2022年7月4日 月曜日
今日から参観日が始まりましたが台風が近づいていることもあり雨模様の一日となりました。しかし、園庭にあるテントの下では雨の日、恒例の子ども達の大好きな雨水遊びで賑わっていました。雨水がテント上にたまっているのを見てO君は「棒がいるぞ〜!」と大慌ての様子で板状の大型積み木を持ってくると近くの友達と「えい!」と勢いよくつついていました。すると・・・「ばっしゃーん!」と落ちてくる雨水を少しかぶりながらも「楽しい〜!」と大はしゃぎしていました。また、丸プールでは、雨といを使って水のレーンを作ったり、ボールを転がしたりしてレースをしたりと各所で、思考しながら楽しそうに活動していました。
また、今週は織姫様と彦星様が出会うと言われている七夕祭があります。先週、園庭にある竹の笹に園長先生が包装紙で作った天の川を付けていました。それを見た子ども達も「作りたーい」「なりたーい!」と今日は大盛り上がりで年長のテラスでは年少時からずっと学んできたやり方を使って長〜い輪っかを作ったり、教師に教えてもらいながら天の川を作ったりと楽しく活動していました。また、字が書ける年長児は短冊に「犬を飼いたい!」という可愛い願いやら「筋肉が欲しい!」という教師も驚きの願い等たくさんの物があって見ていて楽しくなりました。
たんぽぽ組では粘土遊びやままごと遊び等をして元気に遊んだ後、月刊絵本を見ました。7月の絵本の内容は七夕様です。教師が織姫と彦星を覚えてほしくて合間に「子ども達に名前なんだっけ?」「お・り?」と一文字ずつ言ったり、絵本の笹ではなく本物の笹の葉を見せながら「ひ・こ?」と質問したりしながら進めていきました。すると、「ひ・こ」の後に「ぼし」「お・り」に対して「ひめ」と言えて当たり〜だったのですがY君は「男の子誰だっけ?」と聞かれると「オレ!」と元気いっぱいの大きな声で言ったのです。(本当は彦星です)「あ〜Y君は質問の意味を間違えて捉えてるんだなー」と思いながらも子ども達の答えに笑ったりしながらも子ども達に質問する際の伝え方は難しいなと思いました。明日はたんぽぽさんも笹飾り作りをするので楽しく作らせたいと思います。
「今日の手作り」
2022年7月3日 日曜日
連日30度を超える真夏日が続いていますが、元気なもも組は暑さに負けず、テラスで水汲み遊びを楽しんでいます。 ある日、古森先生に誘っていただき、いつものテラスでの水汲み遊びではなく、園児が遊んでいる固定テント下の「科学の広場」で遊ばせてもらうことになりました。行くとすぐにいつものように遊びなれたボールやカップに手を伸ばし、水汲み遊びを始めた子どもたち。
しかし、今日は遊びの天才の園児たちがいます。泥舟2つの間に雨どいをセット。うまく重なり合わせ、もう一段高いたらいに置いて、高さをつけたものにボールと水で実験が始まっていました。バケツやひしゃくを使って水を汲み、雨どいに勢いよく水を流すと、雨どいの途中に止まっていたボールが水の勢いで動き、セットしてある雨どいの最後まで流れていくという様子を目の前見せてくれました。
すると、「わぁ~~!」と嬉しそうな声を上げ、近くにあったひしゃくを手に取るTくん。洗剤の軽量カップを見つけたNちゃん。それぞれが水を汲んで園児たちがしていた事を真似して同じように雨どいに水を流していました。真似っこが得意な子どもたちです!!しかしTくん、Nちゃんの流した水の量は少なく、勢いはつかないのでボールは動かなかったのです。すると、その様子を見ていた園児がそっと雨どいにバケツで水を追加して、水の勢いを強くしてくれました。Tくん、Nちゃんは「お~~!!」と、自分たちで「やれた!!」と大喜び!!目を輝かせていました。さりげない手助けをしてくれた年長さんたちに「ありがとう」とお礼を言うと「もっとね、水をいっぱい流さんといけんのよ!」「ちょっとだと、動かんのよ」とアドバイスを受け、もう一度お手本を見せてくれました。自分たちが遊んでいる中で学んだ事を理解した上で、言葉で説明しながら伝えようとしてくれている事、本当にすごいなと感心しました。保育教諭が手を出さなくても、こうして遊びが伝わり楽しみながら学ぶことへとつながっていくのだなと思いました。
