幼稚園の日記(ブログ)

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2020年6月5日 金曜日

 今月に入って梅雨入りのニュースがありましたが、ぴかぴか眩しい太陽の下、年長児がレインボーファームにさつまいもの苗を植えに行きました。さつまいもの植え方について予習していた子どもたちは、到着するとレインボーファームの方にもう一度説明してもらいました。「どうやって植えたらいいのかな?」と聞かれると「寝かせる!」と話を聞いていた子どもたちは答えました。「苗をどっちに寝かせたらいいのかな?」という疑問に園長先生は方向が分かるように子どもの向きを変え、実際にして見せました。すると、子どもたちも同じように東向きに寝る真似をする姿がありました。

 さつまいも植えに挑戦!の子どもたち、ふかふかであったかい土に大きな穴を開け、苗を寝かせました。自分も寝る真似をしながら寝かせる向きを確認する子ども、「お布団〜」と土を沢山かける子など、子どもたちの呟きに微笑ましく思いました。


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 レインボーファームの方がじゃがいもを一畝下さるという事で、役員さんや教師が掘らせてもらいました。応援の子どもたちが見たじゃがいもは幼稚園の物と違って中が黄色い色をしていました。そこで!!園長先生のクイズの始まりです。「1問目、みんなが秀野邸へ堀りに行ったじゃがいもは切ると何色だったでしょう!?」子どもたちは、昨日蒸して食べたじゃがいもを思い出し、「白!」と答えました。正解した子どもたち、次は2問目です。「レインボーファームで採れたじゃがいもは切ると何色でしょう!?」子どもたちは「白!」と答えましたが、園長先生が採れたじゃがいもの土を落とし、見せてくれると「黄色!」と答えの変更、、、。切って見せてもらうとぞうぐみのHくんは美味しそうに「焼き芋みたい!」と呟きました。

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 向こうのおばちゃんたちが子どもたちのためにさつまいもを植えている間にレインボーファームで採れたじゃがいもをフライドポテトにして下さっていました。出来立てで温かいフライドポテト、じゃがいもの素材の味を楽しんでいました。

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 その後、畑の散策へと向かいました。幼稚園でも育てているミニトマトやきゅうり、ナスなど色んな野菜があり、「おいしいよね〜」「好きだよ」と話しながら見て回りました。突き当たりには大きな田んぼがありました。楽しみにしている田植えができる場所です。特別に入らせて頂き、土は柔らかいけれど、ゴツゴツしているところもあり、不思議な感触でした。田んぼはどれくらい広いか走ってみることにしました。私も一緒に走ってみましたが、「なんでそんなに速く走れるの〜!?」と教師たちが驚くほど子どもたちは上手く足を上げて走っていました。田んぼを走る貴重な体験をさせて頂き、走り終わった子どもたちは「面白かった〜」と笑い合っていました。

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 レインボーファームからもう1つ、カブトムシの幼虫のお土産がありました。ぞうぐみのバスで一緒に園に連れて帰ることになり、バスの中では「みんながカブトムシのお母さん、お父さんだね」と吉本先生に話してもらい、嬉しそうにしていました。どんな世話が必要か考えたり調べたりしてくるよう土・日の宿題を出された子どもたちは月曜日、どんなことを話してくれるか楽しみです。

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コロナウイルスが流行し、行事が中止になる中、レインボーファームさんでのさつまいも植えを子どもたちと楽しむことができ、喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。役員さん、レインボーファームの皆様、ありがとうございました。

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2020年6月4日 木曜日

~ かわいそうなじゃが芋から頑張ったじゃが芋・強くなったじゃが芋 ~

昨年の冬、当時年中だった、くま組のA君は、じゃが芋の種芋を半分に切ってお母さん芋を作る際、種芋を3つの輪切りにしてしまいました。当時の担任もこのじゃが芋は植えても実がならないだろうと諦め、ままごとにしようかと考えていました。そのことを園長に伝えると「植えてみたら。」と声をかけてくれ、小さな鉢に植えて様子を見ることにしました。看板には「かわいそうなじゃがいも。」と書いて付けました。園長以外の教師は正直諦めていましたが、ある日、かわいそうなじゃが芋から芽が出てきたのです。その日は、園全体で「芽が出た。すごい。」と大騒ぎでした。

