2025年12月19日 金曜日
今日は、三葉幼稚園伝統のお餅つきが終わった翌日、終園式の日、
登園してきた子どもたちから、園内のあちこちで
「お餅つき楽しかった!」
「家族みんなで分けたよ。みんなが喜んでくれたよ!」
「お兄ちゃんが“いいな~”って言いよった!!」
と、嬉しそうなお餅つきの話題がたくさん聞こえてきました。
そんな中、今日もお天気にも恵まれ、ポカポカ陽気だったので戸外でたっぷり遊んでから終園式に臨みました。
式場に上がると、昨日、古森先生がみんなの前で作ってくれた鏡餅が飾られていました。
式の途中には、その鏡餅についてのお話もしてくれました。
どうして鏡餅をお正月に飾るか知ってる?」と聞かれると年長児のN君が「神様に来てもらうため!」と答えてくれました。
「じゃあ鏡餅がどうしてまんまるか知ってる?
お日様も、地球も、みんなまんまるでしょ。だからお正月には鏡餅を作って、神様に感謝するんだよ。自然と仲良くして、いい子にしますって神様に伝えるんだよ。」
また、
「昔の鏡はまんまるで、鏡に映る自分の姿を神様だと考えられていた時代もあったんだって。だから鏡は、神様が来る場所なんだよ。」
というお話にも、子どもたちはうなずきながら耳を傾けていました。
さらに、
「鏡餅に飾ってある“だいだい”は、おじいちゃん・おばあちゃん、お父さん・お母さん、そしてみんなへと、代々続きますようにという願いが込められているんだよ。」
「干し柿や昆布も体を元気にしたり、身体の中をお掃除したりしてくれるんだよ。」
「この緑の葉っぱは、裏が白いでしょう?“うそをつきません”“真面目に生きます”“いい子になります”って、神様と約束する葉っぱなんだよ。」
と、たくさんの大切なお話を聞き、年長児を中心によく話を聞き、質問に答える三葉っ子の姿が見られました。
鏡餅のお話の最後には、
「小さい組さん、お餅つきのもち米は年長さんが育ててくれたんだよ。お礼を言わないとね。」
と声をかけてもらい、
「年長さん、ありがとう!」
「どういたしまして!」
と、心あたたまるやり取りもありました。
色々な知識を子ども達にわかりやすく話しをすると、思っている以上に理解するのです。
最後には、
1学期は「がんばるぞー!」
2学期は「進級して楽しいなー!」
3学期は「大きい組になるぞ!の学期だね。発表会もあるよ!」
「年長さんは衣装も自分たちで作るよ。みんな頑張れるかな?」
と声をかけられ、子どもたちはできる~と応えていました。
そのために、お正月は「お家の人のお手伝いをすること」も約束しています。
ぜひ、子どもたちにできることは、経験させてあげてください。
その後、12月生まれの友達の誕生日をお祝いし、みんなでお正月の歌を歌って終園式を終えました。

終園式後は、持ち帰りの準備をしたり、年末に向けて一年間使ったお部屋や靴箱、テラスの掃除をしたりといそいそと働いていました。

また来年も、子どもたちと楽しい活動がたくさんできることを楽しみにしています。
3学期も三葉幼稚園にいつもの活気が戻ってくるのを楽しみにしています。
「どうぞよいお年を~!」