幼稚園の日記(ブログ)

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2012年5月8日 火曜日

 今朝の話です。毎日、駐車場の畑に植えている野菜を見ていた副園長は、じゃがいもの花がちぎられていることに気付きました。バスの運転手さんがじゃがいもが大きくなるようにと花を採ってくれたようでした。しかし、副園長は「とても残念で寂しい気持ちになった。」とがっかりしていました。「じゃがいもが大きくなることが大切か、花を見せることが大切か。今年はたくさんの野菜ができているのに、先生達は子ども達に知らせることなく、野菜の生長を気に留めていないね。」この副園長の言葉を聞いて改めて畑を見ると、じゃがいもの花は薄紫色でとてもきれいなことやねぎが大きく育ってできたねぎ坊主は、ふわふわしていて愛らしいことに気付きました。また、にんにくの茎にできたとんがり帽子のような花のつぼみは、小人さんの帽子のように見えました。こうした自然の変化に教師が気付き、子ども達に知らせることが私達の役割であることを忘れかけていました。自然の不思議、自然は生きているということ、そして自然の中で人も生かされていることに気付き、命や食につながっていくことになるのです。大きな大きな反省です。

        

「じゃがいもの花。薄紫色で       「ねぎ坊主だよ!ふわふわし       「にんにくの花のつぼみ!                            きれいだね!」               ていて、気持ちよさそう!」        小人さんの帽子みたい!」

 登園して来たひまわり組のAちゃんが、空を見上げて言いました。「あっ!私のこいのぼりがおる!」子ども達が包装紙や浸し染めした紙を使って作ったこいのぼりも次第に数が増え、2階のテラスから向かいのテラスまで渡すことができるくらいになっていました。先週、初めて浸し染めをしたAちゃんは、浸し染めをした紙が乾くまで待ち遠しくてたまらないといった様子でした。「これを使って、こいのぼり作ってみようか?」という私の誘いに対して、「うん!」と笑顔で答えたAちゃんは教師や友達と一緒にこいのぼりを作ったのです。まだ、年少児の中には初めてはさみやのりを手にする子どももいるということで、はさみの使い方やのりのつけ方の指導も兼ねてのこいのぼり作りになりました。その日は雨だったので、保育室に紐を張ってそこに飾ったのですが、今日は晴れ!風に揺れる手作りのこいのぼりを眺めながら、とても嬉しそうなAちゃんでした。

        

 今日から親子運動会の練習を赤コース、青コースに分かれて始めました。すっかり幼稚園になれた年少児達は、教師の「お友達の後ろにかくれんぼしようね。」という声に反応して、しっかりと並ぶことができていて驚かされました。練習では教師や年長児が保護者の代わりになって踊りや競技を進めました。年長のお兄ちゃん、お姉ちゃんととても楽しそうにしている年少児の表情がたくさん見られた運動会の練習でした。

      

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コメント (「教師達の大きな大きな反省。。。」 ひまわり組 丸山利夫 はコメントを受け付けていません)

2012年5月7日 月曜日

連休が明けた今日、子どもたちはどんな表情で来てくれるかな。と楽しみにしていた反面、泣いてくる年少さんがいるかも・・・!?とちょっぴり気にしていましたが、そんな心配もよそに、年少さんも元気一杯で、登園してきました。

「しいたけ 大きくなったかなあ」「ウサギさん、会えんかったから、寂しくなかったかなあ」と子どもたちもそれぞれお休みの間に、幼稚園のことを心に残していたんだなあ。と想って、嬉しくなりました。

そんな中、うさぎ組のAちゃんが、「みんな来て!来て!いいもの見つけたよ」と言って、教師や友達に知らせていました。「何だろう」興味を持って私もその中に混じってついて行くと、そこはいちごのプランターのところでした。見ると、ポツポツと真っ赤なイチゴができていたのです。ひとつ、ふたつ、みっつ・・と数えていくうちに・・・・・・「あれ?」穴の開いたイチゴが見つかりました。副園長が、「大変だ。誰が食べたのかな!?」とつぶやくのを聞いたAちゃんは、すぐに部屋に戻ると、廃材で「かかし」を作ってきたのです。