その後もかわいそうなじゃがいもはゆっくりゆっくり生長していきました。5月のある日、園長が「そろそろ収穫の時期だよ。」と声をかけてくれました。年長になったA君はドキドキしながら収穫の日を迎えました。年中の時の担任とその友達数人で掘ってみると、正直立派とは言えない、小さくかわいらしいじゃが芋が5個もおかあさん芋とつながって出てきました。A君とそのじゃが芋に関わった教師や友達は飛び跳ねるように喜び合いました。それでもA君もみんなもかわいそうなじゃが芋には変わりありませんでした。

 

それから数週間が経ち、昨日はみんなが楽しみにしていた本当のじゃが芋掘りの日でした。自分達が植えたじゃが芋の生長を楽しみながらみんなでじゃが芋掘りをしました。

 

そして、今日、みんなが掘ったじゃが芋をふかし芋にしました。みんなは自分達のじゃが芋が食べられることを非常に楽しみにしていました。すると、園長が「A君のじゃが芋はどうしてる?一緒に蒸すと良いよ。」と声をかけてくれました。声をかけてもらったA君は、あわてて部屋の陰に置いてあったじゃが芋を園長の所に持っていきました。年中の時の担任とA君はそのじゃが芋を昨日掘ったみんなのじゃが芋の中に入れて一緒に蒸すことを考えていましたが、園長はその5個の小さなじゃが芋をフキンに包んで蒸し器のみんなのじゃが芋の上に載せたのです。そして、蒸しあがると園長はフキン開いて言ったのです。「このじゃが芋は、かわいそうなじゃが芋だったけど、一生懸命育って頑張ったじゃが芋になったんだよ。強いじゃが芋になったんだよ。A君も強い子になろうね。」と声をかけてくれたのです。その言葉にA君の表情はみるみる変わりたくましささえ見えました。

 

 

そして、じゃが芋が蒸しあがりクラスでじゃがいもを頂く時間になりました。みんなが掘った大きいじゃが芋と一緒に、A君の頑張ったじゃが芋も蒸しあがりました。明らかにおいしそうなのは皆で掘ったじゃが芋!A君にも大きくておいしそうなじゃが芋を渡そうとしましたが、「僕のじゃが芋は頑張ったじゃが芋なんよ。」と言って大きくておいしそうなじゃが芋はかたくなに受け取りません。そして、何個か出来た頑張ったじゃが芋を年中の時の先生やかわいそうなじゃが芋をずっと一緒に応援してくれた友達に分けて、頑張ったじゃが芋を味わって大切に食べていました。ふと見ると、お皿には頑張ったじゃが芋の中でも大き目のお芋が一個残っていました。「このお芋は?」と声をかけると「このお芋はひよこさんの時から面倒見てくれたバアバにどうしても食べて欲しい。」と残していることを話してくれました。『忙しいけれど大好きなパパとママ』ではなくて、小さい時に付き添ってくれたバアバに食べて欲しいというのです。教師一同大感激の中で頑張ったじゃが芋はバアバの手に渡りバアバは3つに割ってパパとママと感動を分け合ったのでした。

 

種芋を作る時、間違えなければなかった、A君とかわいそうなじゃが芋の成長、成長の中で様々な葛藤や気付きなどの過程での教師の心配りと援助によるA君の心の成長は、食育の大切さ、子どもの失敗を心のよりどころにしていく教師の援助の大切さを学びました。今日も幼稚園での出来事を、家庭に持ち帰り話をする子も多いと思います。是非子どもたちの話に耳を傾けてみてください。

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2020年6月4日 木曜日

今日も朝から日差しが強く、夏を感じさせる1日になりましたが、子ども達はいつもと変わらず園庭の各コーナーで遊んでいました。砂場で大きい川を作って遊んでいたり、浸し染めを楽しんだり、廃材を利用して水汲み遊びをしたりと様々な遊びの環境の中でとても元気いっぱいです。そんな中ままごとのコーナーへ行ってみると、年長さん達が何か作っていました。
そこには野菜で作った”おにさらだ” “アンパンマンばいきんまんセット” “やさいさらだ”が並び、それぞれ「さわらないでね」と書いてありました。また、金額も書いてあり、おにさらだは50円、あんぱんまんばいきんまんセットは1000円、やさいさらだは100円でした。子どもなりの自由な発想で作った料理には、金額まで設定していて、レストランごっこへと発展していて驚きました。

