2022年5月18日 水曜日
昨日、「明日はみんなで力を合わせてがんばるぞ!」と帰った子ども達。今朝はお父さんやお母さんが作ってくれた特別なお弁当が嬉しくて、年少組のHくんは幼稚園に来るなり、「先生!アンパンマンのおにぎりやけん!」と出会う先生全員に嬉しそうに話していました。又、年中組のTちゃんはお兄ちゃんが作って応援してくれたと言って、家から折り紙のメダルを持って来て、嬉しそうに友達に見せていました。そんな子ども達のわくわくした気持ちを古森先生が汲んでくれて子ども手作りのこいのぼりを出すようにアドバイスしてくれました。先生達も万国旗を張って、更に手作りこいのぼりも泳がせて子ども達が楽しめる雰囲気作りをしました。そして保護者の皆様から送って頂いた家庭からの応援メッセージは、「子ども達に見える高さに飾りましょうね。」と古森先生が飾り直してくれました。そのメッセージを読みながら子ども達の気持ちも徐々に盛り上がり、いよいよ子どもだけの運動会が始まりました。
今回の子どもだけの運動会は、今話題になっている「屋外でのマスクの利用方法について」あいテレビの取材も入り、コロナと共存しながら子ども達が生き生きと活動する姿を撮影して頂きました。
プログラム1番の「アブラハムの子」の踊りではマスクをとり、同じ方向を向いて間隔を空けて踊りました。手足をしっかりと動かして踊って、入園して園生活20日のプレ年少や年少児は、年長のお兄ちゃんやお姉ちゃんの真似をしながら笑顔で踊っていました。
プログラム2番の応援合戦は各クラスで応援をしていって、最後は「頑張るぞ!おー!」と気合いを入れました。古森先生から「みんな帰ったらお父さん、お母さんにいっぱい楽しかった運動会の話をしてあげてね。」と声を掛けてもらい、「よし!頑張るぞ!」と気持ちも高まっていました。
プログラム3番の年長「リトミック」は圧巻でした。T先生の掛け声に合わせて、テンポよくリズム打ちをして交差の隊形移動の場面では、息を合わせて乱れることなく移動をすることができました。今から秋の運動会の鼓笛隊が楽しみになりました。
プログラム4番はプレ年少・年少児が大好きな踊り「サンサンダンス」です。ストップゲームで色々な動物になって間隔を空け、サンサンダンスも満面の笑顔で踊っていました。プレ年少の子ども達も色々な動物になることを楽しんだ後、嬉しそうに踊っていました。
プログラム5番は年中の「玉入れ」です。今日は接戦で、なんとぱんだ組とうさぎ組が30対30で同点1位になりました。今までなかなか勝てなかったうさぎ組の子ども達は、飛び跳ねて喜んでいました。
次の年少の「追いかけっこ玉入れ」は、大好きな先生が持ったかごを追いかけて玉を入れます。年少児でも何個入ったかが気になるようで、たくさん入れることができたと喜んでいました。又、さくら組のN先生は子ども達が入れにくいようにかごを上下に動かしていましたが、これも先生の愛情。子ども達は食い下がったり背伸びしたりして一生懸命投げ入れていました。子ども達と先生との関係が深まった競技になりました。
プレ年少の「ボール拾い競争」は、年少さんの競技の後、転がったままのボールを拾って集める競技です。最後には年長さんに手伝ってもらう場面もありましたが、集めたボールをしっかり本部席まで運ぶことができました。想像していたよりも早く拾うことができていて驚きました。
プログラム8番は年長の「およげ!こいのぼり」です。4人1組で自分達で作った大きな大きなこいのぼりをバトンにしてつないく競技です。大きくて地面を引きずっていたこいのぼりを踏んづけてしまうアクシデントやこいのぼりがちぎれそうになる場面もありましたが、クラス全員で力を合わせて最後までこいのぼりをつなぐことができました。
続いてプログラム9番の年長と年中の踊り「やっぱノリノリ!」を踊りました。4月から楽しんでいた子ども達が大好きな踊りで、身体をたくさん動かして踊っていました。
プログラム10番は「かけっこ」です。プレ年少、年少児は大好きな先生のところまで笑顔で走っていきました。途中で止まってしまう子も年長さんが手を引くと最後まで走ることができました。年中は4人グループで競争して、1位から4位までを目指して頑張って最後まで走り切りました。
〇年少 かけっこ(動画) 〇プレ年少 かけっこ(動画) 〇年中 かけっこ(動画)
いよいよ最後は年長の「リレー」です。今日はアンカーまで大接戦で、大いに盛り上がりました。年少や年中児達も真剣は表情で走るかっこいいお兄さんやお姉さんの姿を見て、一生懸命応援していました。
