2025年1月15日 水曜日
今日は、ホールでみんなで鏡びらきをしました。
初め、古森先生に「今日は15日だから、今日でお正月が終わり」ということを教えてもらいました。そしてもう一つ”みんなで助け合う大切さ”について教えてくれました。「みんなは、綺麗な息を吸って次、吐く時に体の中の汚れているものを、一緒に出してくれるんだよ」「みんなが出した汚れている空気は、木が吸ってまた綺麗な空気を出しているんだよ。だから、人だけじゃなくて植物とも助け合って地球に住むことができているんだよ」と教えてもらいました。世の中は、すべて循環していること、人だけでなく太陽や木など、いろいろな自然が助け合って人間も生活することができているなど、とっても大切なことをまた一つ学ぶことができました。
いよいよ鏡開きです。まず、鏡もちの中には神様がいるという話をして下さいました。草も木もお日様も人も動物も自然を神様に生かされていて、仲良く助け合って過ごせること、この鏡もちをみんなが元気で居られるようにと願って食べるんだよと、話して下さったので部屋に帰った子ども達は、「今日食べるのは神様のおもちだよね。」と話している子もいました。
「鏡もちは、包丁で切ったらだめなんだよ」と、先生達が手で割りました。子ども達は、自分の先生が自分達のおもちを分けてくれるのが、とっても嬉しくて、「○○先生頑張れ!!」と大声で、応援していました。割っている途中、先生があーんと割ったおもちを食べる真似をしているとその姿を見つけた年長児達は、「ダメ!!ひとりじめしないで!!」と、先生達を注意しました。しばらくすると.Mちゃんがマイクで、「先生達みんなのおもちを、食べないで下さい!」「みんなとわけっこして下さい!」と、先生達に注意していました。先生達の謝る声がちいさいと「もっと大きな声で謝まって下さい!」と、再び注意する、少し厳し目はMちゃんにホールのみんなは笑顔になり、先生達がひとりじめすることなく幼稚園みんなで分けることになりました。
鏡開きが終わってしばらく部屋の活動をしていた子ども達に「おしるこができました」という放送が流れてきました。それを聞た子どもたちは「やったー!」と大喜びで、食べる準備を始めました。出来たての古森先生手作りの熱々おしるこを大切にもって「いいにおい!」と、笑顔があふれている子もたくさんいました。「めっちゃおいしい!」とあっという間に食べる子、おいしいからとすこしづつ大切に食べる子、またおわんについたあんこを舐めて、 ピカピカになるまで食べる子など、みんな神様のおもちが入ったおしるこを完食していました。今日食べたおしるこパワーで、みんなと仲良く助け合って過ごし、生活発表会も頑張る!と、とても張り切っている子ども達でした。三葉幼稚園の手作りおしるこパワーが子どもたちにとっていつか心のパワーとして支えになると嬉しいなと思いました。
2025年1月14日 火曜日
今日の朝、昨日スキーに行っていた先生が久万高原町で除雪した雪をトラックの荷台いっぱいに積んで持ってきてくれました。山のように積まれた雪に大興奮の子ども達!先日、寒い日にちらほらと降る雪を見たぐらいで積もった雪を初めて見る子も沢山いました。小分けにしてケースに入れて遊んでいる雪を丸めて遊んでいる子を見て古森先生がビニールシートの上に積み上げて雪の山にしてくれました。みんなで大きな雪山を固めると、かまくらを作ろうと色々な大きさのシャベルを使って大きな穴を掘っていきました。
もうそろそろかな〜と試しにすみれ組のKくんが座ってみることにしました。そのまま座るとズボンが濡れてしまうと古森先生は、あるものを取りにその場を離れました。持ってきたのは藁の束です。雪の上に敷くと座っても安心!ふわふわの敷物に生まれ変わりました。満足気なKくんの表情がとても可愛かったです。
シャベルで削ったり、手で握ったり、雪遊びは別のところでも広がっていました。お皿には様々な大きさの雪だるまが並びました。それを見にきたひよこ組さんがツンツン!と不思議そうに触っていました。
時間が経ち、溶けてきた雪はふわふわな雪とは触感も違い、りす組のEちゃんは、なんでふわふわの雪は白いのに溶けてきた雪は透明なのか不思議そうに呟いていました。そして、太陽が出てくると雪の小さな粒に光が反射し、キラキラし始めると丸めた雪を手に持ち、太陽にかざして見ていました。「私もやりたい〜!」と自然に体験の幅が広がる三葉っこは流石です!