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一方、プール側のテントの下では何やらいつもの園庭とは雰囲気が違っていました。教師や、数人の子ども達が何かいそいそと準備をしています。何をしているかというと、、

そうです!昨日秀野邸へ行き、皆で掘ったじゃがいもを、むしいもにして、皆で食べる準備をしていたのです。教師や子ども達がたくさんのじゃがいもを綺麗に洗い、そのじゃがいもを教師達が芽を取ったり、必要でない部分を取りました。

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そして、じゃがいもが次々蒸し器に入れられ、たくさんのじゃがいもが何段にも重ねられて、熱々のお湯で蒸されます。子ども達はその風景を見ながら、「まだかな〜」とじゃがいもが出来上がるのを楽しみにしていました。

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そして、蒸すこと数十分。蒸し器からはじゃがいもの甘い匂いが周りを包みます。蒸しあがって蓋を開けると、湯気が出て、ほっくほくになったじゃがいもが現れました。そのじゃがいもを各クラス人数分に分けます。味付けは、シンプルにお塩をパラパラと振りかけただけのものです。そして、古森先生がちょこっと味見をしました。「ほくほくで美味しい〜!」と一言。子ども達はいいな〜という表情で古森先生を見つめていました。ここで、くま組のH君が代表して蒸しいもを1口。感想は、、、「うまい!」掘りたて出来たての蒸しいもはほくほくで美味しいようです。そしていよいよ子ども達も実食。園庭にテント、ブルーシートを用意し、密集にならないように間隔を空けて座ると、蒸しいもを渡していきます。子ども達は嬉しさや、早く食べたいという思いからかじゃがいもをじっと見つめています。「いただきます」をすると、笑顔で「美味しい!」と友達と話しながら食べていました。昨日採ったじゃがいもを、次の日に子ども達の目の前で蒸しいもにして、クラスの友達と食べる。このような経験はなかなかできないことだと思います。前の日の体験をさらに発展するのが三葉幼稚園の良いところだと思いました。

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そして室内では、たんぽぽ組の3号認定児とあそびの部屋の1号認定児は、参加しています。30分程度の運動ですが、毎時間子ども達は元気に体を動かしています。今日はちょうどその日で蒸しいもはひとまずお預けで、スポーツダンス終了後に食べることになりました。スポーツダンスが終わって部屋に戻ると、おいものおいしそうな匂いがし、おいもが皆を待っていました。「美味しそうだね」と皆で「いただきま〜す」をしてふかしいもを食べました。皆、「美味しい!」と言いながら食べていました。教師も食べましたが、掘りたて、蒸したてのおいもはホカホカで甘くて美味しかったです。

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まだまだ、コロナの影響はありますが、子ども達はコロナに負けず、毎日元気に遊んでいます。教師達も子ども達の姿を見ながら、共に遊び楽しんでいきたいと思います。

 

«今日のメニュー»

胚芽米、チキン南蛮、五目煮、野菜のおかかあえ

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コメント (「ふかしいも美味しかったよ!」 「たくさん体を動かしたスポーツダンス」 たんぽぽ青組 沖西星架 はコメントを受け付けていません)

2020年6月3日 水曜日

今日は秀野邸へじゃがいも掘りに行きました。

先陣を切って秀野邸へ到着したのは年長児です。昨年の冬に今の年長児のみんなと種芋を植えに行ってから、4ヶ月ほどが経ちました。年長になって掘りに来るのを楽しみしていたじゃがいもです!昨年は憧れいっぱいだった年長さんに自分たちがなり、大張り切りで到着した秀野邸では、自分の力で逞しく育ったじゃがいもが青々と生茂っていました。半分に切って植えたお母さん芋は、栄養をいっぱい与えてたくさんのじゃがいもを育ててくれていました。大きなおいもから、小さなおいもまで順番に5個、6個が家族のようになっているものや、とっても小さな赤ちゃんおいもがいっぱいのちびいも家族もありました。どんなおいもの家族が見つかるかと、楽しみに掘り進めていた時、年少児も秀野邸に到着しました。年少さんが年長さんのじゃがいも掘りを見守る中、勢いよく掘り進めた年長さんは大きなじゃがいもが掘れると、年少さんに「ほらー!」と言って見せてくれました。あちらこちらで「掘れたよー!」「見てー!」と立ち上がる年長さんに「すごーい」「わぁー!」「おおきい!」「おいもだ!」と年少さんは大喜びしていました。年少さんに良いところを見せてあげようと更に気合が入ってお芋掘りをする子や、Dくんはお母さん芋も見せながら「これがおかあさんいもでね、、、」と年少さんに説明していました。

