幼稚園の日記(ブログ)

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2011年6月18日 土曜日

 水あそびが大好きなぴよちゃんは、手を洗っていても、いつの間にか水あそびになってそこらじゅうが、水びたしになります。そんな子ども達は戸外に出ると水たまりに直行です。はじめは、水の冷たさや泥の感触に出たり入ったりを繰り返していましたが、慣れるまでに時間はかかりません。お兄ちゃん達のつくった水たまりをいつのまにか、ぴよちゃんたちで占領してしまっているのです。お兄ちゃん達もぴよちゃんたちの豪快さとはしゃぎように驚くほどです。水たまりにジャンプして飛び込む子、足を大きく上げてジャブジャブを繰り返す子、大きな水たまりに座り込んでスコップとコップを手に泥あそびを楽しむ子と1人1人遊び方は違いますが、それぞれがそれぞれの遊び方を見つけて楽しむことができています。

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1人1人がそれぞれ楽しんでいた水あそびも、いつのまにかあちこちで友達とのやりとりも見られるようになってきています。お兄ちゃん達が、水をどんどん運んでくる様子をよく見ているぴよちゃんも真似っこが始まります。どうしたらたくさんの水を運べるのか?ぴよちゃんたちの頭はクルクル働きます。そんな時、Rくんが、ゾウさんのジョウロを2つ持ってきました。1つずつに水をたくさん入れて、重たくなったジョウロを一生懸命運んでいきます。しかし、水たまりに着くまでに水がこぼれてしまって着いた時には、お水が少しになっているのでした。そこにやってきたYくんは、Rくんの持っていたジョウロを1つ取ってしまいました。それに気づいたRくんは、「あーあ。」と抗議していましたが、Yくんが水たまりに水を運んでいるのを見て「一緒!一緒!」と言いました。ニコッと2人で顔を合わせると、何度も何度も水たまりと水場を往復して運んでいました。

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 一方、もう1人のYくんは、水たまりに何度もジャンプ!ジャンプするたびに服がどんどん濡れていきます。ドロドロになっていく自分の服を見て、何を思ったのか、急に座り込むと持っていたスコップで水をすくい自分の体にかけ始めました。止めようと声をかけると、Yくんはニコッと笑い保育士に水をかけてきました。「へへっ!」やっちゃたの顔をされると、何も言えません。そんな様子を周りで見ていたぴよちゃん達も、さぁ真似っこです。みんながスコップで水をかけてやろうと追いかけてくるのです。「待て?!」と言いながら、ニコニコでくる子ども達に保育士も必死で逃げてしまいました。水あそびをしている子ども達の笑顔はとびっきりいい笑顔で、なかなか止められません。

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 今週の金曜日にプール開きをしました。気温も低く天候もよくなかったので、この日は様子を見にプールへ行き、足だけつかることにしました。プールを見ると中には大好きな水が入っているではありませんか。覗き込んで手を伸ばす子をみて副園長が抱いてピョンとプールの中に立たせました。続いて順番にプールに入れてぐるぐると歩いてみました。プールに入ると歩くだけでは終わりません。ジャブジャブしたり、ジャンプしたり、何人かは座ってしまったりと保育者の想像をはるかに超える子ども達のあらゆる行動に目が離せません。

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次はもっと低いプールに移動し手を入れてジャブジャブしていると、副園長がプラスチックの色とりどりのボールを入れてくれました。そこでまたまたやんちゃぶりを発揮します。あっちこっちにどんどんとぼーるを投げる投げる・・・。時には、水を思いっきりたたきすぎて、自分の顔にバシャーンとかぶる子もいます。クジラの玩具も出してもらい大興奮の子ども達の姿を見て、本格的に水あそびをするのが楽しみに感じられました。プールの中でキャーキャーと楽しむ子ども達の姿が目に浮かびます。

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コメント (「水あそびってたのしい!」     ぴよぴよ 山口菜実樹 はコメントを受け付けていません)

2011年6月4日 土曜日

今週も、元気いっぱいのぴよちゃん!6月から新しいお友達も3人増え、よりいっそうにぎやかになりました。保育中は、ぴよぴよからひよこに行って生活をしている2歳児は、少しずつパンツトレーニングを始めています。失敗しては着替えての繰り返しです。そんなある日、2歳6か月のSくんが座っておしっこをしていると、2歳10か月のKくんがのぞきに来ました。何を言うわけでもなくSくんの様子を見てズボンとパンツを脱ぎ始めました。上手におしっこができたSくんはKくんに「ぼくはでたよ!Kくんはできたの?」と聞きました。Kくんは「でたー!」とSくんにハイタッチ!いつも、おしっこがトイレでできると、保育者とハイタッチしているのを思い出して、お友達とも自然と嬉しさを共感したようです。

トイレにしても着替えにしても、食事や歯磨きにしても、なんでも自分でしたいと言い始めた2歳児。先日まで、保育者にしてもらっていたのに幼稚園の満3歳児と生活することでいつの間にか自立しようとするようになりました。「じぶんで!!」と言われると、子どもたちの成長を嬉しく思う反面、少しさみしく感じることもあります。

