幼稚園の日記(ブログ)

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2022年3月3日 木曜日

朝、子ども達が戸外で遊んでいると、「お~い!ただいま~!!」と正門から年長児が大きなキャリーや葉っぱを抱えて帰ってきました。昨日の探検隊に引き続き、今日もぽんた農園へ行って、捨ててしまう野菜をわけてもらったのです。(詳しくは昨日のブログをご覧ください)

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おじちゃんが「なんでも持っていけ~」と快く声をかけてくれたので、今日はキャベツの周りの葉や菜の花を頂きました。早速うさぎの餌にしたり、ままごとで使わせてもらったりしました。うさぎさんの食べっぷりの良いこと!それは、ぽんた農園のおじちゃんが無農薬で愛情たっぷり育ててくれているからなんだと藤岡さんと田中さんが話してくれました。(ぽんた農園の入り口に野菜の無人販売所があります!きれいでおいしい野菜です♪)

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家から野菜を持ち寄っているからなのか、ままごとコーナーは以前にも増して大人気です。毎朝、Hくんの作ってくれた野菜入れの箱をテラスに出しているのですが、登園した子どもが「今日は何が入っているのかな~?」とわざわざ覗いて通り、所持品の始末を終えると一目散にままごとコーナーに立ち寄る姿が見られました。

今日はその中に赤大根が入っていてままごとに彩りを添えてくれました。子ども達は野菜をすりおろして、水気を切って団子のように丸めたり、かわいい形にしてみたり・・・と、“すりおろす”ことが好きです。調理器具を使いこなせることが嬉しいのでしょうか?その恰好はとても様になっています。

赤大根をすりおろしていると、その水分がきれいなピンク色だと気づいた女の子たちが「これジュースにしたい!」とコップを探していました。うさぎ組のKちゃんは、固い野菜の葉っぱを上手にちぎり、芯の部分だけ残して「これはストローにしよう」とピンクジュースを作りました。家庭から持ち寄られた様々な野菜のおかげで、ままごとコーナーはもっと盛り上がっていきそうです。松山生協さんのご厚意にも甘えつつ、保護者の皆様にも引き続きご協力いただけたら嬉しいです。不要な野菜やその欠片がありましたらぜひ持たせていただけたらなと思います。

 

今日は年中児が秀野邸に、じゃがいも植えに行きました。先週の木曜日にじゃがいもの種芋を切って“お母さん芋”を作りました。あれから毎日「先生、まだ植えに行かんの?いつ行くん?」と急かされていたのです。昨日は雨だったこともあり、ようやくのじゃがいも植えです。今日は年長児の保育の兼ね合いもあり、午後からの出発です。早めにお弁当を食べ準備をしました。「いっぱい食べて元気もりもりになってじゃがいも植えに行くんよね~。」とKちゃんとAちゃんが顔を見合わせて話していました。かわいいな~と微笑ましく見守っていると、「先生、つくし袋持っていかんとね!」とIちゃんに言われてぎくっ!実は、去年の今頃の秀野邸の畑の様子から、今年もたくさん“つくし”が生えていることだろうと、下見に行く前に「去年の年中さんと畑に行った時ね~」と話をしていたので、子ども達が「じゃあつくしを入れる袋がいるね!」と何人かの子がつくし袋を持ってきてくれていたのです。その後、下見に行くとびっくり。。つくしは生えているものの、去年のように「一面つくしだらけ!!」ではなく、目を凝らしてよ~く探してぽつり、ぽつりと見つけられるほどしか生えていなかったのです。「あちゃ~子ども達に何て言おうかな」と困っていたところにIちゃんの発言だったものですから焦ってごにょごにょ。普段「言いたいことはちゃんと言わなきゃ伝わらないよ」と言う側の私ですが、今日ばかりは「え?なんて?あんまりない?え?」と聞き返されてしまいました。

