挑戦意欲を高めているようです。
降園前に、合歓の木訪問や参観日、発表会の話をすると「お母さんらにも元気あげれるように頑張る!」、「ニコニコ笑顔で踊る!」など来週の参観日にもとても期待を持っています。
今日は赤コースの年長3クラスは雪遊びに行きました。昨日行ったクラスの友達から楽しかったことを聞いていた子どもたちは「おれ雪山に行くの初めてなんよね!」「雪降ってるかな?」ととても楽しみにしていました。昨日は2クラス、今日は3クラスということで普通に考えれば移動や集合など活動の一つ一つに時間がかかってしまい遊ぶ時間が短くなってしまうのではないかと心配なところがありました。それを気にした古森先生のアドバイスで、出発を早目にしたり、バスから降りる前にすぐに遊べるよう準備をしたり、早く着いたところから写真を撮ったりと子ども達に次の行動をしっかりと伝え、早め早めに動けるよう指示を出していきました。お陰で子ども達も機敏に動き、昨日と同じくらいの時間遊ぶことができました。
時間がたっぷりあったことで「まだ時間大丈夫?今度はSちゃんと行ってきます!」と毎回違う友達を誘って何回もそりを滑ったり、長い時間かけて何個もの雪だるまを作ったり、幼稚園の砂場で慣れっこなのか雪で3段ケーキやトンネルを作っている子もいました。しかし、そんな中、古森先生が最初に話してくれたルールが守れず友達の顔に雪を当ててしまう出来事がありました。その時、きちんと指導しなかったために、同じことがその後またおきてしまってAくんが泣いてしまったのです。1回目の時にすぐに指導しておけば2度目の出来事はなかったと私の反省です。楽しく遊ぶためには守らなければならないルールがあるということは、その場その場で指導しておかなければなりません。これから社会に出たときも大切なことなのできちんと子どもたちにわかるように伝えなければならなかったと思います。このことは雪遊びだけではなく普段から子どもたちと一緒に考えていかなければいけないなとあらためて思いました。年長児はあと1か月余りで卒園になるので1日1日を大切に生活していきたいと思います。
今日は昨日より雪の状態も悪く,春一番が吹いてちょっと寒かったのですが遊んだ後のおうどんは温かくておいしかったと子ども達は大満足でした。
2009年1月22日 木曜日
今日は午前中は曇っているものの暖かい感じで敏感な子ども達は雨が降る前にと戸外に出て遊んでいました。そんな中で「先生!○○の曲かけて!」と発表会への気持ちも高まってきています。特に自分達の学年の曲が始まると遠くの砂場やままごとコーナーにいてもパッと手をとめて踊りだす姿がみられました。その中でも大人気は年中組の『おまつり忍者』で、ひよこ組さんや年少さんも「わっしょい!かけてー!」と寄ってきて、元気いっぱい踊っていました。間奏になると、「戦いよるみたいやー!」と年少児のT君は近くにいた友達と戦いを始めました。
また今日は、お部屋では発表会に向けて輪つなぎ作りや小道具作りをしたり、背景画を描いたりしていきました。輪つなぎでは「これ飾ったらかわいくなるよね!これ見たらお母さんもワクワクしながら来てくれるね!」と楽しそうに作っていました。背景画をオペレッタの子ども達を中心にじっくり丁寧に塗っていきました。みんなで手分けしてとても大きな絵が完成すると満足そうに眺めていました。そして踊りの子ども達は衣装のお面や冠作りをしました。一人ひとり自分のイメージしたオリジナルの物が完成しました。出来上がったお面、冠を早速鏡で見に行ったり、友達同士で見せ合ったりする姿が見られ、練習でもお面や冠をつけて踊ると、いつも以上に張り切って踊る姿がみられました。発表会に向けて必要な物を自分達で作っていくことで気持ちも入り期待を持つことができました。
今日は年中ひつじ組、うさぎ組は風邪気味の子がいるので合歓の木訪問が中止になったことを伝えると「行きたかったけどおじいちゃんらに風邪がうつったらいかんし、みんなで行きたいけん仕方ないね。」と少し残念そうでした。しかし「次はいつ行くん?」「今よりもっと上手にできるようになってから行きたいね!」と次回の訪問を楽しみにしていました。そしてS君が「次は二月よね?」と聞いてきました。「二月だよ。どうしたの?」と聞くと「ちょっとドキドキしよったけん二月でよかった!」と少し恥ずかしそうに話してくれました。
2008年12月9日 火曜日
今日は朝からあいにくの雨。最近戸外で鬼ごっこをすることを楽しみにしていた子ども達は残念そうに窓の外を見ていました。しかし、気を取り直すと室内でのお絵かきやブロック、粘土など自分達の好きな遊びを始めました。廃材コーナーで遊んでいたK君が「ねえねえ、幼稚園作りたいんやけど・・・」とやってきました。すると周りにいた子供達も「一緒に作りたい!」と集まってきました。「でも今日は雨やけん外がどんな形か分からんよね。」と話していたので事務所前に模型があることを伝えました。早速S君は見に行き、部屋に帰って来るなり模型で見た園舎を描いていきました。「こんなんやったよ!」とそれを黒板に貼り、その絵を見ながら園舎を作る人、遊具を作る人と分かれて自分達で作るものを決めて作り始めました。わからない所があると実物を見たり、友達同士で教え合ったりして進めていきます。最近は遊びの中でも自分達でルールを決めて一人ひとりが良く考えて遊ぶ姿が見られるようになりました。そして一緒に作り上げた物をみて喜びを共有する姿もみられます。
