2022年12月12日 月曜日
三葉っ子は風の子。今朝も早くからサッカーや縄跳びをして、体を伸び伸びと動かして遊んでいました。そんな中、登園して来た年中組のSくんが「先生!サンタさんにもらったプレゼントで遊んだよ!」と笑顔で駆け寄ってきました。隣にいたTちゃんも「私がかるたを読んで、お父さんとお母さんがとったんよ!」と嬉しそうに教えてくれました。
子ども達は、先週のお楽しみ会が余程楽しかったようです。ちゅうりっぷ組のHくんとAちゃんは、お母さんが「先生に渡してね!」と預けてくれた大切な手紙を持って来ると、「サンタさんのポストに入れたいんよ!」とK先生にお願いしていました。実はこの手紙はとても重要な書類なのですが、K先生は悩んだ挙句、子ども達の可愛い思いを汲んで、劇に出てきたポストを用意して投函させてくれたのでした。(その後、HくんとAちゃんに気付かれないように書類はちゃんと回収しましたよ♪)その様子を見ていたきりん組のMちゃん、Rちゃん、Sちゃんも手紙を書くと、「サンタさんに届きますように・・・。」とお願いをして投函していました。そっと手紙を覗いてみると、「さんたさん、このあいだはぷれぜんとありがとう☆」とお礼のお手紙を書いていたのでした。
まだしばらくの間は、子ども達のお楽しみ会の熱は冷めそうにありません。
今日は松山市西消防署から3名の消防士さんが来てくれて、避難訓練を行いました。園庭に大きな化学車の消防自動車が入ってくると、2階のテラスにいた満3歳児のたんぽぽ組の子ども達は「かっこいいー!」「大きいね!」と驚いていました。今日の訓練は、愛媛県が取り組んでいる「シェイクアウトえひめ」の地震防災訓練も含めた避難訓練でした。
10時。緊急地震速報が鳴ると、子ども達はすばやく防災頭巾を被り、椅子に頭を隠して安全確保の姿勢をとりました。今までに何回も訓練をしてきた子ども達ですが、こうして身の安全をすぐに確保できる姿には感心させられました。次は調理室からの出火を想定して、戸外に避難しました。園長の放送を静かに聞いて、落ち着いて避難することができました。消防士さんからは「お・は・し・も・ち」の約束を話してもらいました。今までに「お・は・し・も」の話は聞いたことがありましたが、「ち」は初めて聞きました。「ち」は、「近づかない」の「ち」です。「危ない物や場所には近づかないようにしましょうね。」という消防士さんの声に「はい!!」と元気の良い返事が返ってきました。
先生達の水の入った消火器を使った消火訓練では、火事を見つけた時には大きな声で「火事だ!」と知らせる練習をしました。そして、園長から「家にいる時も、もし火事を見つけたら大人に知らせるんだよ。」と話をしてもらいました。三葉幼稚園では、園内で災害にあった時に身を守れるのはもちろんのこと、家庭にいる時でも命を守る行動がとれることを目標に訓練をしています。今日の訓練が子ども達の生きる知恵や術につながってくれると嬉しく思います。最後は、消防車を見学させてもらったり消防士さんに質問をさせてもらったりして訓練は終了しました。帰り際に消防士さんが消防車の赤色灯を回してくれて、大喜びの子ども達でした。
消防士さんのお話では、今年は例年に比べて火災の件数が多いそうです。これからも乾燥する日が続きますので、ご家庭でも火の取り扱いには十分に気を付けてください。
2022年11月21日 月曜日
今朝、幼稚園の裏の道路にどんぐりがたくさん落ちていることに気付いたひつじ組のYちゃんは、そのことをM先生に言って来ました。そこでM先生が裏山を見上げると、どんぐりの木が道路まで茂っていて実がなっていました。園に帰るとM先生は、「みんなでどんぐり拾いに行こうか!」と子ども達を誘って拾いに行きました。どんぐりを拾って園に帰るとYちゃんは「ケーキ屋さんがしたい…!」と思いつきました。そして、周りを見渡してみるとどんぐりをのせるのに丁度いい大きさの木材があることに気付きました。木材が入ったキャリーを友達と運んで、その中から気に入った大きさの木材をみつけると上にどんぐりをのせました。「先生!いちごのケーキが出来たよ!」