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今日は秀野邸に着くと、子ども達がバスを降りて集まろうとしている間に園長が茂みに入ってごそごそし始めました。子ども達も並んで座ろうとしながらも目線は古森先生の方・・・わたしの話は届きません。そしてくるっと振り向いてこちらに向かってくる手には何やらかわいらしいものがあります。秀野邸にある椿の木からぽとんと落ちた花をいくつか拾って、わらに刺していました。それを見てひつじ組のYくんが「かわいい。」と言うと「わたしほしい~!」うさぎ組のNちゃん。ネックレス?冠?かわいらしい椿の花に子ども達がウキウキしていました。

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その後、話を聞いてお母さん芋を植えていきました。みんなが切ったお芋の切り口に灰をつけているから、土の中でもばい菌で病気になったり、腐ったりしにくいこと、土の中は暗くて暖かいから、芽が目を覚まして太陽の方へ向かって伸びていこうとすること。そこから根っこも出てきて土の中の栄養ももらえることを教わりました。お母さん芋作りの時から、切り口をどちらにするか考えていた子ども達。今日も手のひらを切り口に見立てて上を向けたり下を向けたりしていました。切り口は下に向けて植えます。すると、芽が上に上にと伸びていくそうです。

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植え終わった子どもを畝(うね)から出して、つくしがほんのちょっと生えている川沿いに行ったり、椿の木の下を探検したりしていると、子ども達は大盛り上がり!じゃがいも植えに来たのか、秀野邸探検に来たのかどちらが目的だったのかと思ってしまうくらいです。椿の木の下でしゃがみこんで「これ何?」と誰かが拾うと「あ!あった!」と次々に拾い始めました。椿の種の実の部分です。花びらのようにぱかっと割れて落ちる形がかわいくて、「持って帰ろう~」とつくし袋に入れる子ども達。つくし袋の使い道があってよかったとほっとしました。楽しい時間はあっという間に経ち、帰園する時間です。お歩きの子が多いのでなかなか乗れないバスに喜び、ルンルン気分で帰ってきました。

次は年長さんになった時にじゃがいも掘りに行きます。その時、子ども達がどんな風に成長しているのか楽しみです♪

2022年3月1日 火曜日

 今朝、登園してくる子どもの中には、昨日に引き続き、ままごと用の野菜を持ってくる姿が見られました。らいおん組のYちゃんは「残りもの〜」と1枚のキャベツの葉を持ってきました。たんぽぽ組のTくんは家からにんじんを持ってきて包丁ままごとに初挑戦していました。

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また、りす組のYくんは、ままごとコーナーで1つしかなかったピーマンを手に取ると、周りの友達もピーマンを使いたそうにしていることに気付き、包丁で切って分けてあげていました。

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 サニーマートさんの閉店から野菜不足に困っているのは包丁ままごとをしている子ども達だけではありません。園で飼っているうさぎも急にタッパーに入った水と硬いラビットフードを与えられ食欲が減退していて野菜不足になっていました。今まで毎日野菜を食べてきた三葉幼稚園一、ベジタリアンなうさぎでしたが「これだけじゃ満足しないよ、、、」と言わんばかりにお皿を倒して不貞腐れていたのです。その様子を見た園長は「(おやつは)歳をとったうさぎさんには硬くて食べにくいよね〜」とうさぎの餌を探しに行く年長児の探検隊が発足しました。キャリーを持っていざ探検に出発です!

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 まずは、第一駐車場の近くにある草花の収穫をしました。園長が沢山生えている草花の中からうさぎが食べられるものを見つけ収穫すると、園長から草花を受け取ったぞう組のIちゃんは、沢山生えている草花から同じ物を収穫しようと持っているものと比べながら探していました。すると、くま組のSちゃんが「それ知ってる気がする、、、ほとけのざ、、!」というと、教師は慌ててタブレットで検索、、、。見事、大当たり!「やっぱりね〜」と自慢げに笑っていました。自然に生えている草花はうさぎが食べられる安全なものだけではありません。見た目は綺麗なものの猛毒のある水仙が生えていたので園長に水仙について話してもらうと死んでしまうのは大変だと園に戻って他の子にも伝えるのだと話していました。