また今日は、テレビ視聴をしたのですが、真剣に視聴をした後、それをヒントにして早速作り出す姿がみられました。他にもおたのしみ会にむけオリジナルの袋を作るなどしっかりと自分で考えて進めていく姿が多くみられます。これからも子ども達のよい刺激になるような環境を工夫して保育にのぞんでいきたいと思います。
2008年11月16日 日曜日
昨日から心配していた雨も朝にはあがり作品展・バザーを予定通り行うことができました。今日を楽しみにしていた子ども達は朝早くから保護者の方とお目当ての店に買い物にやって来ました。今日は自分のお財布を持って自分で買い物をしようと呼びかけていたこともあり子ども達は自分のお財布を嬉しそうに持ってじっくりと商品を選んでいました。子どもの店では、バルーンとお楽しみ袋が大人気でした。お楽しみ袋は50円で何点か入っていたので買った後、「すごい中身がよかったー!」と言って来てくれる子もいました。教師達の手作りおもちゃのコーナーでは、年中組のY君は何度かおもちゃで遊んだ後、「いかがですか?」と声をかけると「うーん・・・自分で作ってみるけんいいや!」と答えました。制作の得意なY君はさわっているうちにその仕組がしっかり分かったようでした。お母さんは「三葉っこに育っているでしょっ!」と嬉しそうにおっしゃっていました。バルーンでは、「来ていない孫にお土産に。」と注文されるおばあちゃんに作っていた教師はとても嬉しくなりました。どの子も自分でしっかりと注文し、自分達のお財布から本物のお金を出して買い物をすることを楽しんでいました。喫茶では、綿菓子が大行列の人気商品でした。子ども達は機械の中から白い糸が出てきてフワフワの綿のようになるのを不思議そうに見ていましたが、お財布からお金を出して自分で買って、そのフワフワの綿菓子を鼻の頭やホッペをまっ白にしながらほおばる姿がみられました。今日は先生達が売り手でお客さんは子ども達。先生達も先日の子ども達に負けないほど大声で呼び込みをしていましたが、そのなかでお店を選んで考えてお金を使う姿がありました。
作品展では、保護者の手をひいて行って友達の作品を一つ一つ紹介する姿がありました。ほとんどの方が自分の子どもの作品だけでなく他の学年の作品も見て「すごいですね!」などと声をかけてくださっていました。来てくださっていた卒園生の保護者の方も「すごくレベルがあがっていますね!」と感心しながら一つ一つの作品をじっくりと見てくださっていました。
2時になってバザーの片付けの時のことです。残っていた年長児のk君は古森先生が机を運んでいるとさっと来て一緒に運んでくれたそうです。今回の作品展は作品作り、準備、片付けまで子ども達と一緒にしたことで子ども達にとって本当の自分達の作品展とバザーになりました。教師もまた子ども達と一緒に進めたこのイベントは子ども達の好奇心とやる気、そして力をもろに見せつけられた気がした嬉しい催しになりました。保護者の皆さん、役員さん、ご協力ありがとうございました。
2008年11月7日 金曜日
三葉レストランはいよいよ今日が最終日になりました。昨日の帰りに年長組でお母さん達に招待状を書いたこともあって今日はたくさんの保護者の方が来てくださいました。そのことを意識した子ども達は朝から「今日で最後やけん値下げしていい?」とか「サービスしますよー!」など呼び込みをする姿がみられました。今日も各クラスそれぞれ工夫して最後のお店作りをする姿がみられました。うさぎ組でもいつもより気合を入れて用意をしていました。S君の「あっ!おすし屋さんの入るところって布みたいなのがある!」と言う言葉に大型積木で門を作り、のれんがつきました。今日はいつもに増して大繁盛で子ども達は大忙しでした。その中で、接客をする係、作る係、お会計の係と自然に役割ができ、口調もプロ顔負け、待ち席までできていました。そして、まだ字が読めないプレ年少児や年少児に読んで教えてあげる姿もみられました。うさぎ組の子ども達もいろいろなお店に行き異年齢児とかかわる中で様々なことを学んで身につけてきたように感じます。また自分達でお店屋さんごっこをすることで普段の生活の中で人々の動きや仕組みを意識して観察し、それを生活につないでいく姿もみられ、子ども達にとってとても良い経験になったと思います。
また今日は手作り給食の日でした。今日のメニューは中華丼とさつま芋のサラダとミニトマトでした。野菜たっぷりの今日のメニューは野菜が苦手な子ども達も「あれ・・・食べれたよ!」と本当に良く食べ、R君は「野菜の味がおいしいね。」と言って食べていました。そして今日のお米は年長児が稲刈りをして収穫した新米でした。子ども達に伝えると「とってもおいしいね!このお芋もこの前僕達が掘ったお芋よね!」などと自分達で収穫した物を食べる喜びを話し合っていました。
皆様にご愛顧いただきました三葉レストランは本日をもって閉店いたしました。また開店の際にはご協力のほどよろしくお願いします。 三葉幼稚園 教師一同
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