子ども達にとってとても楽しい冬の1日になりました。今しかできない経験を大切にしたいと思いました。
2025年1月11日 土曜日
年末年始の休みが明け、4日から保育が始まりました。6日からはほとんどの子ども達が登園し、長期休み明けで泣いてしまう子もいましたが、いつもの元気な姿を見ることができ安心しました。思っていたよりも落ち着いていた子ども達の連絡帳を見ると、お休みの間家族と楽しく過ごしていた様子が分かり、愛情満タンチャージしてきたんだなあとあたたかい気持ちになりました。
今週はぐっと冷え込み雪がちらつく日もあり、室内で過ごすことが多かった1週間でした。その間みかん組では、ブロックや積み木・ままごとなどの遊びを通して友達と関わりながら遊ぶ姿がよく見られました。1人が絵本を見始めるとひとり、またひとりと近くに集まって絵本を広げていました。最初はそれぞれで見ていたのですが、そのうち隣の友達の絵本をのぞきこんで指差して何か言っていたり、友だちに見せるように絵本を持ち上げたりしていました。YちゃんとHちゃんは1冊の絵本を一緒に見ながら「(これ)は?」と指差して聞く素振りをしたり、‟うんうん”とうなずいたり‟ちがう”というように首を横に振ったり、2人にしか分からないやりとりをしていました。自分が見ている絵本や持っている物は自分だけで!という姿が多かったですが、少しずつ「友達と一緒も楽しいな」という気持ちが芽生えてきたのか、とってもかわいいやりとりでした。また、ⅯくんとSちゃんは、同じブロック遊びをしていました。Sちゃんは黙々と遊んでいたのですがⅯくんが近くで遊び始めるとそれをじっと見ていました。そしてⅯ君がオレンジ色のブロックを手に取るとSちゃんもオレンジのブロックを取って形に合わせていました。ちらちらとお互いが様子を見ながら遊んでいて、言葉を交わすことはありませんが目が合うと笑い合っている様子がとってもかわいかったです。
年末年始の休み明け、Ⅿちゃんに「おはよう。」と声をかけると「おはよー。」と返ってきてびっくり!正月休み前はペコっと頭を下げるだけでだったので嬉しくてかわいくて何度も「おはよう。」と声をかけていると、そのうち‟もういいでしょ”と言わんばかりにプイッと去って行きました。他の子ども達の中にも「せんせー。」とはっきり言えるようになったり、「まま、いった。」「せんせー、あけて。」と2語文を使ったり、言葉の成長に驚かされました。まだはっきりと伝えられない子は多いですが指差しや身振り手振りで自分の知りたい!やりたい!の思いが全身からあふれ出しています。そんな子ども達の思いをくみ取り、言葉に変えたり共感したりしていく中で、思いが伝わる喜びを味わうことができるようにしていきたいと思っています。
寒さ厳しい今週でしたが日差しが見られる時間もあり、そんな時は少しの時間でもテラスや園庭で遊ぶようにしました。直線に敷かれた人工芝で‟よーいどん”で走ったり、園庭ではボールを追いかけたり身体を動かす楽しさを一緒に味わいました。
寒い中でも、体調に気を配りながらできるだけ外気にも触れ身体を動かして遊べる環境を工夫していきたいと思っています。まだまだインフルエンザの流行のニュースが入ってきています。換気や消毒を行いながら感染症の予防に努めています。ご家庭でも皆様お気を付け下さい。
2025年1月11日 土曜日
昨日の天気予報で、”明日は今年1番の寒波”ということを知り、私たちは泥舟に水をはったり、カップに水を入れたりして、「氷できるかな?」とワクワクしながら今日を待ちました。
今朝は、予報通り、とても寒く、吐く息も真っ白でした。登園した子どもたちは、1番に昨日水を入れていた器のところに駆けて行き、「氷ができてるー!!」と大喜びで指で突いて、「つめたーい!!」「固まってるねー!!」と大はしゃぎしながら氷の冷たさや氷が割れる感触を楽しんでいました。
寒い日でも戸外で元気に遊ぶことができるのは、さすが三葉っ子!!正月遊びの羽根つきやこま回し、長縄や竹馬など、たくさんの遊びの中から自分の好きな遊びを見つけて、いろいろな事に挑戦していました。