プログラムが全部終わってから古森先生に「よく頑張ったね!」と褒めてもらい、昨日から楽しみにしていたお土産を教えてもらいました。お土産はキャラクターのノートで、「勉強する!」「早く絵が描きたいな!」と喜んでいました。そして、一人一本ずつアップルジュースと預かり保育の年長児設立の「びわ会社」さんから一個ずつびわも付けてもらって、大満足の子ども達でした。
楽しみにしていた手作りおにぎり弁当は、古森先生に「みんなでお外で食べる?」と声を掛けてもらって、涼しいテントの下でおいしくいただきました。手作りのお弁当が嬉しい子ども達は、「おにぎりの中身はこれなんよ!」「からあげおいしそうやろ!」と笑顔で食べていました。みんなで食べるお弁当は格別です。
間隔をとったりマスクの着脱をしたり、コロナ対策をしながら安全に、そして子ども達の負担を少なくしながらの「子どもだけの運動会」子ども達が主体的に活動し、たくさんの笑顔が溢れる運動会になりました。
今日の運動会の様子を是非ご家庭でも話題にしてみてくださいね。
かんたんメールでお知らせ致しましたが、本日6時15分からのあいテレビのNスタで「子どもだけの運動会」の様子が放映されました。元気いっぱいの子ども達の姿が見られました。
2022年5月17日 火曜日
今日は、昨日に引き続きこどもだけの運動会に向けて活動をしました。昨日、自分たちのクラスのテントを建てて、そのままにしていたことで、朝早く登園した子達が早速「先生、今日は何する?何していこうか?!」と自分たちで運動会練習の準備をし始めました。
昨日、年少児・たんぽぽさんは園の戸外用の椅子を使ったことを知っている年長児たちが、「これ運ぶね~」と年少児たちのテントの下まで上手に持って運びます。力自慢のKくんが張り切って何脚も運ぼうと「ふん!」と持ち上げました。すると、椅子が持ちにくそうな形に崩れてしまいました。それに気付いたMくんが、さっと駆け寄り、手を伸ばしその椅子を半分持ってあげていました。他にもT先生が、椅子を運ぼうとしていると、らいおん組のHちゃんが、その動線上にある、邪魔な椅子に気付き、すっと寄せてくれました。なんてことない気付き、気配りなのですが、それを自然にできる三葉っ子の素晴らしさ!「こうしましょう」と教わった訳ではないのに、遊びの中、生活の中で習得していくのですね。就学前の何でもスポンジのように吸収するこの時期に「あいうえお」ではない遊びの中で学ぶことって、大人になって、おじいちゃんおばあちゃんになっても、人として大切なことばかりです。その後も、裸足で走った時に痛くないようにと、小石をずっと拾ってくれた子どもたち、各テントの必要な椅子の数を年少、プレ年少児の先生たちに聞きに行き、「あれ?何個だったっけ?」と何度も数え直しながら調整してくれた子どもたち。三葉の「子どもだけの運動会」は本当に子どもが大活躍です。
昨日、園長が、子どもだけの運動会だから、子どもが主体的に進められるようにいろんなところにプログラムを貼ってあげようと提案してくれました。自分達で次の出番は?と確認したり、何の準備が必要かな?と気付けたりするようにと、ちょっと難しい(うちの先生たちでも苦手です笑)ことをしていたのですが、どうしてなんでしょう。三葉っ子は園長の狙いを知ってか知らずか、そのプログラムを「うんうん」と指でなぞりながら「ここでわたしの出番ね」「ここはわたしの妹が出るのよ」と話しているのです。なんて頼もしい!三葉イズムが根付いています。
今日は昨日の練習の教師の動きの反省を生かし、子どもたちが楽しくなるように少し変えて通してみました。年少さんとたんぽぽさんは三葉名物「ストップゲーム」を初めてしました。太鼓の音に合わせて「ドドドドド!」と走って「ドどん!」の音に合わせて止まります。その止まる時に様々なお題が出て、それを即座に聞き分けて表現するのです。今日のお題は飛行機・カメさん・おさるさんでした。初めてのゲームにもかかわらず、ちゃんと小さい体でポーズをとる年少さん、たんぽぽさんのかわいらしいこと!見ているだけで思わず笑みがこぼれます。
年長児の「およげこいのぼり」はハプニング続出!らいおん組のこいのぼりがちぎれかかる事件が起きました。慌てて園長と子どもたちが補修工事を行い事なきを得ました。ちぎれてしまったら大変!明日のブログで全貌を発表しますね。お楽しみに。
さて、今日は明日に向けて年長児は大忙しです。土曜日に「びわ会社」として年長児の預かりの子が大活躍で駐車場のびわに袋をかけてくれました。そのびわを収穫し、明日の運動会のおやつにしようとアルバイトです。一生懸命収穫し、357個確保しました。でも、木の上の方は届きません。なので、放送で「背の高い男の先生、高いところがへっちゃらな女の先生、アルバイトしてとってください」とお願いしました。みんな、びわ、ちゃんととったからね~!
