幼稚園の日記(ブログ)

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2018年6月12日 火曜日

今日の園庭は、昨日の雨であちこちに水溜りがあって、絶好の泥遊び場になっていました。沢山の子ども達が服まで泥だらけにしながら楽しそうに遊んでいました。その中で、花壇の前に年中組子ども達が集まっていました。覗いてみると、花キャベツの葉にツマグロヒョウモンの幼虫がいて、昨日「蝶の館」と言って作った網の目から逃げ出していたのです。その幼虫はそっと網の目の花キャベツの葉っぱに返してあげました。

その後、りす組で以前いただいて飼育していた4匹の蝶の幼虫の1匹が蛹になっており、みんなで観察していると、1匹の蛹から赤色の液体が出ており、子ども達から「血が出ているのかな」「うんちかな」と心配そうな声が上がりました。「どうしてだと思う?」という先生の声掛けに子どもなりに一生懸命考えていましたが、考えても分からなかったため、みんなで図書館に行って調べることになりました。

昆虫の本を開いて先生と一緒に答えを探しました。みんなで頭をくっつけて1ページ1ページめくっていくと....ありました。「ちょうちょになるために、体にあるいらない水分を出す」ということが分かりました。その事を聞いて、心配をしていた子ども達は「自分達がうんちやおしっこをするのと一緒なんだ」とほっと安心したようでした。

今、幼稚園にはツバメの赤ちゃんや様々な生き物や自然があって、毎日子ども達は命や自然に触れて学んでいるということを再度確認することができました。

また、今日幼稚園にいるツバメが子どものツバメにあげる餌を運んできて、食べさせようとして下に落としてしまいました。それを見せてもらうと子ども達は、「こんな虫を食べるんだ~」と図鑑を見ながら虫の名前を調べていました。三葉図書館は本を借りるだけでなく、子ども達が分からないことを自分で調べて理解していく場所であり、それを積極的に利用しながら学んでいるということを実感しました。

今日の給食の献立は、胚芽米、鶏肉と野菜の炒め物、中華スープ、ごまサラダ、果物でした。

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コメント (「生き物の不思議」 ひまわり組 岸田亜寿美 はコメントを受け付けていません)

2018年6月11日 月曜日

 

「見て見て、いいもの見つけたよ。」とA君が友達を桜の木の側に集め、指をさした先には木の穴から、アリの行列が出てきていました。行列は高く高く、上へ上へと続いていて、「上に何かあるのかな?」「どこまで続いているのかな?」と見上げながらイメージを膨らませていました。

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そして、その横では、また園長が楽しいことを見つけていました。以前ちゅうりっぷ組のK君が気になっていた葉牡丹に種が付いていました。周りにいた子ども達と「すごいねー。」と見ていると園長が「ここにはえてるの葉牡丹の芽じゃないかな。」と教えてくれました。気づけばもう種が自ら落ちて新しい命が生まれていたのです。それだけではありません。その後、ブランコ横の葉牡丹を見ていると今度は小さな卵のかたまりがありました。そして、卵がかえった青虫の姿もありました。ひつじ組のT君は一匹見つけると「ここにもいる。」「ここにも!!」と次々と見つけていました。年長児のS君は「葉っぱと同じ色だね。」「気づかなかった。」と話していました。そこにやってきた毎日楽しいことを目をキラキラさせて探しているW君は、「僕、もう知ってたよ。」と言って虫かごに入れた青虫を見せてくれました。そして、「一匹はさなぎになっとるんよ。」と教えてくれました。子どもの楽しいことを見つける目のすごさを改めて実感しました。そして、園長の思い付きで花壇一帯をちょうちょの館にしようとネットをはりました。また、これからも子ども達と観察していきます。

