幼稚園の日記(ブログ)

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  2009年10月16日 金曜日

 今日、年長児は初めての稲刈りでした。登園してきた子どもたちは、「今日は、汚れんようにちゃんと靴履いてきたよ!」「長ズボンにしたぁ」と稲刈りを楽しみにしていました。農園に着き、稲を見るとすごく背が高くなって株も太くなっていました。そこで、副園長が「稲が何本あるか数えてみよう!」と言ってみんなで数えると、5本植えた苗は31本になっていました。稲穂を見たぞう組のRちゃんは、「お金色やぁ!」とつぶやきました。また、稲を刈る鎌についての話も聞きました。包丁はまな板の上で野菜などを寝かせてトントンと切るためにまっすぐになっていること。鎌が曲がっているのは、草や稲のように立っているものを引っかけながら刈るようになっていること。足を切らないように足を開いて稲の根元のしっかりしているところを刈るということを教わりました。副園長から鎌の使い方と刈り方を教わった子どもたちは、稲の株をしっかり握ってサクサクと刈っていきました。力を込めて足を切らないように、1株、2株、3株慣れてくると1回で株を切る子もいて驚きました。みんなが刈り終わると次は、稲刈り機を使って刈らせてもらいました。2人ずつ順番に刈って行きます。重い機械をまっすぐ並んだ稲の列に押していくと、刈った稲が束になってひもで結ばれて出てきます。不思議に思った子どもたちは「あれ、どうなっとんやろぉ?」「中でひもが丸になっとんやない?」「でも、稲の束の大きさが違うけん小さい束は、そうなったら落ちてしまうよぉ」となかなかの会話も聞かれました。そして、最後の2列になった時、いきなり何十匹もの緑や茶色のカエルが飛び出してきました。稲が刈られ、居場所がなくなったカエル達が中へ中へ集まってきたのです。副園長が、みんなに「なぜ緑や茶色のカエルがいるのか」を子どもたちに聞きました。すると、くま組のNちゃんが「身を守るため!」と答えました。忍者は、夜姿が見えないように黒い服を着ている。カエルも自分の身を守るために緑の葉っぱや土と同じような色をしているということを教えてもらいました。子どもたちは、様々な活動を通して他では学べない知識も身につけていくことができます。

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園内では、昨日さつまいも掘りに行ったこと絵に描いている子どもたちの姿がありました。手を伸ばして土の中に手を入れている絵や友達と掘っている絵を描いていました。明日は、残念ながら休みですが年長児達も今日の経験をいつ、どのような場面で表現してくれるのでしょう。

ちなみに、落穂を持って帰って、1本の穂に何粒のもみがついているか子どもたちと数えてみました。きりん組では、78粒。お茶碗に入れてみると、ほんの少ししかありません。みんながお茶碗に一杯食だるためには、何本もの稲が必要なことが分かりました。「農家のおじさん達、大変だねぇ」と子どもたちはため息をつきました。