昨年、年長児が、稲を育てている時、雀やカラスから守るために「かかし」を作って立てていたのを思い出したのでしょう。年少さんの時の経験から、「かかし」にたどり着いたのでしょう。子どもたちからは、「ありさんじゃない?」「ダンゴムシさんかなあ」「誰かが食べたんかなあ」など子どもたちなりに考えて話している姿が見られました。Aちゃんのかかしさんは、子どもたちから大きな期待を受けて、こわーい顔をして立ってくれていました。明日は、守ってもらった赤いイチゴがみんなの口にはいるかな?と、とても楽しみです。

また、今日はみんなで、親子運動会の競技のかけっこや踊りを楽しみました。年長さんに手をつないでもらった、年少さんも行進をしたり、フォークダンスをしたりといつの間にかノリノリで満面の笑顔になっていました。親子運動会では、こんなかわいい姿を是非保護者の方に見て頂きたいなと想っています。どうか楽しみにしていて下さい。

又、今日のパン給食では、子どもたちは、大喜びで手作りの「サツマイモサラダ」を「キャベツ、リンゴ、サツマイモ、・・・何が入っているかな。」とあてっこをしながら美味しそうに食べていました。体一杯動かして遊ぶ三葉っ子達は、それは気持ちのいい食べっぷりでした。

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コメント (休み明けに 見つけたものなーんだ                  吉本多恵子 はコメントを受け付けていません)

2012年5月3日 木曜日

5月に入り新しく月極めのお友達が増え、ますます元気いっぱいなぴよぴよちゃんたちです。お部屋で遊んでいる時にブロックを手にしたA君とB君は普段から剣や鉄砲を作り「バンバン!」とよく遊んでいました。そんな2人が今日はそれを頭に付けて、「ヘリコプター」と遊び始めました。その様子を見ていた2歳のCちゃんも近くにあったおもちゃを手に取り「ヘリコプター」と頭にのせて嬉しそうに真似っこをしました。珍しいことや自分より大きなお友達がしていることにすぐ興味を持ち、仲間に入り一緒に遊び始めるのです。真似っこからたくさんのことを覚えていくぴよぴよちゃんにこれからもどんどんいろいろな体験と環境を用意し、成長を楽しんでいきたいと思います。

さて、ぴよぴよちゃんがお集まりをしている時のことです。副園長が色の鮮やかなこいのぼりを持ってお部屋に入ってきました。そして、「ぴよちゃんの子ども達も良い子だからお部屋にこいのぼりを飾ろうね。」とこいのぼりを付けてくれました。大きなまごいとひごい、子どものこいのぼりと吹き流しでお部屋はとてもにぎやかになりました。「わぁ、大きい」「すごいね」と子どもたちは大喜び。「これはお父さんのこいのぼりだよ」と声を掛けてもらうと泣いていたD君がおもわず泣き止んで指差しました。そのあとはそれぞれの子達が滑り台を滑りながら見上げて満足そうに笑う姿が見られました。また、幼稚園児達が作った浸し染めを使って、子どもたちとこいのぼりを作ったらいいよとアドバイスをもらい、早速おやつを食べた子からクレパスでこいのぼりに目をグルグルと描きました。Gちゃんは張り切ってクレパスを手に取ると、まず緑色で描き始めました。しばらくすると、自分で赤色、黒色と好きな絵を選んで描き、できたこいのぼりにとても満足していました。さっそく壁面に飾ったり、大きなこいのぼりと一緒に飾ったりして楽しみました。今回私たち保育士は5月に入ったにも関わらず環境構成は4月のままで、副園長が気付かなかったら幼稚園で子どもたちが盛んにこいのぼり作りをしている姿を目にしているにも関わらず、お部屋にこいのぼりを飾ることすら気づいてなかったのです。こんな失敗に心づかいの乏しさを大反省した私たちでした。

給食を今日もこいのぼりのように大きなお口をあけてパクパク食べているぴよぴよちゃんたちでした。

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コメント (「こいのぼり嬉しいな」 ぴよぴよ 古江由貴奈 はコメントを受け付けていません)