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先週、砂場の奥でバーべキューをしていた男の子数名が「今日はパーティーをしよう。ままごとに集合ね。」と言って待ち合わせをしていました。言ってみると早速慣れた手つき男の料理がスタートしていました。男の料理らしからず以外に細かく野菜を切り、フライパンで手つきよく炒めます。「K君、ニンジン切って。」「S君、その鍋かしてくれん。」と協同作業です。木のへらを使って鍋を混ぜながら煮詰める手つきはまさに料理人…いやいやお母さんの姿そのものでした。料理をしている間にパーティーの準備です。机を出していると女の子たちも「先生、なにしよん。手伝ってあげる。」と集まってきて、「イスもいるよね。あのテントの下の椅子使っていい?」と運んできていました。と思うと「もう1ついるよね。」とC児、L児は事務所の前に一直線!緑のイスを持ってきました。料理を作る子、イスを用意する子、役割を分担して協同作業で進めます。そしてニコニコしながらパーティーを楽しみにしている子もいて、その姿はまさに大人の世界そのものでした。

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実は土曜日、教師の研修があり、子どもの育ちと、大人の生活とのつながりを勉強してきました。物がありすぎると工夫しなくなり、便利すぎると成長できなくなることを聞いてきました。幼稚園には便利なものが少ないので工夫がいっぱいです。楽しむために頭を使い、友達と協力します。私が教師をしていて、一番うれしく思うのは、子ども達がイキイキしながら考えたり、工夫したりしているキラキラ輝く目を見つけた時です。これからもいかに考え、工夫していける環境を作って行けるようにしていきたいと思います。

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コメント (「子どもの輝く時ってどんな時?」    ひつじ組 河野拓成 はコメントを受け付けていません)

2018年6月10日 日曜日

梅雨に入り天候が不順になってきていますが、子ども達は毎日元気に登園しています。6月から新しい友達が増え、泣いているとよしよししてあげようとしたり、おもちゃを持って来てあげたりと、小さな体でお兄さん、お姉さんになった気分の子ども達です。1歳児の部屋の前の道路は園児が乗り降りする園バスの停留所になっています。バスが大好きな子ども達はバスが来ると走って窓の所までやって来て大きな声で「バイバーイ」と手を振っています。この日はジャガイモ堀りに出かけていた幼稚園の子ども達にみんなで「いってらっしゃーい」と手を振ると、気が付いて手を振ってくれました。みんなとても嬉しかった様でしばらくじっと外を見て余韻を楽しんでいる様子で可愛かったです。

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遊ぶことが大好きな子ども達は戸外や室内で好きな遊びを見つけて遊んでいます。最近では、戸外へ行く時声をかけるとロッカーに自分の帽子を取りに行くことができ、いつも出る前に並んでいる場所に上手に並んで待っています。その様子を見ていた4月入園の子ども達も真似て並ぶようになってきました。子ども同士で刺激をし合いながら成長しているんだなと感じました。戸外へ出ると、まだまだトラブルになる事もありますが、友達と並んで同じように遊ぶ事ができるようになりました。友達がしている事を真似してみたり、異年齢の子ども達と少しづつ関わって遊ぶ姿も見られその成長に驚かされています。砂場でAちゃんがスコップを使って遊んでいましたが、まだ上手く使えず砂だらけになりながら遊んでいると、5月までひよこ組だったたんぽぽ組のMちゃんが来てくれました。廃材のおわんを持って来て、砂をおわんの中に入れるように教えてくれると、今まで砂だらけになって遊んでいたAちゃんが砂をおわんの中に入れ始め、こんなに小さい子どもでも理解できているのだと感心しました。

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たくさん遊んだ後は片付けです。スコップやコップなど、分けて入れるのですが保育教諭が入れる所を教えると自分達で片付ける事が出来ていました。褒めると張り切って次々と持って来てくれる姿はとてもたくましく思いました。

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室内遊びも大好きな子ども達はいつも楽しそうに遊んでいます。新しい友達が来てもすぐに受け入れ一緒に遊ぼうとしている姿は小さくてもさす三葉っ子だなといつも思います。これからもっと暑くなりますが、私たちも子ども達に負けない様に元気に遊び、今以上に子ども達の成長を感じられるように1日1日を大切に過ごしていこうと思います。

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コメント (「あそぶのだいすき!」     ひよこ組 今川未貴 はコメントを受け付けていません)

2018年6月8日 金曜日

夜から降っていた雨も朝方からやみました。園庭にはいくつかの水たまりが出来ていました。朝早く来た子ども達は、雨上がりということで急いで外に飛び出していきました。昨日からの続きで色水作りをする子、固定遊具で遊ぶ子、ままごとコーナーで包丁を使ってお料理する子・・・と思い思いの好きな遊びを楽しんでいました。

