2022年5月25日 水曜日
2日前から遊びのコーナーに加わった園長考案の水くみあそびは、たんぽぽさんから年長さんまでどの学年にも大人気です。
年長組のA君は、水を一杯入れたペットボトルにキャップをして水に浮かべてみるとぷかぷか浮くのを見て「重たいのになあ?」と不思議そうに言いながら浮かべて遊んでいました。すると横になっているペットボトルを見て「あれ?」・・・ふと気が付いたことがありました。「水が丸~くなってる!」と言うのです。見てみると確かにペットボトルの中に水疱がありました。しかしペットボトルを立てて見ると水疱はなくなるのです。「なんでだろう?面白い!」と言って立てたり浮かべたりして水の不思議を楽しんでいました。
一方年少児のS君は、色々な形のカップや入れ物に水を移し替えることを楽しんでいました。四角いスプーンの角を使って水を流し込むことも自然と覚えたようです。何気なく遊んでいるように見える水くみあそびですがそこには子ども達が遊びの中で習得していく知恵や工夫、発見がいっぱい詰まっているのです。
さて、水汲み遊びでたくさん遊んだ後、使った水は幼稚園の野菜やお花の水やりに使います。
大きい組さんがしているのをいつも見ているたんぽぽさん達は、「今日は僕たちの番!」と言わんばかりに今日は水やりの当番です。教師が傾けた水をどんなふうにしたらジョウロに水が入るか考えます。何度も繰り返すうちにたくさん水が入る方法を自分で習得していました。するとS君が斜めになった水の入った容器にジョウロで水を流し始めました。「わ~水のちゅべりだい~♪(すべりだい)」と言って斜めに滑り落ちる水を見て大喜び!たんぽぽS君の何ともかわいくてほほえましい感性に脱帽!のひとときでした。又、砂場の水道からジョウロに水を入れて園庭を走っていくNちゃん!どこに行くのかと見ているとトマトのプランターにまっしぐら!走っていくのです。担任のN先生がnちゃんは、たんぽぽ組のトマトのプランターがどこに移動されていてもちゃんと見つけ出してお水をあげているとの事!「すごいなあ」とびっくりです。お水をあげているうちトマトの赤ちゃんができていることにも気づきました。満3歳といえどたんぽぽさんの感性にまた感動です。
もう一つぞう組さんのエピソードです。
ぞう組のAちゃんは、お花の名前を覚えるのが得意です。年中の頃から覚えたお花の名前を今日も呪文のように?歌っていました。♪「ジュリアン♪葉ボタン♫ポリアンサ♬~♪」そんな歌を歌いながらトマトやピーマン、葉牡丹をみていると・・・・・ぞう組のJ君が葉牡丹の周りにもんしろちょうちょが飛んでいるのを見つけました。その時、葉牡丹に小さな穴が開いているのを見つけ、「穴があいてる~!もしかして?」と言って葉の裏をのぞいて見ると・・・・『あっ!!いました!いました!葉の裏にたくさんの青虫!』がいたのです。
J君、Aちゃんたちは、その青虫をぞう組の仲間として育てることにしました。早速青虫の好きな環境で育てられるよう葉ボタンの葉の上に載っている青虫をそのままそっとケースに入れました。
その後ぞう組では、初めての絵の具を使ってのお絵かきをしました。ぞう組の子ども達は新しく仲間になった青虫が大きくなった時のちょうちょの姿をそれぞれイメージし、思い思いのちょうちょを描いていました。
又、きりん組さんとりす組さんは混合リレーを楽しんでいました。りす組さんが年長さんたちのリレーをしているのを見てリレーをしたいときりん組さんを誘いに行ったそうです。なかなかの接戦で思わず応援にも力が入りました。汗びっしょりかいた後はみんなでシャワー水遊びをして遊びました。気持ちいい水浴び!に大喜びの子どもたちでした。
2022年5月24日 火曜日
先日(4月末頃)年少だけで駐車場へスナップエンドウを採りに行きました。その時初めてお並びをしました。みんなで並んで歩くことも初めてということで、歩いているうちに次第に道路の中程まで広がってしまって、とても上手に並んで歩きましたとは言えない状況でした。すると園長先生が帰る前頃にみんなで採ったスナップエンドウを1個手に取りパクンと開いて、袋のベットできれいに並んだ豆達を見せてくださいました。それを見た年少さん達も駐車場に引いてある白い線の上に豆に負けないようきれいにお豆さん並びをしました。ちょっぴりはみ出ていた子どもには園長先生が「トントン」と中に入れてくれて、上手に並んで園まで帰ることが出来ました。
