幼稚園の日記(ブログ)

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2023年9月19日 火曜日

連休明けの今日も、朝から子ども達はリレーをして楽しんでいました。運動会に向けての意識はどんどん高まっているようです。

年長児はみんなが登園すると朝一番に踊りの練習をしました。しかし、踊る様子を見ていると子ども達の動きでは、どうしてもお祭り太鼓と獅子舞の威勢のよさが伝わってきません。なぜだろう?とよく見ているとこの曲のリズムと振り付けではただただ手を振り回しているだけで気持ちも乗っていないし、子ども自身がその意味も理解できていないため、楽しんで踊っていないことに気付きました。私達担任は「もっと手を伸ばして!!」「かっこよく座って!」とだんだん指導にも力が入ってきましたが、暑さも加わってこれでは子ども達もしんどいだろうといったん休憩してもう一回仕切り直そうと思っていたところでした。本園のカメラでその様子を見ていた園長が遊ぎ場に来てくれました。年少さんも年中さんも今日は踊りをみてもらいもっと良くなるアドバイスをもらっていました。年中さんはうさぎ、ひつじ組さんが最後のポーズをもっと良くなるようにと1段目2段目 3段目で声を出すこと、座り方など古森先生から教わると見ていたぱんだ、りす組さんたちもトラックの中に出てきて声を出しどのクラスが元気にできるか競争です。初めにしたぱんだ組は、なんと2点。次のうさぎ組は5点、そしてひつじ組は3点、りす組は4点と、とっても僅差の勝負ではあったものの、1位のクラスはやったー!」とやる気もまたあがります。それ以降のクラスは「次は1位がいい!!」と意気込みをみせ、勝敗が分かる年中だからこそやる気が持てる声かけをしてもらったことで、年中さんもこれからもっと楽しんで練習できるんだろうなと思いました。

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問題は年長児です。一回やってみたものの…う~んとイマイチだった動きを見かねて、古森先生が声をかけてくれました。今まで私達が散々声をかけてきたにもかかわらず、ぱっとしなかった踊りが古森先生の「みんなの踊りみてたけど、大きい太鼓とかっこ良いししまいの踊りだよね?みんなの踊りは小さいよ。小さい太鼓じゃないのよ。大きい太鼓ってどこみて、どこ叩くと思う?」と言いながら、さっきまで踊りの練習で怒っていた先生が後ろを向いたすきに先生の頭より高く手を伸ばして叩くフリをして見せてくれると、自然と子どもたちの手や目線が上がります。このようにして遊びながら楽しく踊れる工夫を教えてくれ、教師達は指導方法をまたまた失敗…と反省しました。ししまいの振りももっと大きく、そして迫力が出るようにとアドバイスをもらった子ども達の顔はさっきまで”疲れた~”という顔をしていたのに、今は笑顔がこれでもかというほどあふれていました。遊ぎ場からの帰り道もらいおん組の子達に「暑かったね、しんどかったやろ?」と声をかけると「ううん、楽しかったよ」「怖いししまいの顔できるよ!」と足どりも軽く、明るい返事が返ってきたのでした。練習も繰り返すことも時には必要だけど、ポイントを押さえて、子どもも私達も怒り、怒られながらではなく、今日の魔法の言葉のように楽しく遊びながら練習した方が身につけられるなと勉強になりました。そして今日の姿を見て、まだまだ子どもたちは上手に、かっこ良い姿を見せてくれるだろうと期待が持てました。私達も焦らす子ども達が楽しくて、もっとしたいと思える指導方法を工夫して練習できるようにしたいと思いました。
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