2022年11月27日 日曜日
学童保育棟のみつばっこハウスで過ごすようになって、20日近くになったもも組の子供達は、随分と頼もしくなり元気いっぱい楽しんでいます。
ある日、いつもの朝の絵本タイムの後「お外行く人?」と声をかけると「はぁーい」と手を上げた子供達と準備して庭に出ると、ビニールプールとタライにいっぱいの落ち葉が入っていました。それに気付いた子供達は「わぁー」の歓声でみんな一目散に駆け寄って行きました。
実はこれは学童の三好先生とYちゃんMちゃん姉妹からのサプライズだったのです。
この時期ならではの心温まるサプライズに保育教諭達は胸がいっぱいになりました。
さぁ、この小さなもも組さん達が落ち葉を使ってどんな遊びを繰り広げていくか、楽しみに見守る事にしました。
・握りしめてカシャカシャと音を楽しんでいる子
・一枚手にとってじっと見ている子
・タライをひっくり返して落ち葉を落としている子
・おわんに入れて砂場に運んでいる子
・落ち葉の上を足を踏みならしながら歩いている子
・ビニールプールの落ち葉のクッションにダイビングして寝そべっている子
・スコップを持ってきてすくい上げている子
・落ち葉吹雪をしている子
・すべり台から落ち葉をすべらせている子
それぞれの遊びは違うけれど、どの子の顔もキラキラしていました。
一方では三輪車のカゴや器に入れて砂場に運んでいる内に庭中落ち葉だらけになってしまったけど…そこは満喫している子供達に免じて…。
落ち葉でいっぱい遊んだ後はいつものお散歩タイムです。
こちらにお引っ越ししてから毎日お散歩リングを(もも組ではお散歩電車と呼んでいます。)使って屋外遊ぎ場や北広場へ出かけています。
5人1組でゆっくりゆっくり電車は走ります。
広場のお向かいのお家のベランダに猫がいて、いつもみんなを見ていてくれます。
「猫さんバイバイ」と手を振り、さんさんらんどに来ている幼稚園児や先生達に「バイバイ」と手を振り1号車が帰ってきます。次の2号車に乗りたい子が待ち構えているのです。
降りたくなくて泣いてしまう子もいるけれど「また明日乗ろうね。」でお友達とタッチして交代です。
電車が出る度「いってらっしゃい」「バイバイ」帰ると「おかえり」「ただいま」を繰り返しているとはっきりした言葉にはならないものの、語尾や喃語でそれらしきことを言い始めた子も増えてきました。そのやりとりはこの1歳過ぎのもも組さんならでは…で、たまらなく可愛いです。
その後はタライに入れたほんのり温かい湯で綺麗に足を洗ってお部屋に帰ります。
みつばっこハウスでの生活は経験を学びに変えていける環境がいっぱいです。
三葉幼稚園の中で1番小さいもも組にこの環境を与えてくださった園長に感謝です。
美しい自然に触れながら心や身体が育っていくことを楽しみにしています。
2022年10月23日 日曜日
10月22(土)の今日、ひよこ組の運動会を行いました。コロナ禍により今年4月からみかん組・れもん組は屋外遊ぎ場での生活が始まりました。子ども達は登園すると心地よい環境の中、テラスで遊んだり戸外で遊んだりして春・夏を過ごしてきました。そのおかげで子ども達は健康で元気いっぱいになってきました。10月に入り幼稚園の運動会の練習が始まりました。踊りやかけっこの曲を聞きながら保育園の子ども達の運動会ではどんなことができるかと保育教諭もそれぞれ考え、案を出し合いました。子ども達の遊びの様子を見ながら「あれはどうか」「これはどうか」思いあぐねている間に遊びはどんどん変化していきました。そして、方向が決まると、気が付くと幼い子ども達に教師の思いを押し付け「違う」「それはダメ!」などと指示・指導が多くなっていて、園長から子どもに合わせて援助することを教わり、大いに反省することがあり、改めてプログラム編成をやり直すことになりました。子ども達が興味を持った遊びを運動会用に替えることで、生き生きと活動できるということも園長から教わり急遽、変更することになってしまい私達の大いに反省することとなりました。1・2歳児ができること、楽しんでいることなど遊びの様子を見て、内容を考えなければならないと、もう一度子どもたちの姿を見直すことから運動会準備が始まりました。そうしている間に幼稚園の運動会が終わり、いよいよ次は保育園の運動会です。