2020年4月21日 火曜日
登園してきた青コースの子どもたちは、イチゴを観察したり、色水遊びなどをしたりして楽しんでいました。子どもたちが遊んでいると、2階のテラスで教師があるものを準備していました。子ども達も「何だろう?」と気になりながら見ていると、子ども達の頭の上に大きなこいのぼりが風を受けて泳ぎ始めました。古森先生は「こんなときだからこそ、こいのぼりを飾ったらどう?」と言い、そして「みんな元気になるように!」とつぶやきました。「どこに飾るといいのか」教師たちが試行錯誤しながら飾りました。頭の上でゆらゆらと揺れるこいのぼりを見た子どもたちは、「わぁー!こいのぼりだ!」「およいでるみたい」と言いながら犬の滑り台の上にのぼってこいのぼりのしっぽをつかまえようと手を伸ばしていました。こいのぼりを見ている子どもたちの目がとてもキラキラしていて、飾ることができてよかったと思いました。砂場では、「こいのぼり」の歌を口ずさみながら遊ぶ子どもたちの姿がみられ子どもの感性を刺激する環境を作っていきたいと思いました。
一方遊ぎ場では、9時40分になると「年長さん集まれー!!」と教師から声がかかりました。「えー!なんで!」「まだ遊びたいのにー!!」と大ブーイング!!そして担任の教師が「今から幼稚園に行こうと思います。」と伝えると、「えー!青コースと交代?」「まだ遊ぎ場が良い!!」と大大ブーイング!!「交代はしないけど、青コースの友達に遊ぎ場で発見したことを教えてあげようよ。」と話すと、「それは良いね。教えてあげようよ。」とようやく幼稚園への散歩に賛成してくれました。そして、それぞれ遊ぎ場でした遊びのことや、むらさき色のさやえんどう豆や野イチゴのことなど教えたいことがたくさん出てきました。『自分達の楽しい生活を教えてあげるんだ!!』といきごみ、なんなら「自分達の方が楽しいぞ!」という思いで幼稚園の前まで帰ってきましたが、門を入ったとたん『バーン!!』と大っきいこいのぼりが正面に泳いでいるのを見て「教えてあげる」という思いが「ウァー!!すごーい!!」と消えて思わず圧倒されていました。そして、届きそうで届かないこいのぼりをジャンプしてつかまえようとジャンプしたり、すべり台に登ってさわろうと試みたりしていました。そんなこんなで、3日ぶりの幼稚園、3日ぶりの友達との再会を楽しんでいると、「どうして幼稚園に帰ってきたの?」と言われ、「ハッ!」と今日の目的を思い出し、「遊ぎ場にむらさきの豆があったんよ。」と遊ぎ場の紹介がはじまりました。園長がマイクをむけてくれ、「野イチゴを見つけました。」「タンポポもあったよ。」「山すべりができるよ。」と次から次に出てきて、H君は「部屋がピカピカです。」と園舎自慢がはじまりました。すると当然「僕たちも行きたい!!」と青コースの年長児!!「私たちも行きたい!!」と年中の富田先生と西川先生!!それに続いて年中の子ども達!!それに対し、「いいですよ!!」と赤コースの年長児!!結局年中、年長児の青コースが今度は遊ぎ場へ散歩に行くことになりました。驚いたのはここからで、K君が園長からマイクをもらい、「遊ぎ場に行くにはルールがあります。」と話しはじめました。「①てをつないで歩きましょう。」「②遊ぎ場のまるいドロドロの所に入りません。」それにつづきS君は「部屋をきれいに使いましょう。」と自分達が教えてもらったことをしっかり伝達している姿にびっくりです。そういえば最近、教師間で伝達ができていなくて反省したばかり。子ども達の方が大人でした。それからも、遊ぎ場で豆の収穫をしていると、豆の名前が話題になりました。全部をまとめて『えんどう』、さやつきの豆がまだ小さいのを『さやえんどう』、豆が大きくなったら『スナップえんどう』、豆だけを『グリーンピース』と『えんどう豆』、ちなみに今日自分が収穫したのが何なのか考えていました。