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そのあと、年長さんはその側に自分たちで植えた玉ねぎを抜きました。少し土の中の栄養が足りず、玉ねぎは小さめでその代わりに強く長い根を伸ばしていました。力いっぱい引っ張って、その勢いで尻もちをつく姿もあり、笑いの中で玉ねぎを収穫しました。「後から来る年中さんに抜きやすい所は残しておいてあげてね!」と園長にお願いされると、今度は年中さんを思いやり、草の間に隠れて生えている引きにくい玉ねぎをしっかり抜いていきました。

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後から到着したのは年中さんです。年中児は年長さんが植えてくれたお母さんおいもを、次に自分たちが種芋を上に来る時に土の栄養になってねと土に戻しておくことを教えてもらいました。園長の話をよく聞いていた子どもたちはしっかりとシワシワのお母さんおいもを「えいようになってね」と土に戻していました。玉ねぎは年長さんが残してくれた大きなものを「うんとこしょっ!」と引き抜いて満足そうにしていました。

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幼稚園のみーんなが収穫した、じゃがいもと玉ねぎでカレーパーティーをするのがとっても楽しみです♪

 

 

ぱんだ組では、Iくんがアゲハチョウの今にも羽化しそうなサナギを今朝幼稚園へ持ってきてくれました!!!朝からみんなで代わる代わる観察しながら見守っていると、、、その最中に小さなサナギから大きな羽が出てきて蝶々になっていき「わぁー!」っとみんなから歓声が上がりました。羽化してしばらくは羽を乾かしているうちに羽の先まで色や模様が濃くなっていきました。お昼が過ぎるまで飼育ケースで見守っていると立派な蝶々になり羽を広げるようになりました。2階のテラスから飛び立てるように飼育ケースの蓋を開けていると羽をパタパタさせ、飛び立とうとする蝶々にみんなで「がんばれー!」「がんばれー!」と声をかけました。一度は動かなくなって、まだ準備が出来ていなかったので、そのあともう一度蓋を開けて応援すると、その声に応えるように空に向かって飛び立っていきました。子どもたちは「またねー」と手を振って見送りました。とても感動的な瞬間をみんなで目にすることができました。

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コメント (「みんなでじゃがいもたくさん掘れたね」 ぱんだ組 濱本果穂 はコメントを受け付けていません)

2020年6月2日 火曜日

今日は朝から日差しが強く夏日を感じ、環境も水遊びコーナーを密集にならないようにと3ヶ所にしました。水遊びが大好きな子どもたちが次々とやってきて、たくさんの子どもたちで賑わっていました。さくら組のK君が水くみ遊びを楽しんでいるとその隣で、マヨネーズの容器を使って遊んでいる年長のO君に気が付き、じっと見ていました。O君は水の中で容器を潰して空気を抜き、容器が膨らむと同時に水が中に流れ込んで来ることに気づき、その原理を利用して水をためていました。それを見たK君はそばにあった2Lのペットボトルを使って、同じように中に入れようと思いつき、ペットボトルを潰そうと力を込めて何度も何度も押していましたがK君の力では、中々ペットボトルを潰すことが出来ません。頑張っているK君を見てO君がマヨネーズ容器を譲ってくれました。容器を貰ったK君は、嬉しくて直ぐにO君のしていたように水の中に沈め、空気を抜いて水を入れて遊んでいました。さらに、容器に蓋をつけると水鉄砲のように水が出てくることに気づき、もっと楽しくなって、水を入れては出しを何度も繰り返して遊んでいました。こうやって、子どもたちは遊びの中で色んな年齢の子たちと関わりながらたくさんのことを学んでいくんだなと改めて感じることが出来ました。