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 その足でポンタ農園へ昨日頂いたデコポンのお礼のついでに「もしかしたら、、もっといいものがあるはず!」と探検に行くことにしました。着くと1番に昨日のお礼を伝えると、もう1つの来た理由を話しました。すると、ポンタ農園の藤岡さんは、あれもこれもと快く不要になった野菜の葉っぱの収穫を許可して下さり、レタスやキャベツ、ブロッコリーの葉っぱなどキャリーいっぱいに頂きました。

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 帰園し、うさぎにあげると食べる食べる、採りたてで新鮮な野菜や野の花の食いつきはいいものです。一生懸命、ポリポリ、むしゃむしゃと音を鳴らせながら食べている姿に探検隊のメンバーの子達は、にやにやしながらその場を離れようとしません。そんな姿がとても微笑ましくなりました。

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 みつば探検隊のメンバーは、これからも募集し、野に咲く花や草など色んな発見へと繋げていきたいと思います。さて、先日よりサニーマートTSUBAKIさんの閉店により、包丁ままごとの存続の危機に新しい光が見えてきました。なんと、園児の保護者の口利きで松山生協斎院店さんから野菜を頂くことになりました。包丁ままごとの存続の危機に立ち上がった年長のAくん、そのおかげで今日もままごとは健在でした。また、うさぎさんの栄養不足も年長児の探検隊によって解消されました。この2つの危機に立ち上がった子ども達のパワーも大切にしながら松山生協斎院店さんからの申し出に地域の方からの助けてもらってすくすく育っていく三葉っ子達を教師一同見守り、育てていくことを誓い合ったのでした。

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2022年2月28日 月曜日

土曜日に2日目の生活発表会を終えた子どもたちは、野外ステージを使って、自由にオペレッタや踊りを楽しんでいました。そんな子どもたちの様子を見ていると、年長さんから年少さんまでコースも関係なく、入り交じって踊っている子どもたちがにこにこ笑っていて、とても楽しそうでした。他の遊びをしながらもステージを気にして見ている子、音楽が聞こえてくると遊びながら身体が自然と動いている子、歌を口ずさんでいる子など、今日は発表会の余韻を楽しんでいました。

IMG_2858IMG_2859IMG_2875IMG_2864IMG_2871 そんなとき、くま組のHくんがダンボールの箱を持って、教師のところにやってきました。そのダンボールには、「ままごとのやさいだけいれてね。」「みんな、ままがいらないっていったらもってきてね。」という手紙とトマトやにんじんなどの野菜の絵が貼ってありました。Hくんは、ダンボールを手に持って歩きながら、「やさいがあったら持ってきてね!」と声をかけてまわっていました。すると、お家から大きな大根を持ってきてくれていたS先生がHくんのダンボールに大根を入れてくれました。Hくんは、とても嬉しそうにしていました。金曜日のブログにも書いていますが、子どもたちの大好きなままごとを存続させていくために、使わない野菜がもしありましたら、持ってきて下さい。ご協力よろしくお願い致します。年長さんが作った野菜箱が野菜でいっぱいになると嬉しいですね。Hくんの嬉しそうな顔が見えるようです。

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お昼過ぎから屋外遊ぎ場にある汽車の遊具が山の上に引っ越しをするということで、みんなで工事の様子を見に行きました。たんぽぽ組の子どもたちも給食を早く食べると、急いで準備をしました。そして、友達と2人組で手をつないで歩いて遊ぎ場に到着しました。そこには大きなクレーン車が止まっていました。クレーン車を使って、大きな汽車の遊具が持ち上がると近くにいた子どもたちから「わぁー!」と言う声がもれて拍手が起こりました。「すごいね!」と言う声も聞かれ、行くごとに変わる遊ぎ場の様子を見ながら、子ども達が遊ぶ姿を想像すると教師達もワクワクした気持ちになっています。

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2022年2月27日 日曜日

保育園のれもん・みかん組の部屋を借りて一時預かりをするようになって1か月余りたちました。ぴよぴよの子ども達はもも組さんと場所を共有しながら遊びや生活を楽しんでいます。広々とした保育室と目の前のテラス付近のすべてが子ども達の遊び場になり登園した順に好きな遊びを見つけて色々なコーナーを行き来しています。

