2025年9月20日 土曜日
保育園児たちは広々とした3階会議室の生活にもすっかり慣れてきました。始めは慣れない階段をヨチヨチと上がっていく姿にヒヤヒヤすることもありましたが、今では慣れて早く上がりたいという気持ちが強くなり、手すりを使いながらも速いスピードで上がっていきます。会議室は広いので様々な遊具の利用ができます。この日はトランポリンを出してみました。最初は2~3人から始まったトランポリンも友達が跳んでいる姿を見て、僕も!私も!と集まってきました。大人気になってしまったトランポリン、1人ずつ交代して跳んでいたのですが、みんなやりたい気持ちが強く、いつの間にか気付いたら仲良く2人で跳んでいました。そこで順番を守れるように座るコーナーを作ると、みんなそこに座って跳んでいるリズムに合わせて手を叩いたり数を数えたりしていました。トランポリンが大好きな子どもたちはトランポリンに上がった瞬間、自然に跳び続けたり、中には上達して跳びながら回転する子もいました。Aちゃんもトランポリンに興味津々で名前を呼ばれると急いで上がって跳ぼうとしましたが、何しろ初めてのことで両足で跳ぶのが難しく、片足でバランスをとりながらスキップのようにトッコトッコと跳んで楽しんでいました。トランポリンはバランスをとりながら跳んだりはねたりして体幹が身に付き、安定して高く跳んだりはねたりできるようになるのだと思いました。また、テンポよく跳び続けることでリズム感の向上にもつながっていくのだと思いました。
遊んだ後はお片付けの時間です。保育教諭がトランポリンを運んでいるとそれを見ていた子どもたちが集まり「よいしょ」と小さな声で言いながらお手伝いをしてくれました。また、時には遊びの中で子ども用の椅子も使います。そんな時も保育教諭が何も言わなくても使った椅子を運び始めます。普段の生活の中で保育教諭の動きを1つ1つ覚えて同じように行動する子どもたちの自ら発達・成長していく姿に私たち大人は子どもたちの1番身近なお手本なのだと改めて思いました。お手伝いしてくれるたびに「ありがとう」と伝えると少し照れる表情も見られるれもん組の子どもたちです。
ボール遊びでは投げる・当てる・転がすの遊びをよくしていましたが、この日は廃材のカップを使ってアイスクリームを作りました。子ども1人1人にカップを渡すと何をするの?という表情で座って待っていました。そして、袋からボールを出すと、子どもたちの目は輝きあっちこっちに転がっていくボールを拾いに行きながらアイスクリームを作っていました。そして自分たちが作ったアイスクリームを落とさないようにカゴの中にお片付けをしていました。始めは色も分からず、問いかけると無言になっていた子どもたちですが、今では色の認識も分かってきて「これ何色?」と聞くと「あか」「きいろ」と答えが返ってくるようになりました。
毎日の園生活の中で幼児たちは1日1日、新しい発達の姿を見せてくれます。その自ら育とうとする幼児たちの姿は頼もしくその子たちを預かる私たち大人の目も心も一瞬を逃さす愛情をもって見守っていきたいと思います。
2025年9月19日 金曜日
夕方、幼稚園の園庭ではツクツクボウシが盛んに鳴き、夏の終わりを教えてくれています。今朝、イチョウの木の下で年少児が数名集まっていたので覗いてみると、「先生!これ何?」とお椀に入った木の実を見せてくれました。それは黄色く熟した銀杏でした。「これはぎんなんっていう実なんよ。」と話していると、傍にいた年長児が「ぎんなんは触ったらかゆくなるけん、気をつけんといかんよ!手をちゃんと洗ってね!」と教えてくれました。普段の何気ないやり取りの中でも、年少児達はお兄ちゃんやお姉ちゃん達から色々なことを教わっています。
そうこうしていると、年長児達が自分で育てている稲のペットボトルを持ち出して来て、藻や雑草を取り始めました。「雑草がお米に混ざったら分かりにくくなるんよね。」「藻も生えてきとる!」と友達と話しながら雑草を抜いていたきりん組のIちゃんは、雑草を抜いているとあることに気付きました。「この草、三角の形しとるよ!」そう言って見せてくれた雑草の茎は、確かに三角形の形をしていたのでした。「なんでお米は丸いのに、この雑草は三角なんやろ?」「三角の方が折れんのやない?」「三角の形やったらおいしくなさそうやけん、虫に食べられんようにしとるんかも!」子ども達の推測は今までの経験からどんどん広がっていきます。年長児のやり取りを見ながら、さすがたくさんの経験をしている三葉の年長さんだなと感心しました。抜いた雑草は、その後雑草相撲に使われたそうです。何でも楽しみに変える!それも三葉っ子達の素敵なところです。