その後運動会で並んで歩くことを何度も練習していた年少さんは、昨日、夏野菜やびわ等の様子を見に年少だけで並んで歩いて行ってみました。広がっていく子が数人、どのクラスにもいましたが、お豆さん並びと列での歩きをしっかり覚えていて歩く事が出来ました。カラスに食べられたびわを見つけて「どうしょう」とみんなで考えていると、年中さんが新聞紙で作った袋を持って来てびわにかけてくれました。年少さんもホッと安心し、笑顔になりました。
そして今日、年中さんと手を繋いで、屋外ゆうぎ場へ行くことになりました。正門を出た途端、気が付くと初めて草履をはいてきた子ども達が、鼻緒の一方に5本の指全部出して歩いていたり、数歩歩くと脱げてしまったりして、中々進めず、四苦八苦しながらもどうにか屋外ゆうぎ場にたどり着き、早速レジャーシートを広げるとペアで行った年中・年少さん同士が、1枚のシートに水筒を並べていきました。年中・年少さんが話を聞くために園長先生の前に座ると、園長先生が園舎の前にいた「保育園の友達や先生達に挨拶した?」と言われ、慌てて挨拶をしていました。その後芝生の所は登ったり、降りたりしない事、花が咲いている木があるけど、その花をとらない事、また芝生が濡れている所があるので、赤いポールと黄色と黒のバーがある所には入らない事等の約束をしました。
最初は年中さんは上側(長い滑り台から汽車のあたり)、年少さんはその横の黄色い滑り台から築山あたりで分かれて遊ぶことになりました。初めて屋外ゆうぎ場で遊ぶ子もいて、築山での遊び方も知らない子がいたので、年少さん全員に靴を脱ぐことや柵の上にのったり、コンクリートのところにぶつかったりしない事や芝生のところは滑る事が出来る事等話してくださって、わくわくしながら何度もキャキャと声をあげて、黄色い滑り台を滑っていました。築山でも裸足になって、芝生の感触を味わいながら転がったり、先生と一緒に滑ったりして楽しんでいました。
そして年中さん達が大きく長い滑り台等を楽しんでいるのを見た年少さん。「自分も」とやりたくなるのがみつばっ子‼年中さんのところに行こうと先生の横をすり抜けて走ります。両手を広げて「ダメ~」と教師が止めると、「何で行けんの?」「遊びよるやん」と行こう行こうとスキを狙います。そんな年少さんの気持ちに園長先生が「年少さんもいいよ」と声をかけてくれ、年少さんも長い滑り台を滑ることが出来ました。「帰りま~す」の呼びかけに子ども達は「まだ 遊びた~い‼」と教師の手を振り払う子もいて、大・大・大満足の一日になりました。我を忘れて急な山を上がり降りしていた子ども達は、夜ぐっすり夢の中・・・で楽しんでいることでしょう。
2022年5月23日 月曜日
先週の金曜日、くま組ときりん組は月刊絵本の付録の図鑑を持って駐車場に行き身近な草花を観察しました。図鑑の中には色々な花や野菜も載っていて子どもたちは 子ども探検隊 に変身して図鑑の写真と実物を見比べながら探していました。駐車場を一通りみたあと、育てていた玉ねぎやじゃがいもに目をやった子どもたちから「おっきくなってる!雑草抜かな!!」と声が上がり世話を始めました。そして「そういえば前(北斎院町の農園に)植えたじゃがいも大きくなっているかな?」「草生えてるかも〜」と話題になり誰かが「お世話に行きたい」「先生、大人会議で話しといてくれん?」と声を上げました。子どもたちの声を大人会議(職員会)に上げて急遽今日様子見がてら草抜きをしに行くことになりました。
秀野邸の農園に着くと子どもたちも古森先生も「あらあら〜これは水やりどころじゃない!大変だー!!」と見るなり声を上げていました。なんと想像以上に畑は草ぼうぼう、じゃがいもの葉っぱは見えません。古森先生が実際に草を抜いてくれながら「これは?」「草!」「これは?」「草!」「これは?」「じゃがいも!」と草とじゃがいもの葉の違いを一つひとつ教えてくれました。すると古森先生の目の前にあったじゃがいもの穴に大きな大きなイモムシが頭を突っ込みムシャムシャ食べてじゃがいもに大きな穴がぽっかりあいていたのです!急いでその様子を子どもたちに見せてあげようとしたのですが、何かの拍子にイモムシは落ちてしまい、残念ながらその様子は見せてあげられなかったのですが、子どもたちは「じゃがいもが美味しいから虫も食べるんだ!」と感じることができました。