2025年6月17日 火曜日
園内田植えで植え方を教わり、1人1株ずつ練習していた年長児。今年は家から持ってきたペットボトルに小さな自分だけの田んぼを作り、1株ずつ植えたことでレインボーファームでの田植えへの期待がとても高まっていました。年長児にもなると服装について話す子がいて朝から「汚れても目立たないように黒い服にした!」「短いズボンがいいけん小さめなズボンを選んだよ〜」と今日のコーディネートについて友達同士で見せ合う子どもの姿も見られました。さぁ、レインボーファームへ出発です!園では、他の学年の子ども達が「いってらっしゃーい!」とお見送りをしてくれました。
レインボーファームには、沢山の野菜、植物があり、緑が広がっていました。それに加え、今日は天気が良かったので綺麗な青空がマッチしていて子ども達は引き込まれるかのように歩いていきました。
田んぼの中には、田植えの準備をしようと先に着いた教師が入っていました。子ども達は、教師の足を見てびっくり!あまりの土の深さにズボンをくるくる、グイグイと上げる子ども達でした。驚き・不思議・期待など色々な気持ちを持っていざ田んぼへ。ゆっくりどんどん沈む足、柔らかく何とも言えない土に「うぉ〜」と足を入れた1発目はみんな声を上げていました。らいおん組のAくんはどんどん入っていく足に「(田んぼに)食べられる〜」と言っていたそうです。赤いリボンの目印を目指してゆっくり三葉の遊びで自然に鍛えられた体幹で歩いていく子ども達。表情は真剣です。1人5株という任務をそれぞれの思いで植えることが出来ました。田んぼから帰りには少し余裕を見せ、「せんせ〜!」と手を振りながら歩く子もいました。
手も足もドロドロ、教師が手洗い用の水を用意し忘れていると古森先生がいいところ見つけた〜とあるところに連れて行ってくれました。そこは、綺麗な川の水が流れる用水路。汚れを落とすだけでなく、水は冷たく、あたたかい身体を冷やしてくれました。自然の力を借りた瞬間でした。(他の水でも洗っていますが、取りきれてきない汚れがあります。よく洗ってあげてください。)
稲に付いているピンクのものを持ってきた古森先生。年中の頃、年長さんが園で育てていたもち米を一緒に観察していた子はピン!と思い出し、声を上げていました。それは、タニシの卵(この赤い卵は外来種だそうです。)田んぼには、タニシだけでなく、おたまじゃくしやアメンボ、周りにはバッタやちょうちょうなど色んな生き物がいました。
田んぼを管理している学さんが田植え機での田植えを目の前で見せてくれました。大迫力の機械に歓声が上がります。今回は特別にクラスの代表が機械に乗ってみることになり、「おーい!」とお互い手を振り合っていました。機械での田植えが多い中、今日、子ども達の手で植えられた体験は、子どもも大人も大切にしていきたいと思います。
今回もレインボーファームの方がふかし芋を準備して下さっていました。今回のお芋は赤いお芋「レッドムーン」前回とは違うお芋を頂くことが出来ました。ありがとうございました。学さん、レインボーファームのおじさん、おばさん「今日もありがとうございました」と今までもこれからもよろしくお願いしますという気持ちでお別れしました。10月の稲刈りまでに稲の成長を見届けに行きたいと思います。どんなに大きくなっているのか楽しみです。