幼稚園の日記(ブログ)

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  2008年8月23日 土曜日

速報でもお伝えしましたが、今日のお泊まり保育のねらいには、違った環境の中で、色々な友だちとかかわり、楽しく遊んだり、協力し合って作ったりしながら、コミニケーション能力と自立心を育てるという意図があります。10時に登園した子ども達は、全員、会議室に集合し、人数点呼の後、説明を聞きました。古森先生との今日のお約束は、「みんな自分達で考えて、自分達で何でもすること」・・・。子ども達はまるで小学生のように大きくうなずいていました。そして、1番最初のテーマは、今日と明日は自分のクラスで過ごすのではなく、クラスを解体し、くじを引いて、あ、い、う、え、お、の5グループに分かれました。いつもと違う友達と、今日の活動を共にすることを知らせると、誰一人嫌がらずグループ活動が始まりました。もちろんお部屋も今までとは違います。それぞれのグループは年少、年中のお部屋を利用して1日の寝食を共にすることになりました。まず最初に昼食作りです。自分の手に合わせた大きさ(少し小さめ)のかぼちゃごはんのおにぎりを2個作り、すまし汁と野菜の漬物をペロッとたいらげました。自分で作ったおにぎりはまた格別のようでした。続いて石原教習所の写真撮影では、一生に残る免許証になることを伝えると、みんないい顔で撮ってもらっていました。カレーライス作りでは、古森先生の話をよく聞いて各グループごとで切っていきました。普段のままごととは違いよく切れる包丁とあって、真剣そのもの。ここでも、友達と順番を守ったり、分け合ったりしてコミュニケーションを図ることができていました。雨が本降りになりちょっぴりキャンプファイヤーのことを気にしながら温泉に向かいました。温泉ではなぜ、みんなは温泉に来たのか話すと真剣に聞いていました。他のお客さんと一緒に入るので教師としては、まわりの方に迷惑をかけないことや、自分のことは自分ですることなど、きちんとルールを守ることなど楽しみながらも公共の場でのマナーを身に付けるというねらいを持ってきたのです。古森先生達に体を洗っていただき誰も入っていない湯舟では平泳ぎをしている子もいましたが・・・。(北島のように・・・)

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 雨も上がり、キャンプファイヤーに期待を寄せながら帰ると落ち着く間もなくカレールーを入れたり、米を洗ったりして夕食の準備に入りました。あ、い、う、え、おの各グループも自分のクラスの友達とではなく、他のクラスの子と自然にかかわりながら準備をしているのに驚きました。三葉っ子達は大人より人とのコミュニケーションが上手にとれる子に育っていました。

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みんなで作ったカレーは「おいしい、おいしい」と言いながら何杯食べたことでしょうか!?食べた食器の片付けからテーブルを拭くところまで、全部自分たちですることができました。(明日からはお家でもお母さんの後姿を見ながらいそいそと手伝うのでは・・・)

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待ちに待ったキャンプファイヤーは、もちろん自分達で椅子やベンチを運び設定のお手伝いをしました。陽もすっかり暮れおごそかな気分の中、古森先生の優しい声で今、世界中で感動を呼び起こしているオリンピックの聖火の話から、みんなのキャンプファイヤーの火の話へ・・・。そこで火の神様から各グループのトーチに火を分けて頂き中央の組み木に点火しました。最初は小さな火だったのですが、子ども達の「燃えろよ燃えろ」の合唱に火の粉が天に向かって舞い上がっていきました。そして、教師の子ども達への出し物は、恒例の「うらしまたろう」の劇でした。その劇に見入っていたT君からは、教師の役作りに対して質問がでる一幕もありました。(教師もうかつなことはできないと反省しかりです)フィナーレは、今年最後打ち上げ花火!子ども達から何度も歓声が上がりました。よかった。

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 そして、今、各グループで寝ることに全く動揺もなくペアで布団を敷き写真撮影をしたり、先生たちの絵本の読み聞かせを聞いたりした後みんなとても良い子で、スースーと寝息をたてています。今回は、幼稚園内でもどこかのバンガローで合宿している気分になるよう工夫を凝らしたお泊まり保育にしてみましたが、あまりにも子ども達のたくましく立派な姿に教師達は、またまた感動の連続です。明日の朝は、親子で食育のルールやマナー、そして誠心を培いたいと思います。お待ちしています。

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  『あグループ』         『いグループ』        『うグループ』

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                 『えグループ』        『おグループ』