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2月(旧正月の頃)から急に寒くなったとはいえ日中テラス付近は陽が射してポカポカ温かい場所になり、そこで遊んでいると幼稚園児の活動がよくみえて活気を感じます。

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ある朝、いつものようにテラスで遊んでいると発表会の歌や踊り、オペレッタの曲が流れてきました。すると一目散に柵に駆け寄って野外ステージに注目するのは1歳児のFくん、手拍子に加え足を屈伸させて体全体でリズムをとって自分もその場を盛り上げるかのように大きく動きはじめました。するとKちゃん、Yちゃんも加わってぴよぴよの子ども達の目は野外ステージで伸び伸びと演じる幼稚園のお兄さんお姉さんたちに釘付けです。

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野外ステージの練習が始まった頃はただ観ているだけで満足していた子達が今では好きな音楽が流れるとよく見える場所に自然に集まり一緒に歌を口ずさんだり踊りの振りを真似るようになりました。幼稚園児が異年齢児の演技に興味を持ったり真似て楽しんだりしているのと同じようにぴよぴよの1・2歳児も夢中になっている姿がとても可愛くて微笑ましいのです。

ぴよぴよは昨年まで屋外遊ぎ場の傍で一時預かりをしていたのでこんなに子ども達が幼稚園児の影響を受けて踊っている姿を見ることが無かったので思わず感動してきました。

さてテラスや保育室の環境でも楽しく遊ぶ子ども達ですが2歳児には少しもの足りないので時間帯を観て園庭でも遊ぶようにしています。

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先日は幼稚園児が長縄跳びの縄を大きく回している様子をみていたA君が長縄を手に取り回そうとしましたが上手く回せなかったので一人用の短い縄をA君と私が片方づつ持って回すと上手く回って大喜び!それを持てT君が自分もやりたいと言うので交代すると互いに右回りに回すので縄がくねって輪にならないのを「あれー?と首をかしげるA君、思案しているとT君が自分が反対(左まわし)にすれば輪になることに気付きました。

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そして息のあった2人で見事に回すことができました。暫く回していたかと思うと今度は縄を揺らして「へびだぞー!」「このへび飛び越えよう!」と遊んでいるとTくんはわざと縄を踏んで揺れを止めようとしていました。「あれ?へびさん動かないよーと言うと「へびさん死んじゃった?ううん、大丈夫生きてるよー!」とまた揺らしてそれを何度も繰り返し遊んでいました。縄跳びの縄、始めの使い方とは全く違う展開にやっぱり子どもって自由なんだなあー、思いついたままの遊び方をするのだと見ていてますます楽しくなりました。

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コロナ禍で直接園児と接する事は出来ない中でも園児が遊ぶ姿と戸外の環境が幼い子ども達をしっかり成長させてもらっている事に気付かされました。

 

2022年2月26日 土曜日

 今年はコロナ感染対策として保護者の人数を2日間に分散しての開催となりましたが、1週間の延期の末に本日無事に2日目の生活発表会を行うことができました。1日目の発表会では、子ども達の顔が西日で陰になってしまったという反省があったので、園長の「見る保護者側の立場になって考えてみよう」という提案から、昨日屋外ステージの向きを変えました。前回に比べると伸び伸びと元気いっぱいに表現する三葉っ子達の素敵な表情をしっかりと見ていただけるステージになったのではないかと思います。

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 三葉幼稚園の発表会は、1年間で子ども達が遊びや生活の中で身に付けた優しさ、主体性、共同、協調、創造、そして知識や知恵等々、様々な要素が含まれた表現の場です。そのため、発表会のステージは子ども達の保育室であり遊びの場であると園長が語る所以なのです。今日の生活発表会でも、この1年間で身に付けてきたことが表現された素敵なエピソードがあったので紹介したいと思います。