今日持ち帰ったプログラムは年長児の手作りです。大きい組さんは自分で色を塗りました。まだ塗り足りないと家で塗ると言い残してしぶしぶカバンにしまっていた子もいました。お家で話題にしていただいたらと思います。
今日の練習前に、古森先生が「明日はみんなお弁当だよ。明日のお弁当はおにぎりを入れてもらってね~♪おにぎりおにぎりちょいと詰めて、だよ!お家の人にお願いしてね~!」と話をしてもらってから子どもたちの頭の中はおにぎりでいっぱい。ぞう組では「中に昆布を入れて周りはふりかけにしてもらおうかな?」「からあげが好きなんよね~」「だめだめ!お手紙に書いてたでしょ。おかずは2個までよ!(絶対2個!ということはありません。食べやすいものを食べやすい量でお願いします)」「トマト好きだからミニトマト入れてもらお♪」「オムライスおにぎりはどう?」・・・好き勝手言っておりました。笑 明日は待ちに待った子どもだけの運動会!みんなで力を合わせて頑張るぞ~!
2022年5月16日 月曜日
先週の金曜日、さくら組に年長のおにいちゃんおねえちゃんがやってきました。今週の水曜日の子どもだけの運動会のプログラムを決めるために年長さんが来てくれ、何の踊りを踊るかどんな競技をするか、一緒に考えてくれました。そこで運動会に向けての気持ちも高まってきて家でもペンギンダンスやサンサンダンスを踊っていたそうで、みんな運動会を楽しみにしているようです。そして今朝、園庭で古森先生が年長さん年中さんに教室から自分の椅子を持ってくるように声をかけてもらって何往復も椅子を運んである姿が見られました。そんな様子をみた年少の子どもたちは何が始まるのかワクワクドキドキ!!そして、年長さんが年少さんのために準備してくれた椅子に座って真剣にその様子を見ていました。みんなの大好きなアブラハムです。アブラハムはお部屋でもたくさん踊っているので自信満々で友達同士で顔を見合わせてニヤニヤ踊っている子や、自分の踊っている様子を見ている先生に得意そうに「上手〜?」と聞いている子などみんな楽しく踊っていました。年長さんのやっぱノリノリやリトミック、およげ!こいのぼり競技を見たさくら組の子どもたちは、「やっぱすごいね〜」「私もやってみたいな」「こいのぼりおよいどる!」と待っている間も目を輝かせて真似をして踊っていました。また、他の学年の競技が始まったときに、ある子が「がんばれ〜!」と言うと他の子も「がんばって!」と言って、1人から始まった応援が競技が終わる頃にはみんなに広がり、手拍子をして、年少さんの応援団ができていました。自分の応援していたクラスが1番になると自分のことのように喜ぶ年少児たちはしっかり運動会に参加できていて驚きました。
お昼ご飯を食べた後、運動会で使うマスクバックにシールを貼りました。たんぽぽ組から上がった子は、何を作るか分かったようで、「発表会で使ったやつだ〜!」「シール貼ってもいい?」と言いながら自分の好きな形を選び貼って完成しました。降園前には、踊りと応援合戦の練習をしました。「さくらぐみ〜」と掛け声は誰が言うのかみんなで話し合い、女の子1人と男の子1人で言うことに決まりました。これで子どもだけの運動会への準備は万端です。ますます運動会が待ち遠しい1日となりました。
2022年5月15日 日曜日
ゴールデンウィークが終わり、日中は気温も高い日が多くなってきました。この連休で家族で親子の絆も深まった子ども達は温かい愛情をたっぷり感じて満足気に登園してきました。そんなある朝、だんご虫に興味深々のA君は人工芝をめくっては「おらんなぁ~」「どこ行った?」と探していました。すると、人工芝の下に黒いだんご虫が姿を見せました。B君もやってきて「あっ!だんご虫」とだんご虫が動いていく方向を目で追いかけていました。
屋外遊ぎ場にはまだまだ楽しいことがいっぱいです。子どもの日に開放された小高い山の上にある様々な遊具を見上げながら芝生の斜面を登ろうと保育士の目を盗んでは登ろうと試る幼児の姿が見られます。しかし、そこはストップ!!仕方なく緑のマットの上を行き来したり柵の上を歩こうとしたりしながら楽しんでいます。