こまめな水分補給とソーシャルディスタンスを守りながら、できる遊びをしっかり楽しめるよう、保育教諭も必要な手助けをしつつ、遊びの邪魔にならないよう、考える力を育てるような保育をしていきたいと思いました。
2022年7月1日 金曜日
らいおん組では、昨日トマトを守るためにかかしを作って置いていたのですが、今朝トマトの様子を見に行くとカラスにつつかれた跡がありました。しかも、かかしも倒れていました。それに気付いた子ども達は「大変だ!」と大慌てでみんなに知らせに行きました。「朝、トマト見たらカラスが食べた跡があるんよ!」「かかしも倒れとった!」と言うと、すぐに他の子も駆けつけてみんなで協力して直していました。その後も、カラスが近くに来るたびに「トマト取ったらダメ!」とカラスを追い払い自分たちのトマトを守っていました。
一方、ひよこ前のテラスでは毎日、その日のスケジュールを先生達が書いているボードがあります。そのボードの前にくま組の子ども達が集まっていました。何をしていたのかと言うと、教師が書いた本日のスケジュールを見ながら自分達がしたいことが入っていないと不満に思った子ども達が話し合っていました。実は「踊りを踊る時間が無かった」と教師に談判して入れてもらうことになり、子ども達が考えた保育計画がそこに入ることになったのでした。やりたいことがたくさんある子ども達は、いつどこでするのか相談し合って書いていきます。「踊りはお祭りドッキュンがいい!」「トマトも見に行かんといかん!」と口々に話すと、決まったことをボードに書いていきました。自分たちで保育内容を考える姿は、日頃から色々な経験をし、考え、実行しているみつばっこそのものだなと感じました。そんな子ども達の姿を見守り一緒に楽しみたいと思います。スケジュールを考えていた子ども達のそばのテラスにはたくさんの草履が置きっぱなしになっていました。それに気づくと「この草履も片付けせんといかん。みんなに教えんと!」と言って放送しに行きました。「皆さんにお知らせです。テラスに履物が沢山あります。片付けてください。」と放送し終わった子ども達はどこか誇らしげな表情でした。教師の出る幕が無いほど子ども達はどんな事も自分達で考え、協力しあってこなしていき、毎日毎日成長しているんだなと思いました。
たんぽぽ組のテラスでは、七夕飾り作りをしていました。先日、七夕の手話を教えてもらった年長児は手話歌を歌いながら作っていました。すると、年少児が「作り方教えて!」とやって来ました。「いいよ!」と言って年少さんでもできる、輪飾りや三角つなぎのやり方を、マンツーマンで優しく教えてあげていました。飾りが出来ると園庭にある笹や、テントなどに自分で飾って嬉しそうに眺めていました。7月7日の七夕当日まで、彦星、織姫を思いながら物語を楽しんだり、笹飾りを作ったりして、夏の夜空に関心を持たせて行きたいと思います。
2022年6月30日 木曜日
最近の子ども達の文字への興味関心の高さには驚かされることが多くあります。今朝、三輪車置き場を掃除していた園長が子ども達が三輪車を取りやすいようにと柵とロープを使った『倉庫』を作ってくれました。そこに集まっていたらいおん組のTちゃん達はカレンダーの裏に「じてんしゃのそうこです みどりのひものじてんしゃわ さわらないでね」と、いとも簡単にすらすらと書いたのです。私が子どもだった時のことを思い返してみると、単語や2語文を書くのがやっとだったように思うのですが、Tちゃん達は『これが何なのか、又何をしてはいけないのか』を誰が見ても分かるように文字と文章で表現することができていて、驚かされるばかりでした。
その数分後のことです。今度は1階テラスにあるタイムスケジュールのホワイトボードに『じけんです ひつじぐみのとまとがたべられています みんなのくらすのとまとがねらわれているよ』という貼り紙がされていました。それを見たひつじ組を始めとする様々なクラスの子ども達がクラスのトマトを守るための対策をクラスで練り始めました。
