2025年12月13日 土曜日
日中はぽかぽか暖かい日もありますが、朝晩はすっかり寒くなりました。やっと冬がやって来たと感じさせられる毎日です。
そんな中、避難訓練がありました。3階で生活しているみかん組、れもん組はどこから園庭に避難しようかと相談すると、古森先生から「会議室から真っ直ぐ後援会の非常階段へ行けば落ち着いて避難出来るんじゃない?」とアドバイスをいただき、さっそく下見をしてみると階段の手すりに従ってぐるぐる廻って降りられ、手すりや段の高さも幼児達にも丁度良さそうな階段になっていました。古森先生から「練習してみたら?」と提案してもらったので、子ども達と行ってみることにしました。
初めてなので練習を兼ねて、いつも被っている帽子を被って行くことにしました。いつもと違う行動に子ども達は遊び感覚でなんだか嬉しそうでした。そして、年長さんの保育室の前を通ってテラスに出ると、園庭を見下ろすことができ、いつも遊んでいる園庭ですが、この日は高い所からお兄さん、お姉さんが遊んでいる姿が見え、嬉しくて柵に頭をくっつけて一生懸命見下ろしていました。
さあ、今度はれもん組の子ども達が降りる番です。いつも登り降りしている階段は直線の階段ですが、この階段は非常用で螺旋状にぐるぐる廻りながら降りていきます。どの子も手すりをしっかり持って一歩一歩踏みしめるように降りていきました。先に降りた子から順にドアから出てテラスの前で待ちました。少し怖がっていたAちゃんは、保育教諭と一緒に並んで降りていき、下までたどり着くと「ほっ!」と安心した様子でした。
そして次の日。避難訓練本番です。防災頭巾を被ると言うことで、子ども達一人ひとりに防災頭巾を渡すと、自分で被ってみようとする姿も見られ、Bくんは頭に乗せていました。Cちゃんは前後逆に被ってしまい「あれ?」と首をかしげていました。
こうして四苦八苦しながらなんとか防災頭巾を被ると、さぁ出発!前日に練習した階段なので、本番は慣れた様子で降りていきます。前日の帽子とは違っていますが、何度か被ったことのある防災頭巾なので、上手に降りることができました。
避難訓練当日は、れもん組の子ども達誰もが泣かずに幼稚園児と一緒に訓練に参加することができ、西消防署から駆けつけてくれた消防車に釘付けで真剣に話を聞く姿が見られました。
日頃から、火災や地震、自然災害なども想定しながら生活しないといけないと改めて思いました。いざと言う時に慌てないためにも、子ども達の安全を守れるよう、常日頃からあらゆる場面を意識して、避難行動を頭に入れながら過ごして行かなければと思います。