園庭に転がっているボールを見つけたCちゃんはそのボールがさけている所を見つけて小さい石ころを1つずつ入れていました。真剣な表情で石ころを入れると顔を近づけて覗きます。友達が近づいてくるとそのボールの小さな穴をのぞかせてあげ「どうだ!」と言わんばかりの表情で友達も見ていました。
今週始めから園庭を挟んだ保育所の反対側のフェンス奥にある工事事務所に使っていた民家の解体が始まりました。重機が入り、メリメリと音をたてて壁が剥がれていきます。するとそれに気付いた子ども達が「わぁ~」「すごい!」と指さし気が付くと人工芝のぎりぎり線まで寄って行って並んで真剣に見ていました。コロナ渦から2年、保育園児たちは昨年の夏から3つの季節を屋外遊ぎ場第二園舎で過ごし、どんどん景色が変化していく様子を見てきました。大きな工事の様子を見たり遊具が完成していく様子を見たり、その度に初めて見る光景に目を輝かせていました。
屋外遊ぎ場での生活は子どもだけでなく保育教諭たちにとっても刺激がいっぱいです。時には子どもに返って思い切り遊び、工事の様子も子ども以上に我を忘れてしまいます。余談ですが、先日の子どもの日の屋外遊ぎ場開放日、私も大きな滑り台を滑ることが出来、思わず子どものようにはしゃいでしまいました。このような素晴らしい環境の中で保育できることに感謝しながら私たちも子どもの心に戻って、子どもと共に成長していきたいと思います。
2022年5月13日 金曜日
今朝、常設の大きなテントの下では、子どもたちが教師が雨水が溜まるよう意図的に置いていた泥舟や鍋の中にポチポチポチと落ちていく雨水をじっと見ていました。最初は、見ているだけの子どもたちでしたが、これまでの遊びの経験から、年長さんたちはヤクルトの容器やプリンのカップを持って来て、落ちてくる雨水を集めていました。ぞうぐみのTちゃんは、雨水が落ちてくるテントに目をやりテントの屋根の溝から落ちてきていることに気付くと、その真下に小さなヤクルト容器の口をあわせて持ち、雨水が容器いっぱいになるまで、じっと見守っていました。年長さんたちがお部屋に戻っていなくなると、その様子を見ていた年少さんたちがお兄ちゃん・お姉ちゃんの真似をして雨水を集め始めました。そして雨水が落ちる度にポッン、ポッンと音がすることに気付き、「音が聞こえる!」と言って雨だれに興味を持つ子もいました。これから梅雨に入るので雨水を使った遊びも楽しんでいきたいと思います。
たんぽぽ赤組では、初めての廃材あそびをしました。他の学年にお兄ちゃん・お姉ちゃんたちがいるたんぽぽさんにとって、廃材あそびはあこがれの遊びでした。子どもたちは、自分たちで好きな廃材を選んでくっつけていくと、いろいろな形の作品ができて満足そうでした。Tくんは、容器を2つくっつけて、ころころと転がるおもちゃを作り、床や斜めになったマットの上を転がして遊んでいました。遊んでいて壊れると、セロハンテープをつけて直している姿もありました。普段からお兄ちゃん・お姉ちゃんたちの作品を見ていることもあり、初めてだったにもかかわらず上手に遊ぶことができていて、見て学ぶことの大切さを改めて感じました。満3歳児がおうちを作ったり、電車を作ったり、自分たちが「作りたい!」と思ったものを形にすることができることに驚きました。
幼稚園に入って2ヵ月目、お兄ちゃん・お姉ちゃんたちから刺激を受けながらできるようになっていく姿を見守っていきたいと思います。
2022年5月12日 木曜日
今朝小雨が降っているので、戸外の遊びをプール前にある固定テントの中に作りました。
バスケットゴールは、「バスケットのゴールにボールが入ると転がっていく道を作ろうか?」と声を掛けると「作ってみる~」と年長児を中心に直ぐに集まってきました。子ども達は直ぐに作業に取り掛かりました。近くの部屋からブロックや柵を持ってくると、ボールが転がる坂道を作り始めました。ダンボールで作った筒を置くと、ブロックを支えに使ってボールが転がるように何度も高さを工夫していきました。
