幼稚園の日記(ブログ)

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  2015年3月11日 水曜日

昨日の雪とは一変、肌寒いけれど青空の広がる良い天気となりました。そんな今日、ひよこ組の女の子たちがあることに気がつきました。まだ寒いのになんと、ひよこ組のチューリップが2本目もたくましくきれいな花を咲かせていたのです。「ひよこさんのチューリップが1番に咲いたんよね!」「土のお布団いっぱいかけて温かかったけんかな?」「お水いっぱいあげたもんね!」と、満3歳のひよこ組さんが科学的なことに疑問を持って考えていることに驚き、自信たっぷりな姿に頼もしさを感じました。

最近ひよこ組では廃材遊びが活発に行なわれています。今日もK君は何か考えて作り始めました。トイレットペーパーの芯を3分の1ぐらいの大きさに切ると、両サイドから丸く切ってテープでとめるとメガネができました。ヒモを切って貼ると、首にかけるようにしました。そして、チョコレートの箱をメガネケースといって見せてくれたのです。メガネのサイズは計算されたようにチョコレートの箱にぴったりで、その発想力と世界観に驚き、本当におもしろいなと思いました。

くま組のAちゃんは家庭から拾ったつくしをたくさん持ってきました。「つくしの“はかま”と呼ばれるところを友達にも手伝ってもらって取るといいよ。そしたら食べれるように調理してあげるからまた持っておいで。」と、はかまの部分は食べられないことなどを副園長が話してくれました。その話をひよこさんたちも真剣に聞いていました。その後Aちゃんはクラスに戻ってみんなと一緒にはかまを取ると、副園長に調理をお願いしに行きました。「何本あるかな?くま組さんみんなの分あるかな?」という投げかけをしてもらい数を数えると、長いつくしは多く食べられるように切ることにしました。つくしの頭のところは苦いので甘く味付けてもらい、「みたらし団子みたい!」と1人2切ずつおいしく頂きました。

今日は今学年最後のお弁当の日だったので、年長さんも誘って園庭で食べました。みんなで過ごせる残りの時間の少なさを改めて感じて涙を見せるくじら組のS君に対して、明るくなぐさめる子たちがいました。その姿を見て、三葉幼稚園で築いた友情の深さや優しさを強く感じました。また、幼稚園生活最後のお弁当ということで、年長児の中にはお母さんからの手紙が入っていた子もいたようです。「もうすぐ卒園だね」「嫌いだった野菜も食べれるようになったね」「いつも残さず食べてくれてありがとう」と温かい言葉がたくさん書かれていて、教師まで胸が熱くなりました。「今日も全部食べる!」「ありがとうのお返事書くよ!」とみんなで感謝の気持ちいっぱいで食べることができました。風が冷たいけど、太陽が出ている間はすごくポカポカで暖かかった今日、「太陽さん出て!」「お願い!」「太陽さんのパワーってすごいね!」と話しながら空を見上げる年長さんを見て、年少ひよこさんたちもつられて空を見上げていました。いろいろなことを教えてくれたり、気遣い優しく接してくれる年長さんはやっぱりみんなの憧れです。