園長に練習を見てもらった初日。園長は「うーん。」と言いながら子ども達の遊びや動きを見ていました。そしてバスケットゴールや玉入れのカゴ・タンブリンなど子ども達が興味を持って遊ぶだろうと思える道具を幼稚園の先生に指示をして出して、幼児の高さに合わせて調節してくれたのです。すると、子ども達は出してくれた物でどんどん遊び始めました。そしてその翌日、雨が降ったので会議室に行くと、またまた園長が大きなマット・大きなボール・バスケットゴール・小さなボール・トランポリンなどなど子どもが喜びそうな物をたくさん出してきてくれたのです。幼稚園にいるもも組が先に上がっていましたが、なぜか動きません。そこへバスで上がってきたれもん組・みかん組の子ども達が加わると、急に活気が出て子ども達が遊び始めました。夢中になって遊ぶ子どもの姿に運動会始まりのプログラムが決まりです。毎日、そのようにして幼稚園で遊んでいくと子ども達はどんどん遊び始め泣いていたもも組の子ども達も練習の最終日には泣く子もいなくなりました。
昨日「あと、一日ほしいわね」と園長は心配してくれていましたが、今日いよいよ運動会当日を迎えました。子ども達を保護者より一足先に会場にセットした遊び場に誘導し、保護者にはその間に席について頂き、運動会開始です。練習の時は張り切って遊んでいたれもん組の子ども達も保護者を目にして次々に泣き始め、保護者の所へ行こうとする子が出てきたのです。そこで園長がつぶやきます。「おやつー」それを聞きつけた幼稚園の先生がおせんべいを届けてくれ、まずはおやつタイムとなりました。2番目の踊りの次の、「磁石くっついた!」は子ども達が日常的に幼稚園の扉に磁石がくっつくことに気が付き、夢中になって試しながら遊んでいるもので急遽、入れることになった競技です。泣いていた子もお母さんの手を振り払って走っていく姿がとても可愛く、心の中で「大成功」と保育教諭達は胸をなでおろしました。
それでほぼ落ち着いたと思っているとみかん組はそれでも泣き止みません。その理由は座席の位置だったのです。実は昨日、朝日がみかん組の子ども達の顔に当たって暑いのではないかと変更したのです。座席を保護者の前方にすると不思議。一人二人と泣き止んでいきました。そしてかけっこも予定変更し、保護者に抱っこしてもらってのアンパンマン競争になりました。「よーいドン」の合図で子ども達も笑顔です。もうどうしていいか分からなくなっていた保育教諭達はこの笑顔でホッと一安心、胸をなでおろしたのでした。そしてれもん組もやろうということになり、またまた変更!!保護者抱っこのアンパンマンです。子ども達は大喜びです。最後の踊りは幼稚園児の兄弟にも入ってもらい泣かずに参加することができました。
こうしてひよこ組の運動会は無事?終了しました。毎回、反省ばかりの運動会ですが、保護者の方には喜んでいただき、またご協力いただきありがとうございました。園長からは泣くも表現・笑うも表現、それが子どもの素直な表現であること。保護者が来てくれて泣く子はいつもけなげに我慢している子だから、泣くことはお母さん・お父さんが大好きだということを今、自分で見守ってくれているお父さんお母さんに甘えられることを泣いて表現したのだから、良かったよねと言ってくれました。この言葉は運動会を失敗と気にしている私達保育教諭と、泣いていた子どもの保護者の皆様への園長からの励ましの言葉です。これからもこの正直に表現してくれる子ども達と何事も前向きに進みたいと思いました。
2022年10月16日 日曜日
今週に入り朝晩は肌寒く感じる季節になりました。子ども達の服装も先週とはうって変わって長袖・長ズボンの子が多くなりました。急な気温の変化も動きの激しい子どもたちは元気いっぱいで登園して来ます。コロナ禍はまだまだ終息は見られず、マスクをしていないひよこ組の子ども達には対策が必要です。登園時には手指の消毒をしていますが、毎日繰り返ししている事なので消毒のスプレーを見ると自分から手を伸ばす子や、泣いて登園して来る子も泣きながらでも手を伸ばし、しっかりゴシゴシしている姿に習慣を身に付ける大切さを感じています。これからもしっかり消毒・換気をしていく様に保育教諭全員で気を引き締めていきたいと思います。
