幼稚園の日記(ブログ)

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  2023年11月21日 火曜日

先週から始まった幼稚園本園での生活にもすっかり慣れた年少児は園長指導の下、広いわけではない本園の園庭とテラスの環境でよく遊んでいます。中でも今の人気はままごとです。遊ぎ場にいる間は、広くて教師の目が届きにくいことから少ししか出していなかったままごとですが、本園に上がってきたことで逆に教師の見るべきポイントも狭まり、そのおかげでままごとなどが、集中して遊び込めるようになっているのです。このままごとは、三葉幼稚園の目玉の遊びでもある本物の野菜と子ども用ではありますが本当に切れる包丁を使ったままごとです。

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『ままごとも環境作りの奥が深い!!』只今、年少教師一同勉強中!実は本園に上がってすぐにままごとを準備した教師達は年少児向けのままごとを準備できていなかったのです。硬いさつまいもは年少の力では切れないのに出てしまい、なすびは皮が堅くて包丁が入らなくて、子どもから「切れな~い!」と不満の声が聞かれていたのです。そこで再び登場してくれたのが園長です。年少児でも切れるようになすびの皮をしましまにむいてくれたのです。するとどうでしょう、あの切れにくかったなすびが年少さんでも切れるようになり、なすびの皮は指輪や腕輪、つまようじを刺してお料理にと遊びが広がっていきました。それを見て教師達も環境作りが楽しくなりました。机の置き方や、道具の並べ方、道具の出し方で子どもの様子が違ってくるのです。

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と偉そうなことを言いましたが、教師の考えの上手を行くのが三葉っ子!今日も準備しているとKちゃんは「古森先生はなすびの皮もくれたよ。」と園長から教わったことを教師に教えてくれたり、野菜を切るだけでなく、おろし器でおろしたり、すり鉢ですり潰したり、次々と料理が広がっていきました。そして、自分に必要な物をイメージしてどこにあるのかわかっていて、ササっと自分達で準備するのです。その姿はまさしく小さなお母さんそのものです。そして、幼稚園の良い所は刺激し合えるところです。一人がおろし器の使い方を見せると一人、二人と真似る子が出てきます。「水が欲しいな。」と言うと「こっちにあるよ。もう少し入れたほうが良いんじゃない。」と水を持って来てくれるなど協力することもできます。今日はさくら組の女の子3人衆は、野菜を切る子、きゅうりをおろす子、切った野菜とおろしたきゅうりを鍋に入れてグツグツ煮る子と役割分担までして料理を楽しんでいました。そして、園長先生からなすびの皮をもらったKちゃんはレタスをなすびの皮でまいた料理を作ったり、指輪にしたりイメージはいくらでも広がっていきました。少しずつ友達を意識し始めている年少児達、周りの友達を意識しながら好きな遊びを遊び込めるような環境作りを教師も楽しんでいきたいと思います。

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建設工事の為とは言え、保育が2か所に分かれたことで同年齢の子ども同士の遊びが広がり、教師達も今までより学ぶことが多く、新鮮な気持ちになっています。

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また、今日は作品展で展示した作品を持ち帰るため、子ども達とさんさんらんどに出掛けました。4月の時の年少さんを考えると、まぁ歩くのが上手になったこと!速くなったこと!歩いてさんさんらんどにたどり着くだけで精いっぱいだった年少児達が「私たち歩くの速くなったよね。」「もう着くよ!」と自分たちの成長を感じていました。出来ることが増えれば楽しいことも増える子ども達、今年度の半分を過ぎた今、残りの年少児としての生活も充実した生活になるよう保育していきたいと思いました。

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