らいおん組では人に模したかかしを作って、カラスが驚くようにと大きな×印を書いた看板を持たせました。より人間に近づけたいと髪の毛にまでこだわって作ったかかしです。
ひつじ組では、以前にびわをカラスから守りって収穫することに成功した経験から「新聞紙をトマトにかける方法」がいいのではないかと話し合って、早速広告で袋を作るとトマトにかけていました。
その帰り際、ふとくま組さんのプランターが気になった子ども達は、「この段ボールなんやろ?」と興味津々で見ていました。どうやら、トマトを食べに来たカラスを捕獲するための罠らしいです。紐を引っ張ると段ボールを支えている箱が外れて蓋が閉まる古典な仕掛けですが、ひつじ組の子ども達からは「おーっ!!」と歓声と拍手が起こりました。
りす組では膨らませた風船をトマトの周りに吊り下げる作戦を思いついたようです。色はカラスが怖がりそうな赤色で、もし風船が割れても音に驚いてトマトを守ることができるという仕組みです。
どの対策が成功するのか楽しみですね。
降園前にちゅうりっぷ組がトマトを見に行った時のことです。ちゅうりっぷ組のプランターの前にカラスの羽が偶然にも落ちていたようで、これを見たちゅうりっぷ組の子ども達は「トマトを守らなきゃ!」と必死になったそうです。まさにこの羽はカラスからの挑戦状となったのでした。
これから三葉幼稚園を知り尽くしたカラス達と子ども達の知恵比べが始まりますが、どのような結果になるかは今後のブログ内でお伝えできればと思います。
2022年6月29日 水曜日
昨日の職員会で、「プールに足をつけて遊びたい」という話になりました。そして今朝、職員たちが緑テントの下にビニールプールを準備し子どもたちが入らないようにロープをしていました。すると、それを見ていた古森先生が、「ロープがあることで子どもたちの遊びたい、こうしたいという想いを断ち切ってしまう」とアドバイスをくれました。そこで、ロープを外してみると、年長さんがどんどん集まってきて協力しながらブロックや雨どい、ひしゃくを持って、先日から続いている雨どいを使った水路を作っていきました。
雨どいを組み立てて、水を流したのですが、台のブロックが同じ高さで雨どいが平行になっていることに気付いた、らいおんぐみのKくんが「まっすぐやけん水が流れんのよ!」と言ってブロックを1つ持って来て高さを変えると、勢いよく水が流れていきました。
一方では、蛇腹ホースにペットボトルのキャップを入れて遊んでいましたが、うまく下に落ちていきません。どうすれば落ちるのか考えた年長さんは、試しに水を少し流してみました。すると、ペットボトルのキャップも一緒に流れていったのです。子どもたちはたくさんのことに気付いていき、大盛り上がりとなりました。年長さん、年中さんがあまりにも生き生きと遊んでいたので教師も一緒にやってみたいと思いそこに物を置いてみましたが、その途端年長さんに、さっとそれを外されてしまいました。それは子どもにとってイメージに反するものだったのです。しっかり子どもの遊びの邪魔をしている自分が恥ずかしくなりました。子どもたちは自分達のイメージを表現しながら、その中で学習し続け、満足できるまで追求していくのです。しばらくして、年長さんの楽しそうなことをしている様子を見た年少さん達がその輪に入って遊び始めました。ですが、年少さんは年長さんの水路の遊びなど気にせず水の中に座り込んで遊び始めたのです。それをしばらく無視して遊んでいた年長さん年中さんは怒らず、すっとその場から離れていってしまいました。それではいけないと、さりげなく隣に泥舟とたらいを置いて、年少さんを呼ぶと、水汲み遊びをしたり、水を流してみたり、年長さん、年中さんの真似をして遊び始めました。
年少さんがいなくなったプールにはまた、どんどん年長さんが集まってきて先程までの遊びが再開したのです!!