今日一日、赤コース青コースで刺激し合い、楽しいことをわかちあった子ども達は満足感いっぱいでした。今日の刺激が明日への保育につながることが楽しみです。
2020年3月10日 火曜日
今日は、雨でお外遊びが大好きな子ども達は戸外で遊ぶことが出来ませんでした。しかし、そこは遊びの天才!思い思いに友達とテラスやプール、部屋で楽しい遊びを見つけて楽しんでいました。テラスでは、すみれ組の子ども達が紙に次々絵を描いていました。そして、Nちゃんは「これは写真なんよ!」と可愛い絵を見せてくれました。Mちゃん、Aちゃん達もどんどん絵を描いて写真を増やしていきました。するとNちゃんが「写真があるならカメラもいる!」と廃材箱からボタンやレンズになりそうなものを探してきて、ひももつけて首からかけられるように工夫していました。
写真が沢山出来たので、部屋でお店屋さんを開店しましたが、誰も来てくれません。「看板が無いと分からないんじゃない?」と字が書けるMちゃんが“かめらやさん”と書いてくれて、Y君が牛乳 パックで看板を立てる棒とカメラの絵を描いてくれました。すると、Aちゃんが「お店の人はエプロンもいるよね」と紙を長く繋げて、ワンピースのようなエプロンを作っていました。お店の人用の名札もそれぞれ作り、みんなでカメラ屋さんに大変身です。「いらっしゃいませ〜!写真はどうですか〜!」とお客さんに呼び掛けていました。その声を聞いたY君やH君は、「写真撮りたい!」とお店に入っていきました。お客さんを迎えたカメラ屋さんが手作りのカメラを「撮りますよ!」と向けると、Y君とH君がポーズを決めて笑顔で撮ってもらっていました。まるで本物のカメラのように後ろの画面を見せながら撮れているか確認をしてもらい、絵の写真を渡してお金を受け取っていました。
証明写真を撮るようなカメラを作っていたY君は、お客さんに椅子に座ってもらい、ボタンを「ピッピッピッ」と押しながら撮っていました。色々な種類のカメラを知っているんだと感心しました。
年長児のお店屋さんで沢山買い物をし、観察をしていた子どもだからこそ出来た“カメラ屋さん”なんだと思いました。残り数日ですが、子ども達と楽しく過ごしていきたいと思います。
2020年2月19日 水曜日
今朝、子ども達が登園してくると、空を見上げてSちゃんが「雲が長いね!」と呟くと、すみれ組のHちゃんが「アラジンの魔法のランプの白い煙みたいだね!」、そして、Yちゃんが「バスからでも見えたよ!」と想像を膨らませていました。想像性豊かな子どもならではの考え方だと思いました。
すみれ組のHちゃんは登園すると、松葉や木の実が入った袋を持って来て、「昨日はR君と集めたけど、今日も集めたい!」と嬉しそうに見せてくれました。一緒に 松葉や木の実を集め、袋に入れていると、突然Hちゃんが「これ繋げたらうさぎ作れそう!ぞうも作りたいなぁ」とアイデアを出してくれました。「じゃあすみれ組みんなで作ってみようか」と声を掛けると、Eちゃん、Mちゃん、H君達がすぐにお皿に沢山の松葉を集めて袋に入れてくれました。たんぽぽ組のEちゃんも「私も手伝うね」と言って沢山松葉が落ちている所を見つけて拾ってくれました。
部屋に戻って、Hちゃんが考えてくれた素敵なアイデアを伝えると、「楽しそう!」「やってみたい!」とみんなが集まって来ました。松葉を小さくちぎって猫の顔の髭にしている子や、長い松葉を曲げて丸くして利用している子もいました。公園を作っていたEちゃんは、長い松葉と小さく ちぎった松葉を組み合わせて滑り台の階段にしたり、台紙の紙に沢山の松葉を貼りつけてポテトに見立てたりしていました。