と言うとどんぐりをボンドでくっつけて、更に細い木片を見つけてロウソクに見立ててケーキに立てていました。楽しくなってきたYちゃんのアイデアはどんどんと広がって、「先生!紙ないん?お皿がいるけん!」と言うので紙を用意すると丸く切ってお皿もできました。そして、クレヨンを持ってくるとたくさんの色を使う子、一つの色を使う子、様々なクレヨンの塗り方をしてそれぞれ違う素敵などんぐりケーキが出来上がりました。それを見ていた子ども達が、一人、また一人‥‥と入ってきてケーキ屋さんのコーナーはあっという間にひつじ組の子達でいっぱいになりました。Yちゃんは一つ作れば二つ目以降はささっと作り終わり、ひつじ組の子達もそれぞれ自分の好きなケーキを作り…。色とりどりのたくさんのケーキが並んで、まるで本物のケーキ屋さんみたいになりました。
ひつじ組さんの楽しげな声につられて、今度はさくら組さんが集まってきました。「これは何を作ってるのー?」「私も作りたいな!」「僕も!」と興味津々です。ボンドを使う時は、量が多すぎるとなかなか乾かないことを知っていたひつじ組のEちゃんは、さくら組さんがボンドを出し過ぎていないか確認していました。「これくらいが良いと思うよ。」「これはちょっと出し過ぎじゃない?」その場に居ると子ども達の会話が聞こえてきます。ケーキを一つ作るだけでも、ケーキやお皿、ロウソクにいちご等、子ども達の楽しい発想がたくさん出てきて、とても面白いなと感心させられました。
ケーキ屋さんコーナーの横では、M先生やN先生が干し柿をつるす為の縄をなっていました。子ども達も教えてもらいながら縄をなっていましたが、「先生、出来な~い‥‥」と言うと先生が手を添えて教えてくれて、最初は出来なかったのに何回か繰り返すうちに、いつの間にか上手になっていました。出来ないからすぐに諦めるのではなく、繰り返して縄をなっていく子ども達の根気強い姿を見て、すごいなと感動させられました。
1週間前に頂いた渋柿はまだ少し時期が早かったので、薄暗いプールでヘタを水で濡らしたキッチンペーパーで巻いて大切に保存しています。教師が干し柿用の縄をなう方が早いのですが、それでは子ども達に「食べる体験」しかさせてあげられません。三葉の保育は、子どもと一緒に準備をしていく中で縄をなう等の生活の知恵も身に付けていくのだなと思いました。
2022年11月14日 月曜日
昨晩のこと。明日に作品展を控え、作品展示の最終確認をしていると年長児のペットボトルのお城が崩れてきているのを園長が見つけ、すぐに修理が始まりました。学年を越えて色々な学年の教師が集まり、『明日は保護者に子ども達の素敵な作品を見てもらいたい!』と一生懸命に準備を進めてきました。
そして、今日。教師達の思いが通じたかのような晴天の秋空の下、令和4年度の作品展・バザーが開催されました。今年でコロナ禍での開催は3年目になりますが、コロナの感染者が増加傾向にあることも踏まえ、今年も人数と時間の制限を設けての開催となりました。
午前9:00。開門と同時に子ども達が保護者と一緒に笑顔でやってきました。まず始めに子ども達を迎えてくれたのは、正門に飾られたアーチです。先日のブログでも紹介されていましたが、素材は藁とペットボトル、落ち葉やまつぼっくり・・・。捨てられる物を利用したSDGsのアーチです。利用できる物を上手に使う三葉らしさのあるアーチでした。
そして、すぐ目に飛び込んできたのが、超大作の2メートルを超えるペットボトルのお城、年長の協同作品「夢のお城」です。1階テラスの一角にできた大きなお城に参会の保護者も釘付けで、「これを作るためのペットボトルだったんだ。」「年長さんってすごいねー♪」と感心されていました。年長児達の協力と今までに身に付けてきた技術と創造性等、全ての結晶で完成したお城ですが、このお城を作っている大量のペットボトルは年長児のみならず、年中や年少児等、色々な学年の子ども達が持って来てくれて出来上がったお城でもあったのです。