また、3ヶ所のうちのもう1ヶ所では、園長がタケノコの皮を使ってじょうごを作ってペットボトルの口に差し込んで水を入れ始めました。それを見た子どもたちも、タケノコの皮を丸めてじょうごを作り始めました。今まで何度もタケノコの皮で遊んできた年長児は、直ぐに作り方を覚え遊んでいましたが、さらにじょうごだけでなくタケノコの皮を横半分に切り、皮の片側を結び、スコップのようにして水を汲みいれたり、ペットボトルの栓にして水の中に入れ、ボトルを押し、ロケットのように皮を発射させる遊びをしたりと、新たな遊びを考え出して、水遊びを楽しんでいました。一つ何か新しい素材を出し、一つヒントを与えると、様々な使い方を生み出して楽しむ子どもたちの感性の豊かさに関心する一日となりました。コロナのお陰で、健康、安全に生活する為に必要な習慣を子どもと共に配慮しつつ、この季節にしか経験できないことを子どもたちと一緒に考え、学びながら体験出来る環境を工夫していきたいと思います。

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コメント (「タケノコの皮で水くみ遊び!?」 ひつじ組 西川友理 はコメントを受け付けていません)

2020年6月1日 月曜日

今日、年長児は生石農園に行きました。農園に着くと、「うわー!」と子ども達が見上げたのは大きく生長し、たくさんのオレンジ色をした実をつけたびわの木でした。バスが農園に到着し全クラスが集まると園長がまず、「今日は本当は半分のコースずつにしようと思ったけれど、密閉していないし、年長さんだからみんなが同じ方向を向いて、近くでたくさんおしゃべりせずに話が聞けると思ったから、みんなで来たよ。」と話してくれると、子ども達も「できるよ!」と言わんばかりに前を向いてしっかりと話を聞いていました。幼稚園の駐車場の畑に植えてあるびわの木より生石農園のびわの木は、土がたくさんあって、栄養満点で大きくなっていること、みんなの足の下にいっぱい「アリ」がいるほど甘いことを教えてもらいました。手をしっかりと消毒して、準備万端の子ども達は、1人2個のびわを収穫し、その場ですぐにいただいて、年長児だけ特別に「びわ狩り」を体験することができました。

 

その「びわ狩り」では、木の上の方にはおひさまの光をたくさん浴びておいしそうに色付いたびわが沢山実っていました。それを収穫するために棒の先にひっかかりがついたびわとり棒を園長が取り出してきて、枝をたぐりよせ、棒をまわして枝を引っ張って高い所のびわを収穫することができ、そのびわの味は甘くてまた格別でした。食べる時にむいたびわの皮は木の下に集め、それがまた土の栄養になることも教わりました。

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その後は、農園いっぱい花畑にしようという園長の発案により、去年とっておいた「ひめあちゃんのひまわりの種」をまきました。たくさん果物や野菜や花を育ててきた子ども達にクイズです。「トマトの苗はまく?植える?うめる?」、「朝顔の種は?」「チューリップの球根は?」正解は「トマトの苗は植える」「朝顔の種は植える」「球根は埋める」でした。それでは、「ひまわりの種は?」今日は、ひまわりの種を「まく」ということを教えてもらい、溝にパラパラパラと上手にまいていました。種をまいた後はしっかりと土が全体濡れるまで、友達と交代しながらていねいに水やりをしていきました。ひめあちゃんの気持ちを受け継いだひまわりの種が生長し、ステキな花を咲かせてくれることを楽しみにしています。また、子ども達も一緒に草抜きや水やりなど時々世話をしていきたいと思います。

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大きくなーれ♪種まき  (動画)

 

大きくなーれ♪水やりをしたよ (動画)

 

帰り6号車バスに乗った子ども達は園長からこんな話を聞きました。梅雨入りをした四国地方、幼稚園の駐車場に梅雨入りを知らせるタチアオイの花が咲き始めました。タチアオイの花が一番上まで咲いた時が梅雨の終わりのサインです。外遊びが大好きな三葉っ子ですが、雨の日はまた、室内でも工夫をこらし、楽しい保育をすすめていきたいと思います。

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