2024年9月9日 月曜日
2学期が始まり、9月も2週目に入ったのですが、今日も残暑が厳しい一日となりました。しかし、園庭では朝から元気な子ども達の声が響きわたり、涼しい場所を選んで楽しそうに遊ぶ姿がみられました。
存分に遊んで一汗かいた10時、松山市交通指導員の方々を招いての交通安全教室を行いました。
まずは交通指導を初めて受ける年少・プレ年少は腹話術やボードを使って信号の見方や横断歩道の渡り方、その他道路で遊ばないなどの交通ルールとマナーの指導を受けました。映像と人形のター坊の腹話術はとても分かり易く楽しく学ぶことができました。
また、年長、年中児は、仮設の道路を会議室に設置し信号機や横断歩道、標識等を使って実際に歩く実地指導を受けました。年長、年中混合で4人1組となり、1組ずつ丁寧に「右を見て 左を見て もう1度右を見て車が来ていないのを確かめて渡りますよ。」と声を掛けてもらいながら歩きました。少し緊張気味の子ども達でしたが、交通ルールを守りながら上手に歩くことができていました。
プレ年少から年長まで、交通安全対策課の方が最初に共通して子ども達に問いかけられたのは、「命はいくつありますか?」ということです。2、3歳児にその質問?と驚いて子ども達を見ていると3歳児が「ひとつ!!」と大きな声で答えたのです。交通ルールを守らず道路に飛び出してしまうと、このたったひとつの命はなくなってしまうこと、大好きな人に会えなくなってしまうということを指導していただき、交通ルールを守る大切さをしっかりと学んだ1日となりました。
交通安全指導後、部屋に戻り昼食を食べた後、年中組のRくんは自由画帳に絵を描き始めました。「何を描いているの?」と聞くと、「信号機!!」と見せてくれたのですが、それは『人が歩いている』歩行者用信号機と普通の自動車用信号機でした。
Rくん、実は実地指導の時に横断歩道の信号が青に変わると同時に飛び出しそうになり、指導員の方に「危ない!まだだよ。」と注意を受けていたのです。その後しっかり左右を確認して渡ることはできたのですが、Rくんにとってとても印象に残った1シーンだったのかもしれません。
東京等ではスーパーやお買い物は車ではなく電車で出掛けます。駅までしっかり親と手を繋いで歩くことが沢山ありますが、地方の都市ではスーパーもデパートも車で往来し、あまり歩くことがないように思います。意識して歩く機会も必要かもしれません。
今回の交通安全指導で学んだことは園外へ出掛ける時は勿論のこと、家庭でも意識させ命を守る大切さを日々知らせていって欲しいと思います。