2012年5月2日 水曜日

今日は、朝から雨が降りバスに乗っていた子ども達は「雨が降っとるけん、外で遊べんね?。」と少ししょんぼりしていました。しかし、幼稚園では昨日から工事の方が作ってくださったポートができたことで、ままごとや砂場のあるピロティ―まで雨に濡れないで行くことができるようになっていました。その行き方を教師に教わっていた早く来た年長児が後から来た友達に、どうやってピロティ―まで移動するのか教えてあげている言葉を聞いていると、「緑のところで靴を履いて、こいのぼりのトンネルを通って行くんよ。」と教師から教えてもらった通りに分かりやすく教えてあげていました。また、新しくできたポートの下では、鉄棒もできるようになっていて、得意げに何回も逆上がりをして見せてくれました。雨の日でも、包丁ままごとや砂遊び、色水づくりに鉄棒と安心して、様々な遊びが楽しめることが嬉しくて、活発に遊ぶ姿が見られました。たんぽぽ組では、もらった図鑑が使いたくて雨が小降りになると、軒の下で雨を避けながら首に下げて園庭を探検していました。雨でダンゴ虫は見つけられなかったけれど、たんぽぽやパンジーを見つけて図鑑を開いていました。

年長児は5月から絵本の貸し出しが始まるので、新しい図書室へ行き使い方の指導をしました。まだ図書室に入ったことのない子ども達は、階段を上がると「木のいい匂いがするね?♪」「床がツルツルやけん、きれいな足じゃないといかんね。」と話をしていました。新しい図書室では、テラスが吹き抜けになっていて、椅子を持って行って登ると危険だということ、窓は勝手に開けないということ、椅子の使い方やトイレの使い方・自動で開く窓と、一つひとつ丁寧に子ども達に説明していきました。説明が終わり、椅子に座って周りを見渡すと、以前はくじら組の部屋にあった絵本が移動していました。誰が運んでくれたのか気になっていたようで、「誰が全部運んだん?」と質問してきました。春休みに教師たちが引っ越し屋さんのように運び、絵本の棚もくま組の部屋から窓を開けて、窓から窓へと運んだことを話すとみんな驚いていました。絵本サークルのお母さん達にも絵本を整理していただいたので、5月の図書の貸し出しでは絵本の使い方も指導しながら、【みつばとしょかん】を利用していきたいと思います。

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コメント (「こいのぼりのトンネルを通ると…♪」   ぞう組  井上 沙紀 はコメントを受け付けていません)

2012年5月1日 火曜日

 今日から5月になり、桜の木も若葉でいっぱいになりました。青空が広がる中、登園してきた子ども達は、イチゴやシイタケの生長を楽しみに観察する姿がみられました。年長組のYちゃんは、「うわぁ、赤ちゃんイチゴがいっぱいあるよ」と発見したことを友達に伝えていました。そして、年中組のKちゃんは、「先生、金曜日に古森先生にお料理してもらったはずなのに、また、シイタケができとるよ」と嬉しそうに話してくれました。幼稚園の様々な自然に触れるなかで発見や気付きをしている子ども達です。又、砂場や泥場でも楽しい遊びが繰り広げられるようになりました。気温も高く、水の冷たさが心地良いなか砂場では、年少児、年中児、年長児がかかわりながら山を作ったり、協力しながらトンネルを作ったりしていました。そして、水路作りをしていた年長児が近くにいた年中児に「ゆっくり水を入れたらこぼれないからね」と教える姿もありました。砂場という同じ空間の中で会話をしたり、一緒に何かを作っていく過程で色々なことを学びあっています。「遊び=学び」をこれからも大切にして私も子ども達に負けないように気付き、学んでいきたいと思います。

  

  

 先日の保育参観では、各学年保護者とフォークダンスをしたり、親子ゲームをしたりして楽しみましたが子ども達は、他の踊りやかけっこも大好きです。特に「お祭り忍者」の踊りは活気がありどの子も力強く踊っています。4月に入園したばかりの新入児も年長児の踊っている姿を見て少しずつ覚えています。毎日の生活のなかで刺激を沢山受けて子ども達は、どんどん発達していきます。連休明けの今日もかけっこで転んでも転んでも起きあがって走る子ども達の姿はとても活気に満ち溢れていました。明日、1日登園したら大型連休に入ります。明日を大切に、そして、家庭生活での刺激も大切です。幼稚園に入って少しお兄ちゃん、お姉ちゃんになった姿を認め家庭内でも気持ちの充実を図って頂きたいと思います。

 

 

 

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コメント (「青空の下は、気持ちいいね」 ぱんだ組 山田 美和 はコメントを受け付けていません)