作品展の時にも自然の物を使ってライオンを作りましたが、身近な物でも子ども達は想像を広げて、イメージ通りに作り上げていて、教師の想像以上に子どもの持っている能力はすごいなと思いました。色々なアイデアを生かした作品を見せ合いこして楽しんでいる子ども達を見ると、今日のHちゃんからの発案で始まった遊びは、すみれ組の子ども達にとって充実した活動になりました。これからも子ども達の声に耳を傾けていきたいと思います。
2020年1月28日 火曜日
今日、バスに乗っていると、くま組のIちゃんが「今日総練習だよね!半袖のポロシャツ持って来た?」とみんなに聞いていました。「劇も頑張らないといけないね」と話したり、ぱんだ組のNちゃんが、「このバスのぱんだ組は踊りが多いね!踊りチーム頑張らないといけないね!」と気合いを入れていました。
すみれ組、ひまわり組の踊りの子ども達に教師が、「どんなヒーローがかっこいいかな?」と聞くと、「踊る時も手をいっぱい広げて踊った方がいい!」「移動の時もアンパンマンみたいに手を伸ばした方がかっこいい!」とすみれ組のYちゃんが答えました。そして、みんなでかっこいいヒーローになるためにどうやって踊ったらいいのか考えることにしました。元気良く踊るためには歌も覚えて歌いながら楽しく踊ると良いことに気付いているので、これからどこを頑張って練習すると楽しくなるのか考えて進めようと思います。
また、今日は給食が終わった子から遊びで踊りのベルト作りをしました。廃材箱からボタンに使えそうなプリンカップやゼリーカップを見つけたり、剣になりそうなアイスの棒を見つけたりして、「これベルトにつけて戦えるようにしたいな」とY君はS君と作りながら話をしていました。虹色のベルトにしたい子は1色ずつ丁寧に塗っていて、オリジナルベルトを作っていました。完成すると、「かっこいいでしょ!」と自慢気に見せてくれました。これからどんなヒーローになるのか楽しみになりました。
2020年1月15日 水曜日
今日の園庭では、教師にこまの回し方を教えてもらい猛特訓をしている子どもや、友達を誘って羽子板のラリーを楽しんでいる子どもの姿がありました。
また今日は、久しぶりのお家からのお弁当だったこともあり、登園してくると、「カバンにお弁当が入ってるよ!」「今日、ママが作ってくれたんよ!」と嬉しそうに話す子どもの姿も見られました。食べている時も「これイーブイよ!見て!見て!」と見せ合いこしている子いて、とても楽しい雰囲気で食べることが出来ました。
そして、今日は子ども達に保護者の方にも大切な発表会の座席のくじ引きの日でした。役員さん方にも手伝って頂き、緊張の中にも落ち着いた雰囲気で行うことが出来ました。すみれ組では、お部屋を移動する前に「くじを引く前に何を言うんだったかな」と聞くと、「大きな声で聞こえるように名前を言う!」とY君が昨日指導したことを思い出して答えてくれました。くじ引きの時にもはっきりと名前を言うことが出来ていて、スムーズに進めることが出来ました。今は楽しむ時間、今は集中する時間などメリハリをつけながら活動する習慣もついてきている思いました。
その後は、コースで集まってオペレッタと踊りに分かれて練習しました。くじ引きの後ということもあって、「もう少しで発表会なんだ」とそわそわしながら練習をしていて、やる気満々の子や分からない子に教えてあげている子もいました。年少児のオペレッタ「海のダンスパーティー」は、私が年少の時にしたオペレッタで、曲を聴くたびに懐かしい気持ちになります。そんな話も子ども達にしながら楽しく練習をしたいと思います。
2019年10月18日 金曜日
今日は、少し曇っていましたが、まだまだ運動会の遊びに夢中の子、戸外の遊びを見ながら絵を描く子など様々な姿が見られました。