 プレ年少児は、入園月もばらばらで特に発達差が大きい学年です。大勢のお客さんを目の前にしても笑顔で堂々と歌ったり踊ったりする子もいれば、緊張して動けなくなったり、いつも以上に舞台を走り回ったり、途中で砂遊びを始めたりする子もいました。それでも、友達と一緒に舞台に立ち、「緑の所まで下がろうね」という園長の声を聞いて、自分で動ける満3歳児の姿には集団で生活する基本が身に付いていることを感じることができました。来年は、さらにぐっと成長した姿を見ることができるんだろうなと楽しみになりました。

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 年少児は2日目の発表会が1週間延びたことで、昨日の練習では少しふざけている様子が見られたそうです。しかし、今日は本番の顔になって、いつも通りの年少児達の姿が見られました。年少児が歌う「きしゃぽっぽ」の歌は1番と2番の歌詞が微妙に変わる歌ですが、今日までに歌詞をしっかりと覚えて元気よく歌うことができました。人前が苦手なKくんやOくんは、秋の運動会では緊張して踊ることができませんでしたが、今日の発表会では少しだけ踊ることができて半年間の成長を感じることができました。

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 年中児のオペレッタでは、1日目は出席していた子が欠席していたことで、教師は他の子達が役や位置等がちゃんとつかめるかと心配していました。すると全く反対側にいるMちゃんが「私が手伝うよ」と言って、休んでいる子の代わりにすぐに位置を移動して大道具を運んでいたそうです。また、1日目にはマスクバックにうまくマスクを入れられなかったSくんでしたが、1週間後の今日は教師の心配をよそにしっかりと自分で出し入れができるようになっていました。舞台袖や客席の後ろから応援している教師達が手で〇のサインを出すと、更に元気で笑顔いっぱいになる年中児達を見て、1年間で教師と築いてきた温かいつながりを感じることができました。

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 昨日、園長から99点をもらっていた年長児達は、「頑張ってくる!」「やるぞ!」とやる気に満ちた表情で舞台に上がりました。ハモンドオルガンを使って効果音で劇を盛り上げたり、小道具をステージの屋根まで放り投げるほど力を入れて表現したりとクラスが一つになって一生懸命に劇を進めることができました。

くま組のRくんは、今日は気分がのらなかった様子で涙ぐんで登園してきました。しかし、劇が始まる直前に園長に「もうすぐで1年生だし、頑張ろうね」と励まされると、すぐに気持ちを切り替えて劇に参加しました。そんなRくんはやる気になったものの、気が付くと小道具のお弁当を保育室に忘れてきていたのです。それに気づいて慌てる教師を見た同じ泥棒役のSくんが、「ぼくの使ったらいいよ」と自分のお弁当を手渡し、Sくんは身に付けていた風呂敷に包まれた箱を代用して、この場をフォローしたのでした。Sくんの大人顔負けの神対応には、教師も脱帽でした。年長児の劇は子ども達が考えを出し合って作り上げてきました。友達の失敗は他の子がフォローし、不安はみんなで励まし合い、友達と協力したり助け合ったりしながらやり遂げる劇遊びには、人として大切な学びがあるのだと教師達は改めて感じることができました。

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 今年度の生活発表会は、コロナの感染拡大のために中止も考えられましたが、こうして屋外の特設ステージを使って子ども達の成長した姿を見ていただくことができ、嬉しく思います。又、発表会の開催にあたり、ご理解ご協力いただいた保護者の皆様には心より感謝いたします。ありがとうございました。

2022年2月25日 金曜日

今朝、戸外のままごとコーナーでは年中さんたちがたくさん集まってお料理をしていました。Rちゃんは、レモンジュース、「レモンを搾って作ったそうです」又K君は、せっせと人参をすりおろして刻んだキャベツと混ぜ合わせ小鉢にきれいに盛り付けていました。そして何やらすりおろした緑の野菜の「わさび」を小鉢に添えていました。こんな風に毎日三葉キッチンの中で創作料理が生まれているのです。