最近、みかん組の子ども達はある事に気が付きました。マグネットブロックを出すとみんな大喜びで今までは同じ形を集めて重ねてくっつけたり、子ども達なりにいろいろな形のブロックをくっつけて楽しんでいました。ある日、テレビを置いている長机の脚の所にマグネットブロックがくっつく事に気が付いたのです。子ども達は、忙しそうに1つずつ取りに行ってはくっつけ始めました。たくさん机の脚の所にっくつけると満足そうに何か言い合っているのです。その後ろ姿にまた1つ成長を感じました。そして、今週に入り、テラスやテラス前にある人工芝で過ごす事が大好きな子ども達は、あれこれと片手におもちゃを持って部屋から出て来るようになりました。この日はマグネットブロックを持って出て来た子がたくさんいて、テントの脚に何気なくブロックを当ててみると、くっつくではありませんか!くっつくと思っていなかった子ども達はびっくりした表情をしてはいましたが、すぐにキラッと目を輝かせました。それに気付いた他の子ども達も次々やってきて「わあ~!」「おぉ~!」と盛り上がっていました。時々磁石が上手くくっつかずすべり落ちてしまう時もありましたが、それがまた子ども達にとっては面白く、大笑いで何回もくっつけていました。テントの脚はいっぱいあるので、あっちに行ったりこっちに行ったりと興味は尽きません。キラキラした目で楽しんでいました。このとても暑かった永い夏を乗り越えた子ども達は私達が思っている以上に一まわりも二まわりもお兄さん、お姉さんになっているんだとこれからの子ども達の成長がとても楽しみになりました。
そして、10月22日(土)はいよいよひよこ組の運動会です。踊りの曲が聴こえてくると、どこで遊んでいても踊り始める子ども達がとってもかわいいです。当日はお父さん、お母さんに甘えたくなる子もいると思いますが、何とかこのかわいい姿を見てもらえるといいなと思っています。後1週間、子ども達も保育教諭も全力で頑張ります。
2022年8月28日 日曜日
ー磁石ブロック パートⅡー
以前もも組のブログで紹介しました、(古森先生から2ヶ月前にプレゼントしていただきました。)磁石ブロック遊びが日々発展し、子供たちからの「見て、見て、見て」のアピールがいっぱいです。
2ヶ月前「なめないでね」からスタートし、1ヶ月たつと2〜3個くっつけて色々な形を作ったり、偶然避難扉にくっつく事に気づき次々と運んできては、くっつけたりして遊び始めました。
そして、探究心旺盛なる子供たちは大人から見ればくっつくはずのない玩具まで運んできて、貼り付けようと何度も何度も挑戦していました。
そして、2ヶ月たった今、楽しい発見がいっぱいです。
ホワイトボードを床の上に置き、ブロックを置いて行くことを覚えたS君とM君は高く立ち上がって行くことを喜び、まずは小さい棒ブロックをS君が置き、その上にM君が重ね、またS君が置き、2人で高くなったことを「わぁ〜」と歓声をあげながら何度も楽しんでいました。
そうしているうちにいつの間にかK君が参加して、その上に丸いブロックをポトンと置くと、その反動と重さで倒れてしまい、3人で転がるブロックを追いかけていました。
立ち上がっても倒れても転がっても大喜び、いつもはひとり遊びの多いもも組さんですが、関わって遊ぶことの楽しさを知ったようです。
楽しそうな歓声に誘われて、1歳になったばっかりのT君もボードの上に丸いブロックをそっと置き「見て、見て、見て」のアピールをしながら笑っていました。
次に衝立にボードを貼り付けてみました。
いつものようにブロックを貼り付けにきたIちゃんとWちゃんですが、重力で少しずつ動いて行くのをみて「あ〜あ」と言いながら見ていました。
するとM君が来て、ボードの下を持ち上げて落ちないようにしたのです。
驚かされると共に、1歳のこの子たちの知恵に感動しました。
ここはもも組の子供たちにとっての科学の広場かなと思う場面でした。
そんな中可愛い場面もいくつか見つけました。
①K君は長い棒ブロックをTシャツの首口をひっぱってTシャツの中に入れて、おすましをしていました。少しするとそれを出してみていました。おそらく検温をしていたのでしょう。
②Kちゃんは棒ブロックに丸をくっつけてニコニコしながら顔をコロコロしていました。ママがしている美顔ローラーかな?
パパのひげ剃りの真似かな?