そんな中、年長児達がラグビーボールを持ってきて園庭の真ん中で遊び始めました。ルールの分かっている子も何人かいて、倒れたらボールを離さないといけないなど、子ども達で声を掛け合いながら楽しんでいました。それを見ていた教師が、竹でゴールを作り、子ども達はゴールを目指して何度もボールを蹴っていました。スポーツの幅もテレビなどを見て広がってきているんだと思いました。
すみれ組は今日、ちゅうりっぷ組と一緒にお絵描き大会をしました。テラスや部屋に画板を広げてクラス混じって描きました。普段は自分のクラスの子と一緒に描くのに慣れて、同じ絵ばかりを描いていた子も、ちゅうりっぷの子が描く絵を見て「何の絵を描いてるの?」「運動会の絵一緒だね」と言いながら今まで関わったことのない子とも楽しそうに話をしながら描いていました。絵が描けた子どもは、「先生見て!」「すごいでしょ!」と自慢気に担任ではない教師にも得意そうに 見せました。
その後、給食を食べるまでの間、会議室でちゅうりっぷ組と運動会ごっこをしました。「何踊りたい?」と聞くと、「ジャンボリミッキーがいい!」と声を揃えて言いました。他の学年の踊りも練習時や当日、興味を持って見ていたのでみんなで踊れるんだと思いました。円を作る時も大きなお池をイメージしながら作り、その輪に入れていない子に気がつくと、クラス関係なく「おいで!」と優しく声掛けをして、輪の中に入れてあげている姿を見て、年少同士の交流が出来て良かったと思いました。最後にクラスで並んで「今日は一緒に遊んでくれてありがとう!」「また遊ぼうね!」と言い合って部屋に戻りました。今日1日、ちゅうりっぷ組と楽しく過ごすことができてとても楽しかったので、また色々なクラスとも交流をしていきたいと思いました。
今日は、幼稚園で育てたひめあちゃんのひまわりの種を持って帰りました。家庭で子ども達と一緒に植えて大切に育てて下さい。来年の夏には綺麗なひまわりの花が見られますように!!
今日の給食の献立は、豚肉ときのこのカレーライス、ちくわきゅうり、野菜の一夜漬け、りんごでした。
2019年9月19日 木曜日
今日も晴天!園庭に出しているアスレチックでは、異年齢児達が入り混じって遊んでいました。今までに出した丸太や平均台、はしごに加え、今日は新しくネットを出しました。いつの間にか草履を脱いで裸足でアスレチックに挑戦する子が増えてきました。昨日のブログにもあるように、渡る時に足の指を器用に使って枠を挟んで立って進む年長児、年中児の真似をして年少児やたんぽぽ組も頑張ってついて行っていました。マットのある所ではジャンプをした後、前転をする子どももいて、自分達で工夫をして難易度を上げているなと思いました。年少児のA君は、ネットのコーナーが気に入ったようで、何度も行ったり来たりを繰り返して遊んでいました。自分でネットを持ち上げて潜るという工程がとても楽しかったようで、集中して遊んでいました。
園庭のアスレチックの構成が変わっていることに気付いた子ども達は、友達を誘って一緒に楽しむ子や、何秒でゴールが出来るか数えながら競う子もいました。ずっと同じ環境にしておくのではなく、少しずつ変化をつけることで子ども達がその変化に気付き、「面白いものが増えてる!」と興味を持って積極的に関わることが出来るんだと感じました。
学年関係なく遊べる環境というのは、今まで関わったことのない子どもも刺激を受けて参加してみようという気持ちを持って挑戦するようになります。これからも子どもを誘って一緒に楽しんでいきたいと思います。
今日の赤コースの給食の献立は、胚芽米、イワシの酵素パン粉焼き、南瓜の煮物、オニオンサラダ、バナナでした。
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