またさらに子どもたちが遊びを発展させていく様子を見て達成していく子どもたちの力強さにとても感心した1日となりました。また、子どもたちの遊びを保障すること大切さを実感しました。
2022年6月28日 火曜日
朝から園庭では、わいわいと楽しい子どもたちの声が聞こえてきました。たんぽぽ組の子どもたちと2階のテラスから外をのぞいてみると、年長・年中・年少の子どもたちが入り混じって、水鉄砲で遊んでいました。教師の後で、こそこそと「〇〇先生にかけよう。」と相談する子、容赦無くかけようとする子などなど・・・。先生も含めて、水鉄砲あそびを楽しんでいました。そんな様子をわくわくしながら見ていたたんぽぽ組の子どもたちも早く水鉄砲で遊びたくてむずむずしていました。「お兄ちゃんがいたー!」「楽しそう!!」と口々に言っていました。水鉄砲あそびの回数を重ねてきて、たんぽぽさんたちも少しずつ楽しむ姿が見られるようになりました。小さな手で大きなペットボトルを持って、にやにやしながら友達や教師にかけようとするHちゃんやSちゃん。そんな中、水が少し怖くて泣いてしまうMちゃんやKくんは「もう少し水くみ遊びを楽しませようかな?」など、子どもたちの楽しみ方も人それぞれです。子どもたちの水に対する不安を取りのぞきながら、夏の遊びを楽しめるようにしていきたいと思います。
たんぽぽ赤組では、 アルバム整理をしました。じゃがいも掘りの写真を見ながら、「大きいじゃがいもを掘ったね。」「ダンゴムシがいたね。」などと、話しながら絵を描いたり、じゃがいもに見たてた茶紙をちぎったりしていました。1ヶ月程前の出来事なのに、写真を見ることで子どもたちの中では昨日のことみたいに頭の中にじゃがいも掘りが再現できているのです。驚きと共に、三葉幼稚園には制作帳がなくてなぜアルバムがあるのか、分かったように思います。写真を見ることで楽しかった思い出を子どもたちは再現し、2度体験できるのです。これからも子どもたちの気付きや思いを聞きながら関わっていきたいと思います。
2022年6月27日 月曜日
今日の最高気温は32度!梅雨明けのないまま夏日の到来です。年長さんは温度計の見方も上手で今の気温を自分で見て書いていました。そんな中今日も朝からテントの下で魚釣りをしたり、ボールすくいをしたりと水の冷たさを感じながら遊んでいました。
9時15分頃から今日は年長・年中・年少さんが水鉄砲大会をしました。魚釣りやボールすくいをしているテントの横のカゴと袋の中にたくさんのペットボトルとフタがあるのを見た子ども達はそれを持って戦闘準備です。水鉄砲大会が待ちきれず中にはフライングをする子もいました。いよいよ水鉄砲大会開始!友達同士掛け合うかと思いきや、狙いはまず教師!教師の頭や体に狙いをさだめて水をかけていきます。もちろん私たち教師も子どもたちに負けてはいません。やられたらやり返します。子ども達も教師達も最高な笑顔で大ハシャギする水鉄砲大会はまだまだ始まったばかりです。もうすぐプール活動も始まります。暑い日が続くので、熱中症にならないように喉が乾く前に少しずつ、こまめに水分補給をするよう声を掛けていきたいと思います。
水鉄砲大会後は、みんなで円になって盆踊りをしました。子ども達の元気一杯の踊りと掛け声が響き渡ります。三葉の人気行事の1つウォーターランドに向けて子ども達と沢山踊って遊んで楽しみたいと思います。
今日、ちゅうりっぷ組では、シール帳に貼る6月の折り紙「あじさい」をみんなで折りました。4月の「ちゅうりっぷ」、5月の「ちょうちょ」より、少し折る手順が難しいあじさいですが、教師の話をよく聞き真似をし、分からない所は教師に聞いたり近くの友達に助けを求めたり…ちゅうりっぷ組全員が上手に折ることが出来ました。
今からが旬の夏野菜、園でもきゅうりやなすび、トマト、ゴーヤなどを育てています。今日は年中さんが収穫したきゅうりをみんなで分け合って食べました…が!きゅうりの食べ方が本日の職員会の議題になりました。何かというと夏野菜を食べることで体を冷やしてくれること、塩に転がす事で塩分補給にもなる…まではみんなの先生知っていたのですが、問題になったのは食べるタイミングと切り方です。塩に転がして時間がたつと、せっかくの水分がぬけて漬け物のようになってしまう、(明日は、みんなで出来立てをすぐ食べます!)切り方1つで繊維が傷つき食感が変わってしまうという事を園長に教師が教わりました。そして、そのことを子ども達にも伝えてあげたいよね。という話になりました。三葉幼稚園では子どもを子ども扱いしません。様々な科学的なこと、昔の人の知恵(これも科学です。)をこれからもたくさん伝えていきたいと思います。