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この子どもたちの大好きな遊び「包丁ままごと」は三葉幼稚園ならではの歴史ある自慢の遊びです。三葉だよりでもお知らせしましたように30年間ずっと三葉幼稚園の子どもたちのためにお野菜を提供し続けてくださったのは古川にある「サニーマート椿」さんです。そのサニーマートさんが建て替えと経営母体が変わる事からお店が閉まることになり野菜の提供が出来なくなりました。30年来子どもたちのために毎日(本当に毎日です。お休みはお正月1日だったと思います。)ひと手間も二手間もかけて送り続けてくださったのです。青果の方には心から感謝するばかりです。

そんな風にサニーマート椿の方たちにして頂いたことを子どもたちみんなに園長から話してもらいました。

園長「みんなの好きな遊びはなあに?」

子ども「ままごと~!(1番に出ました)サッカー、つりかん」

園長「ままごと楽しいよね~。楽しいままごとがず~っと出来たのは、サニー椿さんのおかげ!人参、大根、キャベツ、ナス、ブロッコリー・・・お店で売れなくなった野菜を毎日箱に詰めてくれてそれがみんなのところに届いていたんだよ。みんなのお父さんお母さんが幼稚園児のころからずっとず~っと届けてくれたんだよ。でもサニーマートさんがなくなってしまう違うお店になるから今日でおしまいになるんだよ」と一つ一つを子どもたちに話してくれました。そして今日最後の日にどうしても「ありがとう」を言いたいお礼の気持ちを伝えたい!という事で年長さん各クラス2名ずつ8人が三葉幼稚園児代表として古森先生と一緒に出掛けることになりました。幼稚園の年長さん皆から「お願いします!ちゃんとつたえてね~」と感謝の気持ちを託され手を振って送り出してもらっての出発となりました。

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サニーマート椿さんの青果裏口に着くと園長が「古森先生のお家はあそこだったんだよ」と斜め先を指さしました。ここでよくお買い物をしてお野菜を頂くようになった事を話してくれました。その後「どうぞ」と案内してもらった所は青果の商品の袋詰めをしたり野菜や果物をたくさん置いてあったりする場所でした。そこに6名の青果の方が並んで待っていてくださっていました。そして園長から30年の長い間子どもたちの大好きなままごと遊びが続けられたのはサニーマート椿さんのおかげです。そして大人顔負けの料理を作れるんですよ」と話してもらうとますます優しい表情で子どもたちを見守ってくれていました。実際にままごとで作った料理の写真を見せると「ワ~すごい上手に作ってるね~」と驚いていました。サニーの方は、「本当はずっとお野菜をあげたかったけれどお店がなくなってしまうのとここにいるみんなもばらばらになってしまうからそれが叶わなくなるのでとても残念です。」と話してくださいました。そして子供たちがお礼を伝えた後、一人ずつままごとの絵を描いた勲章をに「ありがとう」と言って一人一人に渡しました。すると「ありがとう!うれしいよ」と言って涙をぬぐっている方もいました。その姿を見てH君は「泣いてたね。僕らが来て嬉しかったんかなあ~」「お店がなくなるからさみしいんかな~」とその人のことを思う優しい気持ちが伝わってきました。本当に人の心の温かさは伝わるんだな。その時のその雰囲気はこの場にいる青果の方と子どもたちと私たち教師が感じた温かさでした。初めて出会った人たちがこの場で感じあえることってすごいことだと思いました。束の間でしたがそれはとても大きな時間でした。

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青果の方とお別れをして、さてバスに乗り込もうとしたその時、園長が「ちょっとお店を回って帰りましょ」とお店の中を見て回ることになったのです。

「さっきあそこにあった果物きれいに並んでる!」とA君。

「さっきの人がお仕事してる」とR君!そして・・ちょっとお買い物して帰ろうか。と園長先生・・・・

皆が食べられるお菓子を見つけてお土産を買って帰ることになったのです。幼稚園で待ってるみんなは喜ぶ事間違いなしです。クラスの数を数えて買って帰りました。

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代表の年長さんたちはこれで役目が終わったわけではありません。帰りのバスの中ではどんなふうに今日のことを伝えるかどう伝えたらみんなにわかるかな?と考えて考えて・・・考えた言葉。それは・・・・・・・・・・