今日はお昼前まで涼しかったので、年中児は踊りの練習をしました。踊っているとちょうど古森先生が見に来てくれて、「先生と踊りの競争!」と声を掛けてくれました。すると子ども達の表情がぱっと明るくなり、自然と手足が伸びて踊りが大きくなりました。最近、職員会では運動会の練習をどのように楽しくするかについて先生達で話し合っています。「先生の指導主体の練習になってしまっては、子ども達は面白くないよ。どうすれば楽しくなるかを考えることが大切!」という古森先生のアドバイスから、各学年の先生達が『子ども中心』の楽しい練習を取り入れられるようにと考えています。運動会本番まで1カ月を切りましたが、子ども達が楽しみながら練習に取り組んでいる様子を今後も紹介していきたいと思いますので、楽しみにしていてください。
2025年9月18日 木曜日
9月から、たんぽぽ、赤組・青組・黄組に加えて緑組ができました。9月入園の新入児さんたちのクラスです。今まで年長さん、年中さん、年少さんたちにたくさん遊んでもらったりお世話してもらったりした赤組さんはちょっぴりお兄さんお姉さん気分でお世話します。登園してすぐ緑組でシール帳を貼ったり遊んだりするなかで、緑組の新入児達もすんなりとお部屋に入り所持品の始末をすると、泣くことなく遊び始めることが出来ました。そして、部屋の向かいにある調理室からは、「トントントン」と包丁の音が聞こえたり、いいにおいがしてきたりして、「お料理してるの?」「何作ってるの?」と話し、「これはごはんのにおい~!!」と給食を楽しみにしている姿も見られます。そうしているうちに…バスの子たちが登園してきました。「わーバスが来た~!」窓に顔をくっつけて「◯◯ちゃんおーい!」「おはよう!」みんなが迎えてくれて嬉しい嬉しい緑組さん。「緑組さん遊ばせてくれてありがとう。」「赤組さんばいばーい。またお外で会おうね。」毎朝このような風景が見られています。
戸外に出ると、今度はたんぽぽ組以外のお兄さんお姉さんにも会えます。大きい組さんが踊りをしているのを見たり、砂場で一緒に遊んだり、運動会でみんなで踊る振り付けも、お兄さんお姉さんのを見て真似して覚えてきています。色々なクラス、学年、先生…沢山の人との関わりを大切にこれからも楽しく過ごしていきたいと思います。
~くりとかきのお話~
今日古森先生から「みんなの園舎を建ててくれた大林組さんからいただいたヘルメットがほこっています。大切なヘルメットなので、みんなで当番でいいのでお掃除してください。」と放送があり、さっそくくま組さんが拭いてくれました。
そんな時に先月拾ってきた栗と柿がひっついているのを発見しました。先日ポンタ農園に柿をとりに行かせてもらった年長さんがいただいてきた栗と柿。それを他の子たちにも見てもらおうと飾っていたのです。どのようにしてひっついたのだろう。中にいるであろう虫はどうなっているのだろう。子ども達のワクワクがとまりません。そこで切って中を見てみることにしました。見てみたいような…でも怖いような…何ともいえない表情で見守る子ども達。切るN先生もドキドキ、見ている私たちもドキドキです。半分に切っては「ひゃ~」「あれっいない。」また半分に切っては「ひゃ~」。いくら柿を切っても虫はいません。おかしいなぁ~。もういっそのことひっついているところを外そう!外してもいません。もうこれは栗の中にいるはずだ。栗を切ってみるといましたいました虫!!!モニュンモニョン動いている天気な虫。私たちが騒ぐものだから急いで中に隠れたのでしょうか。普段あまり出会うことが少ないであろう栗と柿。栗が大好きな虫も柿がおいしい事を知ったのでしょうか。この柿、いつも私たちが食べている柿よりしっかり熱していました。これからくま組さんはこの虫がどうなるのか様子を観察するそうです。
2025年9月12日 金曜日
ここ何日か雨が降った事もあり、今朝はいつもより涼しく少し秋を感じられる朝でした。
こんな日は朝から子どもたちも元気いっぱい!登園して来た子たちから園庭に出てくると砂遊びや、包丁ままごと、そして最近みんなに人気なリレーはいろいろな学年の子どもたちが混ざって何度も走っている姿が見られます。