みんなが切ったお母さんおいもから兄弟が沢山できているのも見ることができ6月のじゃがいも掘りがとても楽しみになりました。今までチューリップやトマト等を育ててきた中で雑草に栄養を取られてしまうことを知っている子どもたちは雑草を抜かないといけない!と意識して草抜きに励んでいました。草を抜きながら「このじゃがいもが次来るまでに大きくなってくれるかな?」「働かないとカレーパーティーにじゃがいもを入れれない!」「大きくなーれ!雑草から守るんだ!」と思い思いに雑草を抜き一生懸命働いた子どもたちは仕事を終えると「ふぅ〜こんだけぬいたら大きくなるよね」「あぁ〜良かった、今日来て!じゃがいも守れたね!」と誇らしげな顔をして話していました。その後も大きく立派に育った玉ねぎを収穫して園に持ち帰ると抜いてきたばかりの新玉ねぎをスライスして調理してもらいました。取りたて作りたての甘い玉ねぎも食べることができ、子どもたちにとっては今日の一日があったのと無かったのでは次のじゃがいも掘りや今後の活動にも大きな違いがあるだろうなと思いました。子どもたちからの呟きをこれからも大事にして子どもの主体的な活動を援助していきたいと思いました。
2022年5月22日 日曜日
今年度も暫く一時預かりを保育園のれもんぐみのお部屋でするようになり、もも組さんと仲良く場所を共有しながら遊びや生活を楽しんでいます。朝、登園して少し落ち着いた頃からテラスの遊び場は徐々に賑わってきてぴよぴよともも組さん達が遊んでいると兄弟やその友達の幼稚園児が近づいてきて「楽しそうだね~」「いないいないばあー!」などとあやしてくれたりするのでぴよぴよともも組さん達は嬉しくて笑顔で手を伸ばしてハイタッチで応えるなどしてなんとも言えない和やかな雰囲気に包まれます。
先週は幼稚園の「子どもだけの運動会」が開催され、それに向けての活動を遊びの中でよくみて踊りの曲やBGMが流れると幼稚園児の姿が見える場所に自然に集まって来ます。そして活気に溢れた大勢の園児の踊りを見て楽しんだり自分達も夢中になって手足を動かしている姿がとても可愛いいのです。競技やかけっこの時にはいつも使っているマラカスを振って一杯応援しました。

月曜日のリハーサルの日、空いたテントの後ろで年長児のリトミックを見ていた2歳のTちゃんは椅子に座って見ながら手拍子を始めました。そこへ3歳のM君と1歳のIちゃんも加わって見ていたかと思うとすっと立ち上がり1・2・1・2と足踏みをしたりギャロップを真似てカニさん歩きのように横へズズズーと進んで行ったり年長児のリズムに合わせ動きをお互いに顔を見合わせながら楽しんでいました。
又、年中さんのかけっこを見ていた時はMくんが急に走り始めテラスの端から端までUターンを繰り返しながらグルグル走っていました。幼稚園児の影響を受けているのが目に見えて分かり子どもの素直な反応に驚いたり感動したりすることか沢山あります。 さてテラスや保育室の環境でも楽しく遊ぶ子ども達ですが幼稚園児が遊んでいるアスレチックやトランポリンのコーナーの空いている時間帯を利用して時々お邪魔しています。1歳のA君はトランポリンが大好きで一人で跳んではそこに座っていつの間にか別の遊びが始まります。


透明のアクリル板のトンネルも始めはくぐって遊んでいますが友達とトンネル内で鉢合わせるとそこで意気投合して遊び始めドンドンと中から叩いてみたり外の様子をうかがったりしていました。
3歳のMくんは1,2歳児の遊びではもの足りないのでマスクを付けて早い時間から園庭でも遊ぶようにしました。すると雨上がりの水たまりに入ってピチャピチャと水しぶきを上げたり、やかんの水を雨どいを伝って流して遊んだりするのがよほど楽しかったようで「幼稚園楽しい!明日も行く」と嬉しそうに言っていました。 今まではコロナ禍で園児と接する事はなるべく避けて保育していましたが、必要な所でマスクを付けたり戸外で間隔を取ったりしながら異年齢児と遊び、学ぶことが出来るようにしていきたいと思いました。
2022年5月21日 土曜日
令和4年度の同窓会・卒業おめでとう会を6月11日(土)に行います。
下記の案内をご確認ください。
成長された卒園生に会えるのを楽しみにしています。
2022年5月20日 金曜日
今日は、昨日の天候とうって変わって曇りで涼しい1日となりました。子ども達は昨日に続いてリレーや玉入れ、こいのぼりリレーと様々な所で盛り上がっていました。
