2026年3月11日 水曜日
今日を楽しみにしていた年中・年少・プレ年少の子どもたち。
朝から
「準備したいけど、年長さんがいたらばれてしまう。」
「年長さんが卒園式の練習に行ってからやね。」
「それまでは頑張って内緒にしておかないと。」
「今日終わったらしゃべってもいいんよね?」
と、様々な思いを胸に秘めながら、ニヤニヤしたり、そわそわしたりしながら朝の時間を過ごしていました。
遊んではいるものの、どこか落ち着かない様子です。
それもそのはず。
年中児は特に、この日に向けて様々な準備をしてきたのです。
年中児たちにはそれぞれ役割があります。
プログラム進行をする子は、言う内容を覚えようと何度も練習。
プログラムを書く子は、みんなに見えるように大きな字で一生懸命書きました。
そして、他の子達は年長さんに喜んでもらおうと可愛い飾り作りにも取り組みました。
その活動の合言葉は
『絶対にばれないように!』
このサプライズ計画を知った年少児やプレ年少児も、自分たちなりに『ばれないように!』と準備を進めてきました。
そして、今朝年長さんが卒園式の練習でホールへ上がり
姿が見えなくなると、年中児たちは顔を見合わせながら
「よし!やろう!」
と準備開始です。
みんなで踊ったりゲームをしたりできるように、園庭の大きな遊具を端に寄せます。
重たい物でも、みんなで力を合わせれば大丈夫。
人工芝を敷き詰め、準備してきた飾りを『ばれないように!』とフェンスに飾っていきました。
一方その頃、年長児も昨日年中さんからもらった案内状を見て楽しみにしていました。
「先生!お楽しみって何なん?」
「昨日案内状もらったんやけど、何してくれるん?」
「めっちゃ楽しみなんやけど!」
と嬉しそうに話していました。
年長の先生たちは、少し浮かれている子どもたちに
「卒園式の練習を頑張ってからのお楽しみだね!」
と声を掛けていました。
私も少し練習を覗いてみましたが、子どもたちはとても良い表情で式の練習に取り組んでいました。
その様子は、また改めてお伝えしたいと思います。
準備も整い、卒園式の練習も終わると、年中児の代表が年長さんを迎えに行きました。
その間、園庭では「まだかな」と年少さん達が待っています。
すると花道の入口のゲートから
「わぁー!すげー!」
という声が聞こえてきました。
年長さんが喜んでいる声です。
その声を聞いた瞬間、待っていた年中さんの顔が笑顔に。
今まで「ばれないように!」と頑張ってきた時間が、喜びに変わった瞬間でした。
年長さんは少し照れながらも堂々と花道を通って登場。

その姿はもうすっかり卒園生の顔です。
教師は嬉しい気持ちと同時に、あと3日で卒園してしまうことに少し寂しさも感じていました。
お別れ会は、年中さんの進行でスタートです。
目指すのは、発表会で見た年長さんのプログラム紹介。
お家でも練習してきた子どもたちは、自信を持って進行していました。
最初は踊り。
「あ・い・うー!」と「エビカニクス」をみんなで踊りました。

古森先生からは
「年長さん、小さい子に踊りを教えてあげといてね。」
と、卒園前の最後?のお願いもありました。
続いてはお引っ越しゲーム。
年中さんが作るお家に年長さんが引っ越し、その後は役割を交代。
最後はたんぽぽ組も参加して大盛り上がりでした。

そして玉入れ。
今日は縦割りチームです。
くまチーム
(くま組・ぱんだ組・ちゅうりっぷ組)
きりんチーム
(きりん組・りす組・さくら組)
ぞうチーム
(ぞう組・ひつじ組・すみれ組)
らいおんチーム
(らいおん組・うさぎ組・ひまわり組)
…ですが、普通の玉入れでは終わらないのが三葉幼稚園。
各チームの先生たちが、ペープサートの貼り方で
「玉が入りやすくなるのでは?」
と子どもも巻き込んで本気で作戦会議。
邪魔にならないように上の方に貼るチーム。
バスケットゴールのようにペープサートに当てて入れようとするチーム。
ペープサートを重しにしてカゴを斜めにするチーム。
子どもたちと一緒に
「あーでもない、こーでもない」
と考える姿に、古森先生も思わずクスクス。
今回の玉入れの結果は、この作戦に左右されたことは言うまでもありません。

玉入れの後は「おたのしみ」。
風呂敷に隠された玉が登場し
「じゃーん!!」
と現れたのは、年長児が年少の頃の運動会で使った
恐竜のたまご割りの卵でした。
「なつかしー!」
「覚えてる!!」
と大盛り上がり。
2年ぶりのたまごわり(鈴割り)に力が入ります。
たまごが割れると、中からは在園児からのメッセージ。
年長さんは大喜びで、とても素敵な贈り物となりました。

そして最後は「ひみつの♡」。
ハートの中身はプレゼント渡しです。
『ばれないように』と作ってきたプレゼントは
たんぽぽ組 → ペンダント
年少 → 腕輪
年中 → 王冠
渡す時には、しっかりとお礼の言葉も添えていました。
年長さんの嬉しそうな顔を見て、準備してきた在園児も満足そう。


卒園・進級が近い今だからこそできる、とても素敵な活動となりました。
誰かのために準備をすること。
感謝を伝えること。
進学・進級する意識を持つこと。
最後に何よりみんなが楽しい事
残りわずかな日々ですが、今しかできない保育を大切にしていきたいと思います。
そして今日はもう一つ大切な日でした。
年長さんにとって幼稚園最後のお弁当の日です。
小学校に上がると給食になる子どもたちにとって、お弁当は遠足など特別な時だけになります。
幼稚園で食べる、お母さんやお父さんが作ってくれたお弁当。
それは子どもたちにとって、きっと大切な思い出になります。
古森先生も子どもたちに
「幼稚園の間、お母さんやお父さんが作ってくれたお弁当のこと忘れちゃだめだよ。ありがとうの気持ちを伝えないとね。」
と話してくれていました。


3学期の保育日最後のみんなで食べる家庭弁当は、三葉幼稚園が大切にしてきたお弁当です。
たんぽぽ組から年長まで、長い子では4年間のお弁当。
ご協力くださった保護者の皆様、本当にありがとうございました。
そして、今日いつもに増して心を込めてお手紙を添えている方も…。それぞれの子が嬉しそうに園長に見せていました。
このお弁当の味や思い出は、子どもたちの今後の成長の中で大きな力になると思います。
ぜひ今日、お家でもお弁当について子どもたちに聞いてみてください。