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早コースのバスが着く頃、大きな水たまりに気付き、靴のままその水たまりをツンツンとしていた年少さん2名、「裸足で入ったら」と声をかけると、「脱いでくる」と嬉しそうに駆け出し、裸足になり雨上がりの水や泥の感触を楽しみ始めました。すると少しずつその姿に惹かれ、年長児、プレ年少児と次第に増えていきました。遊びも感触を楽しむからダイナミックになり、泥を積み重ねて白いトイをその上にのせて、そこに泥をどんどん重ねていきました。年長児は、少し固い泥を集めてきては、ドロドロの泥の中に入れて混ぜて固めながら、「気持ちいいねぇ」「この土、少し固いけど入れるといいんだよねぇ」と混ぜながら大きなケーキ作りを楽しんでいました。出来上がるとその中に手を突っ込んだり、その手で触りっこをしたりして、存分に泥の感触を楽しんでいました。

しばらくすると、その大きな水たまりから川が出来、ちょっと違うところに水が流れ込んでいくのを楽しむ姿も見られるようになってきました。

そして泥団子、晴れている時は泥場の泥に水を入れて作ったり、さら砂を作り、その中に水を作ったりしていましたが、今日は「あの水たまりの泥でもお団子出来るよ」と、作っている子ども達が教えてくれました。「ここのでも さら砂でも あの水たまりの泥でも同じように出来たよ」と嬉しそうに見せてくれました。

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今日の青コースの手作り給食です。

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コメント (雨上がりの園庭     すみれ組  谷川幸実 はコメントを受け付けていません)

2018年6月7日 木曜日

先日東京のキッズファミリーから粘着クリーナー「コロコロ」でおなじみの株式会社ニトムズ様のイベント紹介があり、応募したところ来てくださることになり、本日開催して頂きました。ニトムズは松山にも事業所があります。ご案内では40名分コロコロを使用してのイベントということでしたが、年長児の人数分を伝えたところ、 何と全員131名分の材料を用意して下さって全員参加の楽しいイベントとなりました。保護者の皆様も77名も参加して下さって盛り上げていただきました。ありがとうございました。またニトムズ様から14名の方お手伝いに来てくださってテーブルに一人ずつ付いて援助して頂きました。

始めにMCの方がコロコロを手に持って「これ知ってる?」と聞かれるとほとんどの子が「知ってる」「おうちにあるよ」と言っていました。みんながいつも使っているコロコロは主にカーペットなどで使っていて、フローリングの上では紙が貼り付いて使うことが出来ません。そこで今日はフロアクリンというフローリングや新聞もコロコロすることが出来る新商品を紹介して頂きました。途中でその二つのコロコロの違いを子どもたちで実演したりお話しを聞いたりしました。このコロコロを転がすと見事に新聞の上に落ちているゴミを綺麗に拾うことが出来ました。

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その後、子どもたちに一個ずつコロコロをもらってケースにシールを使って飾りつけました。ケースには顔のイメージの肌色のシールが貼ってありました。それに髪の毛や目など工夫し、みんなそれぞれ考えて飾り付けていました。来てくださった保護者も一緒に楽しみながら参加して下さっていました。完成したコロコロは家に持って帰って好きな人にプレゼントし、家庭でコロコロ転がしてお掃除を楽しんだり話題に出来るだろうと、教師たちも楽しい気分になりました。イベントの最後には集合写真を撮りました。自分が作ったコロコロを持ってとてもよい笑顔でした。部屋に帰ってメッセージカードを書きました。「お父さんへ」「お母さんへ」と書いているのを見ると顔がそれぞれ似ていて面白いなと思いました。

今日はキッズファミリーさんニトムズさんありがとうございました。image
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コメント (「デコロコロ イベント♪」 ぞう組二宮永実 はコメントを受け付けていません)