まだまだ広がっていくだろう磁石ブロック遊びをこれからも楽しみに見守っていきたいと思います。
日中の暑さは、まだまだ続いていますが、園庭の涼しい場所で遊ぶ中で、先生「見て、見て、見て」がいっぱいあります。
カラスの鳴き声や電車の音が聞こえた時。ビッグボスに登れた時。砂ごはんが出来た時。
可愛いアピールを大切にしながら、体験数や幅を広げていきたいと思います。
涼しくなって、お散歩に行ける日が楽しみです。
2022年8月14日 日曜日
毎日とても暑い日が続いていますが、子どもたちに負けないよう保育教諭も元気に保育をしていこうと頑張っています。 先週の金曜日の事、久々に曇り空になったのでさんさんらんどで遊ぼうと靴を履いていると、突然雨が降り始めたので急いでテントの下へ避難しました。雨がやみそうになかったので部屋へ入ろうとすると、テントとテントの間から雨水が流れ落ちていました。それに気が付いた子どもたちは大喜び。落ちてくる水をどうにか掴もうとしたり、保育教諭が置いていたタライの中に溜まった水を触ったりと、(ビショビショになる事は予想していなかったのですが)ビショビショになって遊び始めました。そして、テントの端っこに小さな水たまりを見つけると誰からともなく靴のまま、駆け足をしてバシャバシャし始めました。靴が・・・という保育教諭の心配をよそに子どもたちはすごく楽しそうで、とてもいい笑顔です。子どもたちは、小さな頭でいろいろな事を考えたり、他の友達がやっている事を真似してみたりしています。一緒にできない事もたくさんありますが、他の友達から刺激を受けて、昨日できなかった事が今日できるようになっている事もたくさんあり、私達もそれがまた楽しいのです。 そんなみかん組の子どもたちは、よく保育教諭のお手伝いをしてくれるようになりました。そこで、8月に入り出来る子から少しずつ自分の所持品を片付ける練習をする事になり、声を掛けてみました。すると、ほとんどの子が水筒、お昼寝タオル、食事の時の口拭きを片付ける場所を知っていて、片付ける事が出来ていました。それにも驚きでしたが、1番驚いたのはタオル掛けの自分のマークを覚えて、一緒に行って声を掛けなくてもかけられる子がたくさんいた事でした。今まで繰り返し繰り返し伝えはしていましたが、いつの間にか覚えて出来るようになっていて驚くと共に感動でした。片付けの後はシール帳にシールを貼るのですが、身に付いている子は遊びに行かずじっと保育教諭の近くから離れないで、シール帳を指さしてアピールしていました。入園して約4ヵ月。まだまだ体は小さいですが、1歩1歩お兄さん、お姉さんになっていっています。入園当初には考えられなかった事がたくさんできるようになっていく子どもたちを近くで見る事が出来、すごく幸せに思います。これからも、たくさん子ども同士が刺激をし合い、心も体も大きく成長する様子を楽しんでいきたいと思います。
2022年7月31日 日曜日
幼稚園は夏休みに入りそれに合わせたように気温は上昇し続けていて、子ども達には、コロナ・熱中症と厳しい夏になってきました。そんな中でも小さな子ども達は気にすることなく元気に登園してきます。
屋外遊ぎ場での生活も半年以上になり、みかん組・れもん組そして保育教諭達もすっかり生活に慣れ、今では保育園の園舎として心地よい生活を楽しんでいます。
登園してきた子ども達は早々に人工芝の上に出たり長い廊下のようなテラスで行ったり戻ったり、かけっこをしたりして遊び始めます。Aくんは車を持ってくると、ゆっくりと戸外で使っている赤・青・黄のカラフルな椅子を並べて、その上を走らせていました。それに気が付いたBくんもやってきてその様子をのぞき込んでいました。一方では、テラスの隅で汽車をつないで走らせているSくんの横で次々登園してくる友達をじっと見ているTちゃんの姿もありました。そのように朝はゆったりと時間が過ぎていきます。
先日、もも組の水遊びを見ていた古森先生からたくさんのアドバイスや指導をいただいたと伝達がありました。コロナ感染症のオミクロン株の感染が増加してきていることから水遊びの前後には使うものやたらいを次亜塩素酸で消毒すること、同じ場所で2人以上集まらないこと、時間差で入れ替わること、水道水を使い中が汚れないように気を付けること等、コロナ対策を強化するよう指導していただいたことを聞きました。保育園ではほとんど感染者が発生していないのですが、さらに対策を強化するようにとのこと。早速今まで遊んでいた環境を見直すことにしました。
