幼稚園の日記(ブログ)

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2013年11月6日 水曜日

 年長さんにとって最後の作品展。子ども達は張り切って絵や作品を仕上げています。今日も朝から作品作りをしていたAちゃんは、稲刈りの経験から剣を使って稲木を作っていました。しかし、バランスが悪いため、時間が経つといつの間にか傾いてしまって、その度に傾きを直しながら、一生懸命に厚紙を細長く切って稲を作っていました。そこに副園長がやってきて、その稲木を見てすぐに気付き、「Aちゃんよーく思い出してみて、稲木の脚の両側は、3本で立ってなかった?」と、声を掛けてくれました。確かにAちゃんが作っていた脚は両側も2本だったのです。

      

そこで思い出したAちゃんは、剣を2本作って両側に継ぎ足しました。すると、本当にしっかりとした脚になって倒れなくなったのです。Aちゃんはとても嬉しそうで、その後は倒れることを心配せず、安心して稲刈りに集中していました。私自身も見逃していた所を副園長がアドバイスしてくれたことでAちゃん自身が気付くことができ、本当によかったなと感じた瞬間でした。

      

 さて、昨日のブログにあったように、年長組と年中さんが、サニーマートに買い物に行って、その後は年少さん、ひよこ組さんを誘っておやつパーティをして、とても楽しい1日を過ごしました。そこで、年長5クラス全員が集まってお店やさんをすることを提案して、何のお店をするのか話し合いをしました。すると、昨日の買い物で見た、お肉やさん、魚やさん、お弁当やさん、果物やさん、おかしやさんや、他にもケーキやさん、お花やさん、おもちゃやさん、ゲームセンター、ラーメンやさん、お好み焼き・たこ焼きやさん、毛糸やさん、銀行等、たくさんの案が出ました。

      

しかし、何百人とお客さんが来る中で、果たしてこれだけのお店が出せるのか考えるよう、副園長が、とりあえず自分がしたい所に入ってみたらどうかと言ってもらい、さっそく分かれてみることにしました。すると、見事に人数差が出てしまい、お肉やさんと銀行は、1人ずつになってしまいました。そこで、少ないグループはその人数で出来るか考えた所、自信なさげに首をかしげていました。そこで、似たようなお店を合体させることになり、結果、ケーキやさん☆お花やさん☆お弁当やさん☆ゲームセンターと、買い物するのに必要な銀行はしようということになりました。お店やさんをすることを園内放送で年少さんや年中さんにもお知らせして、作品展当日に開店することが決まりました!!お店を出すには、それまでに作品と絵をしあげないといけないことが分かり、少し焦っている子ども達ですが、お店を出すことをとても楽しみにしています。

      

 運動会後、自分達で考えて協同で進めたり、広げたりすることが楽しくなってきている年長児達は、クラス関係なく自分で決めてグループに入り、相談しながら活動するようになりました。自分の作品を仕上げ、次の目的に向かって子ども達の目はキラキラ輝いています。お母さんのお店、先生達のお店、そして子どものお店、どのお店も負けず劣らず・・・!!きっと素晴らしい作品展・バザーになることでしょう。

☆本日の希望給食☆

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コメント (「お店やさんごっこをするよ☆」    きりん組 村田麻美 はコメントを受け付けていません)

2013年11月5日 火曜日

 今日は朝園庭の固定遊具の位置を動かして子どもの動線を変えてみました。子ども達は、門の横に出ているつりかんを見つけて何度もしていました。今まではぶら下がることを楽しんでいたSちゃんも、今日は端から端までいけるようになっていて驚きました。「手が赤くなった!」と教師に見せた後も、まためげることなく続けてしていました。

 年中・年長児は、バスに乗ってサニーマート衣山店に行きました。サニーマートに到着すると、年中・年長児は5?6人の混合グループを作って手を繋いで副園長から買い物をする際の約束事を話してもらいました。話のなかで、「みんなで分けて食べられるおやつを買おうね、グミやマーブルチョコ、アイスなどは分けにくいからやめとこうね」と話してもらい、子ども達はうなづきながら聞いていました。

 年長児のリーダーは副園長から100円を渡してもらい、大事そうに握りしめていました。おやつを買う時は、アレルギーのある子には年長児が「このお菓子食べれる?」と聞いてみんなで食べられる物を選ぶ姿がみられました。又、みんなで2つ買ったらいくらになるかなど100円になるよう話し合いながら買い物をしていました。買い物が終わったら、レシートとおつりをすぐに袋にしまいました。

 園に帰るバスの中で、ぞう組のR君が「古森先生にみんなの名前と買ったおやつの名前、値段、おつりが分かるように紙に書こうと思うので幼稚園に着いたらぞう組の部屋に来て下さい」とりす組の子ども達に話してくれました。ぞう組の部屋に行くと買い物をした各グループに分かれて紙に書いていきました。名前を書く時には、お互い名札を見せて名前を言い合っている姿がとても可愛かったです。

 昼食を食べている時に年長児が「三葉幼稚園のみなさん、サニーマートで買ってきたおやつを12時45分からみんなで外で食べましょう!おやつパーティーしよ!!」と放送で呼びかけてくれました。それを聞いたりす組の子ども達は昼食を急いで食べていました。時間になると、外でひよこ・年少・年中・年長みんなでわきあいあいとおやつを食べました。三葉幼稚園ならではの貴重な体験をした子ども達でした。