坂道を作っている子ども達の横では、別の教師と子ども達がトンネルを作り始めました。はじめ米袋の中に新聞紙で作った棒を入れて支えにして作ったのですが、いざ設置してみると米袋の重さに耐えられずペチャンと潰れてしまいました。「トンネル壊れてしまうね」と言うと、N君が「じゃあ今度はもっと棒を作って壊れんようにしたらいいんじゃない?俺作ってくる」と言って作り始めると、近くにいた子ども達も「私も作る」と棒を次々に作っていきました。作った棒をいくつかにまとめて、米袋の中に入れ貼り付け終えるとN君が「よーし、今度は壊れないぞ!」と設置して、ボールを持っていた友達に「ねぇねぇボール転がしてみてよ」と伝えボールを転がしてもらうと、見事にトンネルの中を通って転がっていきました。「やったー。ボールがスーって通った!」と一緒に作った友達同士で喜びあっていました。
ボール転がしの道が出来上がる頃には、子どもの人数も増えていてボールが足りなくなったので、サッカーボールやバレーボールを追加で出してみました。するとすみれ組のI君が「先生ボールが大きいけん転がっていかんよ」と言ってきました。見に行くと、ダンボールを筒の形を保つようにとつけてた紐に引っかかってしまい止まっていました。その紐を切って通れるようにした事をI君に伝えると、直ぐにボールを持ってきてゴール投げ入れました。そして、レーンを転がって紐があった所を通過しトンネルを通り抜けていく様子を見守るととても嬉しそうにしていました。
昨日ぱんだ組では、教師が捕まえていたカタツムリを自分達が持っている図鑑を見て飼い方を調べていました。その活動の中で。一人の園児が「先生カタツムリ作りたい」と言った事をきっかけに今日廃材を持ち寄って製作をすることにしました。子ども達は廃材箱や持ってきた廃材から、材料を選び思い思いに作り始めました。子ども達の中には図鑑を持ってきて写真と見比べながら作ったり、カタツムリの渦を表現しようとプラスチック容器を切り合わせたり工夫して作っていました。完成したカタツムリを持って来ると「カタツムリの家も作ってきたよ」「大好きな野菜も沢山作ってみたよ」と個性あふれるカタツムリ達が誕生していました。保育の中で子ども達が興味を持った事を、少しでも深められるようにしていくことも大切な援助になると保育の楽しさを感じることが出来ました。
2022年5月11日 水曜日
今日は朝から雨が降っていたので子ども達は、泥場で泥団子作りや包丁ままごと、色水、テントの下での踊りなどを楽しんでいました。包丁ままごとのコーナーでは、年長のNくんがきゅうりを使って美味しそうなスープを作っていました。最初にきゅうりをすりおろすとそこにみかんを搾って入れました。すると爽やかないい香りが漂いました。Nくんはとても嬉しそうに出来上がったスープをプレートに置き、次に切った野菜の切れ端が花の形をしていて綺麗なことに気付くと、それもプレートの上に並べて料理を完成させると、野菜を使って人を作り、スープのそばに置きました。「この料理は誰が作ったの?」と聞くと「僕だよ!」と嬉しそうに言うと、きゅうりスープの中に入っている具材も教えてくれました。
一方その隣では、年長の女の子達がじゃがいもやかぼちゃなどいろんな野菜を使ってカラフルな料理を作っていました。Jちゃんは、きゅうりのヘタの部分が帽子のように見えたようで、それを使って人を作り始めました。帽子のサイズに合うように顔を作って目をつけましたが、その目は直ぐに落ちてしまいます。そこで、フォークを使って小さな穴を開けて差し込みました。すると、見事落ちずにしっかり目がつきました。そして「まゆ毛や髪は黒色で口は赤だよ」と話すとその色に合う野菜を探し、次々と付けていきました。まゆ毛をつける時には、野菜を細長くして本物のまゆの形にしてつけました。口は、何度も大きさを確かめながら顔全体のバランスが良くなるように作っていました。顔が完成すると、首、体、足と順番に並べていきました。体の部分には表面に斜めに切れ込みを入れて服に模様をつけ、靴も作って細かい部分までこだわって時間をかけて作っていきました。作品が完成すると、ほかの友達が作って並べているテーブルに嬉しそうに置きました。遊びの中で刺激し合いながらたくさんのことを考え、学び、工夫している子ども達の姿を今日も沢山見ることが出来ました。そんな自ら主体的に成長していく子ども達の姿から私達教師は子どもとは?を学び、理解を深めていっています。これからも子どもの発達の姿を見逃さず、成長し続ける教師でいたいと思います。