子ども達が見てもらいたいのは、やっぱり自分が作ったり描いたりした作品です。お父さんやお母さんの手を引いて作品の所まで連れていくと喜んで作品の説明をして、「上手にできてるね!」「頑張ってるね♪」と褒めてもらって、とても嬉しそうにしていました。そんな親子のやり取りを見て、私達教師もホッと温かい気持ちになりました。
子ども達の個人作品と共に、前述の年長児の協同制作「ペットボトルのお城」そして、年中児の「さんさんらんど」は子ども達の遊びの共同作品でした。木材で作った滑り台や廃材で作った遊具や果樹園を見て、「すごいね!」と感心してくださっていました。
年少児の集合作品「バナナの森にようこそ」は、子ども一人一人が廃材で作った動物がバナナを食べに来ています。自分が作った動物のことを一生懸命に説明しているのを保護者の皆さんが優しい眼差しで聞いてくださっているのが印象的でした。
プレ年少は「芋づる電車」を作りましたが、そこに一人ひとりが描いた可愛いお顔が乗っているのを見て、「これを作ったって言ってたんだね♪」と子どもの目線になって、作品を一緒に微笑ましく見てくださっていました。
園庭では先生達の手作り品が並ぶ「子どものお店」や手作りの芋アイスやみたらし団子が食べられる「喫茶」、調理師さんのお店や後援会のお店で賑わっていました。子どものお店は、子ども達が買い物をしやすい値段の物が多く、子ども達は何円使うかを決めて、自分で計算して買い物を楽しんでいました。
喫茶では天気が良かったこともあり、午後も大賑わいで芋アイスや手製のみたらし団子は追加する程で、「おいしーい!」「おかわりほしい!」とみんな笑顔で食べていました。
コロナ禍3年目の作品展は、子ども達がこれまでに体験してきた『嬉しい!楽しい!できた!』が作品にたくさん表現されていたように思います。こうした「今しかできない、今だからこそできる体験」は、保護者の皆様の理解や協力、子ども達のためにとしてくださる地域の方々のお陰だと感謝しています。本当にありがとうございました。
【作品展・バザーの落とし物】
お心当たりの方は事務所までご連絡ください。
2022年10月31日 月曜日
今朝、登園して来た年中児の男の子達が、「先生、あれやっていい?」と指差したのはたくさんの木材や木片が入ったキャリーでした。先週の金曜日のことです。今年も園長が寿建設の社長さんに頼んでくれて、様々な形や大きさ、長さの木材をたくさん頂きました。その木材が入ったキャリーをひっくり返すと、早速木材をつないで道を作り、車を走らせて遊び始めたのでした。
その遊びをしばらくすると、今度は細長い木材をつないでレールを作りました。「ピタゴラスイッチを作ろうや!」とRくんが言うと、「いいね!」「僕もやりたい!」と男の子達が集まり、木材を積み上げたりつないだりして、長い線路のようなピタゴラスイッチが出来ました。「いくよー!」とRくんの合図でボールがレールを転がり始めましたが、途中でコロンとレールから転がり落ちてしまいました。しかし、ここからが三葉っ子のすごいところです。今度はボールが転がり落ちないようにとレールの幅を変えたり、スピードが出過ぎないように高さを調節したりして、何度も試行錯誤を繰り返していました。そして、最後までボールが落ちずに転がった時には、みんなで「やったー!」と大喜びしました。
1学期にテント下の“科学の広場”で雨どいをつなぎ、水を流してボールを転がして遊んでいた子ども達が、今は自分達でボールが転がるレールを作り、ミリ単位で高さや幅を調節するまでに育っていることに驚かされました。遊び体験や遊びの連続性の大切さを改めて感じることができました。今後もこの遊びがどのように発展していくのかが楽しみです。
今日は明日から始まる第2回の運動会に向けて練習をしました。練習をする前に園庭に小石が落ちていることに気付いたT先生が年長さんに「トラックの上にある石を拾ってきれいにしよう!」と呼びかけました。すると、さすがは年長さん!自分で考えて大きめの鍋ややかんを持って来て、石を拾い始めたのです。誰かに言われなくても自分達で気付いて、石を入れる入れ物を考えて持ってくる姿に感心しました。