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コメント (「サニーマートにお買い物!」  りす組 上田有沙 はコメントを受け付けていません)

2013年11月2日 土曜日

今週は、晴れて とてもいい天気が続きました。火曜日には、お母さんと一緒に動物園へ遠足に行きました。時々、抱っこしてもらいながらも歩いて いろいろな動物を興味津々で見ていました。次の日、「動物園、行ったよね!」とSちゃん。 「何が、おったんやった?」と聞くと「きりんもおった!」「ぞうさん、赤ちゃんもおった!」と目を輝かせて話してくれました。動物の絵本を見ていたYちゃんが「らいおんさん、おったね!」とらいおんの絵を指差すと横で見ていた月齢の低いMちゃんも「ガオーガオー」と鳴き真似をしていました。ぺんぎんやさるなど様々な動物の名前もたくさん覚えていました。

木曜日に駐車場の畑で、さつまいも掘りをしました。畑のまわりに集まり、始めに保育士が掘っていると何が出てくるのか期待して見ていて「がんばれ!がんばれ!」と応援を始めました。そして、さつまいもが顔をのぞかせると「おいもさん!」と嬉しそうに言っていましたが、やがて、細長い大きい芋がたくさんくっついて出てくると「わー!」と歓声があがり拍手が起こりました。 次は、子ども達が掘る番です。1歳児は、ワゴンから見て応援し、2歳児が畑のまわりに座り、保育士がまわりを掘ってから手を添えて一緒に掘りました。土が手につくと、すぐ払いのけていたYちゃんも虫がいるのに気付いて場所を変えていたSくんもさつまいもが少し出てくるとすぐとろうとひっぱりますがとれません。 「お芋のまわりを掘って!」の保育士の声に子ども達は、手が汚れるのを気にしながらも、お芋のまわりを掘っていました。 そして、たくさんくっついた芋が出てくると得意気に見せてくれました。掘り終わって友達や保育士と手をつなぎ、部屋に帰って手洗いをしましたが、いつものように石鹸をつけても手についたお芋の汁の汚れは、きれいになりません。 「手!手!」と気にしながらも「先生と一緒!」「お風呂でのけてね!」と言うと安心した様子でうなずきました。土の感触を味わいながら、土の中から出てくる芋を掘って楽しむことができました。

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コメント (「さつまいも掘りをしたよ!」 ぴよぴよ 政所恵美 はコメントを受け付けていません)

2013年11月1日 金曜日

 今朝は教師で話し合い、年長児も戸外で伸び伸びと絵が描けるようにと、門の前に年長のアトリエを出しました。しかし、しばらくしても、子ども達は少ししか集まって来ず盛り上がりません。どうしてだろうか。と自分達の出した環境を少し不安に感じていました。そして、ふと年少や年中さんの小さめのアトリエのテントを見ると子ども達が集まってきています。そんな時、副園長にも声をかけてもらって「アトリエが広すぎる」という事に気づきました。今の子ども達にとって、少し小さめで安心し、落ち着いて描き込める空間が必要だったのです。その日の天候、子どもの様子等により、その状況に適した環境が必要なのです。危険のない事。落ち着いて遊びこめる事。教師の「このようにして欲しいな」という願い等、様々な考慮が必要です。今日もまた、「環境の出し方のこんなに違うんだなー」と改めて環境の大切さと難しさを学ぶ事ができました。

 又、今日は松山市内の画家の平野見貴雄さんが来て下さいました。平野さんがシートに座ると、子ども達のリクエストに答えて絵を描いてくれました。どんどん描いて下さる中、子ども達からは質問がでてきました。    消防車を描いていると。。。(子ども)消防車て何色?青だった?   (平野さん)赤色だよね。でも全て赤ではないんだよ。今は青を使って影をつけてるんだよ。影ができると立体的になるよ」と答えてくれました。他にも気になった事を質問する姿が見られました。そして、黙々と描く先生の手の動きを真剣に見ていた子ども達が気が付くと、紙を手に握ってきていました。見ているうちに、自分達も描いてみたくなったのだと思います。子どもから「描いて見たい」と思える環境、即ち今日平野さんがこうして描いてくれているのも、一つの環境なんだなと感じました。A君は、クレパスの手の動きを真似しながらスカンクを描いていました。その後、らいおん組は昼食も一緒に食べてもらって大喜びでした。「僕のブログに今日写真を載せるね」と言われて、子ども達は紙に「ひらのみきお」という名前を書いて帰る子もいました。

 

 今朝、「先生?魚になって?」とさくら組さんに呼び止められました。見ると、子ども達は廃材を使ってルアーつきの釣竿を作ていました。どうやら、その釣竿で私を魚にみたてて釣ろうとしているようでした。そして、よく話を聞いてみると、台所から漂うお魚を焼くいい匂いをかいで思いついたのだとか。子ども(年少)らしい、面白い思いつきに私も笑ってしまいました。ルアーを必死に回して釣ろうとする子ども達。楽しくてたまらなくなり、私も何度も魚になって釣られてしまいました。

★★★今日の手作り給食★★★

・いい匂いを漂わせていたサバの塩焼き

・園庭に落ちて拾った銀杏(拾った時の匂いがない事に驚いていました)とさつま芋のご飯

・レタス、トマト

・前日から煮ている大根と卵

・具沢山のやさしい味のけんちん汁  でした。秋がたっぷり入ったおいしいご飯を、お腹いっぱい食べた子ども達でした。

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