カップやペットボトル、ジョーロなどは朝のうちに消毒し、子ども達が集まらないようにしました。着替えも一同に集めず、順番に行い、全員が安心して過ごせるよう、保育教諭達はフル回転です。そんな中で子ども達が気にすることなく楽しそうに遊んでいる姿を見ると嬉しくなります。今、コロナ感染症が猛威をふるう中、何も知らない子ども達には伸び伸びと動き回ってこの大切な時期を過ごしてほしいと思える、広々とした屋外遊ぎ場での生活ができることに感謝しながら夏を乗り切っていきたいと思う毎日です。またこの遊ぎ場は水も豊富で水に触れながら遊べる環境でもあることから何不自由なく夏を快適に過ごすことができとても ありがたいと思っています。
これからも熱中症の心配もある1~2歳はマスクの着用も難しいため、換気や手洗い、手指の消毒には十分気を付けていきたいと思っています。
まだまだ暑さとの戦いも続きますが子どもの笑顔にパワーをもらいながら頑張っていきます。
保護者の皆様、日々のご協力ありがとうございます。これからもよろしくお願い致します。
2022年6月12日 日曜日
6月7日 火曜日の朝
園庭の真ん中の大きなテントの下で古森先生や幼稚園の先生方がエプロンを着て忙しそうに何かを始めていました。
ひよこ・もも組の子ども達も吸い寄せられるようにテラスに出ていきその様子をじっと見ていました。どうやらフライドポテト屋さんが開店するようです。
いつもと様子が違うことを「見て見て」と言わんばかりに指差して教える子もいました。
しばらくして園庭で遊んでいると「ひよこさんもそろそろおやつの時間よね」と古森先生から声をかけてもらいました。そこで何人かを誘って、見に行くと大きなお鍋の中にはいっぱいの油が入っていて、そのお風呂の中には幼稚園のお兄さんお姉さん達が収穫してきてくれたじゃがいもが泳いでいました。
初めての光景をかぶりつきで見ていると、揚げたてのポテトをみんなの口に古森先生が1かけらずつ口に入れてくれました。言葉にはできない小さな子供達ですが、すごくいい顔でみんな口を開けて待っていました。食べ終えた子もまた口を開けて待っている姿が可愛かったです。その後ゴザを敷いて、みんなで手を消毒して1個ずつ手に乗せてもらって食べました。自分の分を食べてしまうと、となりの子のものに手をつけようとする子もいる程の人気でした。
いつの日かこの子達も自分達で掘ったじゃがいもを特別な思いで食べる日が来て、三葉の食育が受け継がれていくことを思うと、心温かくなりました。
食べることが大好きな子供達は毎日手作り給食を美味しく頂いています。1日の生活の中で、1番静かで平和な時間が流れます。平均年齢が1さい2ヶ月位のもも組なので、手づかみの子が半数ですが、誤嚥のないよう保育教諭は細心の注意を払いながらも自分で食べようとする意欲を大切に見守っています。
食後は、顔・手・足に米粒や野菜などがいっぱいついていて、「どこで食べたの?」と笑いが出てしまいます。
全身着替えを必要とする子もいます。そんな中でも少しずつスプーンに慣れ、自分が自分がと保育教諭の援助を嫌がるようになってきています。
梅雨が近付くなか、夏日の日も多くなり、気温の高い日はテラスに泥舟を出して水汲み遊びをしています。
廃材カップに泥舟に溜めた水を上手に汲み入れ、手の上に落とし、水の音や感触を楽しんでいます。K君はまだつかまり立ちですが、泥舟の前に寄りかかるようにして水の入ったカップを両手に持ってしっかり立っているのには驚かされました。
M君はカラーボールをすくおうとカップを動かして悪戦苦闘していましたが、諦めてカップを逆さまにして、手づかみでカップの底にのせていました。
そこで、カップより大きいバケツだったら入れられるだろうと思いバケツを渡すと、上手に入り得意顔で見せてくれました。
保育教諭が褒めると、次はS君が頭にバケツを被って見せてくれました。
そしてM君はバケツでコツをつかんだのか、スムーズにもとのカップにボールを入れられるようになっていました。
そのすきにHちゃんはいつの間にか泥舟の中に入りこみちょこんと座っていました。
水や指先を使う遊びは、脳の発達にいいと言われますが、知恵を絞っているのだろうなと思われる場面が色々とあり、あまりの可愛さに笑いが出たり、感心させられたりしています。
これから本格的な暑さがきます。体調管理に気を配り、いっぱい食べて楽しく水遊びをしていきたいと思います。
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