第2回の運動会は、子ども達が必要な道具を準備したり片付けたりする姿を保護者の方々に見て頂きたいと思います。今回の運動会は、更に子ども達が主体的に、又、かけっこは子ども達の希望により年中さんはリレー、年少さんは(リレーは時間が掛かり過ぎるので却下)円周を長めに、たんぽぽさんも円周を走り終えると自分で番号札の所に座ります。更にハプニングもあるかも・・・・。楽しみにしていて下さい。
2022年10月14日 金曜日
雲一つない秋空の下、笑顔いっぱいで終わった昨日の運動会。登園して来た子ども達が「運動会頑張ったけん、お菓子買ってもらったんよ!」「お母さんが頑張ったねって言ってくれた!」と嬉しそうに報告してくれました。その様子や表情からも昨日の運動会をやり遂げたという満足感が感じられ、嬉しく思いました。
今朝一番に、園長がたくさんの画板を持って来てくれました。そして、先生達に「お絵描きに使える紙を持って来てください♪」と放送すると色々な質や大きさの紙が集まって、テントの下はお絵描きコーナーに変身しました。そのことにいち早く気付いたらんおん組のAちゃんは、保育室からクレヨンを駆け足で持って来ると早速描き始めました。そこに描いたのは年長児がリレーをしている絵で、らいおん組が先頭を走っているところでした。私が「らいおん組が1番を走りよるんやね!」と言うと、「先生違うよ!これは3番目を走りよんよ!」と言うのです。Aちゃんの言葉を聞いて、そうだったのかと納得させられると同時に年長児の場面を忠実に表現できる感性や技術に驚かされました。年長児が徐々に集まってきて、それぞれが絵を描いていましたが、どの絵も自分と友達を描いていて、助け合いや協力、みんなで力を合わせて成功させたという気持ちが絵に表れていて、感動させられるばかりでした。
絵を描いている年長児の姿を見て、年中児や年少児もクレヨンを持って集まってきました。学年を越えて刺激し合う三葉幼稚園の良さを感じながら、ひつじ組のEちゃんが描いている絵を見ると、かけっこをしているEちゃんと友達を描いていて空には虹を描き始めました。少し野暮なのですが、Eちゃんに「なんで虹を描いたん?」と聞くと「運動会に虹はなかったけど、楽しかったけん描いたんよ♪」と言ったのです。運動会の楽しさや喜びをEちゃんは虹で表現したのかと思うと、子どもの感性とそのイメージを表現する力の奥深さには驚かされると共に感心させられるばかりでした。11月の作品展では、子ども達の絵や作品を展示します。そこに込められた子どもの思いやその時の様子を教師のコメントでお伝えしたいと思います。楽しみにしておいてください。
園庭では昨日の運動会の興奮が冷めず、全学年の子ども達が入ってかけっこや踊りを楽しんでいました。憧れの年長児の鼓笛隊に加えてもらった年中児と年少児は、大喜びでポンポンや旗を持って一緒に踊っていました。来週末の保育園の運動会に向けて、保育園児が幼稚園に上がってくると保育園児のお手本となって全学年が踊り、保育園児も手を叩いて喜んでいました。
来週も運動会の熱気は冷めそうにない三葉っ子達です。
2022年9月27日 火曜日
今日の天気予報では雨が降るということで、古森先生が「雨が降る前に運動会の練習をしましょう」と放送をしてくれました。バスから帰ってくると、年長さんが踊りを練習していました。自分達で作ったペットボトルの鳴子を持って、かっこよくポーズをきめている姿に感動しました。自分の立ち位置を覚えて移動するのはとても難しいことだと思いますが、さすがは年長さん!!すぐに移動して、ピタッと止まって踊ることができていました。練習を重ねる度に出来ることが増え、顔が凛々しく頼もしくなっているのは少しずつ自信をつけているからだと思います。古森先生は、年長の先生たちに“叱るよりも誉める事を大切にする”ことを教えて下さり、鼓笛隊の練習の時は、「すごいね!」「今日は間違えてないよ!」と子ども達に声をかけているのが印象的です。子ども達が自信を持って練習できるような声掛けをしていきたいと思いました。