「♪今日はサニーマートさんへ行ってきました。ままごとでサラダやスープを作って楽しかったよ。うさぎさんも野菜を食べて嬉しそうだったよ。ずっとずっと元気でいてね。と言いました。今日は、サニーマートさんのお店が閉まるので古森先生がお土産を買ってくれました。みんなで分けて食べてください」と放送しました。

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この後の話は、またこどもたちの口から聞いてください。そしてこれからの三葉のままごとを存続させるために保護者ん0皆様、どうかお野菜のご協力よろしくお願い致します。

明日は最後の発表会です。子ども達の力いっぱいの演技を温かい目と拍手で応援お願い致します。

 

 

2022年2月24日 木曜日

今日は、年中児がじゃがいもの種芋づくりに挑戦です!!

今年の年中は「みんなで助け合う」を合言葉に、ままごとの台を運んだり、みんなが集まれるようにサッカーゴールを片付けたり、準備の段階から気合十分です!

園長から「次に年長さんになるみんなに頼みたいことがあるんだけど、できるかな?」と話してもらうと、「任せて‼」と言わんばかりの顔で目をキラキラさせて、まだかと心を躍らせています。そして、じゃがいもを1つ手に取って見せてくれると「みんなはこのじゃがいも、どう食べるかな?」の質問に「カレー」「コロッケ」と美味しい料理がいくつも上がりました。「全部おいしいよね~!実はそのお母さん芋を作るんよ。」と聞くと「やったー!がんばろ!」と大喜びです。お母さん芋を作るには、いくつもの約束があります。

①じゃがいもの芽を切らないように半分にする。

②切ったところから、水分が出てくるから灰をつける。

③切った面を上に向けて乾かす。

その約束、1つ1つへの反応がかわいい年中さんたち。「じゃがいもの芽って、こっちの目じゃないの?」「ちがうよ!」と自分の目を押さえてクスッと笑い合っている子、「みんなもケガしたら血が出ると薬塗るでしょ?だから、みんなはお母さん芋のお医者さんだね!」と園長の言葉に「お医者さんになれるの!?」とワクワクしている子、手の平をじゃがいもに見立てて「こっち向き!」と乾かす面を確認している子たち、どの瞬間を切り取っても微笑ましくて、かわいいが詰まっていました。

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「じゃがいもは灰を塗ったら治るけど、みんなは指を切ったら灰じゃだめだから、私のところに来てね。」とふふっと笑う園長の言葉で種芋づくりがスタートです!!

種芋づくりは、例年、芽を切らないように半分にするラインを子どもたちに伝えるのに「そっちじゃない、こっちじゃない。」と頭を抱える教師たちでしたが、今年はあることを園長が思いついてくれたのです。それは、種芋にマッキーペンで線を入れることです!なんで思いつかなかったんだ、、、と思うくらい、スムーズに子どもたちに切りたいラインが見事に伝わっていくのです。

その線を切る子どもたちの姿からは、遊びでの経験がひしひしと伝わってきました。少し曲がっている線をゆっくり丁寧に切ろうとする子、慣れた手つきでスパンっと切り終える子、大丈夫かなと教師をヒヤヒヤさせる子、それぞれがいろんな思いを持って種芋づくりをすることができました。ぱんだ組のKくんは、1回目にマッキーペンで園長に描いてもらい、2回目は年中担任にボールペンで線を描いてもらいました。その2回目を見て、「見づらい!!」と一言。うすうす、見づらいだろうなと感じながら線を描いていた教師は「負けたな、、、。」と次の知恵比べに火がつきました。⦅笑⦆

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手の平を使って学んだ乾かす向きは、(手の平が切り口、手の甲が皮の丸い部分)なんと4クラス全員が正解でした。楽しくて、おもしろくて、初めて知ることがいっぱいだった種芋づくりのおかげで、種芋を植えに行く日が待ち遠しくてたまりません。

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最後、園長に教えてくれたことへの感謝を伝え礼をすると、4クラス全員が息ピッタリでびっくり!!じゃがいもが芽を出し花が咲く頃は、みんな年長さんです。残り少ない3学期、年長さんになる経験を子どもたちとたくさん積み重ねていきたいです。

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