そんな中、園庭を見回すと驚くことがありました。それは・・・色水遊びです。Mちゃんが「先生見て!!」と持ってきたのは何色か虹のように綺麗な色のキッチンペーパーでした。「浸し染めが環境に出たのかな?」と辺りを見ましたが浸し染めコーナーはありませんでした。Mちゃんは、クスッと笑いながら「野菜で作ったんだよ!」と教えてくれました。それを聞いてびっくり仰天!!色水コーナーへ行ってみると、年長児のHちゃんがキャベツを潰していたのです。「本当だ〜」と思いながら壁に貼られたキッチンペーパーを見ると年長さんが自分でペンを持って何で色を染めたか書いて紹介してくれていました。三葉幼稚園だからこその発想・発展だなと凄く感じました。
たんぽぽ組も排泄を済ませると元気いっぱい園庭で遊びました。4月は裸足で出ることに抵抗を感じていた子も今では「裸足で行こ〜!」と教師が声をかけるとどの子もニッコリ笑顔になります。D君は砂場に足を入れると「冷たい〜」と少し湿った砂の感触を楽しんでいました。また、Rちゃんはコップに土を入れ「先生見ててよ〜!」と言って「えい!」とひっくり返しました。一度目・・・崩れて失敗もう一度挑戦する時にはもっとギューと土を入れて固め、再挑戦!二度目は成功して喜んでいました。それを見たI君も「僕も作ろう!」と言うと製氷皿を持ってきて同じようにいっぱい砂を埋め込んでひっくり返して出来た時は喜んで何度もしていました。幼稚園では今トマトの苗を育てています。たんぽぽの子ども達も成長を楽しみに一生懸命水やりをしています。世話をしながら観察し、収穫できるのを皆で楽しみにしたいとおもいます。
そして、今日は昼食に幼稚園で収穫したそら豆と足りない分は高松先生のおじいちゃんが持ってきてくださったそら豆を一粒ずつ味わいました。皮は年中さんが朝から頑張ってとってくれていました。とっても美味しくて皆喜んで食べていました。
2022年5月19日 木曜日
昨日の子どもだけの運動会からまだ楽しい余韻が続き、興奮気味で登園してきた子どもたちは「1番かけっこが楽しかった!」「もう一回リレーがしたい!」等、口々に話していました。そんな子どもたちの声を受けて、教師達は運動会ごっこができるように園庭の環境を準備していきました。
年長のリレーやこいのぼりレースは大人気!昨日はクラス対決をしていた競技を今日は色んなクラスが混じって大きなこいのぼりを頭の上に持ち上げて楽しむ姿がありました。それを見ていた年少組の子ども達が「自分たちのこいのぼりでやってみたい!」と言い始め、レースに勝つためには破けてはいけないと気づき、「ここにもテープつける!」とクラスのこいのぼりを修復して、いざ出陣です。
小さな体で友達と大きなこいのぼりを持ち、転びそうになりながらも年長さんの間に入って、嬉しそうに走っていました。すると年長さんから「一緒に勝負しようや!」と声を掛けてもらい、教師は年長さんにハンディーをもらえないか交渉しました。しかし、年長さんからは「だめー!」と断られてしまいました。すると年少児達は「負けないぞー!」と闘志を燃やして、年長さんに挑戦することになりました。
「よーい、ドン!」よちよち走って隣のコーンを回って走っている友達を「頑張れー!」と応援する姿は、年長顔負けだなと思いました。
話は変わって、昨日から三葉幼稚園に「うさぎのつきちゃん」が仲間入りしました。すると、ぱんだ組のO君はつきちゃんのためにとままごとでご飯を作ってあげていました。その様子を見た他の子ども達も、「僕もあげるんだ」と集まって来ました。子ども達が命の大切さについて学べる環境がまた一つできました。
すみれ組では、トマトの観察をしました。「トマトが真っ赤で大きい実になるためには、何がいるんだったかな?」と子ども達に問いかけると「太陽!土!水!」と言った後、「あっ!トマトさんの土に水がない!」と気づいた子がジョロに水を入れてきて、すみれ組のみんなで水やりをしました。植えた時と比べると葉が大きくなっていて、子ども達は自分の手と大きさと比べて、「まだまだ僕の手の方が大きい!」と言う子もいました。トマトの黄色い花も咲いていて、「この花は、トマトの赤ちゃんになるんだよ」と言うと「え〜っ!!」と驚く子もいました。これからも自然に触れることができる環境を大切にして、子ども達と観察していきたいと思いました。