2018年6月6日 水曜日

午前中、ひつじ組に入っていた実習生の総合実習があるという事でホールに見に行くと新聞遊びを始めていました。一人一枚の新聞紙を足元に広げてその上に立ち、ジャンケンに負けたら段々小さくなるという遊びを始めようと実習生が何度も「ひつじぐみさ~ん」と呼びかけるのですが子ども達は聞く耳持たず、しばらく時間が経ちました。そこへ園長先生が「今は新聞紙の音を楽しんでいるのよ」と一言。そこでまわりの友達の新聞の上にジャンプをしながらお引越しをするジャンケン遊びで盛り上がりました。子ども達と過ごしているとこちらの意図していない出来事に遭遇しますが、子ども達の思いや発見を見逃さずその思いに寄り添いながら楽しく活動できるように柔軟に関わっていきたいと思いました。

その後の活動の中で”色々考えているなぁ”と感心する姿がありました。「新聞紙を長くしよう」という事でどうするのかなと見ていると、A君は細長くちぎった紙の端と端を重ねながら床の上に長く置いていっていました。なるほど、くっついていなくても確かに長くなっています。また、T君は端と端を重ねてはねじって繋ぎ、ねじっては繋いで長くしながら自分の周りを囲っていました。大人には思いもつかないような閃きがあり本当におもしろいなと思いました。

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ひよこ組の保育室前のテラスには、数週間前から巣をつくっていたツバメさんが卵を温めていて、時々お父さんツバメはお母さんツバメにえさを運んできています。ちゅうりっぷ組のY君とその様子を一緒に見ながらツバメさんの赤ちゃんが生まれる話をしていると「お母さんのお腹にも赤ちゃんがおるんよ。」と話し、心待ちにしているようでした。

幼稚園ではツバメの赤ちゃんにダンゴムシの赤ちゃんと命が次々と生まれています。Y君にとってはお母さんのお腹の赤ちゃんがまさに新しい命の誕生を実感する時です。この感情を大切にしていきたいと思いました。

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コメント (「なが~く なが~く なぁれ」 ちゅうりっぷ組 須賀真由美 はコメントを受け付けていません)

2018年6月5日 火曜日

今朝は今にも雨が落ちてきそうな空模様でしたが、子どもたちは元気いっぱい次々と新しい遊びを展開していました。昨日の色水の続きをしたり、新たな玉入れに挑戦したりしていました。

少し難易度の上がったくるくる回る玉入れでは、左右にバランス良く入れるのではなく、片側に連続で入れることでバランスが崩れてくるんと回るのが分かった子どもたちは、同じ方に沢山入れて回るのを楽しんでいました。網に玉が入りにくくなったことでどうにか玉を入れたい年少児のR君は玉の入っていたキャリーケースをひっくり返して台にするとカゴのそばまで運んできて、登って玉を入れようとする姿はとても微笑ましかったです。

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さて、ぱんだ組ではあちこちで、昨日のじゃがいも掘りをした思い出を絵に描いたりその時の様子を話したりしていました。そんな中、いつもやっているフルーツバスケットのゲームをすることになり、何のフルーツのチームにするか種類を問いかけると、Aちゃんが「じゃがいもチームがいい!」と言いました。それを聞いたBくんが「それと玉ねぎのチームだね」と決まったので、あと一つは、今大切に育てているトマトのチームにすることにしました。いつもの要領で自分たちでゲームを進めていると、3.4回続けて、人気のじゃがいもチームが呼ばれてしまいました。すると、トマトチームの子どもたちが「トマトも言ってよぉ〜」といい始めました。現場が騒然とし始めたので教師が「それじゃあ、前に言われたのと違うチームを言うのはどう?」と提案すると納得したようで、新たなルールが追加されました。いつも同じようにやっていても、次々と新しいルールが必要になり生まれてくるのが三葉っ子たちの良いところです。子ども1人1人の思いが1つ1つルールになり、ルールが必要であることやその意味を学んでるのだと思いました。

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そんな、じゃがいもにまつわるエピソードの中でオレンジフーズの給食に添えられて出てきたのは、調理師さんの心遣いで昨日子どもたちが掘った一口サイズの蒸しじゃがいもでした。子どもたちは「あつあつだね」と言いながらホクホクの蒸し芋をいただきました。自分たちが掘ったじゃがいもが思いがけず給食に出てきたことがとても嬉しかったようで、普段は苦手な子でも、みんなニコニコで食べて大満足の1日でした。

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コメント (「じゃがいもチームとたまねぎチーム」 ぱんだ組 濱本 果穂 はコメントを受け付けていません)