年中と年長児は、牛乳パックランタンを作りました。昨日の帰りに、「明日は牛乳パックを使ってランタンを作るから、家に牛乳パックがある人は持って来てね♪」と声を掛けていたことで、今朝は「先生!牛乳パック持ってきたよ!」と笑顔で見せに来てくれる子がたくさんいました。4歳児がちゃんとそのことを覚えていて、家で話して牛乳パックを持って来てくれたことに驚き、嬉しくなりました。この牛乳パックランタンは、10月8日、9日に松山城の420周年をお祝いする「月のおもてなしin松山城」で本丸広場に飾られるお祝いのランタンです。年中児には牛乳パックが硬くて、はさみで型を抜くことが難しかったので型抜きの機械を使ってみました。年中児の力でもきれいな型を抜くことができて、子ども達は犬やうさぎ、葉っぱなどの形が出来たことを喜んでいました。年長児のクラスを覗くと、牛乳パックをはさみで上手に自分の好きな形に切り抜いていて感心しました。年中児と比べるとはさみの持ち方も上手で、こんなに器用に切れるんだなと一年の差の大きさに驚きました。油性マジックで書いた絵は、どの絵も楽しい絵ばかりで世界に一つしかない素敵なランタンが出来ました。
三葉幼稚園の年中・年長児のランタンが、松山城の本丸を優しい光で灯してくれるのが楽しみです。
2022年9月22日 木曜日
昨日、運動会の退場門としてできたわらの恐竜は、一晩たって少し?形が変わったように見えましたが、今日も園庭で存在感たっぷりに立っていました。子ども達は相当この恐竜が気に入っているようで、登園してくるとわざわざ2体の恐竜の間を見上げながら嬉しそうに通っていました。
今朝も園長が教材の中から、何やらいそいそと準備して持ってきました。それは絵の具だったのですが、子ども達が普段使っている水彩絵の具ではなく、アクリル絵の具でした。そうこうしていると、園長は年長児が運動会の踊りで使っているペットボトルの鳴子に色を塗り始めました。子ども達が使っている水彩絵の具ではペットボトルに色を付けることはできないのですが、このアクリル絵の具はしっかりと色が塗れるのです。その様子を目を丸くして驚いた表情で見ていた年長児に園長が、「自分のペットボトルを持っておいで。」と声を掛けると嬉しそうに笑顔で駆け出していき、年長児達のペットボトル鳴子の色塗りが始まりました。らいおん組のMちゃんは、鳴子の羽根を1枚ずつ色を変えて塗ると、「わー!可愛くなった!」と大喜びしていました。子ども達は、自分で作ったペットボトル鳴子が可愛くなったりかっこよくなったりしていくことが嬉しくて、目をキラキラさせながら色を塗っていました。
そして、塗り終えるとその鳴子を持って年長児の踊りの練習が始まりました。色の付いた鳴子は太陽に反射して色鮮やかに輝き、子ども達の踊りもいつもより熱のこもった踊りになりました。日に日に変化を与えてくれる園長のアイデアには脱帽の教師達ですが、毎日同じ練習の繰り返しではなく、楽しい変化や課題を与えていくことが、子ども達が楽しみながら意欲的に参加できる練習の工夫や知恵なのだと勉強させられました。
そして、今日はミキスタディパルズの年中、年長児が運動会の練習にやってきました。今年は10名の子ども達が運動会に参加し、年長児のリレーや年中児のかけっこや踊りを一緒に行います。今日は2回目の交流でしたが、すっかり顔なじみになり、並ぶ場所やグループを教えてあげる姿が見られました。年中児の踊りは踊りに使う道具が色々な所に隠れていて、それをみつけて踊るのですが、子ども達のなかにはなかなか道具をみつけられない子もいるのです。そんな様子を見た園長が、「みつけるのが得意な子がみつけられない子に道具を渡してあげたり、助けてあげたりしてね。」と子ども達に課題を与えてくれました。今日、初めて練習に参加したミキスタディの子のなかにも道具をみつけられない子がいましたが、それに気づいたひつじ組のTちゃんは、持っていた道具の2つの内、1つをそっと渡してあげていました。きれいな円を作ったり手足をしっかりと動かして踊ったりなど、まだまだ課題はありますが、日々楽しい練習になるよう心掛け、子ども達と共に創る運動会に向けて、残り3週間頑張っていきたいと思います。
コメント (「消防車かっこいい―!!」 ひつじ組 丸山利夫 はコメントを受け付けていません)