そして、今日も年長さんのリレーの練習が始まりました。みんなの憧れの年長さん。日に日に応援の人数も増えてきて、子どもたちのやる気意識も高まっています。しかしいざ走ってみると、昨日古森先生に教えてもらった、トラックの内側を走る事やバトンをもらう時は内側に入ったり、リードをとる事など忘れている子も多くいたようでした。昨日のブログにもあったように内側と外側の距離の違いや、少しでも速くスタートをきれるようリードをする事など小学校や、中学校で教える事を幼稚園の子どもたちでも分かるように実際に形にしたり、教師が走ってみる事で子どもたちもすぐに理解できていました。2回目のリレーでは内側を意識して走っている子もいて、さすが年長さんだなと感心してしまいました。これから練習していくうちにもっと上手になって見応えのあるリレーになるのが楽しみです。
園庭で子どもたちがどんな事をしているのかなと見ていると、こども館の下で年少さんたちが集まって落ち葉を並べていました。「これは何なの?」と聞くと「はっぱのお手紙!」と嬉しそうに教えてくれました。先日、敬老の日のハガキを投函した事が印象に残っていたようで、「お手紙はここに出すんだよ」とドームの丸い穴に葉っぱを何枚を入れていました。「このかわいいお手紙は誰に届くのかな?」「ないしょ!」と話してくれた年少さんがとてもかわいくてほっこりとした気持ちになりました。
今日、初めてたんぽぽさんもみんなで運動会の踊りを踊ってみました。初めての曲でもにこにこで楽しそうに踊っている姿が見られたので、これから楽しんで練習もしていきたいです。
2025年9月11日 木曜日
幼稚園では、昨日 敬老の日のハガキを投函しました。そして病気などで登園できなかった子ども達で、今日登園出来た子は中央棟1階のテラスに設置された赤いポストに投函しました。「郵便局の方が、この大切な手紙を大好きなおじいちゃん、おばあちゃんに届けてくれるよ」と声をかけると、とても嬉しそうに「よかった!おじいちゃん おばあちゃんにかいたの」と言っていました。投函の日、病気などで登園できなかった子も今日、こうやって自分で投函することができました。子ども達の心をハガキと共に届けてくださることと思います。郵便局のみなさん、ありがとうございます。
園庭では、日が照り始め、暑くなってきましたが、年長さん達、全員でリレーが始まりました。トラックの外側の円周側を走るのがいいか、トラックの内側の円周側を走るのがいいか、実際すずらんテープで長さを測って、比べて、子ども達に見せると、それを見た年長さん達はしっかり理解して、実際のリレーの時は自ら全員が内側の円周側を走っていました。バトンをもらって走っている年長さん達、それを見ていた年少さん達は「かっこいいね」「速いね」と憧れの的になっていました。そして園庭中「頑張れ〜!」と応援する声が響いていました。その後園庭が空いた時、年少さんも走ってみることにしました。年長さんのようにトラック一周は走れないけど、この暑さに負けることなく園庭で遊んでいる子ども達、好きな遊びをしている時は、年長さんに混じってリレーを楽しんでいる子もいるので、十分半周は走れると思い、半周の用意をしました。
走るまで手を繋いで待つこと、自分の番になると一人一人がスタートの四角の中に入ることを年長さんのリレーを見て、しっかりイメージがついている子ども達は、「ヨーイ ドン」でピーの音がすると走り始めました。トラックの中に入ることなく走り抜けて、好きな番号のところに行って、座っていました。初めて走ったにも関わらず、トラックを上手に回っていて、年長さんのリレーを見て、イメージすることができていたようです。
こうして異年齢児のしていることを見て、年少児達も運動会を楽しるようにしていきたいと思います。運動会がとても楽しみです。
2025年9月10日 水曜日
今日は敬老の日に向けて、園児たちが書いたハガキを投函しました。幼稚園の園庭には、臨時出張所みつば郵便局が設置されました。それを見つけた年長児達は興味津!「こんなところにポストがある!!」「中はもう入っているのかな?」と、のぞき込んでいました。また、ポストの側面に何か書いてあるのを見つけて、「何か数字が書いてあるよ」と、話していました。
「この数字は何の数字かな?」「時間じゃない?」と、子ども達同士で相談している姿もあり「早く入れたいな」と、ポストに投函するのを楽しみにしている様子でした。
