2008年2月12日 火曜日
発表会が終わって、戸外で遊ぶ子どもが増えてきたひつじ組ですが、今日は「ビックボスに誰が一番早く上れるか競争しようや!」というT君の呼びかけで、みんな一斉に上り始めました。その中にはつい最近まで運動的なことが苦手だったA君も混じっていました。顔を真っ赤にしながら腕の力をいっぱい使って上り切ることができたA君は「次はドームにしよう!」と走っていってロープをつかんで上りました。次にロープを使わずに手と足の力だけで上るなど、自分で更に目標を立てて挑戦する姿が見られました。
また、今日はこあら保育もありましたが、ひつじ組では弟や妹がこあら組に多く来ていて一緒に遊ぶ姿も見られました。
こあら組の子がおもちゃを取ると思わず「いかん!」と言ってしまったK君は、すぐこあら組さんだと気付くと「いいよ、いいよ。どれ使う?これも使う?」とあれもこれもとたくさん持って来て渡していました。普段は取り合いになるとなかなか意思をまげようとしないK君ですが、あとで聞いてみると「僕もこあらさんやったんよ。その時もお兄ちゃん達がね『いいよ。』って言ってくれたのを思い出したんよ。あの時、お兄ちゃん達が優しくしてくれたけん。」と話してくれました。
自分がお兄ちゃんに優しくされたことを思い出して、小さな友達には優しくしようとする姿に、異年齢の幼児とかかわる中で得た経験が心に蓄えられて自然に出てくるようになっているK君の姿を見て成長したんだなーと嬉しく思いました。K君はその後もその子が気になってこあらさんが降園するまで遠くから様子を見守っていました。
お帰りの時に、こあら組さんを迎えに行って、バスまで送っていくのは今日で2回目。年中児達は少し照れながらも世話をするのが嬉しいようで、こあらさんが来るのを楽しみにしています。
2008年1月17日 木曜日
年長・年中児は秀野邸と生石農園に分かれてじゃがいもの種を植えに行きました。植える前に古森先生が「この土の中には何かの栄養を混ぜています。何かわかるかな?」と聞くと、T君が「わかった!バナナ!!」と答えました。確かにバナナにはたくさんの栄養がありますが・・・。皆さんはなんだかわかりましたか?正解は「鶏糞」です。「鶏は、お米やお米の粉、魚の粉や野菜のたくさん入っているものを食べているの。うんちは、土になってお野菜の栄養になります。」という話を聞くと、「えー!」と驚きの声と、思わずそっと手で土を触って恐る恐る臭ってみる子もいました。以前、種芋を作った子ども達は、芽をつぶさないように大切に扱うことや、芽を上に向けて植えるということもしっかりと覚えていました。また、じゃがいもがたくさんできたり、大きく育ったりすることができるように、じゃがいもは30cm位の間隔で1つずつ植えられているということなど、真剣に聞き、植えていました。みんなが年長さんになって、カレーライスにして食べることを楽しみにしています。
ところで、昨日の日記でもあった年中のおむすびころりんで、おじいさんが使う”おいこ”を古森先生に作ってもらったことを子ども達に伝えると、「何それ?あっ!本で見たことある!」「すごい!本物や!」と喜んでいました。これ何に使うものかわかる?と聞くと、「たき火の木を運んだりするんよね。」と中には知っている子もいました。早速、”おいこ”を背負ってオペレッタを始めると、ダンボールの箱より、もっと身軽になり足取りも軽く、張り切って踊ることができました。「先生!!早く全員の分作ってよ!」と子ども達にせかされて、今教師達は古森先生が作って下さった”おいこ”を見様見真似で作っています。
2007年12月5日 水曜日
今日も子ども達は寒さに負けず鬼ごっこやサッカーをして身体を動かして遊んでいました。ひつじ組の子ども達も年長さんに加わってサッカーをしていました。「今日はチームに分かれてしたんよ。年長さんのY君がボールの蹴り方を教えてくれたんよ。」「負けたけど楽しかった。」と顔をほてらせて嬉しそうに話してくれました。また、女の子達は鉄棒やなわとびにチャレンジをする姿がみられるようになりました。中でもHちゃんは20回も長縄を跳ぶことができるようになりました。それを見ていたKちゃんは「絶対跳びたいんよ!」と言ってHちゃんが跳んでいる姿を見て「足をまげてピョンピョンしよる。縄が足に近づいてから跳びよる!」と自分の順番がくるまでずっと観察をしていました。そして今日、初めて跳んだのにKちゃんは12回も続けて跳ぶことができました。周りで数を数えていた子達も思わず拍手!!「Kちゃんすごいね。このまま頑張ったらもっと跳べるよ!」と友達に言われて「本当は無理かなーっと思ったけど頑張ったら跳べた。」と本当に嬉しそうに話をしてくれました。いろいろな事にチャレンジをして自分達の目標に向かって頑張っている子ども達には感動しました。
その後、お部屋に戻ってお楽しみ会で使うプレゼントの袋作りをしました。作りながらKちゃんは「今日、なわとびが跳べたのサンタさん見てくれたかなぁ?」「あのね、昨日、お家でサンタさんにお手紙書いたんよ。今日、朝起きたらまだあったんやけど夢に出てきてくれてお話したんよ。やけんサンタさんは絶対おるんよ!」とこっそり話してくれました。「みんなの袋、サンタさんわかるかな?」と窓際に飾ったプレゼントの袋を嬉しそうに眺めている子ども達。今からそわそわしながら楽しみに待っています。いつまでもいつまでもサンタさんを信じられる子ども達でいてほしいものだと思います。
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