正月遊びのたこあげのたこを作るコーナーを用意していたのですが、今朝は寒かったので身体を動かす遊びが人気で、たこ作りのコーナーは、閑散としていました。それを見た古森先生がストーブを準備してくださり、その上にやかんを置いて、みんなで暖を取っていたのですが、「おいもを焼こう!!」と素敵なアイディアを言って頂き、アルミホイルの上に薄く切ったさつまいもを乗せて焼き始めました。少し焦げ目がついてくるとひっくり返す様子をじっと見ていたY君は、せんべいを焼いているように見えたようで♪おいもやけるおいもせんべい♪と自作の歌を歌いながらおいもせんべいが焼けるのを今か今かと待ちわびていました。出来上がったおいもせんべいを試食すると甘くてとても美味しく好評だったので、いつしか一台だったストーブが二台になり、たくさんの子ども達が集まっていました。
古森先生が美味しいおいもせんべいになるように、じっくり時間をかけて焼いてくださっている間、三葉っ子達は「いちに!いちに!」とマラソンを始め、元気に園庭を駆けていました。今日は心も身体もほっこり暖かい一日になりました。
2025年1月9日 木曜日
昨日、平年より20日遅れで初雪が降りましたが、今朝もぐっと気温が下がり寒い朝になりました。しかし、そんな寒さに負けないのが三葉っ子たちです。いよいよ今日から3学期が始まり、いつものにぎやかさが幼稚園に戻ってきました。
さて、昨日の話しになりますが、古森先生がさんさんらんどにサザンカが咲いていることを預かり保育に来ている子どもたちと教師たちに教えてくれました。それを聞いた子どもと教師たちは「さんさんらんどに見に行きたいね!」と言って、みんなで見に行くことにしました。さんさんらんどに着くと、展望台のすぐそばにきれいな色のサザンカがいくつも咲いていて、それを見た子どもたちは「これがたきびの歌に出てくるサザンカなんだ!」「ピンク色のお花でかわいいね!」と会話を弾ませながら、喜んで見ていました。そして、「明日はみんなも来るよね!みんなに見せたいね!」と言うと、運転手の山本さんに剪定してもって大事に幼稚園まで持って帰って花瓶に飾ったのでした。
始園式では、今日から始まる幼稚園の生活が楽しくなるようにと古森先生が温かいマットを敷いてくれて、何やら考えているようでした。「クラスの表示のペープサートはないの?」と言うと、動物やお花のクラスの表示を積み木にくっつけて、子どもたちの座席のところに置くと、普段とは違ったちょっと特別感のある可愛らしい座席になりました。「準備ができましたよー!」という合図でカーテンを開くと、「いつもと違う!」と子どもたちは笑顔になって「かっこよく行進したいね!」と、どの学年の子どもたちも手を振ってかっこよく入場することができました。式の中では「これから大きい組さんになる準備をしていくよ。発表会もあるから頑張らないとね!」と古森先生から声を掛けられると、先頭に座っていたたんぽぽ組のHちゃんが「先生のお話をきちんと聞いてるから大丈夫!」と自信満々に言って、みんなを驚かせていました。また、年末に作った鏡餅のお話では「おもちを開いて神様を送ったら、みんなおしるこにして食べたくない?」と古森先生が聞くと、みんな笑顔で「はーーい!」と元気よく手を挙げていました。鏡開きにおしるこという楽しみが、また一つ増えた子どもたちでした。そして、子どもたちからは古森先生になにやらサプライズを用意しているようでした。それは、お正月の間に誕生日を迎えた古森先生へのプレゼントでした。「もう、あまり歳はとりたくないんだよね。」と言っていた古森先生でしたが、突然のプレゼントを喜んでくれて、とても温かい雰囲気の始園式になりました。
3学期も子どもたちが幼稚園や先生たちが大好きで、にこにこの笑顔で過ごせる環境づくりに努めていきたいと思います。今学期もよろしくお願いいたします。
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