投函する前、古森先生からハガキ投函について話してもらいました。「みんなが描いたハガキは郵便局っていうところに行くんだよ」「今日はみんなのために、西郵便局の人達が来てくれるからね」と話してくれ、子ども達は「バイクも来るんやろ!?」と、増々楽しみになっているようでした。また「みんなのおじいちゃんおばあちゃんは、愛媛県に住んでない人もいるよね?遠いところには、どうやって届くのかな?」「郵便屋さんに聞いてみようね!!」と、年長の子たちに声を掛けてくれました。「年長さんは、もう3回目だからおばあちゃん達もハガキが届くこと知ってると思うよ。だから何を描いたかは、おばあちゃん達にはナ・イ・ショ」と言ってもらった子ども達は、人差し指を口にあてて、ナイショのポーズをしてニッコリ笑っていて、とっても可愛いかったです。
投函は年長から、順番に入れていきます。昨年も経験している年長さんは、ポストに入れながら、「おねがいします!」と大きな声で言っている子も沢山いました。Iちゃんは、「おねがいします」と言った後、目を閉じて手を合わせて無事届きますようにと、お願いしていました。
そんな年長さんの様子を見ていた年中、年少、たんぽほさん達も上手にポストにハガキを入れていました。
ポストに入れていると、なんと!赤いバイクに乗った本物の郵便局の方が来てくれました!とってもかっこいい赤いバイクに子ども達はくぎ付けで、「おー!かっこいい!」と大盛り上がりでした!!「僕もあのバイク乗ってみたい!」と、男の子達はとっても笑顔になっていました。
年長児はその後、質間タイムがあり、「どうしてみんなの家を間違えないの?」という質問に、「頭の中に、みんなの情報が入っているんだよ!」と、郵便局の方が答え、「え~!?すご!!」と子ども達は、驚きの表情でした。他にも「ポストはどうして赤いの?」「海を渡らないといけないところにはどうやって届けるんですか?など、など…。子ども達の質間はたくさんありましたが、どの質問にも分かりやすく答えてくれました。質問タイムも終わり、郵便屋さんが帰ろうとすると、外は雨でした。すると手紙をぬらさない為の手にかぶせるビニールも見せてくれました。ただ、手紙を届けるだけでなくみんなの気持ちや、想いも届けると話してくれました。
お見送りも最後まで「おねがいしま~す!」と手を振り、手紙が回収されるのを、見届けました。
今日、投函したハガキは金曜におじいちゃん達の元に届きます。
みんなの思いが込もったハガキが無事届きますよ~に!!!
2025年9月9日 火曜日
今日から4日間12名の中学生が職場体験に来てくれて、園庭では人懐っこい三葉っこがリレーに誘ったり、砂場の遊び方を教えたりと少し戸惑っていたお兄さんお姉さん達をリードして遊ぶ姿が見られました。そんな中、運動会の踊りを練習している所にやってきた踊りが上手な、らいおん組のRちゃん。表現力豊かに強弱をつけて踊ってくれました。体操の踊りの振り付けで‶あ・い・え・お″の順に手の振りが変わるのですが歌詞に合わせて驚く顔、慌てる顔など表情も変えて踊って見せてくれて先生たちも大拍手!!Rちゃんに負けないくらい年中組も練習したいと思いました。
そして、今日は年中児が味生地区の婦人防災クラブの方を招いて防災についての講話をしていただきました。防火の法被を着た子ども達はすでに待機して下さっていた防火クラブの方に元気よく挨拶をして静かに整列をして、さらにかっこよく見せようと背すじもピシッ!と伸び、張り切った様子で話を聞いていました。今回、来る予定だった方が1名来られないということで丸山先生も加わり、消防士さんの仕事についての紙芝居と昔の人たちが津波や火事からどのようにして身を守っていたのかという紙芝居を読み聞かせしてくださいました。クラブの方のきれいで語りかけるような声は話がすーっと頭の中に入ってくるため子ども達も集中して見ることができました。そんな子ども達の態度を見て、とても上手だと褒めてくださり「みんなは、本当に宝です!」とまで言ってくださり子ども達も得意顔になっていました。最後に古森先生と今日のおさらいをして防火クラブの方と一緒に防災ダックの踊りを踊った後、「火遊びをしません!!」と約束をして終わりました。昨日の交通安全に続き、2日間にわたって、身の守り方や命の大切さについて学びました。
ご家庭でもこども達と一緒に交通ルールや防災について話し合ってみてください。
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