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そんな子どもたちが最近園庭で気になるものを見つけました。それは、お兄ちゃん・お姉ちゃんの持つ容器の中に入っている『だんごむし』です。それを見て、自分も欲しい、つかまえたいと部屋の廃材入れからちょうどいい容器をとってきました。でも、どこにいるのかわかりません。そこで、お兄ちゃん・お姉ちゃんの姿をさがしていると、そんなぴよぴよの子ども達の姿に気づいた、お兄ちゃん・お姉ちゃんが「一緒にさがそう。」「こっちだよ。」と声をかけてくれました。お兄ちゃんたちは、だんごむしがどこにいるのか、どんなところにいるのかを知っています。子ども達は、そんなお兄ちゃんの後ろをトコトコとついていき、同じようにしゃがみこみ、夢中でだんごむしの姿を探します。

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2歳10か月のAくんがだんごむしを見つけました。「おったー!」と大きな声をあげるものの、少しこわいようで、思わず手をひっ込めだんごむしをつかまえることができません。やっと見つけたけれど、こわくてさわれない・・・逃げてしまうと目で追っていると、2歳7か月のTちゃんが「こうやって取るんよ!」と取ってくれました。Tちゃんの手からAくんの手に渡った瞬間Aくんは何とも言えない感覚に「わぁー!」と悲鳴に近い声を上げながらも大切なだんごむしを容器に入れました。でもTちゃんは、「だんごむしさんお腹がすくんじゃない?」と言ってままごとの方へ走っていくと、にんじんやきゃべつを細かく切って、だんごむしさんの入った容器に入れました。そして、「もう大丈夫!」と2人でしばらくだんごむしさんをながめました。たくさん園庭で遊ぶようになり、少しずつ自然のものにも興味を示すようになりました。虫・花・草・木などと、自然いっぱいの環境で過ごせるありがたみをひしひしと感じます。

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一方、ぴよぴよのお部屋では、まねっこ遊びを楽しむ子どもたちや保育者の腕の中を競う、ちびっこ達でおおさわぎ!1歳5か月のAちゃんが抱っこされているのを見て、1歳のTくんは黙っていられません。「僕も抱っこしてほしい。」と言うかのように保育者の足元に来ては、Aちゃんの足をひっぱっています。「のいてのいて!」と主張しているようです。なかなか順番がこないと分かったTくんは、ついに泣きながら「抱っこ抱っこ・・・」と声を出して訴えてきました。自分の思いを言葉で伝えようとする瞬間です。その姿に保育士は「はい、はい!」と笑顔で手を差し出しました。やっとの思いで、保育者の腕の中をget!したTくんの顔は大満足の笑顔でした。

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いつもニコニコの笑顔をありがとう!

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コメント (「じぶんで、じぶんで!!」          ぴよぴよ 山口菜実樹 はコメントを受け付けていません)

2011年5月21日 土曜日

 今週は、気温が高い日が多かったので、早めに戸外に出て、早めに室内に入るようにしていきました。戸外では、早コースで登園している幼稚園の子どもたちが遊んでいます。その中に入れてもらうのですが、ぴよぴよの子どもたちは実によくお兄ちゃん、お姉ちゃんのしていることを観察しています。1歳10か月のRくんは、年中児が砂場で、コップで作ったケーキをずらっと並べているのを、少し離れたところから見ていました。すると年中児は、スコップを取りに行き、周りの白っぽい砂をすくって、そーっとかけたのです。ケーキを壊さないように力を加減して、スコップの高さに気を付けているのです。そこに加わったRくんはそんな難しいことは分かっていないのに、自然に同じようにできていたのです。

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 1歳11か月のYくんは、じょうろを持って「こっち、こっち!」と言いながら、歩いていきました。着いたところは、トマトのプランターでした。きっと、水やりをしたいた年中児を見ていたのでしょう。水やりをする幼稚園の子どもたちは、じょうろがなければ、コップやおわんを代用します。それを見ていたYくんは、おわんに水を入れて運び始めました。ところが、歩いているうちにおわんの水がぐるぐる回って、どんどんこぼれていきます。プランターに着いたころには、ポトッ ポトッ・・・。もう1回チャレンジしても、また同じ結果になり、これではダメだと思ったYくんは、ヨーグルトカップに変えました。水を運ぶために、いろいろな道具があり、それに適したものは何なのか?自然に考えることができました。どちらも、幼稚園の中にできた保育所ならではの出来事でした。

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 戸外でよく遊んだ子どもたちは、室内で落ち着いた時間を過ごします。歌や手遊びが大好きで、保育士のオルガンと歌に合わせて、手拍子をしたり、ピョンピョンはねたりして、とってもニコニコ笑顔になります。今週は「犬のおまわりさん」「手をたたきましょう」をよく歌いました。牛乳パックで作ったいすに、声をかけるとさっと座り、集まることもできるようになってきました。『おててがでたよ』の絵本や『おべんとうなぁに』の紙芝居を喜んで見ていました。見ている子どもたちの表情がぐるぐると変化するので、しっかりと話が聞けて、いろんなことを感じていることが分かります。

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 また、保育所では、食事・排泄・午睡・着脱など生活面での保育があります。一人ひとりの個人差に配慮しながら、目標をもって進めております。一日の流れをしっかりと考えながら、ぴよぴよでの1日が「楽しかった!」と言えるよう、私たちは努力していこうと思います。

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コメント (「お兄ちゃん、お姉ちゃん なにしてるの?」    ぴよぴよ 佐々木恵 はコメントを受け付けていません)